藤十郎 さん プロフィール

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藤十郎さん: 文楽と聴覚障害に生きる
ハンドル名藤十郎 さん
ブログタイトル文楽と聴覚障害に生きる
ブログURLhttp://tohjurou.blog55.fc2.com/
サイト紹介文文楽を愛しながら、病気で聴覚障害になりました。そんな視点からこの芸能と障害について書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供366回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2006/04/09 08:27

藤十郎 さんのブログ記事

  • 次男坊
  • 子供の数が減って、次男とか次女、まして三男、三女などは希少価値がある時代です。以前このブログに書いたことがあると思うのですが、次男の私は親戚から養子に欲しいと言われていました。一人っ子だった私の従姉は、私とは親子ほどの年齢差があるのですが、子供がなく、    後継ぎに困っていたそうです。田舎なので、山も畑もあるちょっとした豪農(?)なのですが、一緒に住めといわれたわけでも、農業をするようにいわれた [続きを読む]
  • 文屋康秀
  • 「六歌仙」をご存じでしょうか? 古今和歌集の序文に「近き世にその名聞こえたる人」(近い時代に名が知られている人)として挙げられている、在原業平や小野小町ら六人を総称してこのように呼ぶことがあります。しかしこの六人のすべてが今もよく知られているかというと、そんなことはないのです。『古今和歌集』の序文でも彼らのことを絶賛しているかというとそうでもありません。序文の筆者である紀貫之は「この六人が知られて [続きを読む]
  • 小野小町
  • 講座の準備を始めています。まずは小野小町から勉強し直して資料を集めています。「花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」という、『百人一首』にも採られた歌はよく知られていて、歌人として著名ではあります。しかし彼女の実像はよくわからず、歌もあまりたくさんは残っていません。『小町集』という個人の歌集(「私家集」といいます)があるのですが、これはのちの時代の人が編纂したもので、ほんと [続きを読む]
  • 六代 豊竹呂太夫 襲名を祝う会
  • 3月19日(土)、大阪のホテルニューオータニで、豊竹英太夫改め     六代 豊竹呂太夫 襲名を祝う会がありました。桂南光さんが進行してくださって、とても和気藹々とした会だったそうです。フェイスブックなどに出席された方々の写真がずいぶん上がっていましたので、私もその雰囲気だけは味わうことができました。出席者は各界の著名人が多く、さすがに英太夫さんはお知り合いが多いのだな、と感心します。私は体調不良で、 [続きを読む]
  • こだわり、そしてお願い
  • 私はデザインとか色の取り合わせとか、そういうことはまるでわかりません。そもそも、自分の書く文章についてはともかく、ものごと万端に対するこだわりもあまり強い方ではないと思います。「白鷹」でなければお酒を飲んだ気はしないとか、どこそこのブランドでなければ小物は持たないとか、そういうのは一切ないのです。普段飲むなら(あまり飲みませんが)1升入りの紙パックの800円くらいのお酒でも一向にかまいません。お酒 [続きを読む]
  • 刊行されました
  • 何度も宣伝めいたことを書いて申し訳ございません。長かったような、短かったような制作の日々が終わり、小著『文楽 六代豊竹呂太夫 五感のかなたへ』が正式に刊行されました。奥付に記載されている刊行年月日は    平成29年3月20日ですが、少し早めに書店には出たと思います。たまたまその前日(19日)に紀伊国屋書店に文楽友だちの方がお出かけになったらすでに出ていたそうです。私の手元に届いたのは3月10日で、 [続きを読む]
  • 王朝の歌人たち
  • 新年度、一般の方にお話しする講座を二つ考えなければなりませんでした。ひとつは『源氏物語』で決まっていましたが、もうひとつ、以前このブログで「菅原道真」と取り上げるようなことを書いたのですが、いろいろ考えた結果、あまり興味を持っていただけないかもしれない(漢詩が多いことも理由のひとつです)と思うに至り、変更することにしました。やや総花的になるのですが、小野小町も在原業平も紀貫之も和泉式部もとにかくさ [続きを読む]
  • 墓参
  • 先週の月曜日(3月20日)は春分の日。彼岸の中日でした。以前は墓参りなどきちんとする方ではなかったのですが、最近はマメに参っています。やはり年齢を重ねたことでむこうの世界のことも気になってきたのかもしれません。車でないと行けないような山の上ですが、そのかわり、見晴らしのよい場所にあります。あいにく昨日は天気があまりよくなかったので残念でしたが。以前書いた本も、できたときには墓まで持参して供えて感謝し [続きを読む]
  • かっこいい引退(2)
  • 松香太夫さんは春子師匠が亡くなった後、南部太夫師匠門下になられたと思うのです。それで、竹本南都太夫さんの結婚式にも出ていらっしゃいました。実は南都さんの結婚式には私も出していただきましたが、そのとき、咲師匠ご夫妻、咲甫君(まだ10代の少年でした)らと同じテーブルだったのです。そして松香太夫さんも私の真向かいにいらっしゃいました。スピーチも    きわめてまじめで、周りの人と談笑されるというより、ずっ [続きを読む]
  • かっこいい引退(1)
  • この3月をもって、文楽のベテラン、豊竹松香太夫さんが引退されます。豊竹松太夫(のちの三代竹本春子太夫)に入門されて松香太夫。時にお顔を紅潮させて熱演されるので「まっか太夫」でもいらっしゃいました。昨日(2017年3月18日)夜、某所で『仮名手本忠臣蔵』九段目の口、「雪転し」を語られたのだそうで(三味線は野澤喜一朗さん)、お聴きになったFacebook友だちの方からその様子を教えていただきました。何でも、開演前に [続きを読む]
  • 女子力
  • 流行語というのは、昔は滑稽な、ときにはナンセンスなものだったように思います。案外そういうのは長持ちするもので、おそ松くんのイヤミが放つ    シェーなんていうのはよく使われました。最近は時事的なものが流行語になるのでしょうか。今なら    忖度とか(笑)。「女子力」というのもちょっと流行りましたよね。「婚活」との絡みもあるのでしょうか。自炊する学生が「女子力が身についた」と言ったりしますが、そうい [続きを読む]
  • 賞味期限
  • 大学生の末娘は、家計を助けるべくバイトをしています。学生はたいていバイトしていますが、思えば私は親不孝だったなと思います。何しろ家庭教師しかしたことがなく、あとは    親がかりでしたから。もっとも、私はお金をあまり使わないので、家庭教師くらいでじゅうぶんやっていけたのですが。末娘はあるレストランで働いてるらしく、そこはもともとパン屋から発展したところなので、パンが自慢なのです。しかし、どうしても [続きを読む]
  • 青空文庫の「河童」
  • 必要があって、「河童」について勉強しています。といっても文献を総ざらえするほど熱心なやり方ではなく、目に付いたものを詠む程度ですが。河童と言われて一番に思い出すのは、私の場合は    芥川龍之介です。いつ読んだのかもう記憶にないくらいなのですが、とにかく再読しようと表、青空文庫に入っていますのでそれを利用しました。青空文庫には岡本綺堂「河童小僧」や佐藤垢石「河童酒宴」もありました。佐藤 垢石(さと [続きを読む]
  • 完治しました
  • 1月半ばに右手首の調子がおかしくなって、ズキズキ痛むようになり、さらには手首も指が曲がらなくなってしまいました。何をするのも困難で、風呂に入るのがとても面倒でした。抗菌剤でよくなるから、と言われ、10日間使い続けると、なるほど腫れも痛みもなくなり、指の動きもかなり戻りました。そして、先日、3月13日に医学的には    完治ということになりました。あとは残っている違和感が消えてくれればいいのですが、 [続きを読む]
  • 少し歩きました
  • ずっと不調で、歩くことがかなり億劫です。5分歩くといやになってきます。しかし、確定申告の書類を郵送しようと思って、郵便局までの往復25分を頑張って歩いてきました。歩き始めて数分でやっぱりやめようかな、と弱気になりましたが、なんとかたどりつき、無事に申告できました。医療費の還付のためですが、喜べばいいのか悲しむべきか、    10,000円ちかく戻ってくるはずなのです。大して税金は払っていませんので [続きを読む]
  • 創作浄瑠璃を書きました
  • 春休みの宿題として自らに課していたものは ☆呂太夫さんの本をきっちり仕上げること ☆『源氏物語』の原稿を書くこと ☆創作浄瑠璃をひとつ仕上げることでした。ひとつ目は、編集者さんの奮闘で私はあまり必要なかったと思うのですが、いずれにしてもできました。宿題を助けてもらいながらこなした、という感じですね。2月24日が「仕事納め」でした。二つ目は、誰も助けてくださいませんので(笑)、自分で頑張って書きました [続きを読む]
  • リハビリに励んでいます
  • 蜂窩織炎らしき病気に罹って丸2か月になりました。内科医は今なお「蜂窩織炎でいいかなぁ?」と疑っていますが、かと言って他に説明のしようがないようです。右手の親指と小指以外が動かなくなりました。腫れがひどく、痛みもあり、パソコンのキーボードは打てない、マウスは使えない、部屋のカギを開けることもできない、荷物は持てない、手動のドアは開けられない、箸もペンもだめ。風呂に入るのも億劫でした。左利きですのでフ [続きを読む]
  • 短歌を詠みました
  • 私は子どもの頃から詩を作るのが苦手で、読むのも得意ではありませんでした。入試問題に詩が出たらどうしよう、と思ったくらいです。そのくせ、定型詩である俳句、短歌などには興味があって17文字あるいは31文字という一定の器の中に言葉を込めるのが向いていたのかも知れません。大学生になると、もっぱら短歌で、しばしば    新聞に投稿して載せてもらいました。大学院生の頃は歌人の方とお付き合いもでき、短歌の催しに参加 [続きを読む]
  • ピットイン
  • 今年に入って、いきなり右手のひどい炎症に見舞われたかと思うと、2月の初めあたりからは呼吸が苦しくなり、仕事のペースが落ちました。あと1か月頑張ればいいのだから、とは思うのですが、次第に歩くのが億劫になり、力仕事もできません。幸い、私の場合は    デスクワークが基本で、しかもこの時点では文楽劇場に調べに行く必要もなくなり、何とかゴールにたどり着きました。しかし、次の仕事があります。まずは    創 [続きを読む]
  • 菅原道真
  • 日本の古典文学を勉強する者なら、この人について知ることは重要だと思います。漢詩人、歌人としてすぐれた業績を残したばかりでなく、官人としての生涯があまりに劇的であるために伝説が生まれ、神格化され、芝居の主人公にまでなった人です。申すまでもなく、文楽では    菅原伝授手習鑑のタイトルロールです。ところが私は漢詩が苦手なものですから、つい敬遠してきた人なのです。この春から、この人について勉強しようかと [続きを読む]
  • 切手
  • 昔は切手を集める趣味の人が多かったと思います。私も集めるというのではありませんでしたが、ときどき記念切手を買っていました。記念切手はそう頻繁に出るものではなく、今のようにご当地切手だとかアニメ切手だとかそんなものはありませんでした。切手趣味週間というシリーズで広重の浮世絵のものが出ると割合に買ったと思います。でもやはり一番思い出に残っているのは    信貴山縁起絵巻の護法童子の切手です。信貴山がど [続きを読む]
  • 参考文献(2)
  • 多くの先人のご研究や調査の恩恵を受けてきたのですが、英さんの場合はクリスチャンということもありますので    聖書もずいぶん読みました。家の勉強机の横に常備し、仕事場でもすぐ後ろの本棚にひとつ。新約聖書だけの簡易版はトイレに(笑)置いていました。もともと聖書は好きでしたし、大学時代には勉強会にも参加しましたし、宗教画が好きですのでそれに絡めて読むことも多いのです。信仰があるわけでもないのに何の抵抗 [続きを読む]
  • 参考文献(1)
  • 研究者にはいろんなタイプがあって、フィールドワークを主とする方、実験に重きを置く方、そして文献によって勉強する方もあります。私はほとんど文献で、いくらかフィールドの要素が加わるという感じです。実験はありませんが、時々人形で実演はしています(笑)。私が仕事場の図書館に入り浸っているのはそういう理由からで、文献を重んじる姿勢は学生時代に教え込まれたものです。当然、誰がいつどういう文献でそういうことを言 [続きを読む]
  • うれしいひなまつり
  • あかりをつけましょ、ほんぼりにという歌のタイトルは「うれしいひなまつり」だそうですが、女の子のお祝いといいながら、実は私は雛人形が好きなのです。兄の家で、娘、つまり私の姪のために飾られた雛人形を長い時間眺めていたこともありました。内裏雛、つまり天皇夫妻を頂点に、官女や左右の大臣、仕丁、囃子などを飾るのは、能の楽器が並ぶとはいえ、やはり平安時代の「王朝」のイメージがあります。それにしても、私は娘に何 [続きを読む]
  • 本を書くということ(8)
  • こうして四校が出てきました。もうほとんど問題はありません。あとは索引との整合性、事実が正しく書けているかのチェック、書き落としはないかの確認、文章の体裁の見直しなどです。索引もなかなか面倒でした。一人で作業しますので間違いを犯す可能性があります。ですから、ざっと作っておいて、しばらく時間を置いて見直すようにしました。五十音順に並べるのはコンピュータの得意技ですから何も問題はないのですが、データを入 [続きを読む]