TKL さん プロフィール

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TKLさん: TKL☆スバラシネマ
ハンドル名TKL さん
ブログタイトルTKL☆スバラシネマ
ブログURLhttp://yaplog.jp/awoi-sekai/
サイト紹介文今年観た映画の中から“ボーダレス”でえらび抜く“ひとり”映画祭☆
自由文新作映画から古典映画のDVD鑑賞、BS放送鑑賞まで古今東西あらゆるジャンルの映画を観ています。
「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。
年間100本の鑑賞を目標にこれからも映画を観続けます!
年末には、一年の総決算として一人映画祭「スバラシネマAWARDS」を開催しています☆
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供87回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2007/05/06 12:45

TKL さんのブログ記事

  • 「ポテチ」<4点>
  • 伊坂幸太郎の短編小説の映画化。原作が短編小説とは言え、一本の映画にするには物語構造自体が薄すぎたように思う。お話自体が嫌いなわけではないけれど、醸し出されるポップさが少々あざとすぎるようにも見え、登場するキャラクターたちに総じて実在感がなかった。現代劇として映画化する以上は、一定以上のリアリティは不可欠なわけで、その部分を担保できなかったことは大きな敗因と言えるだろう。ストーリーテリングの中心に「 [続きを読む]
  • 「オンリー・ゴッド」<7点>
  • いやあ、ひさしぶりに変ッな映画だった。明らかに屈折した「何か」を抱えつつ、バンコクの暗黒街を牛耳る兄弟。わけも分からぬまま、狂気に取り憑かれたように暴挙に出た兄が、問答無用の制裁により惨殺される。兄への偏愛に狂う母親に命じられるままに、復讐に駆り出される弟。と、プロットだけを見ても、その偏執さは漂ってくるけれど、この映画は観客のその想定をも暴力的に壊してくる。主人公の精神そのものを投影するかの如く [続きを読む]
  • 「オクジャ/okja」<8点>
  • 韓国が生んだ巨匠ポン・ジュノの最新作は、Netflixによる世界同時配信映画であるに相応しく、非常に触れやすく見やすいエンターテイメント性に富んだ楽しいアクション・アドベンチャーである……ように見えるが、勿論そんな映画ではない。当然ながら、ポン・ジュノがそんな分かりやすく楽観的な映画を作るはずもない。この作品は、おそらく、「食品」として肉を食べている地球上の人間総てにとって、居心地の悪い映画となることだ [続きを読む]
  • 「オクジャ/okja」<8点>
  • 韓国が生んだ巨匠ポン・ジュノの最新作は、Netflixによる世界同時配信映画であるに相応しく、非常に触れやすく見やすいエンターテイメント性に富んだ楽しいアクション・アドベンチャーである……ように見えるが、勿論そんな映画ではない。当然ながら、ポン・ジュノがそんな分かりやすく楽観的な映画を作るはずもない。この作品は、おそらく、「食品」として肉を食べている地球上の人間総てにとって、居心地の悪い映画となることだ [続きを読む]
  • 「メアリと魔女の花」<4点>
  • 冒頭の一連のシークエンスはまさに“ジブリ的”であり、期待感と高揚感が刺激された。「天空の城ラピュタ」のようであり、「千と千尋の神隠し」のようであり、「崖の上のポニョ」のようであった。この映画が、「スタジオジブリ」としての再出発作品だと言うのならば、僕は一定の満足感を得られたかもしれない。米林宏昌監督としては3作目だが、スタジオジブリから独立し、新スタジオを立ち上げて臨む第一回作品として、彼のこれか [続きを読む]
  • 「メアリと魔女の花」<4点>
  • 冒頭の一連のシークエンスはまさに“ジブリ的”であり、期待感と高揚感が刺激された。「天空の城ラピュタ」のようであり、「千と千尋の神隠し」のようであり、「崖の上のポニョ」のようであった。この映画が、「スタジオジブリ」としての再出発作品だと言うのならば、僕は一定の満足感を得られたかもしれない。米林宏昌監督としては3作目だが、スタジオジブリから独立し、新スタジオを立ち上げて臨む第一回作品として、彼のこれか [続きを読む]
  • 「ハドソン川の奇跡」<8点>
  • 出張で羽田行きの機内に乗り込む最中、10日前に観たこの映画のことを思い出した。日々の行いだとか、常日頃の危機意識だとか、事故に遭遇しないための言い様は色々とあるけれど、事故に遭うか否かは詰まるところ「運」次第だろう。しかし、同時に、不運にも起こってしまった事故に対処する人物が誰であるかということも、「運」次第だと思う。この映画で描かれた事実を率直に受け取るならば、あの航空事故は、「不運」と「幸運」が [続きを読む]
  • スバラシネマAWARDS☆2017【上半期中間発表】
  • <スバラシネマAWARDS☆2017【上半期中間発表】>鑑賞本数:37本 平均点:6.97点(2017年6月30日現在)作品賞☆「この世界の片隅に」「ラ・ラ・ランド」「キングコング:髑髏島の巨神」「プリデスティネーション」「メッセージ」監督賞☆片渕須直「この世界の片隅に」デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」マイケル・スピエリッグ ピーター・スピエリッグ「プリデスティネーション」湯浅政明「夜は短し歩けよ乙女」ドゥニ・ヴ [続きを読む]
  • 「美しい湖の底」<6点>
  • 或る強盗事件の発生前後の4日間が、一日ずつ章立てされた時間逆行型のストーリーテリングで描かれる。今更、時間逆行型サスペンスなんて珍しくもなく、Netflixオリジナルの劇場未公開映画ということもあり、あまり期待せずに観始めたが、なかなかどうして、充分に一定の見応えを備えた作品であった。語り口とルックだけ捉えれば非常に洗練されていて、犯罪映画としてコーエン兄弟監督作のような佇まいも感じる。監督はコメディ畑の [続きを読む]
  • 「マッドマックス2」<5点>
  • 荒廃した地球、入り乱れる暴力と狂気。「映画」のみならず、漫画、小説、様々な表現において、その後デフォルトとなったこの「イメージ」を発明し、創り上げたこの映画の価値と衝撃は、如何なるものだったのだろう。今作の製作年と同じ1981年生まれの映画ファンにとっては、伝え聞くその衝撃は、言葉通り“伝説”の範疇を出ず、非常に口惜しく思う。2015年の大衝撃作「マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)」 [続きを読む]
  • 「スプリット」<8点>
  • 冒頭、文字通りに“恐怖”と隣り合わせになった少女の一寸の逡巡。あまりにも突然な危機との遭遇に対して硬直してしまっているようにも見えるが、どこか逃げ出すことをためらっているようにも見える。孤独な少女は、逃げることが出来なかったのではなく、直感的に“恐怖”の正体に“何か”を感じ、一人抱え続けてきた地獄を切り裂いてくれる“何か”に期待したのではないか。即ち、この映画は、主人公の少女が恐怖から逃げ切る物語 [続きを読む]
  • 「LOGAN/ローガン」<9点>
  • 軋む。古い車体が、錆びた鉄扉が、そして満身創痍のヒーローの身体が。不死身だったはずのヒーローが、老い、拭い去れない悔恨を抱え、死に場所を求めるかのように最後の旅に出る。メキシコからカナダへ。アメリカを縦断する旅路の意味と、その果てに彼が得たものは何だったろうか。17年に渡り「X-MEN」シリーズを牽引してきた主人公のラストが、まさかこれほどまでにエモーションに溢れた“ロード・ムービー”として締めくくられ [続きを読む]
  • 「美しい星」<8点>
  • ぶっ飛んでいる。この理解と賛否が分かれることは間違いない映画が、大都市のみならず、地方都市のシネコンにまでかかっていることが、先ず異例だろう。「桐島、部活やめるってよ」、「紙の月」と立て続けに日本映画史に残るであろう傑作を連発した吉田大八監督の最新作というブランド力が高騰していることが如実に伺える。そして、その高騰ぶりにまったく萎縮すること無く、この監督は過去のフィルモグラフィーを振り返っても随一 [続きを読む]
  • 「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」<9点>
  • 主人公の米軍エリート大将は、ストイックな男。毎朝の11kmのランニングを欠かさず、食事は一日一回、4時間しか眠らない。劇中何度も描写される彼の絶妙に滑稽なランニングフォームが可笑しい。そこには、この「戦争についての映画」におけるシニカルな悪意が凝縮されているように思えた。さて、この映画は、「戦争映画」だろうか。勿論、「9・11」に端を発した「アフガニスタン紛争」の“現場”を描いている以上、風刺とコメディが [続きを読む]
  • 「メッセージ」<10点>
  • 人類が、“ただなんとなく”明確な「希望」を見い出せなくなって久しい。つい昨日も、英国でまたテロ事件が起きた。不安と脅威に怯え、「対話」する勇気を持つことが出来ない愚か者たちによる蛮行が後を絶たない。時の流れに縛り付けられ、今この瞬間にも訪れるかもしれない得体の知れない恐怖に、全人類は焦り、怯え続けている。このまま希望を見出だせない人類には、進化はなく、必然的に未来も無くなってしまうだろう。このSF映 [続きを読む]
  • 「ワイルド・スピード ICE BREAK」<8点>
  • 冒頭、「Fast & Furious 8」とタイトルが掲げられ、いつものようにストリートレースを挑まれた主人公がハバナの街を激走する。シリーズ8作目にして、公開されるやいなや喜び勇んで映画館に足を運び、お決まりのレースシーンに早速高揚させられた時点で、この映画を否定する余地は微塵もなかった。勿論端からそのつもりはないのだけれど。言わずもがなこのカーアクション映画シリーズの大ファンである。決して自動車自体に強い興味 [続きを読む]
  • 「カジノ」<9点>
  • 時は70年代、ラスベガスがまだマフィアの支配下にあった時代。決して臆すること無く彼らは「欲望」の波を奪い合う。ある者はビッグウェーブを乗り越え、ある者は呑み込まれ藻屑と消える。ただし、この街は一人の者が勝ち続けることを絶対に許さない。幾つもの大波を越えた強者であっても、一寸の揺らぎで途端に波に呑まれ、溺れて沈む。そこからすんでのところで、“生還”した者が、本当に追い求めていたものは、ただただ純粋な愛 [続きを読む]
  • 「シェルブールの雨傘」<7点>
  • 色鮮やかな色彩世界が、徐々に色を抜かれ、ついには雪と夜のモノトーンに終着する。若者たちの、熱く燃え上がった恋はあっけなく霧散した。彼らのことを愚かだとは思わない。ただ若かっただけ。すっかり大人になれば、そりゃ2年なんて瞬く間に過ぎ去り、心変わりの隙なんて生まれないだろう。けれど、すべてが初めての体験の連続である濃ゆい時間を生きる若者たちにとって、未体験の2年を推し量る術などない。それは、時代も、国も [続きを読む]
  • 「仁義なき戦い 頂上決戦」<8点>
  • ドン底からの暴力による抗いを描きつけるシリーズ第4弾。東京五輪を間近に控え、時代が生んだアウトローたちの一寸のカタルシスは、権力と時代の激流により徐々に確実に淘汰されていく。暴力のカリスマ二人が、極寒の留置所で諦観じみた掛け合いをする様が哀愁に満ち溢れる。菅原文太、そして小林旭、稀代の映画スターの存在そのものが、今作における圧倒的娯楽である。いつの時代であれ、暴力団という存在を肯定するつもりは一切 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「暴走特急」
  • 安定の「No.1セガール映画」。ベイツ提督の「ケイシー・ライバックが乗っているか!?」は、このシリーズが“正統に”続いたならば、お決まりの台詞になっていたに違いない。シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーら往年の二大アクションスターが見事な復活を果たした昨今、スティーブン・セガール、ジャン=クロード・ヴァン・ダムら往年のB級アクションスターも、今一度復活して欲しい。正統な「沈黙シリ [続きを読む]
  • 「ハードコア」<7点>
  • 新宿バルト9、0時近くのレイトショー。クライマックスを“走り抜ける”につれ、脳内メモリが激しく消費されていくのを体感。誤解を恐れずに言うと、刺激的な映像世界に対する高揚感に相反するように、特に終盤、“欠伸”が止まらなかった。無論、退屈だったわけではない。脳内メモリが尽きかけ、思考が停止しかけていたのだと思う。きっと世界中の映画人たちが一度は思いついたものの実行には移せなかった“全編FPS視点”でのアク [続きを読む]
  • 「夜は短し歩けよ乙女」<9点>
  • 「“偽電気ブラン”を飲みたい」22時過ぎ。歌舞伎町の映画館で今作を観終えて、そのまま“偽電気ブラン”を当てもなく彷徨い飲み歩きたくなった。10年前に森見登美彦の原作小説を読んだ時とまったく同じ「衝動」を駆り立てた時点で、この映画化は大成功だと思えた。大変な満足感を覚えた反面、この映画の面白さを言葉にしようとすると、どれも陳腐な表現になり纏まらないことに苦慮した。その理由がようやく分かった。「先輩」と「 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「沈黙の戦艦」
  • 先日気まぐれに観た2000年代の“セガール映画”があまりにも酷かったので、スティーヴン・セガールというアクションスターの“存在”を再確認しようと、彼の代名詞ともなった「沈黙シリーズ」の発端である今作を何年かぶりに観た。スティーブン・セガールのアクション映画スターとしての地位を確立したと言える今作の最大の成功要因は、やはり主人公のキャラ設定に尽きると思う。“コック”の主人公の素性が、実は海軍きっての最強 [続きを読む]