「タイで植物を育てるヒント」の2回目は『水』について。妻が園芸店やホテル等の顧客から植物のトラブルで相談されて1番多い原因は水であり、問題がある方の多くは市街地の水路の水をポンプで汲み上げて使われている。タイでは下水道が整備されてない場所が多く、排水は日本の様な浄化槽ではなく固形物を沈殿させただけで上澄みをそのまま流していたり。既に閉店されたある園芸店は隣が小規模なホテルで浄化槽が不十分だったのか、水路の水を汲み上げて撒くと店内は大腸菌の臭いが漂っていた。水質が悪い水を毎日掛けていれば、当然植物は傷んでしまう。趣味で植物を育てる方が使われるのは水道水や井戸水が多いと思うが、実は綺麗な水道水や井戸水でも硬度が高いと植物へ使えない事がある。硬度とは水へ含まれるカルシウムやマグネシウム等のミネラルの度合であり、...【目から鱗】(第2回「水」)タイで植物を育てるヒント