Fu Shusei さん プロフィール

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Fu Shuseiさん: Quo Vadis ―イメージの奔流―
ハンドル名Fu Shusei さん
ブログタイトルQuo Vadis ―イメージの奔流―
サイト紹介文ヨーロッパ美術案内。キリスト教絵画と19Cの絵画が中心です。クラシックと芸術鑑賞旅行についても少々。
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供63回 / 364日(平均1.2回/週) - 参加 2006/11/29 17:29

Fu Shusei さんのブログ記事

  • バンベルクでオバケ返し
  • 5か月振りに訪れたバンベルクは、今回もどんよりとした天気であった。暗い色の厚い雲を背負ったバンベルク大聖堂は、今回も不機嫌そうな顔をしている。大聖堂の重い扉に手を掛け、中に入ると外気温との差にぶるっと震えた。外も十分寒かったのだが、中はさらに冷え冷えとしている。私たちが真っ先に向かったのは、入口の少し先にある案内図だった。例の場所を探す。ええと、4番の場所は…4) 司教の埋葬墓司教の墓だったのか。と [続きを読む]
  • ネズミのダンス ―シュテーデル美術館I
  • バンベルクの話は書くのに時間がかかりそうなので、先にシュテーデル美術館で気に入った絵をご紹介します。旅行記や写真ばかり続くと飽きそう…ということで、絵画紹介と交互にUPしていきます。★「ネズミのダンス」 ネーデルラントの逸名画家 17世紀ボッティチェリ、ベリーニ、クリヴェッリ、ファン・エイク、デューラー、レンブラント・・・名立たる画家たちの傑作が満載のシュテーデル美術館(in フランクフルト)で、一番気に [続きを読む]
  • 帰ってきております(遭難してません)
  • あちこち移動&全12公演鑑賞と、本当に忙しない旅でしたが、とても充実していました。 特にバレンボイム&ベルリン・フィルの瑞々しいショパンには胸を打たれ、クラシックとの幸福な出会いにあらためて感謝しました。音楽鑑賞旅行に行き始めてから、通算100公演目ぐらいになるのかな?こんなに心に染み入るようなコンサートは初めて。ノリにノッた巨匠のアンコール演奏は全部で5回に及びました。バンベルクのオバケ返し&ビール醸 [続きを読む]
  • 金曜日に
  • 旅立ちます・・・が、まだ何の旅支度もしていません。。。 今回は北回りで。南回りはさすがにもう懲りました…_| ̄|○…降機地のアムステルダムでロイヤル・コンセルトヘボウ管を聴いて一泊、翌日 鉄道でベルリンに移動。ベルリン着が19時19分で、20時からベルリン・フィルのコンサートという無謀な計画であります。毎日がこんな感じの、慌ただしいコンサート&オペラ行脚です。2年前もこんな感じでしたが、その時はドイツ鉄道の [続きを読む]
  • 秋の日 ―Herbsttagという名のEinsamkeit
  • 「秋」 アーサー・ハッカー 1907年主よ 秋です 夏は偉大でしたあなたの陰影(かげ)を日時計のうえにお置きくださいそして平野に風をお放ち下さい最後の果実にみちることを命じ 彼等になお二日ばかり 南国の日ざしをお与え下さい彼等をうながして円熟させ 最後の甘い汁を重たい葡萄の房にお入れ下さいいま 家のない者は もはや家を建てることはありませんいま 孤(ひと)りでいる者は 永く孤独にとどまるでしょう夜も眠られず 書( [続きを読む]
  • 天使のいる回廊 天使巡礼 天使堂 @ 伊豆高原にお邪魔しました
  • 天使堂のBlogはこちらデス。やっと天使堂にお伺いすることが叶いました(約3年越し…)伊豆高原は、空気がとてもおいしいところでした。十字架の形をした天窓…(うるわしい)このあたり丸ごと持って帰りたかった…(こらこら)ランプの灯火が回りを照らす…(うっとり)落ち着けるカフェスペース…(思わず長居してすみません 汗)個人でこれほどのコレクション、正直びっくりしました。天使堂Blogには未掲載の素敵なモノたちもあ [続きを読む]
  • 受容の微笑み
  • ★「受胎告知」 カルロ・ドルチ 1653-1655年頃?「おめでとう、恵まれたかた」大天使ガブリエルの驚くべき言葉。少女は恐れ、戸惑ったが、大きな覚悟を持って、天使の言葉を受け入れる。大いなる存在に全幅の信頼を寄せて。「受容する」ということを考えるときそして、このドルチの聖母マリアを見るとき私は、私の知っている一人の女性のことを思い浮かべる。★★★台湾南部の小さな町のはずれ。玉眞さんがぼうぼうに伸びた草を掻 [続きを読む]
  • 青の溜息 ―フィリッポ・リッピの「聖母戴冠」
  • ★「聖母戴冠」 フィリッポ・リッピ 1467-69年イタリアに行った友人から、お土産に絵葉書をいただきました。これはその中の1枚。溜息が出るほどの美しさ。特にこの天上の青の深さと聖母マリアの美しさといったら・・・。これはフィリッポ・リッピの手によるもの。細かな金細工といい、精妙な描線といい、色彩といい、丁寧な仕事ぶりです。スポレートのドゥオモ(サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)のフレスコ画だそうですが、友 [続きを読む]
  • ナイトメア
  • ★「理性の眠りは怪物を生む 」 フランシスコ・デ・ゴヤ睡眠障害になって、4年半くらい。最初は夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」だったが、2年ほど前から「入眠障害」が加わった。入眠障害が顕著になってからは、睡眠薬を常用するようになり、連続の睡眠が最低5時間は確保できるようになった。睡眠薬を飲んでいる方の中には、薬が全く効かず眠くならない、入眠してもすぐに目が覚めてしまうという方も多いようなので、私はマシ [続きを読む]
  • 心は秋へと
  • ★「秋」 アルフォンス・ミュシャ(ムハ) 1896年あと1時間で9月です。心は秋へと向かい、着々と秋の準備をしています。今年は 例年より約ひと月早い10月頭から秋の芸術鑑賞旅行へ行きます。相方は8月初旬から旅行の予定をガッチリ組み、コンサートチケットや宿の手配に勤しんでいました。「アムステルダムで1泊、その後はドイツ国内を転々。10泊ですが、音楽鑑賞は12回。つまりダブルヘッダーの日が2回あるということです。3日間 [続きを読む]
  • ユディトの快楽 ―女と生首III
  • これは「女と生首」シリーズの続きです。久し振り・・・。これまでの記事★ヘロディアの娘 ―女と生首 I ★オルフェウスの物語 ―女と生首II プロローグ★オルフェウスの物語 ―女と生首II ユディトのストーリーは、以前「ユディトたち (ウィーンにてVIII)」で書いたとおりである。ここに文章の一部を再録する。ユディトは旧約聖書外典の「ユディト記」に登場する、信仰心の強い、勇敢な女性です。〜中略〜(宗教画においては) [続きを読む]
  • アール・ヌーヴォーな眼鏡とアール・ヌーヴォーなイエス・キリスト
  • 視力0.01の私は、使い捨てコンタクトレンズと眼鏡を時と場合に応じて使い分けている。眼鏡には小6からお世話になっているけれど、あまり似合わない。フレームの選択を誤っているのか、眼鏡を掛けるとお笑いの人みたいになってしまう。大好きなフリルやレースひらひら、リボンの付いた服とも相性が悪い。(私がアラフォーなことはこの際 無視してください)相方からは、髭男爵のひぐち君にそっくりと言われる始末。あまりにも似てい [続きを読む]
  • Blossom of Pain ―ムンクの「苦痛の花」
  • ★「苦痛の花」 エドヴァルト・ムンク 1898年これはドイツの象徴主義の定期刊行物「クウィックボルン」誌の表紙として、ムンクが描いたものである。苦痛に苛まれる男の心臓からは血が流れ、それは大地の養分となり、美しい花を咲かす。幼いころから、家族の病気や死に直面し、自身も統合失調症に苦しめられたムンク自身を表しているよう。ムンク美術館のサイトの説明によると、ムンクは次のように語っていたという。「すべての芸 [続きを読む]
  • 美術書の衝動買い
  • 「今●●●で、丸善のバーゲンブック・フェアをやってる。あんたの好きそうな本が沢山あったぞ。」と、相方に教えられ、一緒に見に行った。あるわ、あるわ、美術書の山。で、衝動買い。Taschenの"El Greco(エル・グレコ)"、"Symbolism(象徴主義)"、"Mary(聖母マリア)"、そして相方が漁ってきた世界遺産のDVD「バンベルク」(ああ、やっぱりこの人バンベルクにとり憑かれている…)、合計2,075 [続きを読む]
  • 私の好きな「聖母被昇天」
  • 今日は「聖母被昇天の祭日」です。毎年、この日に聖母被昇天の絵を紹介していきたいと書いてから、3度目の夏です。時が過ぎるのは、早いものですね。ちなみに去年の聖母被昇天はこちら。一昨年はこちら(聖母被昇天の主題について、詳しく書いています)。 そして今年はこの作品です!★「聖母被昇天」 ルイ・ジャンモすっかり、ルイ・ジャンモに嵌っております。青い空、聖母の白い衣、少女のような聖母の天を仰ぐ表情、天使たち [続きを読む]
  • 聖ゲオルギウスのドラゴン退治 ―目に見えるものと見えないもの
  • ★「聖ゲオルギウス」 ギュスターブ・モロー 1890年高校2年から大学1年にかけて、中世ヨーロッパにどっぷり嵌っていた。読む本といえば、漫画かケルトものか中世ヨーロッパものの、いずれかだったように思う。阿部謹也先生の「中世の星の下で」や「ハーメルンの笛吹き男」は、中世の庶民の生活をリアルに描いていて実に興味深かったし、ホイジンガの「中世の秋」は、暗黒時代と思われがちな中世に豊かな色彩を与えてくれた。そのよ [続きを読む]
  • Brilliant yellow ―ロセッティの「黄衣の女」
  • かつて「美白 命」だった私は、外に出るときはSPF50の日焼止め・手袋・日傘の完全防備。昼食をとりに会社の仲間と外出する際も、いつも私一人だけ黒い日傘持参だったな…。家の中にいるときですら、カーテンを開けることはなかった。9年間を過ごした以前の住まいで、カーテンを全開にしたのは、最後の半年だけだ。たまに故障する私の「芸術レーダー」。曇りや雨の日が続くと、体調が悪くなるだけでなく、なぜか感性までもが麻痺し [続きを読む]
  • 内視鏡とネブカドネツァル王と私(涙)
  • カラオケに行くと、誰か一人は必ず「部屋とYシャツと私」を歌うんだよなー。【ご注意】これは私の非常に情けない体験記です。私に麗しいイメージ(明らかに誤解ですけど)をお持ちの方は、けしてお読みにならないでください。確実にイメージが崩壊します。 ★「ネブカドネツァル王」 ウィリアム・ブレイクこのことはすべて、ネブカドネツァル王の上に起こった。十二か月が過ぎたころのことである。王はバビロンの王宮の屋上を散歩 [続きを読む]
  • コトノハ+コトダマ
  • 突然ですが、もう一個ブログを始めました。コトノハ+コトダマといいます。この美術ブログ「Quo Vadis イメージの奔流」からはみ出す内容のもの(美術ブログの範疇を大幅に超えてしまうもの)…たとえば、心に残った言葉、読んだ本のメモ書きなどを載せていきたいと思います。ところで、ついったーのアカウントを削除しました。フォローしてくださってた皆さんごめんなさい。アレ、今以上にPCにはりつくことになっちゃいそうで…自 [続きを読む]
  • 釘打たれたエロスと死んだ蝶の話
  • ★釘打たれたエロス(ベラダンの「万有神」の扉絵)アレクサンドル・セオン 1890年少し前にご紹介したように、トレヴィルの「リヨン派画集」を見ていると、不思議な気分になる。この画集に収められたアレクサンドル・セオンの「釘打たれたエロス」もそんな気分にさせる作品のひとつ。エロスの羽は鳥の翼なのだが、この釘打たれた様は、私に蝶の標本を想起させた。そして、子供のころに怖くて仕方がなかったもののことを思い出させ [続きを読む]
  • 私の好きな聖母マリア ―イタリア・ルネサンス編
  • 梅雨明けして4日。スコーンと晴れた青空が美しい!でも 暑い…。 一昨日の我が家のリビングの室温、34度でした(@_@;)気圧によって体調が変化しやすい私。低気圧が来ると弱ってしまうのですが、実は 低気圧→高気圧の激しい変化も苦手です。つまり、急に晴れるのもダメということ。。。難しいですネェ、もう。ここ数日ずっと頭痛で唸ってます。そんなモヤモヤ気分の頭痛のときには、青が爽やかな美しい聖母子像を見たくなります。 [続きを読む]
  • 十字架の道行 (ケッペレ巡礼)
  • 再びヴュルツブルクの話に戻ります。 ★★★聖ブルカート教会を訪ねたあと、りりかさんが教えて下さった巡礼教会ケッペレ(1748年より建設)に向かった。ケッペレは、マリエンベルク要塞の隣の丘の上にある。丘の麓に「ゲッセマネの祈り」の聖像があった。(ゲッセマネの祈りについては、こちらの記事へ)緑のなかに安置された聖像はオリーブ山での光景をリアルに描いているようで、私はとても感動した。実際のオリーブ山がどんな [続きを読む]
  • Street of Dreams ―デジャ・ヴュと夢とルイ・ジャンモ
  • 夜の通り。通りにはいくつものベッドが並べられている。男がベッドをひとつひとつ確認している。…Rainbowの名曲 ”Street of Dreams"のプロモーション・ビデオに出てくるワンシーン。このシーンは、ビデオの後半部分に登場する。”Street of Dreams"の歌詞はデジャ・ヴュ(既視感)や夢をテーマにしたもの。I've seen this place beforeAnd you were standing by my sideI've seen your fa... [続きを読む]
  • 生と死 ―クリムトの「人生の三時期」
  • 「人生の三時期」グスタフ・クリムト 1905年 わたしたちひとりひとりの生と死は他の人々とのかかわりの中にある。ローマ書14.7参照考えるべき三つのこと、すべての人の生と死はかけがえのない独自のもの、生も―そしておそらくいっそうだいじな―死も意味をもっている。両者ともに人々にとって価値あるもの。それゆえわたしたちは裁いてはならない。ひとりの人の生や死のもつ価値を神ならぬ身のいったいだれに判断したりできるだろ [続きを読む]
  • バイエルン国立博物館
  • リーメンシュナイダー以外で心に残ったものをいくつかご紹介します。そもそも私がバイエルン国立博物館に行きたいと考えたのは「ミュンヘン美術館」という大型美術本に掲載されていた15世紀初頭のピエタ(ヴェスパービルト)に衝撃を受けたからでした。初めて目にしたとき、胸が引き裂かれるような気持ちになりました。このピエタはぜひ生で見たかったのです。小さなものとばかり思っていましたが、実物はかなり大きなものでした。 [続きを読む]
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