井上勝夫 さん プロフィール

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井上勝夫さん: 『SASURAIらいふ』旅する小説家の世界絶景野宿
ハンドル名井上勝夫 さん
ブログタイトル『SASURAIらいふ』旅する小説家の世界絶景野宿
サイト紹介文最高の小説を読みたい? でもブログでは小説書いてないよ。じゃあなぜ小説カテゴリかって?
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供166回 / 364日(平均3.2回/週) - 参加 2007/01/21 17:38

井上勝夫 さんのブログ記事

  • 長すぎる小説 夏の翼ノート6.
  • 『夏の翼』を書くに当たって、大問題が一つありました。いや、正確に言うと、書きながら出てきた大問題です。それは途轍もなく長い物語になってしまう、ということでした。僕が物書きを目指して最初に書いた物語、すなわち処女作は、自分の日本一周の旅の話です。実録なのですが、なんとなく小説のような作品で、長さは原稿用紙2000枚分ありました。なにせ一年半もの旅の日々を綴った物語です。書き上げるのも同じくらいの時間 [続きを読む]
  • 東京シャイン旅行 第六話
  • 怒鳴りオヤジの悪口で盛り上がりながら、僕たちはさらに先へと進んだ。さらにといっても、すぐ隣の区画に、品川歴史館があった。一応そこがシャインさんの目的地だったらしい。「入場料が高かったら入らないけど」ここまで歩いてきたのにシャインさんはあっさりとそう言って、建物を見上げた。ちょいと古びたビルには、今やっている展示の垂れ幕が掛かっている。入口は暗くて、人の気配はない。「ひょっとして休館日かしら?」「入 [続きを読む]
  • 天上彩華
  •                                                          lofoten NORWEY SASURAIらいふホームページ   絶景の旅と、感動の小説をあなたに。 にほんブログ村 人気ランキング   クリックして応援してね!(๑◉ฺ艸◉ฺ๑) [続きを読む]
  • トイレに行かない人たち 夏の翼ノート5.
  • 初章を完璧に書き上げて、あとはもう堰を切ったように書くことができたと先回書きました。それは事実なのですが、第二章はちょっと「これでいいのかな?」と思う部分がありました。正確に言うと、今でも思っています。まず章題からして「三人のお化け」です。なんだか童話か喜劇小説みたいな感じがします。まあそれはまだいいとしても、比呂美がオカマを演じるのが好きだというところ。ここが問題です。(もっともモデルになった人 [続きを読む]
  • 今度は最高最良の小説!?
  • 先回は最低最悪みたいな扱いを受けた『夏の翼』。今回は180度違った評価を紹介します。AKIRAさんの感想記事です。『私は 北の大地にさらわれてしまった』この小説は私に「本当に生きるということ」を教えてくれた。読者に人生とはこうあるべきだと 説得しようとするものではなく自然に 小説を読む誰もが するっと飲み込むことが出来るその人が持つ 背景に成り立った真実が リアリティあるものとして私に迫ってきたのだ [続きを読む]
  • 東京シャイン旅行 第五話
  • ステージから霧を噴き出し始めた貝塚公園を後にして、僕たちは駅前通りを歩き続けた。駅前通りというか、もうすでに「駅前」でも何でもなく、大勢歩いていた人の姿も消えて、都会とはいえどこかひっそりとした空気の漂う通りだった。高くても十階建て程度しかない、しかし密集して立ち並ぶビルの合間に、小規模の神社仏閣が散在している。やがてそれらの中でも比較的大きな境内の神社が現れた。「鹿嶋神社」としてある。「ここも初 [続きを読む]
  • 東京シャイン旅行 第四話
  • 駅前通りの歩道を折れて、ビルの壁と塀に挟まれた狭い路地を行き、コンクリート階段を降りると、線路脇に大森貝塚の石碑が立っていた。わずか二、三畳分くらいの広さしかない、石碑と植え込みのみの空間だ。「えっ? これだけ?」貝塚も何もない。英字を刻んだ直方体の石碑の上に、もう一つ縦書きに『大森貝墟』と彫り込んだ巨大なアイスバー型の石が乗っかっているだけだった。「私も初めて来たの。こうなっていたのね。いつも電 [続きを読む]
  • 雲の影泳ぐ大地、そして大雲海に包まれる摩周湖
  • 摩周岳は、標高わずか857メートルの低山だ。しかしその山頂からの眺めの雄大さは、どんな山にも引けをとらないと言っていい。上の写真ほぼ中央、最遠の位置にある山々は知床連山。ここから右に視線を回していくと、およそ180度のパノラマで根釧原野が広がり、それは北海道の圧倒的スケール、まさしく「大地」を満喫させてくれる。そこからさらに視線をめぐらせれば、直径1.5キロの巨大な爆裂火口と、展望台から見るのとは [続きを読む]
  • 最低最悪の小説!? 
  • 数ページ読んだところで、「素人の文章」だと思った。 稚拙な文章力の上に固くて気取った修飾語のオンパレード。 いくら虚構の世界とはいえ、白々しい出会いのシーン。 その気取った描写。 ナルシストの自慢話を延々聞かされているような嫌な気分になった。 なので、それ以上はどうしても読む気になれなかった。 上は『夏の翼』無料キャンペーンに応募された五十代の男性が、ご自身の記事で発表された文章です。けっこう長い記事の [続きを読む]
  • 東京シャイン旅行 第三話
  • 人生二度目のモーニングセットを、感慨に耽りながら食べている僕の目の前で、シャインさんはだんだんと自分の身の上話を始めていった。波乱万丈な、ドラマになりそうな境遇。過酷とも言える状況の中で、よくもまあ、こんなに天真爛漫な雰囲気で生きていけるものだと感心する一方、僕が気になりだしたのは今現在のことだった。テーブル席が六つあるこの区画には、僕たち以外に二、三組の客がいる。みなサラリーマン風の中年男性で、 [続きを読む]
  • 電子書籍は紙の本に取って代わるのか?
  •                                                画像:アップル社ホームページよりアップル社のiPadの登場で、新たな「読み方」の時代がやってきた感じがする。合衆国ではアマゾン社のキンドルが順調に売り上げ台数を伸ばしており、小説も紙の本ではなく、電子機器で読むのが主流になっていってもおかしくない状況だ。                           [続きを読む]
  • 東京シャイン旅行 第二話
  • 喫茶店で読者と向かい合い、渡された自分の本にサインをする、という行為は、なんだかいっぱしの有名作家にでもなった気分だった。「うわー。サイン。うふふ、生カツオさんの生サイン」サインペンを走らせる僕を眺めて、シャインさんは拍手をしそうな勢いで喜んでいる。「あ、今日の日付も入れなくちゃね」「あっ、日付も入れて!」「ふーすけも描いておこうか」「ふーすけも、描いて」一見単純なふーすけの顔だが、実はうまく描く [続きを読む]
  • ケロンタインチョコ。
  •   毎年せがまないとバレンタインのチョコをくれないふーすけが、なぜか今年は黙っていてもくれた。いつもはカエル型のチョコなのだが、今年は卵お菓子にチョコで描いてある…「初めてチョコペン使ったけど、部屋の温度が低すぎて固まるのが早くて、うまく描けなかった」と言っていたが、そのとおり我が家の室温は寒いときで十度くらいだ。エネルギーを使わず、地球の非温暖化に役立っている…今また自分で『夏の翼』を読み返して [続きを読む]
  • 東京シャイン旅行 第一話
  • 「はじめまして。はじめましてじゃないわね。カツオさん、サインペン持ってる?」待ち合わせ場所での挨拶もそこそこに、シャインさんはなにやら切羽詰った様子で尋ねてきた。駅前通りの車道にはひっきりなしに走り抜けていく車やタクシーやバスが、僕の路肩駐車した車を迷惑そうに避けている。「ボールペンとかサインペン、持ってない?」シャインさんは大勢の人が行きかう歩道から外れて路肩に立ち、あせった感じにもう一度訊いて [続きを読む]
  • 書き出しの重要性 夏の翼ノート4.
  • 小説において、書き出しは大変重要なものだと思っています。なにしろ最初の一文で、読者の心をつかむ必要があります。あるいは物語の世界に、読者を引き入れなければなりません。書き出しでなんといっても最も有名なのは、川端康成の『雪国』ですね。国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。特に最初の一文は、誰もが知っていると言ってもいい名文です。ただし、「国境」を「こっ [続きを読む]
  • 小説のDNA構造 夏の翼ノート3.
  • 『夏の翼』がどんな小説なのかと訊かれたとき、僕はちょっと困ってしまいます。自分で書いた物語なのに、おかしな話ですね。でもいまだにあらすじが書けないでいます。簡単に言うと、北海道で男女が出会い、一夏をともに旅していくお話です。では恋愛小説でしょうか? それとも旅の小説なのでしょうか?読者のアプローチは二種類あるみたいです。このブログの訪問者のメイン層である主婦たちは、けっこう恋愛小説だと思って読み始 [続きを読む]
  • 月の満ち欠けと旅人の関係 夏の翼ノート2.
  •                                                  Stella Theater Pro 作品を書くにあたりプロットは作成しなかった僕ですが、カレンダーは作りました。何月何日に誰がどこにいるかと、月齢だけを書いたものです。この物語は、夜のシーンがかなり多く、したがって夜空の描写もありますから、月の満ち欠けは物語内で正確に表していかなければなりません。そればかりではなく、 [続きを読む]
  • 「夏の翼ノート」始めます。夏の翼ノート1.
  • 『夏の翼』を読んでくれた人も、これから読んでくれる人も、より物語の世界を楽しむという目的で、作成の裏話や、解説などをいつも気が向いたままに綴っていこうと思っています。小説を書いている人には、ものを書く上での参考になるかもしれません。『夏の翼』は、四編二十八章構成の、かなり長い物語です。400字詰め原稿用紙で2200枚。本にすると1200ページほどです。普通それだけ長い話になると、いえ、たとえそこま [続きを読む]
  • 『夏の翼』無料キャンペーン終了しました。
  • 『夏の翼』無料キャンぺーンにご応募いただきました方々にご連絡です。SASURAIらいふホームページで前もってお知らせしていた通り、無料キャンペーンは2月3日をもちまして終了いたしました。今後は宣伝していただける方に対しての半額キャンペーンと、2000円の通常定価販売のみとなりますので、記事を書いたり口伝えの際に、その点ご注意くださるようお願いします。特に、過去の記事としてでなく、現在進行形で(たと [続きを読む]
  • 『ヨーロッパ水没』 ヨーロッパ野宿旅 オーストリア?-13
  • ヨーロッパ水没 ベッドで目覚めるのは、少し奇妙な感覚だった。二ヶ月くらいもテント生活を続けていると、すっかりそれに慣れてしまい、かえって柔らかすぎるベッドが心地よく感じられないのだ。 窓から外の景色を眺めると、見下ろす広い芝生の庭には、雨が降り注いでいた。薄暗い朝。今日も一日雨が降りそうな気配だ。いったいどれだけこんな天気が続くのか。夕方まで雨なら、ここにもう一泊させてくれるのだろうかと考える。二 [続きを読む]
  • 小説における哲学
  • 「哲学」というと、なんだか小難しいことを、あーでもないこーでもないと議論したり、これはこうとも考えられるしこうでないとも言える。みたいに屁理屈を並べ立てることだと思っていませんか?哲学とは簡単に言うと、次の二つだけだと思うんです。  人はどう生きるべきか  神とは何か(世界の成り立ちとは?)人の数だけ哲学があるとは思いません。何も考えずに生きている人もいます。でも大方の人は、上の二つの事柄に興味を [続きを読む]
  • 『にやつき小僧と泣きジジイ』 ヨーロッパ野宿旅 オーストリア?-11
  • にやつき小僧と泣きジジイツーリストインフォメーションの軒下のベンチで雨宿り。ずぶ濡れになった登山者の団体に、お菓子を分けてもらった。 キャンプ場の前で車から降ろしてもらうと、雨は本降りになって空を暗くし、気温を下げた。レセプションに行く前に、傘を差してテントサイトを一回りしてみる。車で引くタイプのキャビンはずらりと並んでいたが、テントを張る場所には空きがある。 レセプションに行き、テントを張りたい [続きを読む]
  • 『雨中下山』 ヨーロッパ野宿旅 オーストリア〓-10
  • 雨中下山長大なガレ場を横断していく。ペイントの道標があるし、三日前に水汲みに歩いた場所だから、ガスっていても迷わない。 今朝も雨だった。これで今日も停滞したら四連泊になってしまうので、どうしても下山したい。しかし雨の中を歩きたくない気持ちもあって、知らず出発がぐずぐずしてしまう。寝袋から抜け出たフェザーを戻す作業に、気づくと三十分くらい掛けたりしている。 それでもいつまでも意味もなく時間を費やして [続きを読む]
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