平野 浩 さん プロフィール

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平野 浩さん: Electronic journal
ハンドル名平野 浩 さん
ブログタイトルElectronic journal
ブログURLhttp://electronic-journal.seesaa.net/
サイト紹介文さまざまな情報を四百字詰原稿用紙約7枚にまとめて配信する、日刊のメールマガジンです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供244回 / 365日(平均4.7回/週) - 参加 2005/10/19 14:04

平野 浩 さんのブログ記事

  • ●「アジア太平洋の戦略的拠点/台湾」(EJ第4485号)
  •  ティラーソン米国務長官のアジア歴訪──日本には2日滞在し岸田外相や安倍首相と会談するなど時間をかけたのに対し、韓国ではユン・ビョンセ外相との会談と外相主催の夕食会には出席したものの、他の閣僚とは会わずに部屋にこもっています。 次の日、ティラーソン国務長官は中国を訪問し、王毅外相と会談、その場で王毅外相にトランプ政権の北朝鮮政策をぶつけています。米中の安保の溝は鮮明です。ティラーソン国務長官の発言 [続きを読む]
  • ●「中国は台湾を本当に取り戻せるか」(EJ第4484号)
  •  昨日のEJ第4483号で述べたように、北朝鮮という国が経済的ないし、クーデターなどで崩壊した場合、それが韓国を巻き込む米中戦争の引き金になる確率はかなり高いのです。したがって、しかるべき後継者を立ててこの国を残すことが米中韓3ヶ国にとって現状ではベストな選択といえるのです。 そういう意味で、北朝鮮の正当な後継者である金正男氏が暗殺されたのは、米中韓にとってきわめて痛いのです。そうであるからこそ、 [続きを読む]
  • ●「問題児/北朝鮮にどう対応するか」(EJ第4483号)
  •  ピーター・ナヴァロ氏は、北朝鮮についての問題も読者に出しています。─────────────────────────────【問題】次の想定される事態のうち、米中戦争の引き金になる可    能性が最も高いものを選べ。 「1」飢餓、国内の権力争い、社会不安によって北朝鮮が内部    崩壊する 「2」韓国領の島を砲撃する、船舶を沈没させるなど、北朝鮮    が韓国に挑発行為をおこなう 「3」北朝鮮の [続きを読む]
  • ●「米軍は北の限定攻撃に踏み切るか」(EJ第4482号)
  •  この原稿は3月16日に書いています。少し不思議なことがあるのです。3月15日夜にティラーソン米国務長官が来日しています。初来日ですが、単なる国務長官就任挨拶のための訪問ではなく、緊迫する北朝鮮情勢について、安倍首相らと協議するための来日です。そのため、ティラーソン国務長官は、日本の次は韓国、さらに中国も訪問する日程であり、そのスケジュールは事前に明らかになっています。 不思議なことというのは、1 [続きを読む]
  • ●「米国は北朝鮮にどう対応するのか」(EJ第4481号)
  •  「米中戦争の可能性」について書いていますが、その導火線になりそうな事態が起きるリスクが高まりつつあります。そのリスク要因は北朝鮮です。 3月6日朝、北朝鮮は突然日本海に向けて弾道ミサイルを4発同時に発射しました。───────────────────────────── 北朝鮮が6日朝、同国西岸から弾道ミサイル4発を日本海に向けて発射した。3発は日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとみられる [続きを読む]
  • ●「サイバー戦争は3つの戦線がある」(EJ第4479号)
  •  中国人民解放軍のサイバー部隊「APT1」については、さらに述べることがあります。APT部隊は「APT1」だけではないのです。「APT30」というのも見たことがあるので、中国全土にAPTは30部隊以上あるのではないかと思われます。 中国のサイバー戦争部隊には次の3つの戦線があります。それぞれの戦線によってその盗み出すものが異なるのです。───────────────────────────── ● [続きを読む]
  • ●「国家や企業の重要情報を盗む部隊」(EJ第4478号)
  •  スパイとは何でしょうか。 スパイとは、敵対勢力などの情報を得るため、諜報活動などをする者の総称です。これを情報を盗まれる敵対勢力の側から見るとそれは「泥棒」になりますが、国家としてスパイを行い、敵の重要情報を盗み出すことに成功したそのスパイは、その情報が重要であればあるほど「英雄」になるのです。何となく割り切れないものを感じます。 ピーター・ナヴァロ氏は、ハッキングについて、次の問題を読者に出し [続きを読む]
  • ●「F22/4機で敵機を殲滅できる」(EJ第4477)
  •  潜水艦のところで述べましたが、中国はハードウェアとしての潜水艦は多数保有していますが、潜水艦戦の実戦経験はないのです。その点日本は、第二次世界大戦で米国と潜水艦戦で死闘を繰り広げてきており、その経験は現在の海上自衛隊に受け継がれています。それに、米原子力潜水艦との日米合同軍事訓練も頻繁に行っており、日米は潜水艦戦では世界最強です。 これと同じことが航空機戦にもいえるのです。中国は潜水艦と同様に航 [続きを読む]
  • ●「エンジンが作れない中国の製造業」(EJ第4474号)
  •  米国と中国の軍事費を比較するさい、中国がコスト面で大きく有利になる理由について、ピーター・ナヴァロ氏は、「そこには不愉快な事情が存在する」と明かしています。今回は、これについて、さらに詳しく掘り下げます。 ピーター・ナヴァロ氏のいいたいことは、中国は戦闘機などの軍事技術を自らの技術革新によって開発するのではなく、彼らの有する高度な2つの能力によって外国から盗み出しているというのです。高度な2つの [続きを読む]
  • ●「3分の1だが中国の軍事費は巨額」(EJ第4473号)
  •  トランプ大統領は、米国時間の2月28日夜、上下両院合同会議で、「アメリカ精神の復活」と題する演説を行い、強いアメリカを再建するため、史上最大規模の国防支出増額を求めると次のように述べています。───────────────────────────── 米国を安全に保つためには、戦争を防ぎ、また絶対に必要な場合には戦い、勝利するための手段を米兵に提供しなくてはならない。米軍を再建し、国防費の強制削 [続きを読む]
  • ●「中国軍の数に心配する必要はない」(EJ第4472号)
  •  今回のテーマを書くに当たって、中国人民解放軍のことを知るために関連する書籍を何冊も読んでいます。その結果、気づいたことがあります。それは、同じことを書いていても、本によってニュアンスが異なるというか、人民解放軍の威力や脅威の印象が大きく異なるように感ずることです。 トランプ政権の国家通商会議議長に就任予定であるピーター・ナヴァロ氏の『米中もし戦わば/戦争の地政学』(文藝春秋)をメインに読んでいま [続きを読む]
  • ●「中国はなぜ海軍強化にこだわるか」(EJ第4471号)
  •  空母戦闘群の脆弱性が指摘されるなか、なぜ、中国は今も海軍力強化に力を入れ、空母3隻体制にこだわるのでしょうか。 その原因は1995年から96年の台湾海峡危機にあります。きっかけは、1995年の夏に中国が最も台湾総統に就くことを恐れていた李登輝氏が、母校の米コーネル大学で、台湾の民主化について講演するという声明だったのです。次の年に台湾初めての総統直接選挙が行われることが決まっていたので、講演で李 [続きを読む]
  • ●「潜水艦の隠密性に欠陥を持つ中国」(EJ第4469号)
  •  「強化」「分散」「再編」の3戦略は、日本と米国が中国に対して「戦わずして勝つ」戦略であるといえます。このうち、「分散」に関して、アメリカ海軍大学校のトシ・ヨシハラ教授は次のように述べています。───────────────────────────── 基地や艦船といった高価値資産を日本列島全体に再配置すれば中国にとってはターゲットを絞り込むことが遥かに困難になるだろう。たとえば、およそ1000キ [続きを読む]
  • ●「軍事基地の脆弱性を克服する戦略」(EJ第4468号)
  •  中国の「接近阻止/領域拒否」(A2/AD)戦略に対して、いわゆる「距離の過酷さ」の有力な解決手段であるアジアの米軍基地の脆弱性について、ピーター・ナヴァロ氏は次の問題を読者に出題しています。─────────────────────────────【問題】中国の攻撃に対して、アジアのアメリカ軍基地及び空母戦闘群はどの程度脆弱かを選べ。  「1」まったく脆弱ではない  「2」幾分脆弱  「3」きわ [続きを読む]
  • ●「軍事作戦上における距離の重要性」(EJ第4467号)
  •  中国人民解放軍の「接近阻止/領域拒否」(A2/AD)戦略の前提というべきものが「第1列島線」と「第2列島線」です。この定義は、米国防省と中国でその解釈は異なるのです。───────────────────────────── ≪米国防省定義≫ ・第1列島線  九州南部から南西諸島、台湾、フィリピン、大スンダ列島  を結ぶ線である。 ・第2列島線  伊豆諸島、小笠原諸島、グアム・サイパン、パプアニ [続きを読む]
  • ●「中国の真意はどこにあるかを探る」(EJ第4466号)
  •  中国の人民解放軍の「接近阻止/領域拒否」戦略についてもう少し詳しく考えてみる必要があります。「接近阻止/領域拒否」は「A2/AD」と略記されることがあります。─────────────────────────────        A2/AD        Anti-Access/Area Denial───────────────────────────── 米中戦争の可能性について、ひとつはっきりしていることがあ [続きを読む]
  • ●「DF21D索敵メカニズムを探る」(EJ第4464号)
  •  ピーター・ナヴァロ氏は、中国の対艦弾道ミサイル「東風21D」は、米原子力空母にとって脅威であると述べています。しかし、中国側からの公式な情報公開はなく、その性能についての詳細はまだ不明です。そこでネットを中心にDF21Dについて、できるだけ情報を集め、その構造や性能について検証してみることにします。 DF21Dは「ASBM」とも呼ばれますが、これは次の英語の頭文字をとったものです。─────── [続きを読む]
  • ●「中国は多くの非対称兵器を有する」(EJ第4463号)
  •  中国軍の実力はどの程度のものでしょうか。 軍事専門家によって意見が割れています。いま米中が戦えば、もちろん米軍が圧倒的に強いですが、ピーター・ナヴァロ氏は米軍が脅威に感じていることは少なくないといっています。ナヴァロ氏は、次の問題を出しています。─────────────────────────────【問題】1600キロ離れた場所から発射したミサイルを、時速55キロで航行中の空母に命中させるの [続きを読む]