TKL さん プロフィール

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TKLさん: TKL☆スバラシネマ
ハンドル名TKL さん
ブログタイトルTKL☆スバラシネマ
ブログURLhttp://yaplog.jp/awoi-sekai/
サイト紹介文今年観た映画の中から“ボーダレス”でえらび抜く“ひとり”映画祭☆
自由文新作映画から古典映画のDVD鑑賞、BS放送鑑賞まで古今東西あらゆるジャンルの映画を観ています。
「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。
年間100本の鑑賞を目標にこれからも映画を観続けます!
年末には、一年の総決算として一人映画祭「スバラシネマAWARDS」を開催しています☆
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2007/05/06 12:45

TKL さんのブログ記事

  • 「スプリット」<8点>
  • 冒頭、文字通りに“恐怖”と隣り合わせになった少女の一寸の逡巡。あまりにも突然な危機との遭遇に対して硬直してしまっているようにも見えるが、どこか逃げ出すことをためらっているようにも見える。孤独な少女は、逃げることが出来なかったのではなく、直感的に“恐怖”の正体に“何か”を感じ、一人抱え続けてきた地獄を切り裂いてくれる“何か”に期待したのではないか。即ち、この映画は、主人公の少女が恐怖から逃げ切る物語 [続きを読む]
  • 「LOGAN/ローガン」<9点>
  • 軋む。古い車体が、錆びた鉄扉が、そして満身創痍のヒーローの身体が。不死身だったはずのヒーローが、老い、拭い去れない悔恨を抱え、死に場所を求めるかのように最後の旅に出る。メキシコからカナダへ。アメリカを縦断する旅路の意味と、その果てに彼が得たものは何だったろうか。17年に渡り「X-MEN」シリーズを牽引してきた主人公のラストが、まさかこれほどまでにエモーションに溢れた“ロード・ムービー”として締めくくられ [続きを読む]
  • 「美しい星」<8点>
  • ぶっ飛んでいる。この理解と賛否が分かれることは間違いない映画が、大都市のみならず、地方都市のシネコンにまでかかっていることが、先ず異例だろう。「桐島、部活やめるってよ」、「紙の月」と立て続けに日本映画史に残るであろう傑作を連発した吉田大八監督の最新作というブランド力が高騰していることが如実に伺える。そして、その高騰ぶりにまったく萎縮すること無く、この監督は過去のフィルモグラフィーを振り返っても随一 [続きを読む]
  • 「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」<9点>
  • 主人公の米軍エリート大将は、ストイックな男。毎朝の11kmのランニングを欠かさず、食事は一日一回、4時間しか眠らない。劇中何度も描写される彼の絶妙に滑稽なランニングフォームが可笑しい。そこには、この「戦争についての映画」におけるシニカルな悪意が凝縮されているように思えた。さて、この映画は、「戦争映画」だろうか。勿論、「9・11」に端を発した「アフガニスタン紛争」の“現場”を描いている以上、風刺とコメディが [続きを読む]
  • 「メッセージ」<10点>
  • 人類が、“ただなんとなく”明確な「希望」を見い出せなくなって久しい。つい昨日も、英国でまたテロ事件が起きた。不安と脅威に怯え、「対話」する勇気を持つことが出来ない愚か者たちによる蛮行が後を絶たない。時の流れに縛り付けられ、今この瞬間にも訪れるかもしれない得体の知れない恐怖に、全人類は焦り、怯え続けている。このまま希望を見出だせない人類には、進化はなく、必然的に未来も無くなってしまうだろう。このSF映 [続きを読む]
  • 「ワイルド・スピード ICE BREAK」<8点>
  • 冒頭、「Fast & Furious 8」とタイトルが掲げられ、いつものようにストリートレースを挑まれた主人公がハバナの街を激走する。シリーズ8作目にして、公開されるやいなや喜び勇んで映画館に足を運び、お決まりのレースシーンに早速高揚させられた時点で、この映画を否定する余地は微塵もなかった。勿論端からそのつもりはないのだけれど。言わずもがなこのカーアクション映画シリーズの大ファンである。決して自動車自体に強い興味 [続きを読む]
  • 「カジノ」<9点>
  • 時は70年代、ラスベガスがまだマフィアの支配下にあった時代。決して臆すること無く彼らは「欲望」の波を奪い合う。ある者はビッグウェーブを乗り越え、ある者は呑み込まれ藻屑と消える。ただし、この街は一人の者が勝ち続けることを絶対に許さない。幾つもの大波を越えた強者であっても、一寸の揺らぎで途端に波に呑まれ、溺れて沈む。そこからすんでのところで、“生還”した者が、本当に追い求めていたものは、ただただ純粋な愛 [続きを読む]
  • 「シェルブールの雨傘」<7点>
  • 色鮮やかな色彩世界が、徐々に色を抜かれ、ついには雪と夜のモノトーンに終着する。若者たちの、熱く燃え上がった恋はあっけなく霧散した。彼らのことを愚かだとは思わない。ただ若かっただけ。すっかり大人になれば、そりゃ2年なんて瞬く間に過ぎ去り、心変わりの隙なんて生まれないだろう。けれど、すべてが初めての体験の連続である濃ゆい時間を生きる若者たちにとって、未体験の2年を推し量る術などない。それは、時代も、国も [続きを読む]
  • 「仁義なき戦い 頂上決戦」<8点>
  • ドン底からの暴力による抗いを描きつけるシリーズ第4弾。東京五輪を間近に控え、時代が生んだアウトローたちの一寸のカタルシスは、権力と時代の激流により徐々に確実に淘汰されていく。暴力のカリスマ二人が、極寒の留置所で諦観じみた掛け合いをする様が哀愁に満ち溢れる。菅原文太、そして小林旭、稀代の映画スターの存在そのものが、今作における圧倒的娯楽である。いつの時代であれ、暴力団という存在を肯定するつもりは一切 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「暴走特急」
  • 安定の「No.1セガール映画」。ベイツ提督の「ケイシー・ライバックが乗っているか!?」は、このシリーズが“正統に”続いたならば、お決まりの台詞になっていたに違いない。シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーら往年の二大アクションスターが見事な復活を果たした昨今、スティーブン・セガール、ジャン=クロード・ヴァン・ダムら往年のB級アクションスターも、今一度復活して欲しい。正統な「沈黙シリ [続きを読む]
  • 「ハードコア」<7点>
  • 新宿バルト9、0時近くのレイトショー。クライマックスを“走り抜ける”につれ、脳内メモリが激しく消費されていくのを体感。誤解を恐れずに言うと、刺激的な映像世界に対する高揚感に相反するように、特に終盤、“欠伸”が止まらなかった。無論、退屈だったわけではない。脳内メモリが尽きかけ、思考が停止しかけていたのだと思う。きっと世界中の映画人たちが一度は思いついたものの実行には移せなかった“全編FPS視点”でのアク [続きを読む]
  • 「夜は短し歩けよ乙女」<9点>
  • 「“偽電気ブラン”を飲みたい」22時過ぎ。歌舞伎町の映画館で今作を観終えて、そのまま“偽電気ブラン”を当てもなく彷徨い飲み歩きたくなった。10年前に森見登美彦の原作小説を読んだ時とまったく同じ「衝動」を駆り立てた時点で、この映画化は大成功だと思えた。大変な満足感を覚えた反面、この映画の面白さを言葉にしようとすると、どれも陳腐な表現になり纏まらないことに苦慮した。その理由がようやく分かった。「先輩」と「 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「沈黙の戦艦」
  • 先日気まぐれに観た2000年代の“セガール映画”があまりにも酷かったので、スティーヴン・セガールというアクションスターの“存在”を再確認しようと、彼の代名詞ともなった「沈黙シリーズ」の発端である今作を何年かぶりに観た。スティーブン・セガールのアクション映画スターとしての地位を確立したと言える今作の最大の成功要因は、やはり主人公のキャラ設定に尽きると思う。“コック”の主人公の素性が、実は海軍きっての最強 [続きを読む]
  • 「ワイルドカード」<3点>
  • この映画のストーリーラインが描き出したかったことは、うらぶれた人生からの脱却を実は夢見ている裏稼業の男が、不意に現れた“若者”との一夜の交流を通じて、決意と活路を見出していく物語だったのだと推察する。なにせ、脚本は二度のアカデミー賞にも輝くウィリアム・ゴールドマンである。きっと本来イメージしていたストーリーラインは、ラスベガスの欺瞞に満ちた輝きの中で、己の腕っ節のみで生きてきた不器用な男の哀愁と、 [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「アドレナリン」
  • 続編「ハイボルテージ」を観てしまって、ついつい再鑑賞。「馬鹿映画だ」「阿呆映画だ」と連呼しつつも、やっぱり楽しいんだから始末が悪い。そして改めて観返してみると、馬鹿映画であることは間違いないけれど、娯楽映画としての趣向は細やかに凝られているなと再確認した。アドレナリンを出しっ放しにしないと死んでしまうという馬鹿設定を最大限に活かし、ありとあらゆる方法でテンションを上げ続ける主人公のアクションが楽し [続きを読む]
  • 「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」<6点>
  • 相変わらず「馬鹿」過ぎるテンションに面食らう。ギリギリ良い意味で。前作の衝撃的なラストカットから間髪をいれず始まるこの続編、正直色んな意味でイカれている。あまりにも劣悪な状況下での心臓移植手術シーンから始まり、すべての設定、展開が、“悪ふざけ”のオンパレード。エログロ展開は完全に前作以上。もしも、前作を踏まえずに今作を観たならば、いきなりの暴走ぶりに対してひそめた眉が戻らないだろう。前作は謎の“中 [続きを読む]
  • 「パッセンジャー」<8点>
  • “Starring  Jennifer Lawrence Chris Pratt”エンドロールのクレジットで、先ず表示されたのは主演俳優二人のクレジットだった。それはハリウッド映画において大して珍しくないことのように思えるかもしれないが、往年の娯楽大作ならいざ知らず、昨今の映画において、「〜の主演映画である」という情報を、エンドロールでわざわざ真っ先に伝えてくる作品は記憶にない。製作陣が意図的にそのクレジットで表したかったことは、詰 [続きを読む]
  • 「プリデスティネーション」<9点>
  • <<ネタバレ注意!!>>「お袋でも分からないな」冒頭、顔面の大怪我により形成手術を受けた“男”が自嘲気味につぶやく。あまりにもさりげなく発せられるこの台詞が孕む意味と闇の深さを知ったとき、全身が粟立った。“タイムトラベル”を描いた映画としてすべての整合性が取れている作品だとは言わない。綻びは当然あるし、独善的で強引なストーリーテリングだと言えばその通りだろう。極めて“いびつ”な映画である。だが、そ [続きを読む]
  • おヒサシネマ! 「ボディガード」
  • 全盛期は間違いなくハリウッドのトップ・オブ・トップに君臨していたケビン・コスナー。彼のスター俳優としての存在感が極まっているのが今作だと思う。ストーリーテリングは王道の更に中心をいくようなベタ中のベタではあるが、ケビン・コスナーのスター性が、この映画を唯一無二の作品に昇華させている。長らく斜陽期を過ごしていたとも言えるケビン・コスナーだが、ここ数年は注目作での渋い存在感が光り始めてきており、この世 [続きを読む]
  • 「X-ミッション」<2点>
  • 1991年のヒット作「ハートブルー」のリメイクというが、正直おこがましい。非常に浅く、薄っぺらいアクション映画だった。今作の無名俳優たちに、「ハートブルー」のキアヌ・リーヴスとパトリック・スウェイジと同等の“華”を求めることは酷だしせんないことだとは思うが、やはり何をおいても主人公キャラクターの二人の魅力があまりにも無さすぎた。主人公はエクストリームスポーツYouTuber上がりの新人FBI捜査官という設定にオ [続きを読む]
  • 「キングコング:髑髏島の巨神」<10点>
  • 「怪獣がいっぱい出てきてたのしい」まるで幼稚園児並みの感想だけれど、実際この映画の素晴らしさを表現するにはこの一言で充分だと思う。なぜならば、この映画の製作陣は、観客にそれ以外の感想を求めていないからだ。むしろ、観客がどう思うかなんて二の次で、怪獣映画や特撮映画大好きでたまらない自分たち自身が、観たくて仕方がない怪獣映画を“オタク魂”全開で作りきったのだと思える。「俺が観たいキングコングはこうだッ [続きを読む]