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- 2009/11/07 00:49かかとの皮膚欠損
- 動物病院に、足をひょこひょこ引きずっている犬を連れた飼い主さんがやって来ました。「あれ、足どうしたんですか。」「足をけがしたみたいで、皮膚がなくなっちゃったんです。」見てみると、けっこう大きな傷のようで、けっこう痛そうな様子です。早速診察室に入ってもらって、創傷部位を見てみると、かかとの部分の皮膚が完全になくなっていて、靭帯の部分までむき出しになっていました。「どうやら、皮膚が欠損してしまっている [続きを読む]
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- 2009/11/06 00:18一生懸命説明しても、さっぱり分かってもらえていない
- 病気の治療に当たって、しっかり説明し、納得してもらった上で治療を行うと言うのは、動物病院において、一番重要な事ではあります。獣医師と一般の飼い主さんとでは、医学的なことについての知識の量が違うのは当たり前ですので、病気の事を分かってもらえるように、きっちり説明しなければいけません。簡単な病気の場合は、説明も簡単ではあるのですが、メカニズムが複雑で、説明も大変という病気の場合、分かってもらえるように [続きを読む]
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- 2009/11/05 00:37獣医師にご相談くださいという言葉
- テレビや新聞などで、ときおり「獣医師にご相談ください」という文言が出て来ます。獣医師と言うのは動物の医療の専門家なので、動物の病気などと関係している場合は、「獣医師にご相談ください」と言われると、至極当然ではあるのですが、かと言って、獣医師と言っても守備範囲というものがあります。あまり動物病院と関係なさそうな事にまで、けっこう簡単に、「獣医師と〜」と出て来ると、「相談されても困っちゃうなぁ・・」と [続きを読む]
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- 2009/11/04 00:27子どもさんと手術の写真
- 避妊手術や去勢手術の時を除き、手術の時には、デジタルカメラで写真を撮っておき、術後に飼い主さんにお見せするようにしています。撮った写真は、飼い主さんが術後に病院に来た時に、パソコンでお見せします。写真を撮っておけば、手術中にどんな様子だったのか、どういう手術をしたのかという事が、口だけで説明するよりも、ずっと分かりやすくなります。ところで、お迎えにきてもらって説明する時に、親御さんだけでなく、家の [続きを読む]
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- 2009/11/02 00:04医療の根底にある「願い」
- 医療と言うのは、医学の知識や技術を用いて命を救う行為ですが、ではなぜ命を救うのかと言うと、人医療と動物医療では、微妙に考え方に異なりが出て来ます。人の医療では、ヒューマニズムの考え方を根底に持ち、「命は大切だ。 だから救わなければいけないんだ。」という義務感で、仕事の内容と自分の行動とを貫かせる事ができます。「命は価値あるもので、だからこそ命を救わなければいけないんだ」という前提の元では、命を救う [続きを読む]
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- 2009/11/01 00:02ルンバと黒猫
- 「お掃除ロボット」の上で寛ぐくろねこ「お掃除ロボット」に落とされたくろねこ [続きを読む]
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- 2009/10/30 00:16頻尿と性別
- ちょっとずつ寒くなって来ましたが、冬に増える病気のひとつが「猫の尿閉」です。「猫が何度もトイレに行ってるんだけど、 おしっこは出ていないようです。」という場合、まず頭に浮かぶのは「猫の泌尿器症候群」という病気です。これは、猫の尿道にプラグ(砂状結晶+蛋白)がつまり、尿が出なくなる病気です。この病気の場合、すぐに診察して治療を行わなければ命に関わりますので、急いできてもらわなければいけません。ところ [続きを読む]
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- 2009/10/29 00:13塾に行った事はないけれど
- 獣医師になるには、大学に行って、国家試験を受けなければいけません。僕もなんとか大学に行って、試験に受かる事が出来、免許を受ける事ができました。僕が獣医師になれたのは、もちろん勉強をしたからというのもありますが、もうひとつには運がよかったという事もあります。僕は実は、高校まで、塾らしい塾に行ったことがありません。小・中学のときから、塾には一度も行った事がなかったのですが、高校三年生になって、危機感を [続きを読む]
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- 2009/10/28 00:09腸と電気メス
- 手術の時に役に立つ機具のひとつが電気メスです。組織からの出血の凝固や切開などに、とても大きな役目を果たします。組織と言うのは、血液が流れているので、組織をそのまま切開すると出血してしまいます。出血が多い場合、それを放置すれば、出血多量で生体は死んでしまいます。電気メスで組織を凝固すれば、出血はぴたっと止まりますので(出血の度合いによりますが)、手術を進めるスピードが段違いになって来ます。電気メスが [続きを読む]
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- 2009/10/27 00:21麻酔箱とホームセンター
- ごそごそするのが好き、という獣医師にとって、ホームセンターは宝の山だったりします。診察や手術の時に、こんなのがあったら良いなとか考えた時、ちょっとの工夫と工作で、思いのほか使い勝手の良いものが出来たりします。頭の中でこんなものがあると良いなと考え、試行錯誤しながら、ホームセンターで良さそうなものを探し、作る作業と言うのは、けっこう楽しいものであったりします。ホームセンターで物色しているときも、もの [続きを読む]
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- 2009/10/26 00:27ウサギは1羽2羽
- 動物によって数え方はいろいろです。基本としては、ほ乳類は一頭、二頭と数え、鳥は一羽、二羽と数えて行きます。ところで、ウサギだけは、ほ乳類のはずなのに、一羽、二羽と数えるのが通例になっています。知っている人も多いかとは思いますが、これは仏教との関係です。というのも、仏教伝来後、日本では、動物はご先祖さまの生まれ変わりかもしれない(人間から動物になったという事は、 業が大きかったために、人界から畜生界 [続きを読む]
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- 2009/10/24 00:29犬扱いは失礼?
- 飼い主さんといってもいろんな人がいますが、飼い主さんによって、動物に対する関係やつき合い方と言うのもそれぞれです。ただ、一歩間違うと溺愛とすれすれのところまで行ってしまうケースも、時には見うけられたりもします。僕が獣医師になって間もなかったその昔に、自分の飼っている犬を、「犬」と呼ばれると怒る飼い主さんがいました。その家庭では、その子の事を、まさに自分の子どもとして一緒に暮らしていたのですが、その [続きを読む]
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- 2009/10/23 00:39飼い始めた本人は大学へ
- 動物を飼い始める動機はいろいろだと思いますが、中でも多いのは、「子どもが動物を飼いたいと言ったから」というものです。飼う前には家族会議をして、「飼うんならちゃんとあなた達が面倒見なさいよ」と約束をして飼い始める事も多いと思うのですが、いつの間にやら、子供がきちんと世話しないので、お母さんが仕方なく世話をしているうちに、動物の世話係になってしまっている、という家庭も多いようです。そんな中でしばしば見 [続きを読む]
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- 2009/10/22 00:02すごいのが出ました
- ※かなりマニアックな話ですがごめんなさい一日たっても興奮冷めやらぬところですが、いまだに起こった事態に驚きつつ、ついつい今日の記事でまで書いてしまいました。先日から出るぞ出るぞと期待していたものが、ついに、満を持して登場しました。と言っても、新型インフルエンザの話でもなければ、Windows7のことでもありません。マックの話です。なんだマックの話か、と言われそうですが、今度のマックは高スペックかつハイパフ [続きを読む]
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- 2009/10/21 00:12獣医師が江戸時代にタイムスリップしたら
- 先日からテレビで、医師が江戸時代にタイムスリップしてしまう、という内容のドラマを放送しています。知識と技術を持った現代の医師でも、器具も設備も、まして電気すらない時代に放り出されてしまうと、思うように診察も治療も出来ない状態になってしまいます。患者側の知識や意識も違うわけで、「細菌感染を起こしています」と言った事すら通じないのですから、インフォームドコンセントどころでもないと思います。ところで、こ [続きを読む]
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- 2009/10/20 00:10感染してました
- 先週末に、娘の幼稚園でインフルエンザが発生しましたが、土曜日には娘も倒れました。さっきまで元気に遊んでたな、と思ってたら、急にぐったりし始めて、見る見る間に元気がなくなって来て、38度を越える熱が出て来ました。急遽病院に連れて行って、タミフルを処方してもらったのですが、一日寝たら、次の日にはすっかり熱も下がり、いつも通り元気そうでした。新型インフルエンザの毒性が低くて助かったのか、タミフルがそれだけ [続きを読む]
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- 2009/10/17 00:52ついに来るところまで来ました
- 昨日、驚愕のニュースが我が家に飛び込んできました。というのも、娘の幼稚園で、新型インフルエンザに感染した子が多数出てしまったと言うことです。しかも、そのうちの数人は、娘と同じバスで通学している子だったという事です。明日は幼稚園で集会の様なものがあったらしいのですが、それも急遽中止になり、明日から幼稚園は1週間休みになってしまいました。新型インフルエンザの足音も来るところまで来たか、という感じではあ [続きを読む]
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- 2009/10/16 00:23一体何で拭いたんですか
- ある日、動物病院に、「犬の顔を拭いたら腫れて来たのですが、 診てもらえますでしょうか。」という電話がかかって来ました。拭いたら腫れた、というのがよく分からないのですが、何か変なもので拭いたのでしょうか。「何でお拭きになったのですか?」と訊ねると、「おじいちゃんが拭いたのでよく分からないのですが、 拭いたものもいっしょに持って行きます。」との答えでした。しばらくすると、飼い主さんが犬を抱えてやって来 [続きを読む]
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- 2009/10/15 00:07恩人の名前をつける飼い主さん
- ※記事中の名称は仮名です動物にどう言う名前を付けるかは人それぞれですが、一件面白い名前のときも、理由を聞くと、それなりの理由があったりする事もあったりします。中でも以前あったのは、自分の動物に恩人の名前を付けている飼い主さんです。初診の子で、名前を尋ねようと、「この子の名前は何ですか」と訊ねてみると、「タケダさんです」という答えが返って来ました。「はい・・、サイトウ・・タケダちゃんですか?」と訊ね [続きを読む]
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- 2009/10/14 00:04診断書をもらって来ました
- 昨日は、かかりつけのこどもクリニックに行って、診断書をもらって来ました。お昼過ぎに行ったのですが、連休明けという事もあってか、まだ待合室には小さな子供を連れたお母さんがまだ何人かまっていました。そそくさと受付をすますと、しばらく待合室で待っていました。いよいよ僕の番になり、先生に診断を付けてもらった結果、どうやら僕は、麻薬中毒患者ではないということのようで、しっかりと診断書を書いてもらいました。な [続きを読む]
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- 2009/10/13 00:40短頭種の麻酔は別格
- 先日、短頭種の手術がありました。麻酔と言うのは、いつでも気の抜けないものですが、中でも短頭種の場合は、その緊張度合いは別格となります。と言うのは、短頭種は、麻酔のリスクが他の犬種よりもはるかに高いからです。実際、麻酔中の死亡事故と言うと、短頭種であったという話がけっこう多いです。考えてみれば、元々オオカミだった犬があの形になったわけで、鼻や喉のあたりの構造に、かなり負担がかかっている事が想像されま [続きを読む]
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- 2009/10/09 00:11動物が小さいと、お腹の中の虫も小さいです
- 子犬・子ネコを飼い始めた時、きちんと調べておかないといけない事のひとつが、「寄生虫」です。人間では、それほどもう見られないと思うのですが、犬や猫では、まだまだ普通に見られるので注意が必要です。特に、「回虫」という寄生虫は、お母さんから、胎盤や乳を通じて、生まれる前や生後直後に感染している可能性がありますので、飼い始めたときから持っている可能性があります。回虫は人間にもうつる可能性があり、特に子供さ [続きを読む]
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- 2009/10/08 00:34皮膚移植と皮膚の色
- 怪我や腫瘍などで皮膚が欠損してしまった時、時折用いる手技が、「皮膚移植」です。皮膚移植にはいろんなやり方があるのですが、いちばん簡単で用いやすいのは、「パッチグラフト」という手技です。これは、皮膚の欠損しているところと同じだけの大きさの皮膚を、別のところ(だいたいは背中〜脇腹)から持って来て縫合するというものです。パッチグラフトは、傷が別のところにもうひとつ出来るという欠点を除けば、手技も簡便で、 [続きを読む]
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- 2009/10/07 00:15台風とえん罪
- 今年はあまり台風らしい台風が来なかったなと思っていたら、10月に入ってから、大きな台風が本州を直撃しそうと言うニュースが飛び込んできました。この進路でいくと、僕のすんでいる地方も暴風圏内に入りそうという事で、どうなるかちょっと心配です。天候が悪い時には来院数が少なくなる傾向にはあるのですが、台風が来たら、とんと暇な開店休業状態になってしまいそうな予感もします。台風で雨と風がびゅーびゅー言っていたら、 [続きを読む]
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- 2009/10/06 00:02狂犬病の未接種は個人情報か
- 先日、地元の獣医師と行政との話し合いがあり、狂犬病の接種率をいかにあげるか、ということが話題のひとつになっていました。結局、話し合いのすえに、「狂犬病の接種へのご理解をいただいて、 多くの人にうっていただく。」という、去年と同じ結論になって終わりました(多分、来年も同じような話し合いと同じ結論になるような気もしますが)。狂犬病の接種は義務という事になっており、うっていない場合の罰則もあるのですが、 [続きを読む]
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