ハシモト さん プロフィール

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ハシモトさん: サイバーなブログ
ハンドル名ハシモト さん
ブログタイトルサイバーなブログ
サイト紹介文個性的な女性上官に振り回される新米パイロットの物語です。電子書籍へのリンクがあります。
自由文SFハートフルラブコメ野球アクションミリタリーロボットオリジナル小説を書いています。
キャラクター重視の物語で、時にハード&クールな展開を見せます。
第一部から第三部まで完結。第四部連載中です。
参加カテゴリー
更新頻度(2年)情報提供467回 / 367日(平均8.9回/週) - 参加 2007/08/11 18:27

ハシモト さんのブログ記事

  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 123
  • 「母さん・・・お母さん・・・」 肩を震わせて泣き崩れるカウラを抱き寄せる誠。シャムと小夏は爆発したメイリーン将軍のいた場所を調べる。「これ・・・」 そう言って小夏が取り上げたのは一輪の真っ赤な薔薇の付いた小枝だった。『おい!なんであの爆発で?ちょっとおかしくない?上級者過ぎるだろ!』 誠は引きつりそうになる頬を震わせてカウラを抱きしめている。だが、一抹の不安を感じて振り向くとブーツが目の前にあった [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 124
  • あたりの景色がやみに沈みシーンの終わりを告げる。誠はすぐにバイザーとヘルメットを脱いでカプセルから出ようとして縁に頭をぶつけた。「何やってんだよ」 呆れたような感じの要。そして起き上がった誠は腕組みをして薄ら笑いを浮かべているアイシャを見つけた。「アイシャさん!」 「ああ、言わなくても良いわよ。全部私が悪かったです。ごめんなさい」 頭を下げるアイシャに全員が白い目を向ける。「だってしょうがないじゃ [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 125
  • 「隊長!た・す・け・て・くださいー!」 泣きついて来るアイシャにしなだれかかられて鼻の下を伸ばす嵯峨だが、その視線の先に春子と小夏、そして要がいるのを見てアイシャを引き剥がした。「なんだよ、そんなにひどい出来には見えなかったけどな。予定よりは」 「見てたんですね!隊長!ひどいですよ!あれでしょ?隊長は胡州の高等予科時代に作家の友達がいたとか・・・」 アイシャの言葉に少し首をひねった後、要に困ったよ [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 126
  • 目の前に以前、誠も見た実家の台所と寸分たがわぬ部屋のテーブルに座らせられていた。「・・・そうか。これが・・・」 嵯峨はさすがの切り替えで花瓶に刺された一枝の薔薇の花を見つめている。「そうです。春子さんはカウラさんのことを思って洗脳に打ち勝って我々を救ってくれたんです」 誠はそう言うとテーブルに着く人々を見つめた。カウラは泣きつかれたように呆然とした顔で座っていた。シャムと小夏は黙って嵯峨の父親の南 [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 127
  • ようやく話は台本どおり進んだ。とりあえずシュール展開を希望してアドリブを飛ばしまくる嵯峨を誠とカウラが本題へと引き戻す繰り返しの末、シャムと小夏は誠達と戦うことを嵯峨が許した。「それならお願いがあるんですけど」 またアドリブを飛ばす嵯峨。冷や汗混じりに誠が目をやる。「この子達って変身するんでしょ?見せてくださいよ。できれば誠一とか言うのとそこのグラマーなお姉さんも」 ニヤニヤ笑う嵯峨。明石が再び吉 [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 128
  • 「へえ、シャムも手伝ったのか。これおいしそうだな」 そう言って紙皿を配っていたパーラから皿を受け取ったランが手を伸ばす。「じゃあとんかつを行くぜ」 「ランちゃんそれとんかつじゃ無いよ!」 同じく皿を受け取ったシャムがいなりずしを皿に乗せながら衣の付いたどう見てもとんかつにしか見えないものをつかんでいるランに言った。「おい、どー見たってとんかつ・・・ああ、あれか」  ランはそう言うと皿に乗せたとんか [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 129
  • 「それにしてもできるんですか?」 そう言った誠をにらみつけるアイシャ。「いえ!そんなアイシャさんを疑っているわけじゃ・・・だって僕が出た場面でも相当変ですよ。第一どうせみんな演技なんてしてないじゃないですか!」 「地が出て暴走してるだけってことだろ?」 そう言ったのはシャムに自分の分の稲荷寿司ととんかつを運ばせて頬張っている吉田だった。「そこが面白いんじゃないか。うちの売りは個性だからな。いろいろ [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 130
  • 「それでさあ、あとどんだけやるんだ?」 相変わらず春子の差し出す重箱から煮物を口に運びながら嵯峨がつぶやいた。「ええと、後は。クバルカ中佐がカヌーバ皇太子に見捨てられて最後の決戦に挑むところとメカ姐御との最終決戦・・・」 「メカ姐御って誰?」 黙っておにぎりを食べていた明華が得意げに話すアイシャをにらみつけた。「いやあ、お姉さん。メカお姉さん」 「へえー、でもそう言うとリアナのことを指すんじゃない [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 131
  • 「ったくこいつこういう時だけナルシストに成りやがって・・・」 そうつぶやいた要を見るとすたすたと歩み寄り要の手をがっちり握り締める楓。「いえ!お姉さまに与えていただくどんな辱めでも僕は・・・」 そこまで言うといきなり楓の後頭部にアイシャの台本が振り下ろされた。「そんな個人的な趣味の話は後!ランちゃんが驚くでしょ!」 「なんでアタシが驚くんだよ。別にどーでも良いからはじめろよ」 すでにカプセルの中に [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 153
  • 「おう!それじゃあ練習するか」 要はそう言って立ち上がる。誠もカウラもその言葉の意味が分からずにいた。「そうね、あの人はパーラに連絡とって駅まで送らせるから」 察して立ち上がったパーラはそう言うと腕の端末を掲げている。「ランニングからですか?いつもどおり」 吉田の言葉にようやく要が言い出した練習が野球部のものだとわかって誠は嵯峨に目をやる。「いいんじゃないのか?俺もしばらく運動してなかったしなあ」 [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 152
  • 「さてと・・・これで失礼しますね」 老人の一言にようやく要は顔を上げる。「あ!・・・・ああ・・・」 自分の隠していた地がばれたことに気づいてうろたえる要。それをニヤニヤしながら見上げる嵯峨。この見慣れた光景を見ている老人の表情に、安心したような表情が浮かんだのを見て、誠は軽く頭を下げた。誠の行動ににこりと笑って答えた老人。「本当にすいません。西園寺はこういう奴なので・・・」 抗議するような視線の要... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 151
  • 「すいませんねえ・・・うちの餓鬼共は躾がなってなくて・・・」 頭を掻きながらそう言う嵯峨に抗議の視線が特に要から送られてくる。嵯峨の浮かべた苦笑いは老人にも伝染した。「でも楽しそうでいいじゃないですか。東都警察の仏頂面に比べたらずっとましですよ。あいつらは租界の人間を犬猫みたいな視線で見ますから」 老人の言葉に東都警察との合同出動が多い同盟司法局機動隊の隊長である安城が大きく頷いている。「まあ人間... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 150
  • 老人は笑い始めた。それを見て一緒に意味も無く笑おうとしたシャムの頭を吉田がはたく。「本当に素敵な方たちですねえ。西園寺様。あの人たちはあなたの身分を・・・」 「身分?そんなものここじゃ関係ないですよ。それにアイツとあった頃のアタシもそう言う状況じゃなかったですから」 思わず照れて頭を掻く要。その後ろにじりじりとアイシャは迫る。「なに気取った口調でしゃべってるのよ。いつも通りのほうがうどん食べに行く... [続きを読む]
  • まもなく全機能の移転が完了します
  • いつも訪問コメントありがとうございます。2年半にわたり続けてきたこのブログですが、機能の完全移転がまもなく終了します。そこで来月初旬までに更新を停止する予定です。一部の方はご存知ですがすでにガーデニング部門は移転とそちらでの連載が始まっています。http://blogs.yahoo.co.jp/tt1933_mania↑こちら「またまたサイバーなブログ」です。また小説執筆機能は別途ブログを設立して対応します。http://tt1933.blog23.fc2.... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 149
  • 「駄目!要ちゃん!駄目!」 ドアが突然開き、驚きの表情を浮かべていた要の目に、小さなシャムが映った。そして誠やカウラ、アイシャまでもが慌てた表情で飛び込んできて銃に手をかけていた要を取り押さえにかかる。「なんだよ!何があった!」 まとわり付く誠の頭がカウラに押しのけられて胸に当たったので、とりあえず要は誠の首筋に肘鉄を叩き込んだ。「あ!誠ちゃん!」 のされた誠に手を伸ばすアイシャ。拳銃を取り上げて... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 132
  • よたよたと採石場を歩くラン。その足取りは非常に重いものだった。わき腹を押さえる左手が光っているのは治療魔法を使っているからか、それでもぽたぽたと血が流れているのはそれだけ力をそがれているようで誠もはらはらしながら見つめていた。『でもやっぱり採石場か。ここはお約束だな』 自分の案の戦隊モノチックな展開に手に汗握る誠。ランの周りにはすぐに不気味な黒いタイツに骨をかたどるような扮装の手下が現れる。『ちょ... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 148
  • 要はしばらく沈黙した。三郎と過ごした東都での工作活動任務中の日々。思い出しても割り切ることが出来るほど軽くはなかった。身体を任せたからと言うわけではなく、非正規部隊の隊員として任務遂行の為に近づいた野心に燃えていた三郎。だが、その任務が終わっても要は三郎と会う日々を過ごしていた。お互い会う必要など無かったのに、いつの間にか当然のように二人は同じときを過ごした。東都の租界でのシンジケート同士の抗争が... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 133
  • ランはそのまま力尽きたように倒れこもうとする。それを支えるシャム。「ふっ。アタシが敵に情けをかけられるとはな・・・」 そう言うと手にした銀色に光る剣をそばに来た要に手渡す。「アタシが生きて貴様達の手に渡れば、アタシを慕ってくれた『赤色の魔法国』の民は皆殺しにされる。これで止めを・・・」 「馬鹿!」 そう言うとシャムはランに平手をかました。明らかに驚いたような表情のランは瀕死の人物の顔色ではなかった... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 147
  • 「本当にこのたびは・・・」 応接用のソファーに腰掛けた要。目の前の老人がおどおどとしている様を見て自分の胡州帝国宰相の娘、次期四大公筆頭候補と言う身分が恨めしく感じられた。黙っている老人。事件の始まりに彼のところを尋ねたときは彼女のそんな素性も知らずにうどん屋の亭主と客と言う関係だったと言うのに、この老人の息子、志村三郎の葬儀で老人が手にしている金色のカードを渡した時からどことなくぎこちない関係に... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 134
  • それはコックピットのようだった。一応誠もアサルト・モジュールパイロットでありコックピットには慣れていたが、その巨大なコックピットにはなぜか燃えるものを感じた。『これ!戦隊モノのロボのコックピット!一度座ってみたかったんだ。あそこに』 誠は二つとなりのシャムが座るコックピットを羨望のまなざしで見つめた。「キャラットシャム!キャラットサマー!キャプテンシルバー!ブラッディーラン!こちらはマジューンスペ... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 146
  • 「押すなって!」 島田が叫ぶ。胴着を着たままの誠、カウラ、菰田に押し出されて、そのまま島田は吉田が操作している端末の画面の視界からこぼれた。「正人、こっちで見ればいいよ」 サラがそう言うと二つ隣のモニターをいじり始める。「いいわねえ・・・サラったらすっかりラブラブで・・・」 「アイシャ!そんなんじゃ無いってば!」 「じゃあ俺が・・・」 「菰田っちは駄目!」 島田とサラの二人をからかうアイシャと菰田... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 番外編 (1) 135
  • 誠の目の前、五人全員からみえる巨大なモニターにはすでに第二波のミサイルが映し出されていた。「うわー!」 シャムの大げさに過ぎる叫び声を聞きながら巨大ロボはそのまましりもちをつくような感じで倒れた。「憎し!この世界!憎し!」 理性が破壊されているらしい明華こと巨大化した機械魔女メイリーンは巨大な鞭を手に倒れたロボに襲い掛かる。「かわすよ!」 シャムの叫び声で右に大きく転がって明華の攻撃を避ける。明華... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 145
  • ぼんやりとした視線で自分を見上げている嵯峨の顔を見て、ハッとしたのは安城だった。「嵯峨さんにはわからないかもね。・・・ずっと平和とは無縁に生きてきた人ですもの・・・」 その遠慮してオブラートに包んだような安城の言葉に嵯峨は首をひねった。「どういうこと?まあ俺の周りじゃあ刃傷沙汰が絶えなかったのは事実だけどね。餓鬼の頃は遼南の皇位継承権をめぐって、負けて胡州に行けばさっそく地球相手に大戦争だ。そして... [続きを読む]
  • 遼州戦記 保安隊日乗 魔物の街 144
  • 「兄さん、良いんですか?またクラウゼ少佐達が何か始めてますよ」 そう言うと兄の顔を見ながらソファーに腰掛ける管理部部長高梨渉参事。その隣では湯飲みに茶を注ぐ技術部部長の許明華大佐がいた。「まあいいんじゃないの?アイツ等も俺等の仕事が結局何が出来るのか、何が出来ないのか。今回のことでわかったんじゃないかな?結局事件が起きなきゃ動きが取れない、終わったときには被害者の涙ばかり、あんまりおいしい仕事じゃ... [続きを読む]
  • 視野の重なり 2
  •  そいつから眼を離して左右を見回してみたのは、ここまで来た理由があったというだけだ。門柱のつもりだろうか、一組のありふれたコンクリートブロックが突っ立っている。幾重にもつけられた引っかき傷のようなものの上に「海浜十三ー二十三」と機械的な記号を刻んでいる紺色のブリキの板が打ち付けてある。中に入れば巨大に過ぎるクレーン車の群れが誰かの帰りを待っているように砂利の敷き詰められた駐車場の上に佇んでいる。細... [続きを読む]
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