蕨手 さん プロフィール

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蕨手さん: 装飾古墳今昔紀行
ハンドル名蕨手 さん
ブログタイトル装飾古墳今昔紀行
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/warabite/
サイト紹介文貴重な文化遺産、装飾古墳の魅力や探訪について、今と昔を繋ぎながら掲載していきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2005/09/23 18:34

蕨手 さんのブログ記事

  • 東京上野科学博物館の「ラスコー展」を参観
  • 上段:レプリカの解説、下段左:黄色い部分が復元下段右:復元されなかったもっとも著名な「牡牛の間」 12月上旬に上野の科学博物館に立ち寄り、開催中の企画展「ラスコー壁画展」を見てきました。 装飾古墳壁画に惹かれる私にとって極めて興味深い観察対象です。 欧州の洞穴壁画は年代も異なり、関連薄く思われるかもしれませんが、その表現精神において、古墳時代のアジア大陸東縁の仏教系壁画と比べても近しいものを感じて [続きを読む]
  • 新年の抱負
  • 皆様 2017年になりました。身内に不幸があったためご挨拶に代えて抱負を述べます。ブログで情報発信を始めてから12年目の年を迎えました。干支も一回りしたことになります。その間、業務との狭間に苦しみながらも、様々な分野との交流を徐々に深めることが出来て、成果も着々と積み重ねて出来ていると感じています。今年は新たな交流をバネに一層の前進を掴みたいと期していますまた、二年越しで未解決の保存事案に何とか区切りを [続きを読む]
  • 鳥取市で新たな飛鳥美人壁画出土! の詳報
  •  12月15日の鳥取県埋蔵文化財センターの発表によりますと、鳥取市青谷町の青谷横木(あおやよこぎ)遺跡で、6人の貴婦人が描かれた飛鳥時代(7世紀末〜8世紀初め)の板が見つかりました。 複数の女性がまとまって描かれた群像は、「飛鳥美人」で知られる同時代の高松塚古墳壁画(国宝、奈良県明日香村)に次いで国内で2例目、板に描かれたのは国内初ということです。詳しい内容は追記に示します。続きを読む [続きを読む]
  • クリマスイブは装飾古墳トークイベントに行きます
  • 明日のクリスマスイブは熊本県装飾古墳館等で企画されたトークイベント「聖夜に語ろう!装飾古墳 デザイナとキュレータが装飾古墳のデザインを語る」を聴講に行く予定にしています。同時に同会場で開催中のパレアアクシア展 「くまもと大発見!装飾古墳とデザイン」 も見てくるつもりです。聖夜ですし、妻も一緒に連れて行って、市内で宿泊して熊本を満喫して来ようと思っています。今から立ち寄る名所を探してみます。気が付くと [続きを読む]
  • 私選装飾古墳研究関連参考図書総目録 第壱-2版
  • 最優先必携本「最新技術でよみがえる九州装飾古墳のすべて」と、最初に一般紙で装飾古墳を紹介した「太陽8号」 11年前に装飾古墳に関する推薦図書を紹介しました。その後も新しい研究本の発行はあまり多くありません。また、自分自身のマニア度も進化していく中で、私の収集の軸足は個別の古墳や特定のテーマに関する調査報告書に移っていきました。ただ、僅かではありますが、注目すべき書籍の発行もありましたし、新たに存在を [続きを読む]
  • 2016年度鳥栖市装飾古墳一般公開のお知らせ
  • これが今年最後の一般公開になるかと思います。鳥栖市は毎年12月に市内装飾古墳を公開しています。教育委員会に問い合わせたところ、今年は下記の日程で実施されるそうです。12月11日(日)10時〜15時  ※12時〜13時は昼休み対象 田代太田古墳 ヒャーガンサン古墳ガラス越しや入り口越しで遠目からの観察になりますので、ぜひ低倍率(3〜6倍)の双眼鏡(百均で構いません)を持参ください。また、内外気温差のためレン [続きを読む]
  • 筑前相島の積石塚群を満喫してきました
  • 三日月型の相島の地図、港と居住地、連絡船10月29日は地元の新宮町企画ツアーに参加して、長い間見たいと思っていた筑前相島の積石塚群を満喫してきました。礫浜を埋め尽くすように築かれた、総数254基を数える国内屈指の積石塚群で、国指定史跡になっています。島には30年前に訪れたことがあり、積石塚があることは知ってましたが、当時はまだ注目されておらず、スルーしてました。長い空白を埋めるべく、満を持しての探訪になり [続きを読む]
  • 久留米市下馬場古墳が3年ぶりに公開
  • 本日久留米市草野町のイベント「街角博物館」を訪問した折、三年ぶりに公開された下馬場古墳を見学してきました。概ね乾いた室内状況で観察条件としてはあまり良いとは言えませんでしたが、文様によっては良く見えるものもあり、前室の靫が良く確認できました。石室内は文化財研究所が継続的にモニタリングしているそうで、機材が設置してありました。この古墳は これまで何度も解説してきました。 その一覧は ここ で確認して [続きを読む]
  • 和水町 塚坊主古墳の詳細解説
  • 左:昔の墳丘状態と、京大調査時のモノクロ写真(引用 熊本の装飾古墳 熊日新聞者刊 1976)右:整備調査で明らかになった墳丘構造の航空写真(引用 国指定史跡 塚坊主古墳 熊本県文化財整備報告1集 熊本県教委 1994)前回紹介しました塚坊主古墳について総説したいと思います。この古墳は全長50m強の前方後円墳ですが、早い時期から激しく削平されていました。1970年代中盤の初探訪時には、クビレ部を中心に後円部と前方 [続きを読む]
  • 和水町 塚坊主古墳壁画に初対面した時の思い出
  • 先日は塚坊主古墳が公開されていたようですね。当古墳は戦時中に京都大学が緊急調査して装飾が確認されて以来埋め戻され、報告書は出されることもなく、したがってその全貌も不明のままに長年経過してきました。再調査されて美しい装飾が明らかになったのは1990年12月9日のことでした。緊急公開が2日だけ開催されましたが、インターネットもまだ普及していない当時、私はそのような情報を知る由もありませんでした。たまたまある [続きを読む]
  • 弘化谷古墳の公開と装飾古墳ファッション展も開催されます
  • 古墳公開チラシと、まつりチラシ、ショー開催時のチラシ毎年二回公開されている福岡県広川町の弘化谷古墳の公開も下記の通り「古墳まつり」のイベントの一環として実施されます。平成28年11月13日(日)9時〜15時何時見ても中々壁画をよく確認できないのが玉に瑕ですが、100均ショップの双眼鏡を持って行ってみてください。香蘭女子大の学生さんたちが制作した装飾古墳ファッションは、博多の石倉酒造百年蔵で6月に開催 [続きを読む]
  • 久留米市下馬場古墳が久しぶりに公開されます
  • 久留米市草野町の装飾古墳、下馬場古墳は石室内に入って見学できる数少ない古墳でした。しかし、ここ数年は非公開となって残念な状況が続いていました。この度、草野町のイベント「街角博物館」の開催に合わせて、久しぶりに公開されることになったようです。寺徳古墳より大型の石室を持ち、石室全面に幾何学文主体ですが、特に斑文を落とした3色(赤、茶、青)で塗り分けた同心円文が極めて珍しいものです。また、一部に舟や矢筒等 [続きを読む]
  • 古賀市で馬具を多く出土した船原古墳展が開催されます
  • 装飾古墳ではありませんが、近年、福岡県古賀市の船原古墳に伴う土坑から、沢山の重要な馬具や武具が出土しました。特に馬冑は国内で3例目という希少なものです。これらが評価され船原古墳は異例な速さで国指定史跡に指定されることとなりました。そしてそれを記念した企画展が古賀市の歴史資料館で11月1日から開催されることになりましたのでお知らせいたします。詳細はこちらをご覧ください。並行して11月19日には講演会 [続きを読む]
  • 永安寺東古墳に深刻な震災被害が判明
  • 左: 被災前の状態 右、左下: 被災後の状態2016年4月の熊本震災は県内各地の装飾古墳に多大な被害をもたらしましたが、震源地から遠く、私が被害を想定していなかった玉名市の永安寺東古墳も深刻な被害を被っていたことが判明しました。目立つのは前失右壁の中段、手前から1石目と2石目の円文と舟が描かれていた装飾面が無残にも?がれてしまっています。また、その下の腰石の一部も三角形に剥がれてしまってるようです。こ [続きを読む]
  • 2016筑後川流域装飾古墳公開 寺徳古墳を5年ぶり訪問
  • 色彩強調モードで撮影した寺徳古墳の石室内本日は筑後川流域一般公開の日でした。午前中は「うきは市」と久留米市旧田主丸町を巡回してきました。久しぶりの装飾古墳見学です。訪問したのは寺徳古墳、珍敷塚古墳、原古墳です。特に寺徳古墳は5年ぶりの公開で、入室して観察できることもあり、今年公開の目玉と言えます。ですから真っ先に駆けつけました。降雨の続く生憎の天候で他に訪問者の無い状況は残念でしたが、おかげで5年ぶ [続きを読む]
  • 2016年10月 目白押しの装飾古墳関連イベントを一括紹介
  • 今月は一般公開と並行して、様々な興味あるイベント、企画展が開催されますので、一括して情報提供いたします。特に熊本県装飾古墳館が凄いことになっています。装飾文様のデザイン分野での幅広い活用は、特に私が望んでいたことですので、嬉しい限りです。モチーフとして活用してもらうことで、文様の持つ神秘的な魅力が、より強調されて迫力が増したように感じます。とても素晴らしい試みですね。ナイトミュージアムも、何が出て [続きを読む]
  • 2016年筑後川流域装飾古墳一般公開確定情報
  • 以前情報提供していました。筑後川流域の装飾古墳同時公開につきまして、添付の通りパンフが公開されましたので紹介します。内容に新情報は無いようです。 今年の秋はイベントが目白押しで、どれを目標とするか悩ましいですが、タイトな中にもスケジュールを調整して、なるべく多くのイベントに参加してほしいと感じます。 [続きを読む]
  • 宗像沖ノ島 大国宝展を鑑賞
  • 宗像大社神宝館と展覧会のパンフ沖ノ島関連遺跡群が世界遺産推薦となったことを記念して宗像大社神宝館で企画された「大国宝展」をみてきました。有名な金の指輪や金銅製金具類も素敵でしたが、今まで何故か目にすることのなかった銅鏡群に、極めて深く感銘を受けました。計23箇所の祭祀遺跡からは国内屈指の数十枚の銅鏡が発見されていますが、特に17(21枚)、18(4枚)、19号(2枚)遺跡の鏡は大型鏡も多く重要です。続きを読む [続きを読む]
  • 装飾古墳に関する集中講座の案内
  • 今年は国内装飾古墳研究の端緒となった京都帝国大学による「肥後に於ける装飾ある古墳及横穴」の調査から数えて、100年目にあたる節目の年だそうです。熊本県装飾古墳館では、そのことを記念して、古墳館集中講座を開催するそうです。県・市町村の文化財専門職員が講師を務める、「装飾古墳」を辿るシリーズ全13話。熊本県内各装飾古墳の現在に至る歴史に触れることができる素晴らしい講座だと思いますので推薦紹介します。   [続きを読む]
  • 2016年 秋の装飾古墳一般公開情報
  • 公開予定の目玉 寺徳古墳の概要停滞が続いて大変申し訳ありません。毎年恒例の装飾古墳一般公開の全貌が明らかになりつつありますので、紹介いたします。・福岡県 遠賀川流域の公開は10月15日(土)、16日(日)の二日間 9時半〜16時 詳細はここを参照ください。・福岡県 筑後川流域の公開は10月22日(土)でまだ正式告知されていませんが、下記の古墳が予定されています。 〇久留米市 浦山古墳 寺徳古墳、〇うきは市 珍敷塚古 [続きを読む]
  • 熊本地震に伴う装飾古墳被害概要が告知されました
  • 熊本地震以降、次第に漏れ伝わる彼の地の装飾古墳達の被害を聞く度に心が沈み込んで記事を更新する気持ちも失せていました。この度これら被害概要が集約されて告知されましたのを切っ掛けに辛いことですが、その概要を報告し、目を背けずに現実を直視したいと思います。極めて重要な多数の装飾古墳に甚大な被害が生じていることが判明しました。熊本の古墳の多くは硬度の低い凝灰岩で構築されていたことも仇になったと感じます。あ [続きを読む]