hiougi さん プロフィール

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hiougiさん: ひだまりの花々
ハンドル名hiougi さん
ブログタイトルひだまりの花々
ブログURLhttp://hiougi.blog93.fc2.com/
サイト紹介文身の周りの花や鳥たちと自然、そして日頃思うこと感じること考えたこと
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供417回 / 365日(平均8.0回/週) - 参加 2007/03/28 04:24

hiougi さんのブログ記事

  • キバナカタクリ(黄花片栗) 〜風に煽られて?〜
  • 黄花片栗も庭に加わる。見るものに爽やか感を与えるのはその色のせいか。下を向いてくるりとそり返る花びら。昔の映画にあった女優の白いスカートが風に煽られる様をちょっぴり思い起こさせたりも。植えて10年目になるが、今年はさらに株が増えている。たいした世話もしていないのに。デリケートなようでいて、結構丈夫らしい。ゴールデンウイークの話題が耳に届く。私も少し都会の文化にでも触れてこよう。  モンローのスカート [続きを読む]
  • スイセン(水仙)  〜取り出した本〜
  • 書架から取り出して読んでいたのは『うたのある風景』、今から30年ほど前に発刊された古い本だ。筆者はこの四月初めに亡くなられた大岡信さん。訃報のニュースを見て、今一度その文章に触れてみたくなった。『うたのある風景』は随筆集で67編が収められている。季節感の濃さ、観察と批評の深さは言うまでもないが、その綴られる文章もまた清流のようにまことに心地よい。「あとがき」で随筆について述べた箇所がある。 随筆は短い [続きを読む]
  • ナシ(梨の花) 〜梨の花が好き〜
  • 梨も真っ白な花をほぼ満開に。その中に赤い蘂がちょんちょん。可憐と気品が同居する。そばには赤みを帯びたやわらかな若葉。『枕草子』 では梨の花について、次のように述べる。     (「木の花は」第三十七段)梨の花は、じつに無風流なものとして、眼に近く鑑賞することもなく、ちょっとした手紙を結ぶためにさえ用いない。愛らしさに欠ける女性の顔などを見ては、この花を喩えに引いたりするのも、そう言えば実際、葉の色 [続きを読む]
  • シュンラン(春蘭) 〜犬と青大将〜
  • 竹林さんがいつものように愛犬を連れて散歩していた。大型の黒いラブラドール・レトリバーだ。見るからに力がありそうで、体重は40?ほどあるという。人なつっこく、顔を近づけて愛想を振りまいてくれる。艶かな美しい毛並みはなかなか魅力的である。と、動きが止まり、シモツケの辺りを凝視している。「何かを警戒しているな」と竹林さん。顔を出したのはアオダイショウ。「家の周りにもよくおるんな」とも。もちろん私の家でも年 [続きを読む]
  • ヤマブキ(山吹) 〜クレヨンにあった名〜
  • 風が吹くたびに山吹は大きなまとまりとなって揺れる。眩しいほどの鮮やかな濃い黄色がゆさゆさと。子どもの頃はその色を「やまぶきいろ」と言った。クレヨンにもそう書かれていた。もし、幼い頃に絵に描いたとしたら、画面いっぱいにその一本でぐしゃぐしゃと塗りつぶしたのではないか。いつか「面影草とか、かがみ草ともいう」と聞いたこともある。古くも人を想って歌われる。「山吹の花のさかりにかくの如君を見まくは千年にもが [続きを読む]
  • ハナモモ(花桃・照手白と照手桃) 〜お揃い〜
  • ハナモモの白と桃色が隣りに並ぶ。箒状に伸びる八重の照手白と照手桃のセット。揃って咲くのが嬉しい。桃だから一応実もなる。でも小さいし、食べられない。名に花を冠するように、あくまでも鑑賞木としての桃である。春の日は日ごとに、目が左右上下に忙しい。   青空や花は咲くことのみ思ひ  (桂信子) [続きを読む]
  • ジンチョウゲ(白花沈丁花) 〜一人花香浴〜
  • ツバメの数が一気に増えた。複数が縦横に飛び交う様についつい目を奪われる。その速さと切れのい滑空は他の鳥にはない美しさがある。見ていて爽快な気分になり気持ちがいい。ところで、これだけ間近に見るツバメだが、これまで我が家に巣を作ったことはない。建物の構造が彼らの巣作りの環境に適していないのか、敬遠される理由は何なのかよく分からない。卵の孵化、そして子育ての様子も見たいなどとも思うが、色々のことを考えれ [続きを読む]
  • ヒメリュウキンカ(姫立金花) 〜電話〜
  • ラジオでは俵万智の『サラダ記念日』に触れて、“家電話”のことが話題になっていた。それが発刊されたその頃は携帯電話はなかった。だから電話というはわざわざ断らなくても当然固定電話のことを指す。しかし、現在は携帯端末の普及に伴い、その区別の概念として新たに「家電話」という言葉が生まれたのだと。作家の言葉に頷きつつ、その当時、自分も「〇〇記念日」を付けて、歌遊びをしたことを思い出していた。「叔父さんから電 [続きを読む]
  • ウコギ(五加木) 〜革の手袋〜
  • 「五加木を切ってくれる?」畝作りがもう少しで終わろうとしていた時に、家から出てきた家人がそう言った。鍬を置き、枝切り鋏に持ち替えて五加木を切った。30本ほど切り、頭を揃えて持って行った。「この倍くらい切って」と言われた。戻って同じくらい切った。「葉を取って」「畝を終わったら」キュウリととトマト用の畝である。連作を避けるように配置を考える。程なくして終わった。革の手袋をする。普通の軍手でやると棘は抜け [続きを読む]
  • スイセン(八重咲き水仙) 〜まちがえないように〜
  • 山菜の季節である。私も初々しい野のものを摘んでは籠に入れる。ところで、テレビの地元局では類似する有毒植物への注意を呼びかける。新芽の姿形は区別が付きにくく、この時期誤って採集することが多いという。昨年、県内のある小学校ではスイセンの葉をニラと思って調理に使い、子どもたちが中毒症状を起こした。その両方を育てている者からすれば、「エッ」と思うが、慣れない人からすれば似ているように見えるのだろう。夕べも [続きを読む]
  • シデコブシ(幣辛夷・姫辛夷) 〜それぞれの形〜
  • 淡紅色の花を咲かせる幣辛夷は家の北隅の人目のつかないところにある。捩れた花びらが他と違う趣があって、また味わい深い。その不規則のひらひらに一つの造型の美を感じたりもする。きっと何らかの意味を持ってまとまらぬ形をつくっているのだろうが。花もそれぞれ。私は運転免許の更新を済ませた。  花辛夷信濃は風の荒き国  (青柳志解樹) [続きを読む]
  • ヒュウガミズキ (日向水木) 〜もしかして〜
  • 畑の上を黒い影が、線を引くように速いスピードで通り過ぎる。もしかしてあのフォルムと飛型は…。それが遠くで反転し美しい軌跡を作って戻って来る。今度ははっきりと見えた。確かめられた。やはりツバメ、今年初めて見るツバメ。まずは1羽だけだったが、明日は、明後日はどうだろう。何につけても、「初」が付くことやものを目の前で体験するのは嬉しいものである。ヒュウガミズキも咲く頃となった。小さいな [続きを読む]
  • セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花) 〜「五加木持ってきたの」〜
  • 義姉の車が入ってきた。「五加木持ってきたの」と膨らんだレジ袋を手渡す。五加木は家にもあり、そろそろ採ろうかと思っていた頃である。でも、わざわざ棘のある枝から手摘みして持ってきてくださったもの、届けてくださるその思い、黙っていただいた。「あがって」「そうもしてられないの。来客があるから」そう言って忙しそうに車に乗り込み、庭を出て行った。家の入り口には両サイドに対になって西洋石楠花が植わっている。東側 [続きを読む]
  • ハナニラ(花韮・Ipheion) 〜挨拶状と思い出〜
  • 昔の同僚から退職の挨拶状が届いた。38年間を勤め上げたと。一緒の時の懐かしい思い出が手書きで添えられていた。事務的に通り一辺倒でなく、そんな心遣いを常に持っていた。誠実、勤勉、適確、信頼、そんな言葉を着ているような仕事の出来る人だった。これから先のことは書かれていない。完全にリタイヤして趣味に没頭するのだろうか。それぞれに新しい生活を始めている四月。ハナニラがあちこちに顔を出している。知らないうちに [続きを読む]
  • スモモ(李・plum) 〜自分の中にいろいろな形で現れていること〜
  • ようやくコルセットを外した。数日前、畑の草取りで腰を痛めた。たかだか、2時間ほどの働きだった。そんな自分が情けないと思った。寝ている時も痛くて何度も寝返りを打っていた。自分の思っている体と現実の体に大きなギャップを突きつけられる。こんなことがこれから益々増えていくのだろう。昨日、姉が電話で言っていた。「そろそろ終活を考えていたりしてね、お墓なども調べたりしているの」「樹木葬もいいかと思って…」心身の [続きを読む]
  • ヒイラギナンテン (柊南天) 〜なぜ棘を持つ〜
  • 桑の木を伐った。登れるほどの大きい木だった。毎年、子どもの頃を思い出させる黒い実をたくさん付けた。鳥たちもよく来た。省く。減らす。軽くする。小さくする。最近とみにそんなことを思う。で、伐った。隅に咲く黄色い小さな花は柊南天。葉には鋭い棘を持つ。これは残す。鳥は寄ってこないが。   春といふ大いなる掌の上   (内藤悦子)  [続きを読む]
  • タラノメ(楤の芽) 〜「食べられそう」〜
  • 鍬を置いて、休んだ。温かいお茶を飲んだ。畑にはいつもマグボトルを持って行く。季節や気温に合わせてに合わせて温度や中味も変えて。ボーッと辺りを見渡していた。北隅の楤の木が目に入った。ボトルを置いて、近寄った。タラノメがいつのまにか大きくなっている。採り頃ではないかと思った。家の中に声を掛けた。「タラノメが食べられそうになっているけど…」「見に行くわ」籠を持って出てきた。「いいじゃない。食べられそう」 [続きを読む]