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2006/06/08

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  • #77 蕎麦らしき空気

    小波樹里亜は、自宅兼オフィスの一室で、教授がメール添付で送ってきた原稿を手にして悩んでいた。”John said that while eating so...

  • #76 何も見えない獄窓(3)~全3回

    放課後の校舎裏で、芽亜里は煙草に火をつけようとしていた。しかし、手にしたライターに暫し思いを巡らせ、やがて、煙草を懐へとしまい込む。実は、そんなに煙草は好...

  • #76 何も見えない獄窓(2)~全3回

    「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり」暮れなずむ街並みの中を、芽亜里は今日...

  • #76 何も見えない獄窓(1)~全3回

    「様あしけれど、鞠もをかし」紅葉に彩られた放課後の校舎裏で、三人の女子高生たちは輪になって、今日の古典の授業で取り上げられた”蹴鞠”を楽しんでいた。そして...

  • #75 女優のひげ

    白衣を身にまとい、しっかりと手を洗う。そして、指の屈伸運動を行う。今日も俺の指は感度がいい。さて、仕事の始まりだ。ここは「倶楽部エルメス」。マンションの一...

  • #74 ポテトスカッシュ

    時計の針は22時を回ろうとしていた。女の一人歩きには少々物騒な時間だ。菊地五希は、明るい街灯に照らされた通りを拠って、帰路に就いていた。ちょっと食べ過ぎだ...

  • #73 ソーハッピー

    私の兄は世間を震撼させた連続通り魔殺人の実行者だった。その日、兄は、コレクションしていたサバイバルナイフの中でも、一番のお気に入りを手にして、ある一家を惨...

  • #72 竜陽光

    僕の頬に先生はそっと唇を寄せた。カールの入った長い髪の先端が僕の耳をくすぐる。「さて、そろそろ教室に戻りなさい」薄暗い保健室の中で、僕の傍らに横たわってい...

  • #71 風雲女神レッド~エピローグ

    「と、言う感じでどうかしら?」「ちょっと待てーぃ!」 すかさずレッドにイエローがツッコミを入れた。 初夏の爽やかな風が、校舎の屋上に吹き抜ける。ちょうど、...

  • #71 風雲女神レッド~その2(全2回)

    「ひとつ、辛ければ辛いほど、苦しければ苦しいほど、女神は笑顔を忘れない」レッドは腕をすっと横へと伸ばした。「ひとつ、病める時も悲しみの時も、女神は決してあ...

  • #71 風雲女神レッド~その1(全2回)

    神野ミチルは、学生街の喫茶店「MonAmur」で、ラップトップPCを開きながら、アッサムティーとシュークリームを楽しんでいた。時折、ディスプレイに映る画像...

  • #70 カッコいいフラれ方

    勝算なんて100%ない。あるのは、あふれ出る思いを告げたいという自己満足な達成欲望だけだ。高級ホテルのティールームで、僕は薫陶溢れるコーヒーを挟んで、菊地...

  • #69 18時45分

    18時。帰宅を促す車内放送の鐘の音とともに、そこから5分以内にタイムカードを切って、会社を後にする。帰路の途中で、乾いた喉に自動販売機の缶コーヒーを流し込...

  • #67 キラーフレンズ

    大学に入学してから感じる、この寂寞とした、肌が凍るような感覚は何なのだろうか? 満員の通学電車に揺られて、キャンパスに降り立つとそこは別世界である。 ...

  • #66 ヨモとシロとブ―

    ある小さな家庭に姉と妹と弟がいた。 みんなオカンは一緒だが オトンはそれぞれ別にいた。 整った顔立ちの気品あふれる妹。 頭は一番悪いが、真ん丸太...

  • ♯68 キスだけはいや

    いよいよ、ミキワメ期間が終了という事になる。 今となっては、何がきっかけだったかよくわからない。ただ、僕もリコも必要なものが一致したのであろう。 そし...

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