元気者 さん プロフィール

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元気者さん: 心の待合室-花と癒しの時間
ハンドル名元気者 さん
ブログタイトル心の待合室-花と癒しの時間
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/miyatake2236
サイト紹介文義足者が記す日常や季節の花、道端で咲いている花・菜園、教会活動の中にある癒しを求めて。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供10回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2007/07/17 19:52

元気者 さんのブログ記事

  • 昔は幼馴染み 今は恋人(24)
  • 翌週の月曜日は朝から社内は2人の話題で賑やかでした。 例年のお盆の連休前は全課が忙しくしていたのに、この日だけは違っていた。 定刻前に衛が営業二部に入ると普段は静かな部屋も賑やかでした。 誰もが2人の話題で騒めいていた。 それに加えて幼馴染みと言う事も誰もが初めて知ったからでした。 朝礼が終わるとせっかちの統括営業部長の西田から呼び出しを受けた衛は、 「ところで何時、結婚するんだ」 と尋ねら [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(24)
  • 翌週の月曜日は朝から社内は2人の話題で賑やかでした。 例年のお盆の連休前は全課が忙しくしていたのに、この日だけは違っていた。   定刻前に衛が営業二部に入ると普段は静かな部屋も賑やかでした。 誰もが2人の話題で騒めいていた。 それに加えて幼馴染みと言う事も誰もが初めて知ったからでした。   朝礼が終わるとせっかちの統括営業部長の西田から呼び出しを受けた衛は、 「ところで何時、結婚するんだ」 と尋ねら [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(23)
  • その日の昼食を食べに『雛菊』に最初に入って来たのが由布子でした。 すると同年代の恋人風の男女も入りテーブルに座った。 彼らを見ていると何処にでもいるカップルでした。 ママの凛子に挨拶を済ませると何時ものテーブル席に座ると寂しそうに窓を眺めていた。 その時に由布子も彼らの視線を感じた。 するとママの凛子は冷水を入れたコップを置いて注文を聞いた。 「何時もの定食を2名分ね」 と言うと由布子は驚いた表情でママの [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(23)
  • その日の昼食を食べに『雛菊』に最初に入って来たのが由布子でした。 すると同年代の恋人風の男女も入りテーブルに座った。 彼らを見ていると何処にでもいるカップルでした。 ママの凛子に挨拶を済ませると何時ものテーブル席に座ると寂しそうに窓を眺めていた。 その時に由布子も彼らの視線を感じた。 するとママの凛子は冷水を入れたコップを置いて注文を聞いた。 「何時もの定食を2名分ね」 と言うと由布子は驚いた表情でママの [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(22)
  • 2日後の水曜日。 朝から憂鬱な天気でした。 通勤電車に乗っても満員で人々の汗と化粧の混ざった臭いで体の不快指数は100%。 解放され外を歩いても紫外線がのしかかる天気でした。 午前9時過ぎ、由布子は用務を済ませて1階ホールでエレベーターを待っていた。 すると隣のエレベーターから衛が出てきた。 直ぐ後ろには、彼の上司の薮原課長も一緒でした。 衛は振り向きもせず目だけはこちらを見ただけで玄関に向かっていた [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(22)
  • 2日後の水曜日。 朝から憂鬱な天気でした。 通勤電車に乗っても満員で人々の汗と化粧の混ざった臭いで体の不快指数は100%。 解放され外を歩いても紫外線がのしかかる天気でした。   午前9時過ぎ、由布子は用務を済ませて1階ホールでエレベーターを待っていた。 すると隣のエレベーターから衛が出てきた。 直ぐ後ろには、彼の上司の薮原課長も一緒でした。 衛は振り向きもせず目だけはこちらを見ただけで玄関に向かっていた [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(21)
  • その頃からリビングの臭いも薄れて徐々に普通の状態に戻っていた。 変わらないのは蒸し暑さだけで少しずつ過ごし易くなった。 由布子は、屋外を仕切る両開きのガラス戸を閉めると壁掛けクーラーのリモコンスイッチ押した。 その時の衛を見ると小さな鼾をかいて寝ていた。 台所に戻った由布子は貯まっている食器類を一気に片付けた。 それも手慣れた様子でした。 それが終わると洗濯機に衛の大量の洗濯物を入れて自動運転を [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(21)
  • その頃からリビングの臭いも薄れて徐々に普通の状態に戻っていた。 変わらないのは蒸し暑さだけで少しずつ過ごし易くなった。 由布子は、屋外を仕切る両開きのガラス戸を閉めると壁掛けクーラーのリモコンスイッチ押した。 その時の衛を見ると小さな鼾をかいて寝ていた。   台所に戻った由布子は貯まっている食器類を一気に片付けた。 それも手慣れた様子でした。 それが終わると洗濯機に衛の大量の洗濯物を入れて自動運転を [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(20)
  • その日の午後1時半過ぎに衛の部屋のインターホンを押したのは由布子でした。 長い自然な黒髪を後ろに束ね、薄手のピンク色のハーフコート着ていた。 その右ポケットには地図が半分隠れているのも見えた。 それを見ながらここまで来たと言う。 また左手には大きなビニール製の買物袋を持ち、また右手にはピンク色の傘を持っていた。 その為にハーフコートも小雨で濡れていた。 衛は疲れた表情しながら鍵を外してドアを開けたのでし [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(20)
  • その日の午後1時半過ぎに衛の部屋のインターホンを押したのは由布子でした。 長い自然な黒髪を後ろに束ね、薄手のピンク色のハーフコート着ていた。 その右ポケットには地図が半分隠れているのも見えた。 それを見ながらここまで来たと言う。 また左手には大きなビニール製の買物袋を持ち、また右手にはピンク色の傘を持っていた。 その為にハーフコートも小雨で濡れていた。 衛は疲れた表情しながら鍵を外してドアを開けたのでし [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(19)
  • 6月下旬、7月初めに総務部と営業部の定例の合同飲み会を開く事になった。 これは何年も続く恒例の行事でした。 ここで上手くいけば一人前と扱われると言われていた。 特に営業部では、そんな伝統が強かった。 この合同飲み会の条件として、 『場所はビアホール、日時は7月の第1金曜日の午後6時半』 それが最低限の決まりで何処の店にするのかは、全てを幹事が決める事になっていた。 そんな条件なので総務課の幹事は [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(19)
  • 6月下旬、7月初めに総務部と営業部の定例の合同飲み会を開く事になった。 これは何年も続く恒例の行事でした。 ここで上手くいけば一人前と扱われると言われていた。 特に営業部では、そんな伝統が強かった。   この合同飲み会の条件として、 『場所はビアホール、日時は7月の第1金曜日の午後6時半』 それが最低限の決まりで何処の店にするのかは、全てを幹事が決める事になっていた。   そんな条件なので総務課の幹事は [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(18)
  • ほどなくしてカウンター内からマスターの琢磨の声が聞こえてきた。 レジにいたママの凛子は、故郷定食を2人が座っているテーブルに置いた。 「貴方たち、この料理が食べ終わるまで仲良くなるんだよ…」 「それがこの店のルールなんだからね…」 そう言うとママの凛子はカウンターに戻った。 これはママの凛子が考えた思い付きでした。 2人は、そんなルールがある事を今まで知らなかった。 その結果、思いも寄らぬ効果が有 [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(18)
  • ほどなくしてカウンター内からマスターの琢磨の声が聞こえてきた。 レジにいたママの凛子は、故郷定食を2人が座っているテーブルに置いた。 「貴方たち、この料理が食べ終わるまで仲良くなるんだよ…」 「それがこの店のルールなんだからね…」 そう言うとママの凛子はカウンターに戻った。   これはママの凛子が考えた思い付きでした。 2人は、そんなルールがある事を今まで知らなかった。 その結果、思いも寄らぬ効果が有 [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(17)
  • 翌日の昼休み、この日は珍しく由布子と衛の2人が一緒に入って来て窓際の席に座った。 何時も穏やかな表情をして来ていた由布子だが、この日に限ってピリピリとしていた。 特に由布子の顔は険悪な表情をしていた。 それに見かねたママの凛子は注文を聞きに行くと、 「ママ、今日の故郷定食のおかずは何なの」 由布子は立っているママの凛子に向かって尋ねた。 「入口を見なかったの」 ママの凛子は2人に話した。 「今日のメニュー [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(17)
  • 翌日の昼休み、この日は珍しく由布子と衛の2人が一緒に入って来て窓際の席に座った。 何時も穏やかな表情をして来ていた由布子だが、この日に限ってピリピリとしていた。 特に由布子の顔は険悪な表情をしていた。 それに見かねたママの凛子は注文を聞きに行くと、 「ママ、今日の故郷定食のおかずは何なの」 由布子は立っているママの凛子に向かって尋ねた。 「入口を見なかったの」 ママの凛子は2人に話した。 「今日のメニュー [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(16)
  • やがて2人が話していると衛が汗を拭きながら木製のドア開けた。 「いらっしゃい」 するとママの凛子が振り向いて大きな声で言った。 「もーう、暑くて、これだから冷房を止められないなー」 と言って衛はおしぼりをマスターから貰った。 そのまま由布子が座っている同じテーブルの真向かいの椅子に座ると、 「何かあったの」 由布子は聞いた。 「特別にはないけど」 続けて衛は話した。 「早朝会議。特別に何もないのに中央に座っ [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(16)
  • やがて2人が話していると衛が汗を拭きながら木製のドア開けた。 「いらっしゃい」 するとママの凛子が振り向いて大きな声で言った。 「もーう、暑くて、これだから冷房を止められないなー」 と言って衛はおしぼりをマスターから貰った。 そのまま由布子が座っている同じテーブルの真向かいの椅子に座ると、 「何かあったの」 由布子は聞いた。 「特別にはないけど」 続けて衛は話した。 「早朝会議。特別に何もないのに中央に座っ [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(15)
  • すると速攻で返答のメールを送った。 【了解、もう少しで終わるから】 そう書いた返事をした。 すると何分も待たない内にメールが再び送られて来た。 【『雛菊』よ、先に行って待っているからね】 と書かれていた。 由布子は、この日も12時になると『雛菊』に急ぎ足で向かった。 しかも、ここは職場から歩いて5分の古いビルの2階廊下の奥まった場所にあった。 それに大半の店舗は、夜にならないと開かない店ばかり。 一種 [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(15)
  • すると速攻で返答のメールを送った。 【了解、もう少しで終わるから】 そう書いた返事をした。 すると何分も待たない内にメールが再び送られて来た。 【『雛菊』よ、先に行って待っているからね】 と書かれていた。   由布子は、この日も12時になると『雛菊』に急ぎ足で向かった。 しかも、ここは職場から歩いて5分の古いビルの2階廊下の奥まった場所にあった。 それに大半の店舗は、夜にならないと開かない店ばかり。 一種 [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(14)
  • しかし、その頃は衛と付き合い出した頃で好きも嫌いもなかった。 それは幼馴染みの頃のような感覚でした。 事実、そうでした。 それに加えて誰にも衛と幼馴染みと言う事も教えていなかった。 こう何度も聞かれると、その言葉に反応し魔法を掛けられたように反応した。   次第に由布子の心は衛のことで徐々に占めるようになっていった。 それに抵抗しても由布子の心は、次第に衛に強く惹かれるのを感じた。 それはこれまでにな [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(13)
  • そんな時期に、由布子が化粧室に行くと赤坂 純が鏡を見ていた。 「純、その髪型、似合うじゃない」 「先週、久し振りに美容室に行ったの…」 「そんな事より聞いた。営業二部の上城君と同じ課で事務をしている麻美真美さんが一緒に食事していたのよ」 化粧直しをしている由布子に隣にいた赤坂 純が珍しく話しかけてきた。   赤坂 純は由布子の1年先輩で机は隣同士、しかも頭も良い。 何時も黒縁の眼鏡を掛け由布子と同じ [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(12)
  • 特にお昼休み時間になると女性社員が集まり社交場的な雰囲気になっていた。 「これ朝、コンビニで買ったのよ」 衛と同期に入社で総務課に配属された広井 心が皆の前で話した。 その日、机の中から持ち出してきたのは新商品の『プレミアムロールケーキ』でした。 「昨日、会社の帰りにどこに行っても見つからなくて…」 「朝、滅多に通らない道路のそばの店に寄ったら…」 「これで最後って言って買ったの…」 「わたし嬉しくなっ [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(11)
  • それとは反対に衛の母は、お菓子作りが得意でした。 時々、手作り品のお菓子や野菜で作ったテザートを御礼として持っていった。 出張の多い衛の父も、その度に地域の名産をお土産として持っていった。 しかもその役目は全て衛でした。   その両親も今では大分県別大市郊外に古い住宅を買いリフォームして住んでいた。 転勤が多い父親は、衛が大学3年になると終の棲家を考えて郊外に土地付き住宅を買った。 また温泉が近くに [続きを読む]
  • 昔は幼馴染み 今は恋人(10)
  • しかし、この関係は『雛菊』にいる時だけでした。職場では必ず米田さんと上城君と呼んでいた2人でした。仮に幼馴染です、と話すと噂話や誤解を招かない為に敢えて公にしなかった。それに由布子は総務部総務課勤務。ここでは社内で起きたトラブルや誤解を受けて嫌な思いをした女性社員が何人もいたからでした。そんな情報が総務課にいると入るからでした。 週末の金曜日にも衛と『雛菊』で待ち合わせをした。その頃になると昔 [続きを読む]