日々感じたことを詩のようなものにして綴っています。
好きな詩のフレーズ かなしくなったときは 海を見にゆく〜 一人ぼっちの夜も 海を見にゆく 寺山修司少女詩集より
さみしくなったらあなたもおまじないをひとりぼっちでつぶやいてくださいだいせんじがけだらなよさだいせんじがけだらなよさ~寺山修司少女詩集より~ ワインの匂い にほんブログ村
人はみなだれでも 流れる時の中で いくつもの別れに涙する だけどあなたはひとり 赤いパラソルには あなたが似合う 雨の降る日は いつでも 時はさかのぼる あなたが好きだから 静かな夜は
あなたが こころを閉ざして この街を離れてから やがてまた冬 すべてを許しあえた日々も 時は降りつみ今にも 埋もれてしまう あの日のあなたの涙 忘れはしない だから・・ あなた
はるかなる空と水平線のハザマから ながれる来る風の音に 今耳をすましている 潮さいとウミネコの鳴き声にまじり きみの声が空耳のように こころに響きはじめて 踏みしめる砂の音はかなしく
あなたが一番嫌いだった ためいきをひとつ ここに置いてゆきます ふっとついたためいき 白い息は 真冬の夜空に溶けて 星星はずっと瞬いている あなたに今 聞こえただろうか 幸せの夢
秋になって 夜になって ぼくのこころは静かで 消えることのない哀しみ・・・ あれから時がたったのです 時がたったのです もう十年もたったのです 年をかさねて 大人になって 紫色の
お前の羽には白と甘いねずみ色 もうすぐに 飛べるわ 傷は あと少しよ あの朝 窓辺で ホロホロ わたしを呼んだ 一羽の山鳩 両手に抱きしめた わたしに翼があったら 青空の森 お前と一緒に
ぼくの詩のなかに住むあなた あなたは何も喋ろうとはしない だからぼくは あなたにひとつの歌を贈ります あなたがもうとっくの昔に 忘れてしまったあの歌を なよらかなメロディにのって
この丘の上で吹き抜ける風の音色を ぼくはこの耳で採譜したいと思った でもぼくはなぜか 懐かしさと切なさで涙が潤んで うまく五線紙に書き記すことが出来ない それはもう会うことのないきみの声
深いかなしみにであったとき 海をみにゆけばいいと だれかにおそわったあの頃 どこまでもあおくおおきくひろがる海 海はなにもいわず ただしおさいの音色をひびかせています なみだとおなじあ
そこには 幸せが もう生まれているから あなたを こころから愛した証しとして ぼくは海の見えるこの丘の上に 『愛』という名の宝石を埋める かなしみに映る夕陽に 愛の墓標は輝く
時どき 思い出して下さい もう会うことはないでしょう これが最後のお別れなのです そうこれが最後の あなたとわたしはこれまで 三度のお別れをしましたね それでもいままで互いの 信愛
明日のない恋 机の上のきみの写真を手にとり 過ぎ去ったあの頃の想いにふけるのです 今のぼくにとって それが唯一の幸福の時間かもしれない 未練がましく恥ずかしいと 誰かに思われつつも
ぼくのこころを 貫いてゆくきみのやさしさ そのまなざしに潜んでいるものは 信愛に他ならない きみの濡れたような くちびるに触れるとき 不安も迷いも後悔も すべて払拭されてしまう
Expressions 空が澄んで高く見える 時折乾いた風が冷たく感じる そんな秋の気配を感じ始めた頃 あの地平線の向こうには あなたが住んでいる街があるんだと ぼくのこころが少し汗ばんだ 海
月夜に仄かに 涙はさりげなく 冷たい指先に落ちてはじけた 帰る時間が迫っている 時計を見る僕の仕草に怯えて うつむく君の横顔・・・ 別れの日から八年の歳月 君を変えたものは 時
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