井上勝夫 さん プロフィール

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井上勝夫さん: 『SASURAIらいふ』
ハンドル名井上勝夫 さん
ブログタイトル『SASURAIらいふ』
サイト紹介文北海道をキャンプと野宿で旅! 普通のツーリングでは絶対に行かない、行けない場所も紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供163回 / 366日(平均3.1回/週) - 参加 2007/01/21 17:38

井上勝夫 さんのブログ記事

  • 静かな航海
  • 目覚めると奇妙なほどに静かな船内だった。乗客の姿は少なく、窓の外の景色は雨に煙り、フェリーは滑るように静寂のノルウェー海を航海していた。船内を歩いてみたが、僕のいるロビー以外には意外なほどに多くの乗客がいることが分かった。だがなぜか昨日までの乗客たちの雰囲気と違う。スタッフも掃除婦を一人見ただけで、レストラン以外の船内には一人もいない。まるで一晩のうちに別の船に変わってしまったようだ。空気はとても [続きを読む]
  • 読者の感想 かぐやさんのケース
  •  衝撃のラストに、自分なりの納得をするのに半日かかるほどショックを受けながらも、一見とても身勝手にも感じる、この愛情深い男(圭太郎)の愛の表現の仕方、リサと出会った旅人や圭太郎が語った言葉とその生き方に自分を見つめなおし、比べ、言葉のひとつひとつが身にしみ、自然の、日本という国の素晴らしさ・・・今は原発の問題でそういった自然を元の姿にするのは難しい現実だからこそ・・・もうね、いろんな想いを自身 [続きを読む]
  • 笑い男と妖怪ハゲオヤジ  2010北海道 Scene3 道北の旅 -11
  • こんな場所で一晩を過ごした旅人がいるとは、善良な稚内市民は誰も気がつくまい。 昨夜から降り始めた雨は、朝になっても相変わらず降っていた。今日は十時五十分発のフェリーに乗り、礼文島に渡ろうと思っていたのだが、こんな天気ではテントを撤収する気にもなれない。ぎりぎり九時まで様子を見ていると、なんとか雨が上がった。再び降り始めないうちに、手早くテントを畳む。 しかし霧が濃い。テントを張った場所は尾 [続きを読む]
  • 2012年の目標達成度1月の報告
  • ○『あなたのいる彼方へ』の販売部数を五万冊にする。   今月僕の手元から発送された単行本数は6冊です。それと近所の本屋さんで置かせてもらっていた分の在庫整理に伴う返品がありまして、期間中売れた2冊を今月分として計上すると、合計8冊ですね。 単に平積みにされていれば本が売れるという時代ではないようです。事前情報がありすぎるために、書店でたまたま目についた本を手にとって立ち読みするとい [続きを読む]
  • 愛読者カードが送られてきました。
  •  出版社から『あなたのいる彼方へ』の愛読者カードが送られてきました。ご感想・ご意見のところを細かく読むと、ネタバレも書いてあるのでまだ読んでない方は注意してくださいねー。 カードを送っていただいた方たちには本当に感謝しています。ありがとう。年齢は20代、30代、40代、50代、60代、70代と、綺麗に分布していました。男女3人ずつというのもちょうど半々です。60代、70代の方たちにも読んで [続きを読む]
  • 悲しみのインド少年
  • 午後三時ごろから次第に天気が良くなって、素晴らしい青空へと変わっていった。船窓やデッキからの眺めはいっそう綺麗になっていく。切り立った断崖となって聳え立つ複雑に入り組んだ残雪の山脈は、どこまでも果てしなく無人の大自然である。道路や建造物など一切見えず、まるで人跡未踏の大地が広がっているようだ。日本とほぼ同じ面積の国土に対して、ノルウェーの人口は480万人。たったの3.7パーセントだ。ゆえに自然は凶 [続きを読む]
  • 北限に向かう  2010北海道 Scene3 道北の旅 -10
  • テントを畳む前に、溜まった砂やゴミを出す。風をはらんで凧のような浮力が生まれる。   今日から晴れるという予報だったにもかかわらず、この数日で最も暗い曇り空。 ヨーロッパの天気予報は山岳地帯でさえ正確に当たったのに、日本の天気予報はなぜ これほどまでに精度が悪いのだろう。   しばらくふてくされてテントの中で横になっていたが、さすがにここで四連泊もするのは 停滞しすぎなので、昨晩の残り飯の冷え [続きを読む]
  • 『再びドロミテへ』 ヨーロッパ野宿旅 オーストリア?-18
  • 再びドロミテへ   町の大駐車場。土砂撤去作業をしたブルドーザーの「歯」が、ごろりと置かれていた。   バスの出発時刻が近づき、町の大駐車場まで行くと、百台以上の普通車と、数台のバスが止まっていた。普通車の数が想像よりも遙かに多い。こんな山岳地帯の田舎の観光地には、環境先進国の住民は電車やバスで来るものと思っていたが、そうではないらしい。   インスブルック方面へ行くバスであるこ [続きを読む]
  • 密かな復讐
  • 昼の十二時近くになって、『ボート』は Hammerfest という港に着いて、そこで一時間の停泊をすることになった。観光下船する乗客がぞろぞろと降りていくので、僕も一緒に降りていく。街の規模としてはさほどではないが、変わった造りの背の高い教会があり、それが有名なのか、みな一様にそこに向かって歩いていくようだ。老人たちばかりなので、かなり後から下船したにもかかわらず、僕はほぼ全員を抜かして歩き、ほと [続きを読む]
  • 世界は善意に満ちて  2010北海道 Scene3 道北の旅 -9
  • バイクがあればどこにでも自由に行けるから、どこにも行かない自由を楽しむことができる。   誰もいない自然の中で目覚めるのは気持ちいいことだ。あたり一帯のパワーが全て自分に 集まっているような気分がする。 八時に起きてテントから顔を出すと、そこそこの青空が広がっていた。 ひょっとして天気予報が外れて、今日はいい天気になるなら寝過ごしたことになるが、 すぐに雲が流れてきて灰色の空に変わった。今日も一日こ [続きを読む]
  • OutRider誌で紹介されました。後編
  • 日本一周、二十代前半。僕がこんなカッコつけ写真を撮るようになったのは、OUTRIDERの影響だ。      あるとき、本屋の棚に久しぶりにOutRiderを見かけた。廃刊になっていたと思っていたら、季刊誌に変わっていた。その次に見たときには、隔月誌に変わっていた。  中身を見て、僕はびっくりしてしまった。かつてあれほど僕を夢中にさせた美しいツーリング風景はどこにも載っておらず、ちょいとお出掛 [続きを読む]
  • OutRider誌で紹介されました。前編
  •             ツーリング雑誌の元祖「OutRider」誌は奇数月11日発売!  『OutRider』は僕がバイクに乗る以前から愛読していた雑誌だ。当時僕は防衛大学校の学生で、バイクに乗ることも免許の取得も禁じられていた。二年生と三年生の夏休みを使ってそれぞれ一ヶ月間、自転車で沖縄と北海道へ行ったのが僕の長旅の始まりだが、実はそれも校則違反だった。「特別職国家公務員」である防大生は、 [続きを読む]
  • 『被災地脱出』 ヨーロッパ野宿旅 オーストリア?-17
  • 被災地脱出 三日間お世話になったガリンダとお別れ。肩を組んだらちょっと照れていたけど、おいらも照れてます。ピンチーもお利口にポーズつけてるね。   『電車が来るのは7時55分だけど、カイは駅まで歩いていく?』   朝食時にガリンダに尋ねられて、僕はちょっとあわてた。駅がどこか知らないし、昨日話に聞いたところによると、けっこう遠いらしい。今の時間から歩いて間に合うわけがない。犬の散歩の時間だ [続きを読む]
  • ヨーロッパ野宿旅2005年を連載再開します!
  • 一年八ヶ月も連載が途絶えていた2005年『欧州野宿』の記事を再開します。 どうして途絶えていたか、はっきりとした理由はありません。 一つ言えるとしたら、wiki文法を複雑に使ってアップするのが面倒だと言うことができます。今のように簡単モードがないときから連載していたので、文字を大きくするためや、文字色指定、画像の位置指定など、全て面倒な命令文を使っていました。 今後は簡単モードでアップしていきたいと [続きを読む]
  • バレンツ海からノルウェー海へ
  • 寝ている僕を、乗客の女がやたらと踏みつけてくる夢から覚めると、ノルウェーそしてヨーロッパ最北の地として知られるノルドカップだった。もっと正確に言えば、ヨーロッパ本土の最北はすでに通過してきた Kinnarodden という岬で、島も含めた最北はノルドカップから1.5キロ北の Knivskjellodden という岬なのだが、一般に最北の地として有名なのがノルドカップ Nordkapp であり、フェ [続きを読む]
  • 2012年の目標
  • 皆さん、あけましておめでとうございます。         今年も一年の目標をたてることにしました。              達成具合をまた各月末に報告していきたいと思っています。  ○『あなたのいる彼方へ』の販売部数を五万冊にする。   はい。すごく高い目標を立ててみました。  昔は100万冊でベストセラーと言っていたような気がしますが、現代では5万冊でもうベストセラーなんで [続きを読む]
  • 今年の抱負実現度、十二月の報告
  •   ○昨年の北海道の旅で撮影してきた動画を編集して、動画サイトにアップする。 今年はScene2までを動画にしました。以後Scene8まで、何年掛かるでしょうか? ヽ(゚∀゚ゞ)ブハッ SASURAIらいふ動画チャンネル たくさんの人にお気に入りチャンネル登録していただいて、ありがとうございます!    ○『夏の翼』の宣伝動画を作成し、SASURAI文学の読者を1000人獲得する。  [続きを読む]
  • 船旅の始まり
  • 下層の格納デッキからエレベーターに乗り、客室デッキに上がって行くと、プラチナブロンドの顔立ちのいい女性スタッフがレセプション・カウンターに立っていた。白い船員コスチュームが均整の取れたプロポーションに似合っており、さすがは高級客船のスタッフだといった見栄えである。『どちらまでですか?』 愛想もへったくれもない調子で尋ねてくる。僕は航海パンフレットから、ロフォーテン諸島で二つある寄港地のうちの手前側 [続きを読む]
  • メリークリスマス!
  •   皆さん、メリークリスマス!って言うには、遅いですかね? なんか日本では本当のクリスマスの25日よりも、前日のイヴのほうがずっと重要視されている不思議な雰囲気ですね。あと、この「メリークリスマス」って言葉、実はかなり宗教色が強いらしいです。まあ日本は多くの人がキリスト教とかあまり気にせずに使っていますよね?おいらもその一人です。  さて、このブログにファン登録していただいている方 [続きを読む]
  • 『あなたのいる彼方へ』のCMでマローン。
  • いつも面白い記事を書いたり描いたりしているマロンちゃんが、『あなたのいる彼方へ』のコマーシャルを作ってくれましたー! ブ━━━━∵;(;:゚:鑾;゚;,);:∵━━━ッ!!なんか知らんが笑える! ヾ(´・Д・)ノ{+++THANK YOU+++}ヽ(・Д・`)ノ マロンちゃんは今でこそ栗だけど、昔はリス似の美人だったでリスよ(でも小柄じゃない)。マロンの誕生秘話   SASURAIらいふホームページ   絶景の旅と、感動の小説をあ [続きを読む]
  • 皆さんにお願い。(๑◉艸◉๑)キャ。
  •  おかげさまで、小説『あなたのいる彼方へ』はボチボチ売れています。書店販売の分は別として、おいらのところからは200冊ほどが旅立っていきました。お買い上げいただいた皆さん、本当にありがとうございます。 で、まだ500冊近く手持ち分があるんですね。流通分にした800冊については、どれだけ売れたのかはあと四ヶ月くらい経たないと分かりません。もっと細かく教えてほしい。初版の1500冊がすぐに売れ [続きを読む]
  • 自転車少年の誇りとライダーのわめき声と水夫の笑顔
  • ガレ石の山から下だって、車道の終点まで戻ったときは、午後五時半だった。今日のフェリーは午後十時半出港なので、時間にはまだずいぶん余裕がある。来たときとは別の道を歩いて、ゆっくりと町に帰る。昨日、日曜定休だったSPARが開いていたので、そこでパン、チーズ、サラミ、ドライフルーツ、インスタントスープ、ジャガイモを買う。これで数日分の食料が確保できたわけだ。買い物袋を小脇に抱えて、民家の裏庭から土手を登 [続きを読む]
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