ぽこ さん プロフィール

  •  
ぽこさん: どうぶつ病院診療日記
ハンドル名ぽこ さん
ブログタイトルどうぶつ病院診療日記
サイト紹介文普段はなかなか分からない、動物病院の診察風景や、獣医さんが思ってることなど
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供89回 / 371日(平均1.7回/週) - 参加 2007/02/04 14:04

ぽこ さんのブログ記事

  • ・人間に命への価値づけをすることができるのか
  • ・人間に命への価値づけをすることができるのか 結局、人間が自分達の知性を過信して、「人間は命に対する正当な価値づけをできる」と考えることこそが間違いです。 人が、ある命を価値が高いものだと主張したとしても、その人はその価値の高さを知っているから言っているのではなく、その命が自分達に利益をもたらす存在だと考えていたり、その命が人間の感情をかき立てる対象であるからこそ、人はそれを価値あるものだと感じ、 [続きを読む]
  • ・人の持つ感情も、命への価値づけに大きく関わっていく
  • ・人の持つ感情も、命への価値づけに大きく関わっていく 人間は動物の中では比較的に、知性が発達しています。そしてその知性は、人間独自の感情をも生み出しています。 人間は他の命を見たとき、その命に対しての感情を心の中に抱きます。リスを見て「かわいい」と感じ、タカを見て「かっこいい」と感じます。そして、自分達が抱いた感情を、「自分がそう感じたから」という理由で、そのもの自体の“絶対的な価値の高さ”に反映 [続きを読む]
  • SAVIAS発売開始
  • かれこれ1年半前から開発し始めたSAVIASですが、AppStoreに載ったそうで、ようやく販売開始となりました。僕はマーケティングの方は僕は関与していないのですが、AppStoreの関係で、月々5000円とか言っていたのはなしになって、一括購入の形になるようです。月額の分がかからないので、ずいぶん安くなるようです。ダウンロードしてもらえれば、もうそのまま使えるそうです(ちなみに、iPad,iPhoneの単体では使えません)。来月はIn [続きを読む]
  • ・人は、自分たちの利益によって、命に価値づけを行う
  • ・人は、自分たちの利益によって、命に価値づけを行う 命への価値づけの最も原始的なものは、おそらく、ヒトが生きていく上で、生存にとっての障害となるか、それとも助けとなるか、ということから始まりました。しかし、自分達の生存のために、相手に意味づけをすることは、人間以外の種も少なからず行っています。 ウサギは、イヌやネコを見ると、おびえ、固まり、時に逃げようとします。それが、自分の生存にとって危険性があ [続きを読む]
  • ・命への価値づけ
  • ・命への価値づけ 牙や爪を持たない人間は、環境や外敵からの脅威を知性によって乗り越え、今日まで生き延びてきました。 知性を用いて環境を生き延びるということは、強靱な武器や強固な防御能力、すばやい逃走能力を持つ種とは異なる生存の手段を取るということです。 強力な武器を持たない人間にとっては、危険な相手に出会ってからでは時すでに遅しです。危険な相手に出会わないようにするためには、危険な相手を理解し、危 [続きを読む]
  • ・世界の中で生きるヒト
  • ・世界の中で生きるヒト 「命の大切さ」を考える前に、その前提となる部分についてまず考え直さなければなりません。すなわち、最初の疑問でも少し述べた、「人間が特別な存在である」という世界観です。 生命は約38億年前に生まれ、環境の変化に応じてかたちを変え、枝分かれをしながら、今日の姿になっています。 僕達人間が誕生する前には、無数の命の姿やかたちがありました。しかし、そのうちのほとんどのものは、現在にた [続きを読む]
  • ・今の「命の大切さ」を成しているもの
  • ・今の「命の大切さ」を成しているもの 「命の大切さ」を説く人の語り口は、それぞれの人で少しずつ異なっています。宗教的な理由を述べる人、動物の持つ知性を理由にする人、語る人によって「命の大切さ」の理由は様々です。そして、理由はともあれ、結論としては「命は大切だ」ということになっています。 そこには、まず「命は大切」という前提があり、その最初に決めた結論を導くために、いろいろと理屈を組み合わせているよ [続きを読む]
  • ・“常識”を問い直す
  • 第二章 今の「命の大切さ」を成しているもの・“常識”を問い直す ここから、今の「命の大切さ」がどういう土台の元に成り立っているのかを、その根っこの部分から見直し、考えていきます。 「命の大切さ」について、多くの人は、それは疑う必要のない、また疑ってはならない“自明の真理”であると考えています。 しかし、実際には、「命の大切さ」という概念そのものは、人間の持つ価値観のひとつでしかありません。ただ、あ [続きを読む]
  • ・他の命を「害獣」と呼んで殺すことは許されるの?
  • ・他の命を「害獣」と呼んで殺すことは許されるの? 人は、自分達が生きる上で、自分達に都合の良い動物を「益虫、益獣」と呼びます。逆に、都合の悪い動物に対しては「害虫、害獣」などといったレッテルを貼ります。 害獣とレッテルを貼られた動物は、人間から“悪い奴”と見なされます。そして、嫌われ、時に人間からは積極的に駆除される対象となります。害獣が、その“害獣”というレッテルをもとに殺されたとしても、人間は [続きを読む]
  • ・命が平等なのなら、他の命を犠牲にすることが許されるの?
  • ・命が平等なのなら、他の命を犠牲にすることが許されるの? あるいは、人の命だけが特別に尊く価値あるものなのではなく、全ての命が尊い存在であるのだと主張する人もいるかも知れません。しかし、「全ての命は、等しく高い価値を持つ神聖なものだ」とまで言うと、自分達が生きるために他の命を犠牲にすることができなくなってしまいます。 「命が、等しく高い価値を持つもの」であるならば、自分達が生きるために他の命を奪う [続きを読む]
  • ・人の命って、特別に尊いの?
  • 第一章.「命の大切さ」への疑問・人の命って、特別に尊いの? 「命の大切さ」という言葉は、通常“人の”命の大切さを指しています。そして、大人達は、「命の大切さ」を教えようとするとき、こども達にしばしば、「人の命は特別に尊い」と教えます。 「人の命の特別な尊さ」を語るとき、人を大切にすることの理由は、「人の命は、特別に大切なのだから、大切にしましょう」というものになります。 確かに、人の命が特別に尊く [続きを読む]
  • 序章 今、問い直される「命の大切さ」
  • 序章 今、問い直される「命の大切さ」 昨今、目を疑うような凶悪な事件がたびたび起きています。テレビや新聞を見て、殺人事件のニュースが載っていない日はほとんどないほどです。昔ならまれであったような、少年による犯罪や残忍な凶悪事件も、目立ってみられるような時代になっています。 過ちを犯した犯人には、通常の人間であれば自然に備えているような良心や常識が感じられないこともしばしばです。そして、時に「なぜ人 [続きを読む]
  • はじめに
  • はじめに 僕は獣医師です。獣医師として、飼育動物の命を助ける仕事をしつつ、傷ついた野生動物も診察しています。命に携わる仕事をしていると、しばしば、命というものの持つ意味について思わず深く考えさせられることもあります。 人間の医師であれば、「人の命はなんとしてでも助けないといけない神聖なもの」として、信仰に近い考えを持っていても良いのかも知れません。しかし、獣医師は人間社会の外にある命にもしばしば向 [続きを読む]
  • 目次
  • 『命の大切さ』はどこにある? 目次はじめに序章.「命の大切さ」が揺らぐ今第一章 「命の大切さ」への疑問人の命って、特別に尊いの?命が平等なのなら、他の命を犠牲にすることが許されるの?他の命を「害獣」と呼んで殺すことは許されるの?第二章 今の「命の大切さ」を成しているもの「命の大切さ」の“常識”を問い直す今の「命の大切さ」を成しているもの世界の中で生きるヒト命への価値づけ人は自分たちの利益によって、 [続きを読む]
  • 「命の大切さ」についてのシリーズを始めようかと思っています
  • 先日誕生日を迎え、僕もいよいよ40代になりました。まだまだ不惑というにはほど遠いですが、VetNoteに、SAVIASに、その他ごそごそと、今後も自分の出来ることをやって行きたいと考えています。ところで、このブログを始めたきっかけですが、それは、ひとつの本を出したいと願っていたからです。そのテーマは、「命の大切さ」についての考察のものですが、その時点で出版社に掛け合った所、「あなたが有名人か教授かであればこれは [続きを読む]
  • 医療イノベーションフォーラムに行って来ました
  • 医療においては、iPadやクラウドの利用というものはずいぶんと進んでいるようで、神戸大学の杉本先生を中心に医療3.0というチームが作られ、医療への活用を考え合う取り組みがなされているようです。先日神戸で、iPadなどのデジタルデバイスを医療にフォーラムが開かれていましたので参加して来ました。フォーラムでは、患者の情報をシェアし合い、地域医療で患者を診る例、SNSで医療従事者同士が意見交換をし合う例、地域の薬剤師 [続きを読む]
  • あけましておめでとうございます
  • 新年あけましておめでとうございます。去年は震災と原発問題とで日本が揺れた年でしたが、今年は去年よりも落ち着きを取り戻してくれて、本格的な復興に向けてサンライズ・ジャパンとなって欲しいと願います。去年はそんな雰囲気の中でのんびりしたブログを書いていていいものかと悩みつつ、獣医師の共有メモ帳「VetNote」の土台作りと、動物情報の閲覧システム「SAVIAS」のこととで一杯だったため、なかなかブログに手が回らなく [続きを読む]
  • SAVIASのパンフレットが発送されました
  • 僕も開発に参加させていただいている、動物病院と飼い主さんのための情報閲覧システム「SAVIAS」ですが、ようやくパンフレットの発送のところまで進んで来ました。FEEDからの郵送物の中にパンフレットが入っていると思います。なぜFEEDかと言えば、SAVIASの機能は"情報閲覧システム"と"物販"でワンセットなのですが、そのうちの物販の土台をFEEDが担当することとなったからです(僕は物販にはほぼノータッチで [続きを読む]
  • ウサギとシラサギとウマ
  • こどもと工作をしようと言われ、みかんの皮をむいて遊んでみました。昨日はウサギとシラサギとウマを作ってみました。ウサギは娘作です。大はしゃぎで作っていましたが、どちらかと言うと熱中したのは僕の方かもしれません。作り方のレシピは、「あたらしいみかんのむき方」という本からです。むいたみかんは食べないといけないので、作るペースは限度がありますが、しばらくみかんの消費量が増えそうです。みなさんもぜひ挑戦して [続きを読む]
  • 学会とpdfとiPad
  • 毎年、秋の学会が終わると今年も終わりに近づいたなという気分になりますが、それにしても残念なのは、相変わらず紙のテキストでしか配布されないので、重い冊子を抱えて会場を移動しなければいけないということです。一応会場にはiPadも持って行っていたのですが、中には何のデータも入っていないのでたいして役には立ちませんでした。紙のテキストをもらった後、どうするかと言えば、自炊派の僕としては、カッターナイフで裁断し [続きを読む]
  • 「平等さ」と「公平さ」について
  • ネットで購入している人に対してどう対応するかと言うのは、今でも獣医師同士の会話の中でよく出て来ますが、今後はそれぞれの動物病院で、より身近な問題として考えなければいけない問題になって行くと思います。僕自身、今後もずっと悩み続けて行くのは間違いないですが、うちでは今のところ「ずっと続けて来てくれている人と、そうでない人とでは対応を区別する」というのを基本に考えています。ただ、そう聞いても違和感を感じ [続きを読む]
  • 「フィラリア薬をネット購入されている方へ」のプリント原案
  • facebookの方で作って公開している、「フィラリア薬をネット購入されている方へ」のプリントの原案です。この文章は、ご自由にご利用いただいて結構です。フィラリア薬をネット購入されている方へ フィラリアの予防薬は、誤った使用方法を行うことにより動物の死亡につながるため、「要指示薬」という指定がされています。要指示薬というのは、決められた手順を踏んで獣医師が"処方"しなければならないと法律で定められ [続きを読む]
  • 国家試験の夢
  • 先日、久しぶりに国家試験の夢を見ました。国家試験が終わって10何年経ちますが、今でも1~2年に一度くらいは夢に出て来ます。夢に出てくる内容と言うのは、ほぼ間違いなく、「もう国家試験直前になっているのだけれども、 全く勉強をしていない状態で迎えてしまっている」というものです。他の人たちはずっと勉強をしていた中で、僕だけが全く勉強をしない状態で明日試験、というのが多いパターンです。なぜ毎回同じようなシチュ [続きを読む]
  • ウサギの避妊手術の話
  • 最近、なぜかウサギの避妊手術をたびたびしています。春と秋は猫の避妊手術が多い時期ですが、先週はウサギの避妊手術が二件入っていました。手術の手技の基本自体は犬猫と変わらないのですが、ウサギの場合、気をつけないといけないことがたくさんあります。気管チューブの挿入が困難、アトロピン(心拍を上げる薬)が効きにくい、などの麻酔の話はもちろんですが、いざ手術となってからも気を使うのが、「組織がものすごく繊細」 [続きを読む]
  • フィラリア予防薬のネット購入について
  • 動物用医薬品類のネット購入が獣医療で問題視となって来て久しいですが、もっと深刻な問題として、「フィラリア薬のネット購入」というものが出て来ているようです。フィラリア薬は日本国内では、「要指示薬」となっているため、診察なしでの購入はできないのですが、海外からの輸入品は個人輸入という形で買うことができてしまうようです。フィラリアの薬は用法・用量を守って飲まないと、動物が死亡することのある薬ですので、通 [続きを読む]
ぽこさん 携帯プロフィール QRコード

トラコミュに参加してみませんか?

トラコミュに参加してみませんか?

書いた記事をテーマにそったトラコミュにトラックバックすると、共通の趣味や話題のブロガーとつながります

トラコミュ検索はこちらから