大葉 もみじ さん プロフィール

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大葉 もみじさん: もみじの本屋
ハンドル名大葉 もみじ さん
ブログタイトルもみじの本屋
ブログURLhttp://momijibook.blog5.fc2.com/
サイト紹介文いろいろなジャンルの本を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供14回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2006/01/09 18:34

大葉 もみじ さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 『チョコリエッタ』
  • 『チョコリエッタ』 (角川文庫)著:大島真寿美私はチョコリエッタ。うそ。宮永知世子なんていうダサイ名前。春休み、髪を切った。人が啞然とするくらい短く切った。どこからどう見ても少年になった。女の子なんてまっぴらだから。うそ。少年だってまっぴら。ついでに言えば人間なんてまっぴら。  (冒頭より)知世子が幼稚園の夏休みに、家族で出かけたとき交通事故で母を亡くし、父と10年に亘って母親代わりをしてくれている [続きを読む]
  • 『気障でけっこうです』
  • 『気障でけっこうです』 (角川文庫)著:小嶋陽太郎女子高生のきよ子が公園で出くわしたのは、地面に首まですっぽり埋まったおじさんだった。「人生の小路に潜む、落とし穴にはまり…」と間抜けな格好で嘆く男。きよ子は助け出そうとするも、途中で車にはねられ病院へ。その後、目を覚ましたきよ子の前に、なんとあの男が現れた。「私、死んじゃったんですよ」そう、幽霊となって ―― 七三分けの気弱な幽霊と今どき女子高生の [続きを読む]
  • 『我ら荒野の七重奏(セプテット)』
  • 『我ら荒野の七重奏』 (集英社)著:加納朋子『七人の敵がいる』の続編である。冒頭では陽子の息子、陽介も小学校の高学年になっている。そして、紆余曲折がありつつも中学生になり、吹奏楽部へと入部する。主人公の陽子は働きながら子育てもこなす兼業主婦(ワーキングママ)である。彼女の男勝りで思ったことは物怖じせず言ってしまう性格から、ついつい周りに敵をつくってしまう。そんな彼女は、前作では息子の陽介の小学校入 [続きを読む]
  • 『こちら文学少女になります』
  • 『こちら文学少女になります』 (文藝春秋)著:小嶋陽太郎「文学部で、専攻は日本文学。本を読むことを唯一にして最大の娯楽として生きてきた」文学少女の山田友梨。就職先の出版社、遊泳社で文芸部を希望していたが、配属先は青年漫画誌・ヤングビートの編集部だった。クセ者ぞろいの編集部で、はじめて担当することになった大物作家をいきなり激怒させる。さらに雑誌で1,2を争う人気の「いまだ、できず」や「キヨのひらく箱」 [続きを読む]
  • 『カード・ウォッチャー』
  • 『カード・ウォッチャー』 (角川春樹事務所)著:石持浅海塚原ゴムの基礎研究室で働く下村勇介。彼がサービス残業中に怪我をしたことを発端に労働基準監督官の臨検が入ることとなる。臨検ときき大慌ての研究総務の米田と小野。臨検のための準備をしている最中、小野は倒れている基礎研究所員の八尾を発見。すぐさま米田に知らせるが八尾はすでに息を引き取っていた。もうすぐ労働基準監督官がやってくるというタイミングで遺体を [続きを読む]
  • 『五日市剛さんの ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録』
  • 『五日市剛さんの ツキを呼ぶ魔法の言葉 講演筆録』原話:五日市剛絵本を読んで気になったので、元となった講演筆録も読みたくなった。絵本の内容は絵本であるがゆえに脚色も多いのではと思っていたが、思った以上に事実ばかりで驚いた。特に箱の話は半分くらいが脚色だろうと思っていた。そして絵本だけでは語られなかった、不良少女の家庭教師をした話(これは2作目の絵本になっているようである)や松下幸之助の話から部下の話 [続きを読む]
  • 『矢上教授の午後』
  • 『矢上教授の午後』 (詳伝社)著:森谷明子舞台は東京都下、多摩地方にある大学の生物総合学部、広大なキャンパスの一角にある第一研究棟という老朽化した建物。通称「オンボロ棟」である。矢上教授はそのオンボロ棟の一部屋に研究室をもつ非常勤講師だ。しかし白髪、白髯、七十年配のまさに教授と言わせし風貌なのである。そんなオンボロ棟では奇妙な出来事が起きていた。パリンバンと言う民族楽器の汚損、表彰状盗難。そんな最 [続きを読む]
  • 『かたあしだちょうのエルフ』
  • 『かたあしだちょうのエルフ』  - 絵本 -著:おのきがく (ポプラ社)アフリカの草原に住む、こどもが大好きなだちょうのエルフ。こどもを背中に乗せて駆け回るのが大好き。あるときこどもたちがライオンに襲われて、こどもを守るためエルフは戦いを挑む。何とか戦いには勝つが、この戦いでエルフは片足を失ってしまう。読んでいて、悲しさと優しさが入り混じったようななんともやるせない気持ちになってしまった。版画絵の力強 [続きを読む]
  • 『クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ』
  • 『クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ』 (角川書店)著:円居挽(まどいばん)京大法学部の新入生、遠近倫人(とうちかりんと)が本作の主人公。遠近は賀茂川乱歩という、主に京都市内を歩き回ること目的としたサークルで、二回生の友人に誘われたこともあり所属している。同サークルには同じ一回生で遠近が片思いしている、不思議なことが大好きな青河さんも所属している。遠近や青河さんはことあるご [続きを読む]
  • 『日曜は憧れの国』
  • 『日曜は憧れの国』 (創元推理文庫)著:円居挽(まどいばん)学校も性格も全然違う中学生の女の子たち4人が、四谷のカルチャーセンターの料理教室で偶然同じ班に。バラバラな4人だが、互いに自分にないものをもつ者同士どこか引かれあう。そんな4人がカルチャーセンターで遭遇する出来事の謎解きをしていく。推理小説であり青春小説でもあるが、雰囲気的にはラノベチック(というと語弊があるかもしれないが)であり、どちらも [続きを読む]
  • 『叫びと祈り』
  • 『叫びと祈り』 (創元推理文庫)著:梓崎優(しざきゆう)久しぶりに推理小説でも読もうと何気なく手に取った一冊。選ぶときにネタバレにならない程度にと思いながら軽く解説に目を通した。第五回ミステリーズ!新人賞を受賞した「砂漠を走る船の道」に関する以下の記述を読んでとても興味をひかれた。「砂漠を走る船の道」ではサハラ砂漠を行くキャラバンで殺人が起きる。隠れる場所もない広大な砂漠を密室に仕立てあげた点、犯 [続きを読む]
  • 『チーズはどこへ消えた?』
  • 『チーズはどこへ消えた? Who Moved My Cheese ?』 (扶桑社)著:スペンサー・ジョンソン(Spencer Johnson, M.D.) 訳:門田美鈴この物語に登場するのは―  ネズミのスニッフとスカリー、  小人のヘムとホー。2匹と2人は「迷路」のなかに住み、「チーズ」を探します。「チーズ」とは、私たちが人生で求めるもの、つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定……等々の象徴。「迷路」とは、チーズを追いもとめる場所、 [続きを読む]
  • 『ツキを呼ぶ魔法の言葉』
  • 『ツキを呼ぶ魔法の言葉  魔法使いのプレゼント』 - 絵本 -原話:五日市剛 文:ほしのひかり 絵:古山拓 (マキノ出版)いつも、不満や文句をいい、平気で人の心を傷つけてばかりいるツヨシが、アジアのずっと西にある国を旅する物語だ。しかし、ツヨシが行った年は数十年に一度の大寒波で、しかも空港で財布を無くしてしまう。安宿を転々としていたツヨシだが、ある町で「よかったら私の家にきませんか」とおばあさんに声を [続きを読む]
  • 『バターはどこへ溶けた?』
  • 『バターはどこへ溶けた? Where Has My Butter Gone ?』 (道出版)著:ディーン・リップルウッド 絵:吉沢深雪始めに和尚の語りがあるように、内容に仏教的な思想を色濃く感じる。内容は二匹のネコ(タマとミケ)と二匹のキツネ(マイケルとジョニー)がバターを探す話である。バターはネコとキツネにとって一番のごちそう、感心ごとである。寓話的であり、明らかにネコもキツネもバターも比喩的に用いられている。普通に読む [続きを読む]
  • 『コンスタンティノープルの渡し守』
  • 塩野七生のルネサンス地中海シリーズ『コンスタンティノープルの渡し守』 - 絵本 -文:塩野七生 絵:司修 (ポプラ社)コンスタンティノープルは現イスタンブールである。地中海の歴史において重要な町で、コンスタンティノポリス、スタンブール、コンスタンティノーポリ、など時代や場所によりいろいろな呼び名で呼ばれてきた。コンスタンティノープルとはコンスタンティノーポリスの英語読みで当時、この国と遠くほぼ無関係で [続きを読む]
  • 『魔王』
  • 『魔王』 (講談社文庫)著:伊坂幸太郎表題作の「魔王」とその5年後を描いた「呼吸」の2作品の収められている。「魔王」では会社員の安藤という男が主人公で、両親を亡くして弟の潤也と暮らしている。彼は「考えろ考えろ」と自分に言い聞かせる考察好きで、本人曰く「好き、というよりも、生きることは考察することだ、と大袈裟に言えばそう信じてもいる。」ということである。日本はいま、上向きかけた景気が再び下がってしまい [続きを読む]
  • 『虎と月』
  • 『虎と月』 (理論社)著:柳広司 学校の授業で読んだことがある人も多いである、中島敦の『山月記』。その主人公である李徴の息子が本作の主人公。中島敦の『山月記』は中国の『人虎伝』から構想を得ているという。その『山月記』を繰り返し読み返しているうちに、いつの間にか生まれた物語が、本書の『虎と月』であると「あとがき」で著者は語っている。「― 父は虎になった。」から始まる本書は、言ってしまえば『山月記』の [続きを読む]
  • 『ぼくとひかりと園庭で』
  • 『ぼくとひかりと園庭で』  - 絵本 -著:石田衣良  (徳間文庫)著者は「いつか子どものために書いてみたいと思っていた。」と本書の中で書いているが、正直、子供向けの本ではないだろうと思う。登場人物は幼稚園に通う子どもたちなのだが、子どもらしい無邪気さや元気が感じられず、どうにも現実感が薄い。ストーリーは、シンプルだが「好き」や「恋」といったテーマが石田衣良流にしっかりと書かれていると感じた。全体的に [続きを読む]
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