たこやき さん プロフィール

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たこやきさん: 新・たこの感想文
ハンドル名たこやき さん
ブログタイトル新・たこの感想文
ブログURLhttp://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/
サイト紹介文ミステリを中心とした書評と、アニメ・競馬予想のブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供389回 / 365日(平均7.5回/週) - 参加 2005/05/21 03:32

たこやき さんのブログ記事

  • (書評)黒涙
  • 著者:月村了衛黒社会とつながる黒色分子である捜査4課の刑事・沢渡は、堪能な中国語を見込まれ、公安の対中防諜特別チームへ抜擢される。沢渡と義兄弟の契りを結ぶ、黒社会「義水盟」の幹部・沈は、インドネシア人実業家のラウタンを巻き込んで、沢渡のチームに協力をすることになるが……『黒警』の続編となる作品。確か、前作は、前半が沢渡の倦んだ日々で、公判が波多野の復讐のために動く話、で2パートというような印象だっ [続きを読む]
  • (書評)おにぎりスタッバー
  • 著者:大澤めぐみ中萱梓。通称アズ。見た目も成績も地味ながら、「援交だか、売春だかをやっているらしい」という噂によって、クラスメイトから避けられている。自称魔法少女のサワメグだけが、話し相手だ。そんなある日、男をあさっていたアズは、パンクスの人に絡まれてしまう。そこを助けてくれたのが、学校の女子から絶大な人気を誇る穂高先輩で……内容以上にまず、その文体で色々と話題をさらった本作。舞城王太郎氏の作品っ [続きを読む]
  • (書評)アニメを3Dに!
  • 著者:松浦裕暁近年、日本のアニメの中で大きな成長を続けている3DCG。使いどころ次第では、クオリティを向上させながらも予算を低減することも可能。そんな3DCGを用いて、『蒼き鋼のアルペジオ』や『ブブキ・ブランキ』などを送り出しているサンジゲン社の代表取締役である著者が、社の方針、どのようなことをしているのかを綴った書。ということで、タイトルの「3D」は「サンジゲン」と読む。こういうと何だけど、自分 [続きを読む]
  • (書評)告白の余白
  • 著者:下村敦史「生前贈与をしてほしい」 数年ぶりに戻った双子の兄は、そう切り出した。そして、生前分与を受け取った直後に自殺した。「2月末までに清水京子という女性が来たら土地を譲渡してほしい」という遺書を残して。清水京子とは何者なのか? そもそも、なぜ兄は死を選んだのか? 英二はその理由を知るため、その女性の住む京都へ向かうのだが……デビュー以来、堅実に作品を発表し続けており、佳作も多くある著者。し [続きを読む]
  • (書評)86 エイティシックス
  • 著者:安里アサト隣接する「帝国」の無人兵器による進行を受けるサンマグノリア共和国。共和国もまた、無人兵器の開発に成功し、人的被害のない戦いを繰り広げてきた。……表向きには……。「エイティシックス」。共和国85区から外れた、「存在しない86区」の人々は、「人間ではない」とし、だからこそ、彼らの犠牲は「戦死者」と数えられることがなかった……。弱冠16歳にして少佐にまで上り詰めた才媛レーナは、アンダーテ [続きを読む]
  • (書評)シャーロック・ホームズの十字架
  • 著者:似鳥鶏世界経済を左右する力を持つホームズ遺伝子群。在野に潜む遺伝子保有者を選別・拉致するため、不可能犯罪を創作する「機関」。彼らの暗躍を阻止するために、妹の七海と共に、天野直人は彼らと対峙する! 強酸性の湖に建てられた十字架。密室灯台の中で転落死した男。500Mの距離を一瞬でゼロにした謎。「機関」の創作した謎の正体は?ということでシリーズ第2作。今回も連作短編形式で3編収録。前作は、事件に巻 [続きを読む]
  • (書評)幸せのコイン
  • 著者:鯨統一郎会社を継がせようとする父に反発し、花屋になるという夢のために飛び出した奈緒。けれども、直後に父は死亡し、残された遺産は煤けた500円玉一枚。そんな中で、会社の状況を知って……(『涙のマントルピース』)から、はじまって1枚の500円玉が紡ぐ連作短編集。著者というと、歴史ネタを中心に色々なタイプの作品を書いている作家。そして、どちらかというとギャグっぽいネタが多いのだけど、本作はギャグ要 [続きを読む]
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・第44話
  • 「魂を手にした男」アグニカの機体、バエルを起動したマクギリス。一方でのラスタル、ガエリオの演説。両者の間で揺れ動くギャラルホルン。そんな中で……「イオクの行動で多くの部下が死んだ。しかし、それでも慕われている。 それは、クジャン家の歴史があり、先代を慕っていたから。そして、形はどうあれ、部下を思うイオクの姿があるから。それは歴史。 歴史と伝説は似て非なるもの。 革命を目指すマクギリスは、アグニカの [続きを読む]
  • (書評)くずクマさんとハチミツJK
  • 著者:烏川さいか熊の妖怪と人間の間に生まれ、興奮するとクマになってしまうという体質を持った高校生・阿部久真。特にハチミツの香りをかぐと、興奮してしまうものの、普段、ハチミツの香りをかぐことなどないので、ごく普通の日常を送っていた。ところが、ぼっちのクラスメイト・天海桜は「ハチミツの汗」をかく、ということを知り、思わず押し倒し、おいしくいただいてしまって……第12回MF文庫Jライトノベル新人賞・優秀 [続きを読む]
  • (書評)溝猫長屋 祠之怪
  • 著者:輪渡颯介猫がたくさん住み着いていることもあり、溝猫長屋と呼ばれている長屋。そこでは、3月10日の時点で、最年長の男子だけが、長屋の奥にある祠にお参りをする、という決まりがある。その祠を拝むと、なぜか幽霊が「わかる」ようになる。3月10日、忠次、新七、留吉、銀太の4人は、その決まりに従い、お参りをするようになるのだが……一応、著者の新シリーズ、ということになるのかな?これまでの著者の作品は、大 [続きを読む]
  • (書評)死んでも死んでも死んでも死んでも忘れないと彼女は泣いた
  • 著者:斧名田マニマニ「死んでも死んでも死んでもあなたを好きになる」 切ない約束から10ヵ月、待ち焦がれた陵介の前に現れたのは去年と同じ姿の由依。しかし、彼女の記憶からは、最も大事なもの……陵介の記憶が失われていた。かけがえのない思い出を取り戻すため、陵介は再び走り出し……ということで、まさかの『死んでも死んでも死んでも死んでも好きになると彼女は言った』の続編。冒頭に書いた通り、物語は翌年の話、とい [続きを読む]
  • (書評)追伸 ソラゴトに微笑んだ君へ
  • 著者:田辺屋敷二学期初日、空虚な日々を送っていた篠山マサキは混乱した。慣れた様子で登校してきたのは、記憶にない少女・風間ハルカ。しかし、記憶にないのは自分だけ!? そんな彼女は、優等生の仮面をかぶった毒舌で、しかも、仮面恋人を演じるハメになって……第29回ファンタジア大賞、金賞+審査員特別賞受賞作。この29回ファンタジア大賞の受賞作だと、先日読んだ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きです [続きを読む]
  • (書評)雪桜 牧之瀬准教授の江戸ミステリ
  • 著者:福田栄一前任者の急病により、刑事課に転属されたものの、前任者が放置していた2年前の殺人事件の資料整理ばかりをさせられている寺師真衣。しかし、資料の整理中、偶然にも被害者がある古文書のコピーを隠し持っていたことを発見する。何が書かれているのかもわからない真衣は、29歳にして大学准教授に抜擢された若き研究者・牧之瀬に助言を求めることとなって……久々によむ著者の作品。読みながらまず思ってのは、すご [続きを読む]
  • (書評)豊作出来! 異世界農場へようこそ
  • 著者:ゆうきりん「草食」が卑しいものとされている世界。そんな中で、疫病などにより、狩りをできる若い男を失ったモウノ村は危機に陥っていた。いよいよ「草食」を受け入れざるを得ない。そんなとき、竜の呪いにより、狩りの力を失った冒険者アレイは、救世主として異世界の男・アズマを召喚し、「草食」生活のやり方を伝授してもらうことを提案する……なんていうか……本当に農業と料理だけをしている作品だった。あとがきで著 [続きを読む]
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・第43話
  • 「たどりついた真意」ギャラルホルン改革のために、セブンスターズ体制に反旗を翻したマクギリス。セブンスターズ本部を占拠し、宇宙からやってくるであろうアリアンロッド艦隊への備えを固める。そんなマクギリスの胸中に去来するものは……貧民街で育ち、常に暴力に虐げられて生きてきたマクギリス。それは、ファリド家に拾われても、そして、後継者となっても変わらない。そんな中で出会ったのは、アグニカ・カイエルという存在 [続きを読む]
  • (書評)リンドウにさよならを
  • 著者:三田千恵想い人である襟仁遥人と共に飛び降りた結果、地縛霊として学校に縛り付けられている神田幸久。そんな彼は、クラスからイジメを受けている少女・穂積美咲にその存在を気づかれ、友達となる。一緒に過ごすうち、美咲の愛らしさを知った幸久は、彼女にイメチェンを勧めて……第18回えんため大賞ファミ通文庫部門優秀賞受賞作。Twitterなどを見ているとやたらと宣伝がされている作品。なんていうか、読んでいて [続きを読む]
  • (書評)シャルロットの憂鬱
  • 著者:近藤史恵「なあ真澄、犬を飼わないか? 子供はもうなるようにまかせればいいじゃないか」 不妊治療に失敗し落ち込む私に、夫の浩輔はそう提案した。そんなとき、叔父が勧めてきたのは、引退した警察犬・シャルロット。当初は迷いつつも一目ぼれしたシャルロットを迎えることにして……ということで、シャルロットとの生活の中で起こる出来事を描いた連作短編集。全6編を収録。『三つの名を持つ犬』『さいごの毛布』など、 [続きを読む]
  • (書評)幸せ二世帯同居計画 妖精さんのお話
  • 著者:五十嵐雄策とある事情によって家を失い、サバイバル生活を送っていた俺と妹の小春。そんなとき、近所に空き家を見つけた俺たちは、その家に移住することにしたのだが、実はその家は、クラスメイトである成瀬莉緒の家。彼女に見つからないように、こっそりと二世帯同居をすることにしたのだが……なんか、序盤の展開を見ていたら『暗いところで待ち合わせ』(乙一著)が頭に浮かんだのだけど、当然、全く違う話だった。とりあ [続きを読む]
  • (書評)この世で最後のデートをきみと
  • 著者:坊木椎哉50万円と引き換えに、二人きりの時間と、その人が最も望む形の最期を与える、という仕事をしている少女・夜見川麻耶。自らの傷を隠しつつ、死にゆく人々に愛を振りまく彼女は、同じく大きな宿業を背負った青年と出会い……先日読んだ『きみといたい、朽ち果てるまで』と同時に刊行された著者のデビュー作の片割れ。こちらは集英社刊。読んでいてまず思ったのが、『きみといたい〜』と共通点が多いな、ということだ [続きを読む]
  • (書評)脇坂副署長の長い一日
  • 著者:真保裕一近隣の町村が合併してできた賀江出市。早朝、そこを管轄する賀江出警察署の副署長・脇坂のもとへ一本の連絡が入る。それは、署員である若い巡査が自損事故を起こした挙句に逃亡したらしい、というもの。折しも今日は、地元出身のアイドルが一日署長を務めるとして、内外からの耳目が集まる日。そんな日に不祥事? 事故について調べ始める脇坂だったが……タイトル、そして、アメコミ風の表紙。次々と発生するトラブ [続きを読む]
  • (書評)さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド
  • 著者:清野静幼少期から重力を操る力に目覚めたが、ごく普通の怠惰な高校生として暮らす獅堂ログ。「最後の魔女」と呼ばれる少女・ロンドと惹かれ合う彼に、クラス一の美少女・木佐谷樹軍乃は話しかけて……すでに2巻目が刊行されており、そこで話が終わってしまった、ということを知った上での読書。……自分の積みっぷりが恨めしい。1巻目を読み終わってみると、結構、不思議な感じのする話。かなりの分量のあるあとがきで、著 [続きを読む]