たこやき さん プロフィール

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たこやきさん: 新・たこの感想文
ハンドル名たこやき さん
ブログタイトル新・たこの感想文
ブログURLhttp://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/
サイト紹介文ミステリを中心とした書評と、アニメ・競馬予想のブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供391回 / 365日(平均7.5回/週) - 参加 2005/05/21 03:32

たこやき さんのブログ記事

  • (書評)209号室には知らない子供がいる
  • 著者:櫛木理宇リバーサイドに建つ瀟洒なマンション。その209号室には、「葵」という少年が住んでいる。そして、その少年と出会った女たちの生活は、次第に歪んでいって……という連作短編集。これまで私が読んだ著者の作品は、『ホーンテッド・キャンパス』シリーズ、『ドリームダスト・モンスター』シリーズ。どちらも超常現象、心霊、ホラーというような要素が含まれている作品ではある。しかし、同時に、どちらも少年少女の [続きを読む]
  • (書評)恐怖小説 キリカ
  • 著者:澤村伊智「澤村さんの応募作、『ぼぎわん』が大賞となりました」 日本ホラー小説大賞を受賞した澤村電磁こと香川隼樹。応援してくれる妻の霧香、様々なアドバイスを暮れた創作仲間たち。新たな一歩へ、と思われた矢先、創作仲間の一人が「作家は不幸でなければ」などと言い出して……これ、ものすごく感想が書きづらいぞ!(笑) というのは、かなりのメタネタを取り入れているため。物語は、冒頭に書いたように、香川が新 [続きを読む]
  • (書評)賭博師は祈らない
  • 著者:周藤蓮18世紀末、ロンドン。負けないこと、勝ち過ぎないこと、をモットーとする若き賭博師ラザエルは、誤って手に余る大金を手にしてしまう。そこで仕方なく購入したもの。それは、奴隷の少女だった。喉を焼かれて声を失い、決して逆らうことがないように調教された少女リーラ。放り出すわけにもいかず、ラザエルは彼女に教育を施しながら、メイドとして雇うことにしたのだったが……第23回電撃小説大賞金賞受賞作。あ、 [続きを読む]
  • (書評)傷だらけのカミーユ
  • 著者:ピエール・ルメートル翻訳:橘明美朝のパサージュ・モニエで起きた宝石店強盗。偶然、その出撃準備を目撃してしまった女性・アンヌは、重傷を負い、さらに強盗は執拗に彼女を追う。そして、そのアンヌは、カミーユ警部の恋人であった。2度と愛するものを失いたくない。カミーユは、アンヌとの関係を隠し、その強盗犯と戦うことを決意するが……『悲しみのイレーヌ』、『その女アレックス』に続く、カミーユ三部作最終章。日 [続きを読む]
  • (書評)パイルドライバー
  • 著者:長崎尚志神奈川県金沢区の閑静な住宅街で発生した一家惨殺事件。その事件は、15年前に発生し、未解決のままに終わった事件に酷似していた。しかし、細かなところには差異も……。同じ犯人なのか、それとも模倣犯か? 刑事としての自分に自信が持てない中戸川俊一は、15年前の事件の捜査を担当した元刑事・久井と組んで、15年前の事件を追うことになるのだが……結構、大ぶろしきを広げてきたな、というのが読みながら [続きを読む]
  • (書評)さよなら、サイキック 2.愛と解放の地図
  • 著者:清野静「わたし、木佐谷樹軍乃は、あなたのことが好きです」 ドルチェ開店の日、ぼくは軍乃に告白された。ぼくを慕ってくれるロンドと、軍乃、いきなりリア充生活がはじまった。そんなとき、朱音儀チヅル、蒔田ヒルガオとも知り合い……一応、話としては完結編。なんつーか……すっげぇ勿体ない。今さら感想を書いている奴が言うな、とツッコミ食らうかもしれないけど。結構、物語としては前後半で攻守交替が行われているよ [続きを読む]
  • (書評)希望荘
  • 著者:宮部みゆき家族、そして、仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に探偵事務所を創立する。そんな事務所へ舞い込んだ事件4編を描く作品集。一応、連作短編ってことで良いのかな? 各編ともに100頁くらいあるわけだけど。一つ言えることは、これまで3作のシリーズは長編なのだけど、その長さゆえに冗長と感じられる部分が多かった分、このくらいの分量になった方がテンポが良くて読みやすい、ということだろうか。ただ、本 [続きを読む]
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・第47話
  • 「生け贄」火星へと何とか逃れてきたマクギリスと鉄華団。しかし、マクギリスはギャラルホルンからの資格をすべて剥奪。鉄華団もまた、マクギリスと共に犯罪者としてマークされる存在へと落ちぶれた……前回の逃亡劇から、今回はオルガの誤算といったところか。犯罪者というレッテルを貼られたことにより、それまで受けていた各種の支援はことごとく打ち切り状態。しかも、口座などにあった資金もすべて凍結。さらには、先の戦いに [続きを読む]
  • (書評)君は月夜に光り輝く
  • 著者:佐野徹夜「発光病」、月の光を浴びると体が淡く発光するという不治の病。しかも、その光は死期が近づくにつれ強さが増すという。そんな病で入院しているクラスメイト・渡良瀬まみずのもとへ、クラスを代表して見舞いへ赴くことになった岡田卓也。ひょんなことから、卓也は、彼女が「死ぬまでにしたいこと」を代行することになって……第23回電撃小説大賞・大賞受賞作。え〜っと、まず、益体もないことから書き始めると、非 [続きを読む]
  • (書評)いま、n回目のカノジョ
  • 著者:小林がるえ〜っと、最近、自分の小説感想の書き方である、最初に粗筋を書く、というパターンから外れた書き方をするケースが増えている気がする。本作も、その形にすることとする。だって、粗筋を書きづらいんだもの。タイトルからもある程度、予想できるように本作はループもの。ただし、基本的に何もない、日常の中の一部がループするだけ。そんなループの事例(?)を描く形でつづられる。登場人物は基本的に3人。ループ [続きを読む]
  • (書評)恋のゴンドラ
  • 著者:東野圭吾里沢温泉、そのスキー場を舞台に男女8人の恋模様を描いた連作短編集。本作を出版している実業之日本社で出している『白銀ジャック』『疾風ロンド』『雪煙チェイス』と同じスキー場が舞台であり、一応、時系列的には『雪煙チェイス』の前ということになる。正直、うーん……という感じ。著者の作品というと、やっぱり魅力的な謎、ひっくり返しと言った謎解きメインのミステリ作品というイメージ。先に書いた同じスキ [続きを読む]
  • (書評)レプリカたちの夜
  • 著者:一條次郎動物のレプリカを作る工場で働く往本は、残業中の深夜、動くシロクマを目撃する。野生のシロクマはとっくの昔に絶滅したはず。工場長からの命で、シロクマについて調査をすることになるのだが……第2回新潮ミステリー大賞受賞作。うん、よくわからん! そもそも、これってミステリーか?選考で伊坂幸太郎氏が絶賛した、ということらしいのだけどなんか納得できる。やりとりそのものは、伊坂氏の作品のそれを彷彿と [続きを読む]
  • (書評)メルヘン・メドヘン
  • 著者:松智洋、Story Works物語をこよなく愛し、妄想過多な正統派ぼっち少女の鍵村葉月。新しい家族との関係も微妙で、物語の世界へと逃げ込む日々を送るあるとき、他の人に気づかれずに街を歩く少女・土御門静と出会い、不思議な学園へと迷い込む。そこは、世界中のありとあらゆる物語から生まれる魔法の本「原書」に選ばれた少女=メドヘンが学ぶな法学校。そして、葉月も『シンデレラ』に選ばれたのだという……故・ [続きを読む]
  • (書評)慈雨
  • 著者:柚月裕子警察を定年退職した神場智則は妻・香代子と共に遍路参りの旅に出る。42年にも及ぶ警察官人生を振り返る中、地元で起きた神場の耳に入ったのは幼女殺害事件の発生。そこで頭に浮かぶのは16年前に発生した幼女殺害事件。自らも捜査員として参加した事件。容疑者を逮捕し、解決したはずの事件だが、果たしてあれは正しかったのか……? 神場の葛藤が始まる……なんか、じっくりと沁み込むような物語だなあ……。こ [続きを読む]
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・第46話
  • 「誰が為」シノの放った逆転の一撃はしかし、外れた。動揺するオルガを余所に、シノの作ったチャンスを活かすよう指示を出すユージン。その中で……敗北。よくよく考えてみると、鉄華団にとってこれが初の敗北になるんだよな。これまで、仲間が多く犠牲になった戦いはある。深手を負ったこともある。それでも、一応の目的を達することはできた。しかし、今回は……仲間を失ったことに動揺するオルガ。この戦いで、全てが終わると思 [続きを読む]
  • (書評)アキハバラデンパトウ
  • 著者:藍上陸「キミがタカハシ、くん?」 秋葉原にある新東京多目的電波塔に、ヤクザである叔父の紹介で引っ越すこととなった浪人生の高橋。そこで出会うことになったのは、「異世界の勇者」を名乗る漫画家少女・ペンネをはじめ、おかしな連中ばかり。そこで、チロという愛称を得た高橋だったが、実は叔父の地上げのために派遣されたスパイで……うーん……なんか、いつも通りに冒頭に粗筋を書いてみたのだけど……感想を書く段に [続きを読む]
  • (書評)悲衛伝
  • 著者:西尾維新地球を離れ、遥か宇宙に浮かぶ人工衛星・悲衛で科学と魔法の融合実験を繰り返す、空々空と9人の仲間たち。そんな空の部屋に、自らを「月」と名乗るバニーガールが現れる。彼女は、地球対人類の戦いを停戦に持ち込むため、太陽系と人類の仲立ちを提案するのだが……シリーズ第8作。スケールが大きいのか、小さいのかよくわからない物語(笑)物語は、月の化身を名乗るバニーガール・ブルームの提案により、太陽系の [続きを読む]
  • (書評)小鳥を愛した容疑者
  • 著者:大倉崇裕銃撃を受けて負傷した捜査一課の警部補・須藤は、リハビリということもあって容疑者の飼っていた動物の管理をする警視庁総務部総務課動植物管理係に配属された。とはいえ、その仕事をする機会はほとんどない状態。そんなとき、同期のライバルである石松から、初めての仕事を渡される。須藤は、獣医資格を持っている新米巡査の薄圭子と共にその家へ向かうが……警視庁いきもの係シリーズ第1作の連作短編集。一応、言 [続きを読む]
  • (書評)きみがすべてを忘れる前に
  • 著者:喜多南霊感体質を持つ少年・結城クロは、ある日の放課後、同級生であった長谷川紫音の幽霊と出会う。幽霊となって残るのは、この世に未練があるから。紫音の心残りを聞き出そうとするクロだったが、紫音は取り合わず、かつてのようにクロを振り回していくのだが……読書メーターの献本プレゼントでもらった本。元々は、「このライトノベルがすごい!」文庫から刊行された『僕と姉妹と幽霊の約束』を全面改稿したものとのこと [続きを読む]
  • (書評)テロリストの処方
  • 著者:久坂部羊医療費の高騰により、事実上、国民皆保険制度は崩壊。両立な医療は金持ちだけのものとなり、結果、医師もまた、金持ちを相手に破格の収入を得る「勝ち組」と、経営難に陥る「負け組」に二分化されることとなった日本。そんな世を騒がせるのは、「豚に死を」というメッセージと共に勝ち組医師を狙う連続テロ。全日本医師機構の総裁として、ネオ医療構想を掲げる狩野のもとにも脅迫状が届く。狩野と同級生である医療ジ [続きを読む]
  • (書評)まるで人だな、ルーシー
  • 著者:零真似第21回秋・スニーカー大賞優秀賞受賞作。普段とちょっと異なったパターンで感想を書いてみることにした。というのは、これ、どういう風に感想を書けば良いのか、と迷う作品。悲しみ、打算、キスのうまさ……自らを構成する要素を代償として、願いをかなえ、人々を救っている人身御供の御剣乃音。そんな彼が代償を払う相手は、エキセントリックボックスであり、幼女の姿をしたスクランブル。1分間の「神代タイム」に [続きを読む]
  • (書評)望み
  • 著者:雫井脩介ベッドタウンに暮らす石川家。建築デザイナーの父・一登と、校正の仕事をしている貴代美。高校生の息子・規士と、中学生の娘・雅の四人家族は、ごくごく普通の平和な家族……のはずだった。9月のある週末、息子の規士が帰宅せず、連絡も途絶えてしまった。そんなとき、ニュースで流れたのは、同じ市内で高校生の遺体が発見され、そこから同年代の少年2人が逃亡したというもの。そして、その被害者は、中学時代、規 [続きを読む]