chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
bassher
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2007/09/16

arrow_drop_down
  • あとがき、反省、響鬼の事情、その他

    ご愛読ありがとうございました。11章を以ってこの「仮面ライダー真・響鬼SPRITS」を終了したいと思います。本当は最近購入した「仮面ライダー響鬼の事情(片岡了著)」を還元的に章や文節単位で何日か置きに批評や感想を述べていきたいと思っていたのですが、どうや

  • 十の巻 明日なる夢

    「ありがとう。選ばれた者。」「ありがとう。私達は生まれる事ができました。」 思わず金砕棒を落す真響鬼・紅。オトロシの殻は粉々に砕けて周囲に散乱し、あきらもその爆破で飛ばされ全裸で伏している。「誰だ、」 爆風の中心から裸体で起立する男女

  • 九の巻 輝く少年

    Aマイナーでヌリカベを裂く、 Eメージャーでロクロクビを切断、 Dマイナーでバケネコの大群を横一閃、 背後の地面から浮かび上がるカッパをカッティング気味に薙ぐ、「音撃斬、雷電斬震っ」 2メートルあろうかという刃でバケガニ3匹を串刺しに

  • 八の巻 燃える紅

    「少年、聞くんだ少年、」 右腕を上腕から先失い、先割れした骨が露出している響鬼。「響鬼さん、僕、僕、」 明日夢が魔神斎へ及び腰で突っ込んだその時、響鬼は見た。魔神斎が宙空から戟を一振り浮かび上がらせるのを。突くための穂先に薙ぐ為の三日月刃

  • 七の巻 迫るオロチ

    「敵が来たってのに、お互い喰い合うのに夢中になってやがる。」 斬鬼は含み笑みすら浮かべ、烈斬を構える。「斬鬼さん、オレやるっス」 相変わらず気負う轟鬼は片手に弦、もう一方には四角いスピーカーのようなボックスを抱えている。「あきら、近

  • 六の巻 餓える朱鬼

    「先生、見えました、僕だけで、今魔化魍が僕の目の前に!」 青年は生白い腕を上げて指差す。指差す方向には、身の丈7メートルというオオアリが。「そうか。私の術の助けが無くとも見えるのか。ではよく見ているがいい。私がこれから憑依される姿を。」

  • 五の巻 鍛える夏

    一週間が過ぎた早朝。 大小2つのテントが立てられている。大型の方は一面が上に開いてちょっとしたタープになり、 テーブルとイスを置けば、キッチンスペースが確保できる。「少年、自分の重心を感じるんだ。片足だけで交互に20回ずつ。」 縄跳びであ

  • 四の巻 清める魂

    東雲は首都高湾岸線を舞浜、葛西、新木場と繋いだ先にあり、通り過ぎてさらに行けば有明、台場に至り、レインボーブリッジ、テレビ局、イベント会場、テレポートなど非現実な容貌の建築物が傍観できる埋立地である。 この完全な人工の大地の北端に下水施設が存在

  • 三の巻 挫けぬ疾風

    とある下水処理施設。地下水路を下へ進むと、さらに深い下層に拡がる貯水槽が覗く事ができる。「早く紛い物の子から、本物の子を産みたいわえ。」 その暗闇の中立ちすくむ黒装束の女。姫だ。 フィンガーレスのグローブから突き出る白く細い指先を貯水槽

  • ニの巻 集うたちばな

    皿が落ちる。 皿が人の手元の高さから落ちるという事は十分にその身を破壊する運動エネルギーを持つという事である。「じゃあ、えーとですね、レジの方やってちょーだいね。明日夢君、黄色いボタンでお金出して、勘定するの。分かった?」 顔のパーツが

  • 一の巻 失せゆく少年

    「やっぱりいるよ、ほらあそこ。」 日差しは既に皮膚に刺さるような7月。 明日夢に見えた現象はまさしく生物、朝日が産み出すムラとは到底思えなかった。 ただし、その体は全て金属質であり、二次元的な薄いパーツを組み合わせた、まるで折紙セットのたっ

  • 零の巻 並び立つ鬼

    7月上旬、房総沖。「ヒビキさん、その牡蛎うまいっスか。」 岩壁と潮風に臨んで立つ一人の男。ヒビキと呼ばれた男は、近くで採ったであろう生牡蛎をナイフだけで頬張っている。薄手のシャツの上から皮のスーツを纏い、下は煤けているチノパンといういでた

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、bassherさんをフォローしませんか?

ハンドル名
bassherさん
ブログタイトル
仮面ライダー真・響鬼SPIRIT
フォロー
仮面ライダー真・響鬼SPIRIT

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用