HAAL さん プロフィール

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HAALさん: 和食器屋店主の[代官山 LO-FI DAYS]
ハンドル名HAAL さん
ブログタイトル和食器屋店主の[代官山 LO-FI DAYS]
ブログURLhttp://kurasustore.hatenablog.com/
サイト紹介文東京・猿楽町にある和食器屋[代官山 暮らす。]店主の、日々思うこと、和食器や雑貨のお話を少々。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供35回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2006/11/21 16:30

HAAL さんのブログ記事

  • 福井再訪 3
  • 昨日の記事 では、福井の作り手・土本訓寛さんが制作する焼締の器のはなしをしましたが、今日は、訓寛さんが妻の久美子さんとの共同作業で作る象嵌の器のはなしを少々。訓寛さんが成型を担当し、そのあと久美子さんが加飾して完成する器たち。ずっと前の記事 で、ふたりで作る象嵌の徳利とぐい呑みをご紹介していますので、そちらもあわせてご参照ください。無釉の焼締には、越前の伝統を感じさせる野趣のような原初的な力が宿って [続きを読む]
  • 福井再訪 2
  • 昨日の記事 の続き。土本さん夫妻の作品というと、かわいらしい絵柄の象嵌作品が思い浮かびますが、夫・訓寛さんは、個人作家として焼締の器を制作。地元で掘られた土を成型し、穴窯で焼成する、というシンプルなスタイルでの作陶を続けています。 福井県越前町で育まれてきた越前焼の原点は、まさに高温で焼き締める無釉の器であり、それはやきものの原初的な姿だと言っても過言ではありません。いっときは衰退もしたようですが [続きを読む]
  • ふたたびの福井 1
  • 二年ぶりの北陸出張。新幹線の終着駅・金沢から在来線で南下し、旧知の九谷焼の作家・川合孝知さんの工房(石川県能美市)に立ち寄り、そのまま次の目的地・福井県越前町へ。ここ数年、とてもお世話になっている土本訓寛さん・久美子さん夫妻の工房を訪ねてきました。建物の内外の至るところに、越前ならでは野趣あふれる焼締の器が無造作に置かれているので、土本さんに失礼かとは思いつつ、時間が経つのも忘れてひとつひとつの作 [続きを読む]
  • つめあと
  • 先週発生した九州豪雨災害では、福岡県と大分県の境のあたりが、大きな被害を被っています。あの周辺は民藝的な窯業の集積地で、小石原(福岡県東峰村)と小鹿田皿山(大分県日田市)があります。どちらも、今年4月中旬に出張で訪れた地域。小鹿田は視察だけでしたが、小石原は以前からお付き合いのある窯元が二軒あり、秋の展示の打ち合わせと器の発注をしてきました。標高が高い地域なので、九州と言っても桜の開花は遅く、4月の [続きを読む]
  • 連載コラム、最終回
  • このブログでは幾度もしつこく告知してしまいましたが、この6月は、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)の中で「器店主の朝ごはん」というコラムを連載してきました。4回にわたって掲載されてきたコラムも、今日更新された分で最終回。朝食という、与えられたテーマに沿って書かなければならなかったため、はじめは筆が乗らなくてちょっと苦戦したのですが、それでも書いているうちに楽しくなってきて、無事 [続きを読む]
  • 連載コラム、三回目
  • 現在、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)の中で連載しているコラム「器店主の朝ごはん」。本日、新しい記事が更新されました。全4回の予定で綴ってきたこちらのコラムも、既に3回目。今回は、正確に言えば朝食には当たらないのかもしれませんが、ブランチについて書いてみました。だから、前の2回と比べると、若干ヘビー気味。お時間ございましたら、どうぞのぞいてみてください。来週(最終回)も日曜日の [続きを読む]
  • 連載コラム、二回目
  • 前回の記事でも書きましたが、現在、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)内のコンテンツ「器店主の朝ごはん」にて、全4回のコラムを連載しています。初回分は先週の日曜に掲載され、今日はその更新日。第二回目の原稿が新たに掲載されました。前回は自分にとって最もオーソドックスな朝食(パン食)について書きましたが、今回はちょっと変化球で「飲んだ翌日の朝食」というテーマで書いています。さっとにゅ [続きを読む]
  • 連載コラム
  • このたび、WEBマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)内のコンテンツ「器店主の朝ごはん」の6月担当のオーサーとしてご指名いただき、現在、全4回のコラムを連載しています。(一回目のみ既に公開済み)これまで同人誌などで原稿を書いたり、知人の編集者からの依頼で器特集の監修を務めたりして署名記事を書くことはあったけれど、まったく知らない編集者の方からからオファーをもらうのははじめて。感触を探りつ [続きを読む]
  • 古い九州
  • 先日の九州出張は、北部4県を廻るよくばりなスケジュール組みをしてしまったため、自由時間はほぼ取れず。ただ、有田と波佐見での予定がかなり早く終了したので、その日の宿泊地・福岡に入る前に、予定になかった太宰府に寄ることができました。太宰府と言えば、思い浮かぶのは天満宮。でも、僕が目指したのは、以前訪ねてすっかり虜になってしまった観世音寺という古刹です。今から1300年以上前の7世紀中葉、白村江の戦いで唐に敗 [続きを読む]
  • 若い九州
  • 先週は出張で九州北部四県を廻ってきました。17年ほど前にこの仕事をはじめてから、九州のものづくりに興味を持つようになり、訪問した回数は数知れず。今回は二年ぶりの訪問。新しい窯元や工房を回ることはなかったのですが、有田や小石原で勝手知ったる工房を訪れると、見知らぬ人が絵付けをしたり轆轤を回したりしていて、あれ?と思ったら、それぞれ、息子さんが作陶を始めたとのこと。ゆっくりと、でも確実に技が受け継がれて [続きを読む]
  • 菜の花とホタルイカ
  • 年が明けてからの三か月はあっという間に過ぎてゆき、気が付けば新年度のはじまり。こわいくらい早い。そんな中、3月は特に慌ただしくて、生活工藝を提案する器屋だというのに、食事を作る気力がなくなり、外食の日々が続いておりました。「これじゃいかん」ということで、4月からは自分の手で料理を作る生活に戻しています。そんなわけで、仕事が終わってからスーパーに立ち寄ると、お買い得になっている商品があったりする頃合い [続きを読む]
  • 象嵌の器
  • 福井の作り手・土本訓寛さんについては、かなり前の記事 で紹介したことがありますが、現在開催中の展示「北陸ノ手工藝」のために再び作品を制作してもらっています。前回 は焼締作品をご紹介しましたが、今回展示しているのは、妻・久美子さんとの合作の『象嵌(ぞうがん)の器』。『象嵌』というのは、本体の表面を彫って紋様を施し、その凹んだ部分に別の素材を埋め込んでゆく装飾技法のこと。土本さんの場合は、赤土を彫って白 [続きを読む]
  • ケイゾク
  • 店内では、ほぼ2週間ごとに企画展示を開催していますが、2週間なんて、本当にあっという間。お近くにお住まいの方だと毎回ご覧いただいていることも多いのですが、電車で来ていただくお客さまの場合、毎回欠かさずにご覧いただくのはなかなか難しいのではないかと思います。展示については、「ただ作家の作品を並べる」ということではなく、一応店主が無い知恵を絞って年間24回程度の展覧会の内容を組み立てているので、それぞれに [続きを読む]
  • ヘンクツ
  • ここ数年は店舗を取材していただく機会が増え、今月は、東京や世界の素敵ショップを紹介している超おしゃれなWEBマガジン「The World Elements」で店舗を紹介してもらいました。この取材自体、とてもありがたいことだったのですが、いま考えると、わざわざ足を運んでくれたエディター・Nさんを随分と手こずらせてしまったよなあ、とちょっと反省気味。というのも、記事内容が、おそらくNさんが当初予定していたであろう企画とはま [続きを読む]
  • お鷹ぽっぽ
  • 民藝品と呼ばれる手仕事には、それぞれ地域的な背景と歴史的な経緯があるもの。それを無視して、むやみやたらに「『デザイン』という『手』」を入れてしまうと、民藝品本来の意味が失われてしまうことがあります。以前愛媛の両村信恵さんに新作として「白い姫だるま」を作ってもらった時にも、そのあたりには細心の注意を払ったものです。上の画像は、「お鷹ぽっぽ」という米沢の民藝品。米沢藩の名君・上杉鷹山の殖産興業政策によ [続きを読む]
  • 耐熱の器
  • いま開催中の企画展「あたたまる ―スープとココアのうつわ―」で並べている山下秀樹さんの直火パン。この器、企画展の開催に合わせて新たに制作してもらいましたが、もともとは定番作品として扱っていたもので、僕自身、以前から家で愛用。鍋焼きうどんや湯豆腐などに使っていました。メタボリックシンドロームが気になる年頃なので、最近は外食の回数を減らして、なるべく栄養バランスのよい食事をきちんと作るように心がけてい [続きを読む]
  • 足跡姫
  • この間の火曜日は、野田秀樹さんの才能に惚れ込んでいるパートナーに誘われて、NODA・MAP第21回公演「足跡姫 時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)」へ。NODA・MAPを観るのは「MIWA」以来、今回が二回めです。誘われた時は、好きな演者が揃っていた(宮沢りえちゃん&妻夫木くん&古田新太さん)ので、『はいはい、行きますよー!』という若干軽い気持ちでチケットを取ってもらい、内容の事前情報はまったく知らないま [続きを読む]
  • 早春物語
  • 神楽坂上の閑かな住宅街、矢来町。うちの店が入居しているマンションの大家さんは高校の同級生で、同じ敷地の中に住んでいます。その同級生のお宅の庭には梅の木があり、マンションのエントランス側に枝を伸ばしています。ここに店を移してから六度目の春。今年も大家さんの梅は満開の季節を迎えました。新潮社の裏あたりで道に迷ったら、かぐわしい薫りを頼りに歩いてきていただき、薫りの主を見つけたら、その脇のエントランスを [続きを読む]
  • 時代の交差点
  • この街に引っ越して来てまだ6年の新参者である器屋が言うのも生意気ですが、神楽坂って、古くから続いてる器の店が多いんですよね。かつては料亭などでの需要が多かったり、さらに、山の手の住宅街を背後に控えているため、良い筋の消費者が多かったということがその理由ではないかと思います。そんななか、街のタウン誌「かぐらむら」の最新号に気になる記事が。飯田橋駅東口側から大久保通りの拡幅計画が徐々に進展してきて、筑 [続きを読む]
  • 鳥と羊毛
  • 今年はトリ年ということで、2月3日から、陶、彫金、木工、張子などいろいろな素材を使って鳥を象った作品を集めた「トリノイチ」という展示を開催しています。店ではおなじみになっている作り手さんが多い中で、久々に出品してくれたのが、torikomono・岩田千種さん。フェルト素材で鳥をモチーフにしたかわいいアクセサリーを作る方で、今回も精巧で楽しい作品をたくさん制作してくれました。僕はこう見えて(?)かわいいものが好 [続きを読む]
  • いちご
  • いわゆるところの「丁寧な暮らし」(この言葉もどうかと思うけど)を商うような仕事をしていながら、実際には、圧倒的な力で押し寄せてくる時間という川に流されてしまうことが多い僕の日常。そんな流れに巻き込まれる中でいろいろな記憶や経緯が薄れてゆき、悪気があるわけではないのだけれど、懇意にしていた人たちに対してついつい不義理をしてしまうことがあります。昨日は、十年以上前に辞めた職場の元同僚・Hさんが店に来て [続きを読む]
  • 花とこけし
  • こけしって、コレクターズアイテムというか、マニアックというか、工藝の中でもちょっと独特なジャンルのもの。これまでは手を出すまいと思ってきたのですが、2017年、ついに手を出してしまいました。地域によって、こけしにはいろいろと特性があるらしいのですが、現在開催している「あたたかな東北のちいさな手仕事」という展示の中で紹介しているのは、宮城の遠刈田(とおがった)と弥治郎(やじろう)の工人の作品です。画像の [続きを読む]
  • 生きてる
  • 複雑な起伏を持つ坂の街には、猫が住み着きやすいもの。東京では谷中の猫なんかが有名ですが、ここ神楽坂界隈もたくさんの猫を見かけることができる場所。うちの店の周囲にも猫のファミリーが住み着き、地域猫として人の心を和ませています。そんな状況が続く中、昨年か一昨年に生まれてこのあたりをうろうろしているのが、はるみちゃん。はるみちゃんというのは、ある方の提案によって仮に付けた名前(「家政婦は見た」で市原悦子 [続きを読む]
  • 一点一点
  • うつわと言うと、一番ポピュラーなのはやきものですが、それだけではなく、木製の漆器もあればガラスもあり、さらに金属もあります。それぞれの素材によって加工方法も違うし、出来上がりの風合いも違う。そんな多様性が楽しめるのが、うつわの世界です。新年早々、久しぶりに山形の金工作家・下山普行さんから小さな錫のうつわが届きました。「あたたかな東北のちいさな手仕事」という展示のための作品で、タイトルの通り、ちいさ [続きを読む]
  • 松山から
  • あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて。新年二日目の今日、出勤してポストを開けてみると、ちょっと厚めの封筒が届いていました。愛媛でひとり地域調査隊として活動する今村さんからで、中には松山のタウン誌「松山百点」が。昨年末、姫だるまに関する記事でうちの店を紹介したいというお話があって快諾したのですが、その掲載冊子が早くも送られてきたのです。松山の道後温泉で張子の姫だ [続きを読む]