たじま さん プロフィール

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たじまさん: たじま屋のぶろぐ
ハンドル名たじま さん
ブログタイトルたじま屋のぶろぐ
ブログURLhttp://moon.ap.teacup.com/tajima/
サイト紹介文俳句作家 田島健一のブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2006/07/11 09:39

たじま さんのブログ記事

  • その人がわかる
  • 初めて俳句をつくるAさんとBさんがいて、俳句のノウハウを知らないで句をつくっても、あたりまえのことながら、ふたりは違う句をつくる。この違いは、AさんとBさんが最初から持っているものだ。この俳句のノウハウを持たないころにつくる、他の人と違う部分というのは、その人の固有のものだ。俳句をつくると、その人がどんな人かわかる。俳句の技量は全然関係なく、わかっちゃうんだな、これが。俳句のノウハウが身についてく [続きを読む]
  • ダンス
  • ダンスを覚えなければならなくなり、ただいま練習中。これ。われながら、体がかたい。ぎくしゃくとダンスを練習する姿は、まるでガンダムだ。本番まであと2日。練習を始めたのは昨日。生まれ変わったら、ダンサーになりたい。 [続きを読む]
  • ツィンバルカの下唇を侮ってはならない
  • スピカの「つくる」というコーナーで、この6月の1ヶ月間、連載をさせていただきました。締め切りが間に合わず、更新が滞ってしまったため、読めなかった方のために、以下に全部の回をまとめました。好き勝手なことを書きました。いつもの話のようでもあるし、そうでないところもあるし。テーマは「偶然/謎/影響」です。ツィンバルカの下唇を侮ってはならない6月1日  見えすぎる揚羽は還る樹を知らない6月2日  意味するマダガ [続きを読む]
  • 季語について
  • 季語についての考えを表明しなければ、とずっと考えていたのだけど、なかなかまとまったものを書く時間も気力もないまま無為に過ごしてきました。今回、twitterで季語についての考え方(提案と言ってもいい)を簡単にまとめたので、改めて自分のブログにtwitterから転載しておきます。========== 以下 2017/6/13 tweetより季語について考える上で決定的に大事な事は、一般的にそれが季語の「効果」だと考えられているものが、実は [続きを読む]
  • 深いはちみつ性
  • 深いはちみつ性         田島健一着つづけて空気を麗かに笑う春は日の広さにおもしろい話日を押して日向ぼこから立ちあがる春はたらき者に器のアイスクリーム寝不足で見えない春の中心部春の日向にひだりの靴を並べ売る一人ひとりに親切な春の駝鳥春は何故はちみつ深いところに喩監視かなしみ蜂の巣の住みごこち(2017.4.23 biwa句会) [続きを読む]
  • 運輸
  • 運輸        田島健一目が雲母きららつぶやくとき菫歩くのをやめると雨の降るさくら目つぶらにして顔おそろしく春田一生を見てきた蝶を見うしなう鳥さかる湾岸すばらしい運輸(2017/4/15 横浜) [続きを読む]
  • 事欠く美
  • 事欠く美        田島健一愛ならばいい体型ふたしかな蝶以後ひかり壊れて眠りつづける山大戦は色見うしない春の泥抱っこして煙見ている春の暮春雷や声似すぎては事欠く美木の上に世界くつろぐ四月かな(2017/4/12 未発表) [続きを読む]
  • チンチラ
  • チンチラ        田島健一築地冬晴あたまからぜんぶ食ううつ伏せの鏡をもどりくる鮪きれいな雪の駅前チンチラにさわる機械のなかに何か揉まれている聖夜そこにいた子がいなくなりお正月(「炎環」2017年3月号) [続きを読む]
  • 現俳協青年部勉強会 読書リレー「ただならぬ虎と然るべくカンフー」
  • 現代俳句協会創立70周年記念事業 青年部第149回勉強会読書リレー「ただならぬ虎と然るべくカンフー」 この1年の間に刊行された、4冊の句集の読書会です。小津夜景『フラワーズ・カンフー』(ふらんす堂)、岡村知昭『然るべく』(人間社)、中村安伸『虎の夜食』(邑書林)、田島健一『ただならぬぽ』(ふらんす堂)。1971〜73年生まれ、同世代の4人の句集が、今、話題を集める理由は何か。一日かけて考えます。 【日時】2017年4 [続きを読む]
  • 狐と喫茶
  • 狐と喫茶         田島健一つめたさの旅人は片手でつかみ森は冬もろい矢はみだして紫イヤホンとつながる寒い木のあいだひかり動かして鼬を帰らせる手を隠し一つ目でいる時雨かなマフラーに慎んでいる目のたかさ人種差別と夜のクレヨン地表冷ゆ川消えて対岸は現実の枯れうしろからなぐさめ氷雨ふる目覚めついてきた狐と喫茶しているよ七色の姉たちは焚火をかこむ冬桜わたしの次の日に咲くよ(2017年冬) [続きを読む]
  • 【告知】虎とぽ イベントのお知らせ
  • 田島健一『ただならぬぽ』(ふらんす堂)中村安伸『虎の夜食』(邑書林)刊行記念公開インタビュー「虎とぽ 〜あのころ、このごろ、これから〜」第一句集刊行という節目を同時期に迎えた、同世代の二人が、句集への思い、俳句観の変化、今後の展望などを語ります。出演:田島健一、中村安伸聞き手:青嶋ひろの日時:2017年3月12日(日)12:30開場、13:00開演会場:大久保『華楽坊スタジオ』https://g.co/kgs/JL8QoM定員:25名会費 [続きを読む]
  • 小さな塔
  • 小さな塔         田島健一鳥の巣をのこして枯れ果てた学園人間宣言人間なのはなのしらべ遠足の全員が見た小さな塔想像の四角い高座蒸鰈謹んで目刺とまなざしと互角雛まつり戦後は鳥と住んでいる菊坂に門あり待てばあたたかし(2017.2.26 biwa句会/2017.2.27 ルート17句会) [続きを読む]
  • かわゆい魚
  • かわゆい魚        田島健一眼のなかにぼやける初雪のうごき姿かたちは法廷まなざしは雪かわゆい魚かならず終わる十一月眼をつかい過ぎし子たちや冬の鳥冬の太陽さざなみを逃げる顔(「炎環」2017年2月号) [続きを読む]
  • 雪のみなみ 〜句集「ただならぬぽ」について
  • 句集『ただならぬぽ』の帯に書かれた、なにもない雪のみなみへつれてゆくの句の初出は、こちら。[画像]俳句を遊べ!: コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!Vol.1 (小学館SJ・MOOK コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ! Vol. 1)新品価格¥1,512から(2017/1/23 20:39時点)[画像]佐藤文香さん編の俳句入門書。サトアヤさんと、マンガ家でモデルの水野しずさん、アニメーション作家のひらのりょうさんに俳句を教える、という構成なのだけど、サトアヤさ [続きを読む]
  • いったい誰の感情なのか 〜句集「ただならぬぽ」について
  • 句集『ただならぬぽ』のご購入は、ふらんす堂のオンラインショップでどうぞ。さて自分の句集が刊行されて、いい機会なので〈主体〉について書いておこうと思う。***句集『ただならぬぽ』は、いわゆる「抒情性」とは遠いところにいる。だから少なからず、読んだ人はとまどうだろう。それは、どこか味気なく感じるかも知れない、ということだ。著者自身が、最初に出来上がったばかりのこの句集を手にしたときにとまどったのだから [続きを読む]
  • 自分の句集を語るということ 〜句集「ただならぬぽ」について
  • 句集『ただならぬぽ』が刊行された。Amazon.co.jpただならぬぽ 単行本 ? 2017/1/17田島健一 (著)一般的に、自分語りはみっともないことだ、と言われているらしい。きっと、そうだろう。でも、しばらくの間この句集については、思いついたことを語っていきたいと考えている。なぜか。もちろん、多くの人に読んでもらいたい、というのが一つの理由だが、それ以外に理由はふたつある。ひとつめ。例えば、この句集を買っていただいた [続きを読む]
  • 予告編がすきだ 〜句集「ただならぬぽ」について
  • これは何度か書いていることだが、映画の予告編が好きだ。本編よりも、ずっと。考えてみれば、予告編はその映画が「おもしろそう」であるように作られている。どんなに本編の映画がつまらないものでも、予告編だけは「おもしろそう」なのだ。だって予告編だから。だから以前から、予告編だけを集めた映画ができたらいいのに、と思っていた。予告編をたっぷり見せてくれるものを。なんなら、本編はなくてもいい。短い予告編を、テン [続きを読む]
  • 2016年のメモ書きから その4
  • 仕事納めまであと二日。2016年11月26日見えている象の面積冬きたる冬の太陽さざなみを逃げる顔雪晴れの顔ひとつずつ触れる変わるよそ者のまぶたに雪の降る漁村眼のなかにぼやける初雪のうごき2016年12月1日ふうめいの雪眼のうらなさかりしだいほんとうのおくりしのあり日向ぼこ悴むとふさがっていることのとろみんなみの懐手ふとてのこころ寄鍋のよくいてんたんたいのはる金額を言うと鯨がつつみこむ契約のない煮凝の顔がいそぐく [続きを読む]
  • 2016年のメモ書きから その3
  • 銚子吟行から帰りました。さて、昨日に続けて2016年のメモから。2016年8月27日借りてきた目の露草にすべてある御覧眼のようなちからのひぐらしだよ雇われている気がしなくもない蜩昨日と似るいちにちにいる野菊精肉店まで押し寄せてくる野菊ひぐらしは焼け死ぬイメージの座標偏愛の隠元豆やよき暮らしいんげんまめ眼をくらくして雨やどり露まとうランボルギーニが馬鹿売れ2016年9月11日しまなみの赦すキリスト菊膾まわる椅子まわし [続きを読む]
  • 2016年のメモ書きから その2
  • へんな時間に眼が覚めてしまった。2016年のメモ句のつづき。2016年5月22日身代わりを探していると樹の泉遠くからあつめて繭のくにづくりみぞおちへ白玉とくべつな道筋ピーマンの肉づめ嫁が見えてくる青田風ちいさなおならして秘密2016年6月6日かるがると悲しみうつすプリンタークレジットカードが左利きのコーク飲むときの角度が空にある太陽機械から壊れ泉は星だらけ夏祭おめかし口笛が上手夜を着てマクドナルドの昼寝かな出目金 [続きを読む]
  • 2016年のメモ書きから その1
  • もう2016年も残りわずか。パソコンに残っていた今年つくった句のメモから。つくりかけのもあったので無理やり仕上げて。ほとんど発表してないもので可哀想なので片っ端からブログに載せる。2016年4月27日蝶あでやか海へ自分の服全部朝寝まぶしい頬の一ミリ息づかい囀やいかめんたいこ怒鳴りたいの菜飯ふくらみ孤独な樵まくしたてる夢に飛沫さえずりの果ていちめん手細密な眼の葉ざくら彼にありがとういでたちは眠る母なの苦く軽く [続きを読む]
  • 俳句の書き方について
  • 僕の大好きな詩人のまどみちおのよく知られた作品に「地球の用事」というものがある。[画像]地球の用事        まどみちおビーズつなぎの 手から おちた赤い ビーズ指さきから ひざへひざから ざぶとんへざぶとんから たたみへひくい ほうへひくい ほうへとかけて いってたたみの すみの こげあなにはいって とまったいわれた とおりの 道をちゃんと かけていわれた とおりの ところへちゃんと 来ました [続きを読む]
  • 近況 2016年11月
  • すいません。近況を整理します。このところ執筆したもので、ほぼ確定しているものです。関係者のみなさまにはいろいろご迷惑おかけしています。多謝。<発売中>■俳句αあるふぁ 2016.12-2017.01月号 ブックレビューを担当しています。今月はいつもの倍の10冊をとりあげました。■現代詩手帖11月号 俳句時評「俳句のしるし? 新興俳句と〈新しさ〉について」 『定本三橋敏雄全集』をとりあげています。■オルガン7号(2016年 [続きを読む]
  • 課題
  • 人工知能が「考える」ことと、人間(特に「私」)が「考える」こととの間に本質的な違いがあるなどと、何を根拠に言えるのだろうか。我々にとっての現代的な課題とは、むしろ、そのような「無根拠さ」の意味について考えることに他ならない。言いかえれば、現代人が抱える最も大きな課題は、「人間であること」と「人間的であることの断絶」にある。俳句だって同じだ。問題は、その「断絶」をいかに「再接続するか」ではなく、その [続きを読む]