井上勝夫 さん プロフィール

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井上勝夫さん: 『SASURAIらいふ』
ハンドル名井上勝夫 さん
ブログタイトル『SASURAIらいふ』
サイト紹介文北海道をキャンプと野宿で旅! 普通のツーリングでは絶対に行かない、行けない場所も紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供159回 / 370日(平均3.0回/週) - 参加 2007/01/21 17:38

井上勝夫 さんのブログ記事

  • 雨の移動  2010北海道 Scene3 道北の旅 -13
  • 霧雨の中を走り出す。気が乗らないが、走り出してしまえば行くしかない。   四時に目を覚ますと薄暗い霧雨。再び寝て六時にも同様の空を確かめる。 携帯電話の電源を入れて天気予報を見ると、晴れだった予報が雨に変わっている。 全く当てにならない天気予報が続いている。いっそ予報など見ないほうがいいかもしれない。 携帯の電源を切って、荷物の奥にしまいこむ。携帯なんて旅には不要だ。 今回珍しく持ってきたのは、何 [続きを読む]
  • 『WANDER LIFE』 ヨーロッパ野宿旅 イタリア?-3
  • WANDER LIFE 岩山の斜面中腹を削ってルートが延びている。秘境の雰囲気がぷんぷん漂っている。    急斜面ばかりで形成されている風景の中を登っていくと、いったん路の勾配は緩くなった。楽に歩ける箇所はザックも心も軽く感じられる。やがて路は徐々にまた勾配をきつくしていったが、僕はコースを外れて斜め右手の谷間に進んでいった。    幅わずか数メートルの狭い谷底は白い砕石で敷き詰められたように [続きを読む]
  • 大事件勃発
  • 岩山から向かいの小島を写真に撮っている間に、少年たちはすでにその場を離れていた。僕もテントに戻ることにする。もう九時近い。準備の時間を入れたら夕食が十時になってしまう。ところが岩山の天辺から少し下ると、大変な地形に出くわしてしまった。テントを張った場所と今立っている場所は一続きの岩山に見えていたのだが、その間には深さ何十メートルもの亀裂があったのだ。幅はそれほどでもないのだが、着地側は傾斜した岩肌 [続きを読む]
  • 最近の読書 後半
  •  『ユリゴコロ』帯の言葉を読んで買った本。帯はとても効率の良い宣伝だと思う。商業的な作戦であったとしても。恐ろしいほどの筆力、ではなかったが、引き込ませるには充分。帯の言葉通り、不思議な物語。偶然発見したノートの文章を書いたのは家族なのか? 事実が書かれているのか?おどろおどろしい殺人鬼の告白から、やがて愛の物語へと変貌していく様は見事。当時はまださほど売れていなかったが、間違いなく売れるだろ [続きを読む]
  • 最近の読書 前半
  • 1. 『びんぼう神様さま』 高草洋子   2. 『5%の人』 清水克衛   3. 『少女パレアナ』 エレナ・ポーター   4. 『ザ・シークレット』 ロンダ・バーン   5. 『パレアナの青春』 エレナ・ポーター   6. 『ユリゴコロ』 沼田まほかる   7. 『心を上手に透視する方法』 トルステン・ハーフェナー   8. 『ジェノサイド』 高野和明   9. 『容疑者Xの献身』 東野圭吾   10. 『アル [続きを読む]
  • 宗谷丘陵を走る  2010北海道 Scene3 道北の旅 -12
  • こうして写すとそれなりに良い場所に見えるが、実際は可もなく不可もなくといったところ。   一日雨のぱらつく天気だったおかげで、川原で二連泊することになってしまった。 そう、昨日は一日中このなんでもない場所で過ごしたわけだ。まあ『夏の翼』を読んでいれば 退屈することはない。散歩の黒犬が来客者となっただけで、あとは誰にも声をかけられず、 誰ともしゃべらずに日が暮れて夜になっていった。自炊してワインを飲 [続きを読む]
  • 『森を登るよどこまでも』 ヨーロッパ野宿旅 イタリア?-2
  • 森を登るよどこまでも 岩にペイントしてある道標。コースナンバーを示す「9」が書かれている。    草原からはすぐに森になり、小路の傾斜もきつくなっていった。今回僕が選んだコースは、5万分の1の地図で見てトレ・チメまで直線で18センチほど、つまり実距離9キロほどのもので、コースナンバー9。もちろん路は曲がりくねっているし、高低差もあるので、それを何倍していいのか分からない。買った地図には区間距離が記 [続きを読む]
  • BikeJIN培倶人誌にて。
  •  今月一日発行の『BikeJIN 培倶人』誌4月号Vol.110にて、小説の紹介をしていただけました。 今月号の特集は、毎年4月号恒例企画の絶景道ランキング。綺麗な写真満載で、見ていて楽しい! これはライダー以外の人にもぜひ見てもらいたいです。日本にはこんなに美しい場所がたくさんあるんだってことを、知るいい機会になります。 で、おいらが驚いたのは、読者約3000名が選んだ堂々全国一位の道路が [続きを読む]
  • クイズ! 四コマ漫画ふーすけ特別編
  • 問題。 これはまだ下絵の段階です。 1〜4コマのフキダシに入るセリフと、2コマ目に入れるふーすけの言葉(解説的セリフ)、そしてタイトルを考えて、四コマ漫画を完成させなさい。  正解者には(すでに作者のストーリーは決まっている)全員にふーすけとの握手券贈呈。         『SASURAIらいふホームページ』   ブログランキング にほんブログ村 [続きを読む]
  • 旅の中で生きて、そして死ぬこと。
  • 彼方って漢字、「彼方(カナタ)」わけると「彼(カレ)の方(ホウ)へ」と読む、この小説を二文字で表すとしたらこの言葉になるんだと読み終わったときに気が付いた、旅物語の恋愛小説・・・だったのか、それとも・・・なんだったのだろうか。 「あなたのいる彼方へ」 井上 勝夫 SASURAIらいふ http:// sasurai life.we b.fc2.c om/  「あなたのいる彼方へ」を読みました、女性が一人、バイクにキャンプ道具を積んで北海道から [続きを読む]
  • 悪ガキ軍団と遊ぶ
  • 岩山の天辺から一段降りて、小さな草地に立ってみれば、目の前には海だけが広がって、背後の町は完全に視界から消え、秘密の場所さながらの魅力で僕を迎え入れてくれた。確かにここは、この一帯では最後に残された自然そのものだった。こんな小さなパラダイスが、かえって僕を喜ばせることがある。大自然の中での野宿も素晴らしいが、回りとは遮断された別世界のようにスポット的に取り残された自然地形には、隠れ家的な興奮が感じ [続きを読む]
  • 雪の音色、風の歌が聞こえる
  • 冬休みに入るのを待ち切れずに、本を開くとまず北海道の美しい雪風景が、活字の中から浮かび上がる。    私は北海道に行った事が無いのだけれど、これだけその地の風景を心のスクリーンに映し出すというのは著者が実に丁寧に、現地を旅し 彼の心に記録しているからだろうな。 文章から音を聞いたのも、久しぶりだった。 新雪を踏む時のサクッ キュッって音や南の島の風が木々に当たり、吹きぬける [続きを読む]
  • ロフォーテン上陸
  • フェリーは定刻よりやや遅れて、18時30分を回ってから港に進入していった。険しい山々の麓に平坦地となって広がるスヴォルベアーの町は、そこそこの規模がある立派な町に見えた。つまり日本で言うと、村よりも少し発展した田舎の町、という程度である。港の開口部には、煙突のような塔の上に立つ女性の像があった。老婆なのか若いのか分からない。頭巾をかぶり沖に向かって手を上げる姿は、なんとなく魔女のような雰囲気がある [続きを読む]
  • 『ドッピアーコにて』 ヨーロッパ野宿旅 イタリア?-1
  •  オーストリア①からの続きドッピアーコにてテントを揺すって朝露を払う。森とはいえ人工的な雰囲気が強い場所。ヨーロッパの森は大部分が人為的に破壊されており、現在の森は人工林だ。 町外れの森でこっそりと野宿をして目覚めるのは、その秘密的雰囲気からして、ちょっと気分のいいことだ。遊歩道のような脇の道路を散歩する誰かが立ち止まって、じっくりとこちら側に目を凝らさない限りは、見つかる心配のない場所 [続きを読む]
  • 静かな航海
  • 目覚めると奇妙なほどに静かな船内だった。乗客の姿は少なく、窓の外の景色は雨に煙り、フェリーは滑るように静寂のノルウェー海を航海していた。船内を歩いてみたが、僕のいるロビー以外には意外なほどに多くの乗客がいることが分かった。だがなぜか昨日までの乗客たちの雰囲気と違う。スタッフも掃除婦を一人見ただけで、レストラン以外の船内には一人もいない。まるで一晩のうちに別の船に変わってしまったようだ。空気はとても [続きを読む]
  • 読者の感想 かぐやさんのケース
  •  衝撃のラストに、自分なりの納得をするのに半日かかるほどショックを受けながらも、一見とても身勝手にも感じる、この愛情深い男(圭太郎)の愛の表現の仕方、リサと出会った旅人や圭太郎が語った言葉とその生き方に自分を見つめなおし、比べ、言葉のひとつひとつが身にしみ、自然の、日本という国の素晴らしさ・・・今は原発の問題でそういった自然を元の姿にするのは難しい現実だからこそ・・・もうね、いろんな想いを自身 [続きを読む]
  • 笑い男と妖怪ハゲオヤジ  2010北海道 Scene3 道北の旅 -11
  • こんな場所で一晩を過ごした旅人がいるとは、善良な稚内市民は誰も気がつくまい。 昨夜から降り始めた雨は、朝になっても相変わらず降っていた。今日は十時五十分発のフェリーに乗り、礼文島に渡ろうと思っていたのだが、こんな天気ではテントを撤収する気にもなれない。ぎりぎり九時まで様子を見ていると、なんとか雨が上がった。再び降り始めないうちに、手早くテントを畳む。 しかし霧が濃い。テントを張った場所は尾 [続きを読む]
  • 2012年の目標達成度1月の報告
  • ○『あなたのいる彼方へ』の販売部数を五万冊にする。   今月僕の手元から発送された単行本数は6冊です。それと近所の本屋さんで置かせてもらっていた分の在庫整理に伴う返品がありまして、期間中売れた2冊を今月分として計上すると、合計8冊ですね。 単に平積みにされていれば本が売れるという時代ではないようです。事前情報がありすぎるために、書店でたまたま目についた本を手にとって立ち読みするとい [続きを読む]
  • 愛読者カードが送られてきました。
  •  出版社から『あなたのいる彼方へ』の愛読者カードが送られてきました。ご感想・ご意見のところを細かく読むと、ネタバレも書いてあるのでまだ読んでない方は注意してくださいねー。 カードを送っていただいた方たちには本当に感謝しています。ありがとう。年齢は20代、30代、40代、50代、60代、70代と、綺麗に分布していました。男女3人ずつというのもちょうど半々です。60代、70代の方たちにも読んで [続きを読む]
  • 悲しみのインド少年
  • 午後三時ごろから次第に天気が良くなって、素晴らしい青空へと変わっていった。船窓やデッキからの眺めはいっそう綺麗になっていく。切り立った断崖となって聳え立つ複雑に入り組んだ残雪の山脈は、どこまでも果てしなく無人の大自然である。道路や建造物など一切見えず、まるで人跡未踏の大地が広がっているようだ。日本とほぼ同じ面積の国土に対して、ノルウェーの人口は480万人。たったの3.7パーセントだ。ゆえに自然は凶 [続きを読む]
  • 北限に向かう  2010北海道 Scene3 道北の旅 -10
  • テントを畳む前に、溜まった砂やゴミを出す。風をはらんで凧のような浮力が生まれる。   今日から晴れるという予報だったにもかかわらず、この数日で最も暗い曇り空。 ヨーロッパの天気予報は山岳地帯でさえ正確に当たったのに、日本の天気予報はなぜ これほどまでに精度が悪いのだろう。   しばらくふてくされてテントの中で横になっていたが、さすがにここで四連泊もするのは 停滞しすぎなので、昨晩の残り飯の冷え [続きを読む]
  • 『再びドロミテへ』 ヨーロッパ野宿旅 オーストリア?-18
  • 再びドロミテへ   町の大駐車場。土砂撤去作業をしたブルドーザーの「歯」が、ごろりと置かれていた。   バスの出発時刻が近づき、町の大駐車場まで行くと、百台以上の普通車と、数台のバスが止まっていた。普通車の数が想像よりも遙かに多い。こんな山岳地帯の田舎の観光地には、環境先進国の住民は電車やバスで来るものと思っていたが、そうではないらしい。   インスブルック方面へ行くバスであるこ [続きを読む]
  • 密かな復讐
  • 昼の十二時近くになって、『ボート』は Hammerfest という港に着いて、そこで一時間の停泊をすることになった。観光下船する乗客がぞろぞろと降りていくので、僕も一緒に降りていく。街の規模としてはさほどではないが、変わった造りの背の高い教会があり、それが有名なのか、みな一様にそこに向かって歩いていくようだ。老人たちばかりなので、かなり後から下船したにもかかわらず、僕はほぼ全員を抜かして歩き、ほと [続きを読む]
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