たこやき さん プロフィール

  •  
たこやきさん: 新・たこの感想文
ハンドル名たこやき さん
ブログタイトル新・たこの感想文
ブログURLhttp://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/
サイト紹介文ミステリを中心とした書評と、アニメ・競馬予想のブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供389回 / 365日(平均7.5回/週) - 参加 2005/05/21 03:32

たこやき さんのブログ記事

  • (書評)セイレーンの懺悔
  • 著者:中山七里度重なる不祥事により、放送中止の危機に陥っている帝都テレビの看板ニュース番組「アフタヌーンJAPAN」。起死回生を図るため、葛飾区で起きた女子高生誘拐事件を追うこととなった中里と多香美。間もなく、その女子高生の無残な惨殺体を発見することになり、二人は、その周辺を探ることに。緘口令の敷かれた女子高生の学校での取材で、彼女がイジメを受けていたらしい、という情報を手にするのだが……マスコミ [続きを読む]
  • (書評)出版禁止
  • 著者:長江俊和著者の長江が手に入れたのは、「カミュの刺客」という題のいわくつきの原稿。そこに書かれていたのは、2002年に愛人と心中を図り死亡した著名なドュメンタリー作家・熊切敏についてのこと。原稿の執筆者・若橋は、熊切と心中を図るも生還した女性・新藤七緒(仮名)と接触し、独占インタビューに成功していたのだが……そのルポの中で描かれるのは、冒頭に書いた通り、熊切と心中を図ったものの生き残った女性へ [続きを読む]
  • (書評)通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?2
  • 著者:井中だちま母・真々子と共にゲーム世界へと入った真人。しかし、その母があまりに強すぎて、自分たちの存在意義を見失いそうになる日々。そんなときに知ったのは、強化アイテムが手に入るという学園の試験運用クエストの存在。しかも、そこに参加できるのは子供のみ。勇んで参加することにする真人。そこで、プレイヤーキャラの癒術師・メディと出会うのだが……前巻では、作品の世界観とか、設定とかの説明が必要になってい [続きを読む]
  • (書評)路地裏のほたる食堂
  • 著者:大沼紀子幼い頃の過ちが原因で、何をしでかすかわからない、というレッテルを貼られてしまった大学生の亘。そんな彼は、教育実習で故郷の高校を訪れる。そこで再会したのは、天才ではあるが滅茶苦茶なマイペースな幼馴染の結衣。そして、そんな故郷では缶の中に子猫が詰められている「猫缶」事件が発生していて……ドラマ化もされた『真夜中のパン屋さん』シリーズでもお馴染みの著者。私は本作が初読なのだけど……正直なと [続きを読む]
  • (書評)さらば愛しき魔法使い
  • 著者:東川篤哉シリーズ第3作となる短編集。全4編を収録。これまでのシリーズでもそうなのだけど、殺人事件が発生。その捜査をする中、魔法使いであるマリィが関係者に魔法を使い自白させる。とはいえ、それでは証拠にならないので、主人公である聡介が、その証拠を犯人とのやり取りなどを通して探す……という格好。ただ、今回は冒頭に犯人視点で事件を起こす描写が入り、さらに、その後も基本的な流れが全て同じという形で綴ら [続きを読む]
  • (書評)アイドル稼業、はじめました!
  • 著者:岩関昴道朝の散歩で会っていた少女は、売り出し中の若手女優だった。俺、成田利夫は、彼女に会うため、芸能界を目指すことにした。ところが、オーディションの小道具に掛けられた呪いでなぜか俺の身体は女性化。しかも、ミニスカートをはいてアイドル活動をすることになってしまって……粗筋を読んだとき、女体化した主人公が、その葛藤と戦いながらアイドル活動する話だと思っていたのだけど、どちらかというとミステリテイ [続きを読む]
  • (書評)宿命と真実の炎
  • 著者:貫井徳郎幼い日、警察沙汰によって離れ離れになった雅也とレイ。大人になって再開した二人は、警察への復讐を誓い、着々と実行していく。地元で起きた警察官殺害事件の捜査に加わった野方署の女性刑事・高城理那は、被害者・小川と同じ時期に同じ署にいた白バイ警官が自損事故で死亡していたことに疑惑を覚えて……『後悔と真実の色』の続編になる作品。著者は「ミステリ作家」と言われることが多いのだけど、よくよく考えて [続きを読む]
  • (書評)掟上今日子の旅行記
  • 著者:西尾維新勤めていた旅行代理店の退職金替わりにもらったチケットでパリを訪れた隠館厄介。ところが、そこで出会ったのは忘却探偵・掟上今日子。一度、眠ってしまうと記憶がリセットされる彼女がパリに来た理由。それはエッフェル塔を盗むという「怪盗淑女」なる存在からの予告上。ところが、回答の目的は今日子を回答に仕立て上げることで……?シリーズ第8作。今日子が探偵足り得る理由。それがそれだけに、ここで描かれる [続きを読む]
  • (書評)近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2
  • 著者:久遠侑雨宿りの中のキス。由梨子から気持ちを伝えられた健一だったが、共に暮らし始めた里奈への感情と交じり合い、返事をできないでいた。夏、そして、秋、里奈のいる季節を経る中、皆の関係は確実に変わっていき……前作の感想で「何もない話」と書いたのだけど、その雰囲気は2巻目も健在。冒頭に書いたように、由梨子からの告白を受けたものの、自分の気持ちの整理が出来ず、返事をしないままに過ごす健一。夏休みの日々 [続きを読む]
  • (書評)白戸修の逃亡
  • 著者:大倉崇裕なぜか中野に来ると災厄に見舞われる白戸修。防災学者と共に中野を訪れた白戸は、その前例通りに何者かに襲われ、洋服を交換させられてしまう。結果、世界的なビッグイベント・メガトンコミックフェスタへ爆破予告をし、中止に追い込んだ犯人と間違われ、多くの人々に追われることに。そんなとき、彼を救ったのは……シリーズ第3作で、シリーズ初の長編作品。なんていうか、物語的にはオーススター総出演、といった [続きを読む]
  • (書評)ガーディアン
  • 著者:薬丸岳少し前まで荒れていた中学校。しかし、着任したばかりの秋葉の目に映るのは長期の不登校生徒がいる以外は平和な学校の姿。実は、その学校の治安は、「ガーディアン」という特命の自警団によって成り立っていた。秋葉は、その「ガーディアン」について調べようとするのだが……著者の最近の作品って、エンタメ方向に比重を置いた作品と、社会問題について比重を置いた作品に分類できるように思う。そして、本書は、SN [続きを読む]
  • (書評)新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙2
  • 著者:支倉凍砂港町アティフでの聖書騒動を乗り越えたコルとミューリ。ミューリからの想いをかわしつついるコルが、ハイランド王子に与えられた任務は、アティフの北の群島の調査。海賊が根城にするそこでは、「黒い聖母」信仰が行われていた。そして、その信仰は異端かどうかを調査することとなり……第1巻は、本編というかホロとロレンスの話の1巻をトレースしたような部分が多く見られたのだけど、今回はそういうところはなく [続きを読む]
  • (書評)キネマ探偵カレイドミステリー
  • 著者:斜線堂有紀「休学中の秀才・嗄井戸高久を大学へ連れ戻せ」 入学早々、いきなり留年の危機に瀕してしまった奈緒崎が、教授からの救済措置として提案されたのはそんなことだった。カフェ、劇場、居酒屋が連なる下北沢の自宅に引きこもり、映画ばかり見ている嗄井戸を前に打つ手がない奈緒崎。そんなとき、嗄井戸の家の近くの映画館『パラダイス座』が閉館することになって……から始まる連作短編集。全4編収録。第23回電撃 [続きを読む]
  • (書評)最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常
  • 著者:二宮敦人妻は東京藝大に通う大学生である。そんな妻から、藝大について様々な不可思議な話を聞いた私は、東京藝大とは一体どのような場所なのか調べてみることにしたのだった……何か、序文に、「座り心地がよさそうだから」という理由で巨大な亀の彫刻を創ったり、はたまた、身体に半紙を貼ってみたり……と、著者の奥様の不可思議な行動が紹介されている。また、タイトルも「カオスな日常」とくる。なので、奇妙な藝大生の [続きを読む]
  • (書評)異世界拷問姫3
  • 著者:綾里けいし激闘の末、『大王』フィオーレを撃破したものの、ヒナの離脱、櫂人と『皇帝』との契約……大きな代償を払うこととなった。そこへ入ったのは王都壊滅とゴド・デオスの死の一報。王都に向かったエリザベートと櫂人が目にしたのは、残る3体の悪魔の契約者が融合し、猛威を振るうという惨状だった……あとがきで著者は「3巻で話は一区切り」と書いているわけだけど、区切りは区切りでも、思い切り次へ向かってのステ [続きを読む]
  • (書評)十二人の死にたい子どもたち
  • 著者:冲方丁廃病院に集まってくる12人の少年少女。建物に入ると、彼らは金庫から12の数字を手に取り「集いの場」へと赴く。彼らの目的は、皆で安楽死をすること。しかし、集いの場に用意されたベッドには、すでに一人の少年が横たわっていて……。彼は一体、誰なのか? 自殺、それとも他殺? このまま実行してよいのか? 集いの原則である「全会一致」にのっとり、彼らは議論を開始する……『マルドゥック・スクランブル』 [続きを読む]
  • (書評)屋上のテロリスト
  • 著者:知念実希人1945年、ポツダム宣言を受諾しなかった日本は、その後、社会主義の東と、資本主義の西へと分割された。それから70数年後、死に惹かれる少年・彰人は、学校の屋上で沙希と出会う。「バイトする気ない?」 自分の手伝いをすれば「殺してくれる」という彼女の誘いに応えた彰人だったが、彼女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていき……「あなたは100回騙される!」と帯にはあるのだけど、これ、「騙さ [続きを読む]
  • (書評)自殺するには向かない季節
  • 著者:海老名龍人永瀬は通学途中のある朝、同じクラスの生徒・雨宮が列車に飛び込むところに遭遇してしまう。なぜ死を選ぶのか? 理由が思いつかない彼は、友人である深井からあるカプセルを手渡される。それは、タイムスリップを起こすことが出来るという。半信半疑のまま服用した永瀬は、2週間前にタイムスリップしていて……第6回講談社ラノベ大賞・大賞受賞作。何というか、SF的な要素とか、そういうものは含んでいるのだ [続きを読む]
  • (書評)裏関ケ原
  • 著者:吉川永青天下分け目の関ケ原。その戦場に赴くことのなかった武将たちを描いた短編集。全6編収録。本書の主人公は、黒田如水、佐竹義宣、細川幽斎、最上義光、織田秀信の6名。それぞれが、秀吉による天下統一の前後から始まって、関ケ原へという時系列で描かれている。まず、著者の作品、最近は刊行ペースが速いこともあって、なかなか追い切れていないのだけど、それでも過去の作品とリンクしている、と感じる部分が多い。 [続きを読む]
  • (書評)D坂の美少年
  • 著者:西尾維新美少年探偵団副団長にして指輪学園生徒会長・咲口長広。彼の卒業が迫り、後継の生徒会長を決める選挙が開催される。しかし、生徒会副会長であり、次期生徒会長の最有力候補とみられていた少女がひき逃げ事故にあったことで立候補を辞退。このままでは、学園側による傀儡にされかねない。それを防ぐため、眉美が立候補することとなって……?シリーズ第6作。物語としては、結構、オーソドックス。冒頭に書いたように [続きを読む]
  • (書評)京の縁結び 縁見屋の娘
  • 著者:三好昌子「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず26歳で死ぬ」 京で口入業を営む縁見屋の娘・お輪は、母、祖母、曾祖母と、皆、26歳で亡くなるという「悪縁」を持っていた。しばしば見る、奇妙な夢との関係が気になっているある日、謎めく修行者・帰燕がお輪の前に現れて……第15回『このミス』大賞・優秀賞受賞作。あんまり作品をジャンル分けして、カテゴライズするっていうのはどーかと思うところはあるんだけど、こ [続きを読む]
  • (書評)室町無頼
  • 著者:垣根涼介応仁の乱前夜の京。牢人の子として蔑まれて育った才蔵は、用心棒をしているところ、強盗の狩猟であった骨皮道賢に拾われる。道賢から、その知人・兵衛へと身柄を移された才蔵は、棒術の修行へと出されるのだが……『光秀の定理』に続く、著者の歴史小説というか、時代小説第2作。その『光秀の定理』の感想を私は「風変わりな一冊」と紹介したのだけど、本作もそういう部分が多い。物語の構成からいうと、冒頭に書い [続きを読む]
  • (書評)ホテル ギガントキャッスルへようこそ
  • 著者:SOW幼き日に命を救ってくれた皇国の騎士に憧れ修行に励んだ末、騎士見習いになることが出来た少女・コロナ。しかし、なった直後、軍縮令によってアッサリとその職を失ってしまう。失意の彼女の前に現れた男は、一枚の招待状を持ち、かつて最強の砦と言われた巨人砦へ行くように勧める。かつての巨人砦は、あらゆる種族を受け入れるホテル・ギガントキャッスルと名を変えて営業中で……あとがきに、「以前、パン屋さんのお [続きを読む]
  • (書評)本バスめぐりん。
  • 著者:大崎梢大都市に隣接する町・種川市を巡回する移動図書館「本バスめぐりん号」。会社員、嘱託職員を定年退職後、めぐりん号の新米運転手となった照岡久志は、司書である梅園菜緒子ともに市内16箇所の巡回先を巡る。そして、その巡回先で次々と不思議な出来事が起こって……書籍に関するいろいろな題材をテーマにしている著者だけど、本作は移動図書館。考えてみれば、図書館は利用したことが多くあるけど(ぶっちゃけ言えば [続きを読む]