勢蔵 さん プロフィール

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勢蔵さん: 勢蔵の世界
ハンドル名勢蔵 さん
ブログタイトル勢蔵の世界
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/seizoh529
サイト紹介文歴史(特に江戸時代)と相撲が大好きな中年男です。武士道・忠臣蔵・バレ噺など色々載せてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供60回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2007/06/24 15:55

勢蔵 さんのブログ記事

  • 「猫も杓子も」
  • 何の役にも立たない未来の世界を描いた恋川春町作の黄表紙『無題記』(天明元年〈1781〉刊)より、「猫も杓子も芸者」になったらどうなるかの場面。年増の猫、杓子の踊り子、三味線箱を担いだ茶臼(ちゃうす)の一行がのんきに歩いている。茶臼で「お茶を引く」のはヒマな遊女のこと。また、臼は何でも粉にするところから、茶臼芸は何でも「こなす」けれど、どれもみな下手の意 「猫も杓子も」忙しい商売の人たちのなかには、 [続きを読む]
  • ホクロのこと
  •  ホクロのこと 「黒子」と記して「くろこ」、「ほくろ」と言う。くろこは歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では、人形遣いが着る黒い衣装をいうが、ここで述べるのは、同じ字を書く「ホクロ」のことである。 ホクロは古くは 「ははくそ(母糞)」と言った。『宇治拾遺物語』に「腰のほどにははくそといふものの跡ぞさぶらひし」とある。文字通り「母胎内でついた母親の [続きを読む]
  • 歴史は繰り返す
  • 時事の問題にはなるべく触れないようにしているのですが、一言物申します。 北朝鮮は8月29日午前6時頃、弾道ミサイル1発を発射しました。ミサイルは中距離弾道ミサイルとみられ、北海道の襟裳岬上空を通過し、太平洋上に落下し日本中が朝から騒然としました。総理は、「国際社会と連携し、北朝鮮に対するさらなる圧力の強化を日本は強く国連の場において求めて参ります」と、いつもと同じコメントを発表。また、「ミサイル発 [続きを読む]
  • 滝沢馬琴
  •   『椿説弓張月』(ちんせつゆみはりづき)は、滝沢馬琴作・葛飾北斎画の読本。 『南総里見八犬伝』とならぶ馬琴の代表作。伊豆大島に流された源為朝が琉球に渡り、危機に立つ王女を助けて賊軍を平定し、その子は琉球王となるという話。 「椿説」は「珍説」という意で、「説」は「遊説」を「ゆうぜい」と読むように、「ぜい」と読むこともできる。したがって「椿説」は「ちんぜい」という読みが可能で、鎮西八郎為朝に掛かって [続きを読む]
  • 「文武両道」
  • 夏の高校野球は今がたけなわ、甲子園で熱戦が続いております。明日からべスト8の激突です。暇さえあればTV観戦しています。 8月7日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」という番組で、福岡代表・東筑高の青野浩彦監督(57)のインタビュー記事(日刊ゲンダイ)を紹介。同校は福岡県内屈指の進学校として知られる。「放っておいた方が自主性を与えられる。でも、放任じゃない。自由を与えてるけど、行動は見ているので。野球よりも生 [続きを読む]
  •  「鶏口牛後」 
  •  「牛」の字は、牛を正面から見た象形文字ですね。 英語ではcow(雌牛)、ox(去勢した雄牛)、bull(去勢してない雄牛)と細かく言葉が分かれています。英米人にとってcowはのんびりしたというイメージ、ox、bullは力強いというイメージを抱いているという。  まずは、バレ噺を一席。 ある畜産品評会に、エリザベス女王夫妻(若き頃の)がご臨席された。 女王が「この牛はなぜ、首に金メタルをかけているのですか?」と案内 [続きを読む]
  • 蛇のこと
  • 蛇は古来、世界的に信仰の対象でした。原始信仰では、蛇は大地母神の象徴として結びつけられました。山野に棲み、ネズミなどの害獣を獲物とし、また脱皮を行うヘビは、豊穣と多産と永遠の生命力の象徴でもありました。もっとも著名な蛇神は、頭が八つあるという八岐大蛇(ヤマタノオロチ)や、三輪山を神体として大神神社に祀られる大物主(オオモノヌシ)であろう。赤城山の赤城大明神も大蛇神であり有名ですね。 もっとも、蛇を [続きを読む]
  • 焼餅
  • 落語に「幾世餅」という名作があります。幾世餅は短冊形の切り餅を金網の上で焼き、小豆の餡をまぶしたものだったという。幾世餅と本文との関連はありません。 「焼餅」 「焼き餅は遠火で焼けよ 焼く人の 胸も焦がさず 味わいもよし」と申します。焼餅、つまり嫉妬はコンガリと狐色に焼く、これがよろしいようですが、なかなか、そうはいかないようでして。焼餅は女が焼くものと思っていましたら、男も焼きますな。仕事で毎 [続きを読む]
  • 尾籠な話ですが
  • 「尾籠」は輸入語ではありませんね。馬鹿げていることや愚かなことを、昔「おこの沙汰」と言ったんだそうです。当て字で「尾籠」として、音読みするようになったという和製漢字。室町時代に無礼、無作法として使われていたが、意味が拡大して汚いことにも使われるようになり、今はその類をさす専門語となりました。 以下、「尾籠」な話です。良識ある方は、ここで退場なさるのが賢明と思います。 「雪隠を考所(かんじょ)とい [続きを読む]
  • ハゲ頭
  • 先日、某女性代議士による「このハゲ〜っ!!」などと激しく罵倒する言葉が、TVに幾度も流されました。この発言について、男性秘書だけでなく私を含めた毛髪の薄い男性たちは、深い悲しみと憤りを憶えたに違いありません。ということで、禿(ハゲ)の話題をとりあげてみました。 江戸時代は、禿頭を「やかんあたま」と呼んでいたようで。略して「やかん」。『かくし言葉の字引』(1929)に「やくわんあたま 薬罐頭 禿頭のことを [続きを読む]
  • 虎の見世物
  • 上は金比羅宮の表書院の襖絵・重文「遊虎図」 東、北、西の三方を囲む襖16面に様々な姿態の虎を8頭描いている。天明7年(1787)円山応挙の円熟期にパトロンである三井家が描かせたという。 「虎の見世物」 私事ですが、今はなき親父が寅年生まれのこともあって虎が大好きで、座敷には精悍な虎の絵がかっていて、この絵を毎日見ながら私は育ちました。 虎と龍は昔から絵の題材になった。江戸時代の人々は、虎についてはまった [続きを読む]
  • 「箱根八里」
  • 滝廉太郎 『箱根八里』 作詞:鳥居忱、 作曲:滝廉太郎 1.箱根の山は、天下の嶮(けん)     函谷關(かんこくかん)も ものならず     萬丈(ばんじょう)の山、千仞(せんじん)の谷     前に聳(そび)え、後方(しりへ)にさそふ     雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす     昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木     羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔滑らか     一 [続きを読む]
  • 「花」滝廉太郎
  • 鳥居清長: 「墨堤花見」 『花』  作詞:武島羽衣、作曲:滝廉太郎 1 春のうららの 隅田川     のぼりくだりの 船人が     櫂(かい)のしづくも 花と散る     ながめを何に たとうべき    2 見ずやあけぼの  露浴びて      われにもの言う 桜木を      見ずや夕ぐれ 手をのべて      われさしまねく 青柳を    3 錦おりなす 長堤(ちょうてい)に      くるれ [続きを読む]
  • 「荒城の月」
  •                           大分県竹田市・岡城址   「荒城の月」 日本人なら誰でも知っているという名曲ですね。私の大好きな曲です。  作詞・土井晩翠(1871−1952)、作曲・滝廉太郎(1879−1903)というのもよく知られていますね。落語会の色ものの演奏(我が会ではサックスホン・ハーモニカ・馬頭琴など)ではよく聞きます。1.春高楼の花の宴 めぐる盃影さして  千代の松が枝わけ出でし [続きを読む]
  • 豆腐
  • 豆腐の落語といえば「徂徠豆腐(そらいどうふ)」、「ちはやふる」、「ちりとてちん」、「甲府い」などが思い浮かぶ。聴いてない豆腐関連の噺はまだあるであろう。 「豆腐と納豆の文字が逆になっている」ということを、友人の豆腐屋が言っていたことがあります。 これは、豆腐の「腐」が「くさる」と理解されていることと、納豆が「くさった食べ物」ということから生じた説と思われます。調べてみると 日本で初めて豆 [続きを読む]
  • 富くじ
  •                「谷中天王寺富興行」 東都歳時記より   「富くじ」 落語に「宿屋の富」、「富久」という江戸の富くじの噺がある。両落語とも最高の賞金1000両が当たって悲喜劇が展開するのですが、長くなるのであらすじは記さない。 錐で木札を突くので「富突き」ともいう。富くじの流行は、八代将軍吉宗が享保年間(1716〜36)、財政困難を理由に神社・仏閣に対する幕府の援助を打ち切ったことにはじ [続きを読む]
  • 「道灌」(どうかん)
  • ↑新柳橋の俄雨。急いで橋をわたる人々がさす番傘には、店の屋号や傘の番号が書いてある。葛飾北斎画『絵本隅田川両岸一覧』(享和元年〈1801〉刊)より。  落語に「道灌」(どうかん)という噺がある。前座噺で、この噺から入るプロの落語家さんは多い。以下あらすじです。  ある日、道灌が江戸近郊で狩りをしていると、俄雨(にわかあめ)にあう。農家に立ち寄り雨具の蓑(みの)を借りようとすると、出てきた少女が [続きを読む]
  • エッフェル塔の伝説
  •  1940年6月30日、対仏戦勝利の後、パリ・エッフェル塔を訪問したアドルフ・ヒトラー総統  「エッフェル塔の伝説」  スカイツリーは2012年5月に開業して、人気を集めています。 高さは634メートルで、「武蔵」の国の語呂を考慮に入れて計画されたんだそうです。もっとも武蔵国は隅田川から西側で、スカイツリー所在地は、隅田川の東側にあるので下総の国になるんですがね。ちなみに両国橋は、武蔵・下総の両国に架 [続きを読む]
  • 「にべもない」
  • 「にべもない」という言葉があります。親しかった人などに無愛想で相手にされなかったりすると、「にべもない」態度だったと今日でも言うが、この「にべ」というのは、「ニベ」という魚のことです。 ニベは「鮸」とも「鮸膠・鰾膠」とも書く。この漢字を見て察しの早い人は接着剤の「膠(にかわ)」と縁があると思うでしょう。その通りで、この魚の浮き袋が、その昔は接着剤の「にかわ」として使われていたのです。 ニベは乱獲の [続きを読む]
  • 雨を降らせる男
  • 「雨を降らせる男」  ブラジル・サンパウロでは日照りが続いて水不足になると、水道局がある人に「雨を降らせてほしい」と依頼します。その人は日系二世の今井威(たけし)さん。依頼を受けた今井さんはセスナ機に乗って空に舞い上がります。そして雲の中に入ると、積んでいた300リットルの水を霧にして雲の中に噴射。すると15分後には2、 [続きを読む]
  • 万延元年遣米使節と咸臨丸(その3)
  • ↑ 米国の女性たちを熱狂させた立石斧次郎 右は斧次郎のポートレイト 咸臨丸はサンフランシスコに52日間滞在した後、帰国の途につきます。滞在が長くなったのは嵐の航海で痛んだ船体修理のためで、サンフランシスコの北東40キロほどにあるメア・アイランド海軍造船所でマスト2本の取り替え、帆の新調、ペンキ塗り替えなどの大がかりな補修作業をした。 修理が終わって、木村は費用を払いたいと申し [続きを読む]
  • 万延元年遣米使節と咸臨丸(その2)
  • 万延元年遣米使節と咸臨丸(その2) ←「日米修好通商百年記念」 昭和35年(1960)に郵政省から発行された切手。鈴藤勇次郎が描いた「咸臨丸難航図」。この切手は遣米使節が咸臨丸で渡米したと誤解する人を増やしてしまったと思います。鈴藤は長崎海軍伝習所で航海訓練をして運用方として実際に咸臨丸で渡米。病気のため榎本武揚の旧幕府艦隊に参加できず自刃。享年43歳。  面白いエピソードをひとつ [続きを読む]
  • 万延元年遣米使節と咸臨丸
  •   左から村垣淡路守範正幕臣500石、新見豊前守正興・幕臣2000石、小栗豊後守忠順(後に上野介) 幕臣2700石  万延元年遣米使節と咸臨丸  嘉永6年(1853)6月アメリカのペリー提督が、4隻の黒船を率いて浦賀沖に姿を見せ、江戸中を震撼させた。  「泰平の眠りをさますじょうきせん、たった4はいで夜も寝むれず」 銘茶の上喜撰と、蒸気船をかけたのがわからなければ、この落首はニヤリとすることが出来な [続きを読む]
  • 唐辛子
  • 赤い大きな唐辛子の形をした袋をかついでいる「唐辛子売り」が川にはまった酔っ払いを助ける。「辛(から)き命」を救うというジョーク。山東京伝の黄表紙『御誂染長寿小紋(おんあつらえぞめちょうじゅこもん)』(享和2年)  近ごろでは激辛ラーメンなどが流行(はや)っていて、真っ赤なスープのラーメンを、汗をかきながら食べるシーンがテレビなどで紹介されていますが、その激辛のもとはもちろん唐辛子です。 「唐 [続きを読む]
  • 象の見世物
  • 象の見世物 駱駝の見世物を述べたから、象にも触れておきます。 幕末の文久3年(1863)、両国広小路で象が見世物にだされ大評判をとりました。今から述べるのはこの幕末の象ではなく、更に135年前にオランダから将軍吉宗に献上された象のことです。 享保13年(1728)6月7日、広南(いまのベトナム)から、中国の貿易商・鄭大成が長崎に2頭の象をつれてきた。オ [続きを読む]