春風 さん プロフィール

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春風さん: かすみ荘にて
ハンドル名春風 さん
ブログタイトルかすみ荘にて
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/syunnpu0524
サイト紹介文旅行や詩や小説そして旅行記や写真などがはいっているおもちゃ箱のような世界になれたらいいなぁ。
自由文http://blogs.yahoo.co.jp/syunnpu0524
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供424回 / 365日(平均8.1回/週) - 参加 2007/10/12 20:47

春風 さんのブログ記事

  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 10
  • 「夏休み最後の日、盆踊りあるだろう、その夜肝試し、やらないか?」「え、夏休み始まったばかりなのに、お盆の事を考えているのか?」とほおずき。「今夜でもいいんじゃないか」と隆。「え、今から、肝試し?笹やんどうしたんだよ?」と驚いた表情でかんぴょうは隆を見ました。隆は、夏休みの終わりまで、肝試しの事を考えるなどガマンできなかったのです。それなら早く肝試しを終わらせた方がいいと咄嗟に思ったのです。隆とかん [続きを読む]
  • 謝辞じゃなく弔辞???2
  • 弔辞 パート2です。彼女の手紙よりこっちの方がぐっとくるね。これからが勝負かな。その前に兼好に気をつけようっと。 (春風さんの親友が前へ)ひさびさに会ったと思ったら、春風はお棺の中か。ダーツの前を横切ったらこめかみに刺さったって聞いたぞ。普通、はじくだろ…。でも死に方はお前らしくて、悪くないぞ。バカヤロウ…。 春風が死んだって聞いて、みんなで集まったんだ。みんな口々に「春風は人の気持ちが分かる男だっ [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 9
  • 紫陽花が萎れ、朝顔が幾つも花を咲かせ、向日葵の花が、陽射しに挨拶をする夏が訪れました。かなかなと蜩が鳴き、負けじとみんみんみんとアブラゼミが鳴いている。そして青い空に浮かぶ入道雲がソフトクリームに見えれば、夏休みはもうそこまで来ていました。そして夏休み前日には、西宮神社の夏祭りがあります。西宮神社と瑞龍寺は塀を隔てて隣り合わせでした。祭りの日は神社の敷地に、水飴・お面・氺ようようの店が並び、櫓が組 [続きを読む]
  • 初恋のときめき
  • 「連れ」が、一週間実家の母親と旅行に行っているため久しぶりに独身生活を送っています。でもこれといってやることがないんだよね。ということで、珈琲を飲みながら、お香を焚いて、先日買ったビートルズのサージェントペパーズを聴きながらヨガをやり、おれから小説を執筆しています。 実は、 先月よりまじめに小説を書いているのです。先日母親の三周忌で故郷に帰ったら、幼い頃の思い出が染まっていた街並みはもうなく、駐車場 [続きを読む]
  • 謝辞じゃなく弔辞???
  •  もう6月の半ばになろうとしているんだね。ということで面白そうなゲームがあったのでやってみました。謝辞ではなく弔辞、うーん、考えるね。死を考えるとき、「生」を考えるね。(春風さんの彼女が前へ)あまりに突然のごとで…受け入れられないよ゛…もう会えないな゛んて…い゛っぐ…。ダーツの前を歩いたら刺さったって…ぞんなんで死ねるの゛…?倒れる直前に「10点!」って言っだって聞いたよ…。静かに死になよ…馬鹿…い [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の頃〜 8
  • いつもなら便所から戻ってきたらすぐに眠りにつくのだが、どういう訳かその晩、隆は眠れませんでした。本当に奇妙な一日でした。柱時計がボンボン本ンと時を告げました。 午前3時、草木も眠る丑三つ時である。隣には、妹の静香が寝息を立てていた。起きているとこは、生意気なのだが眠りについていると妙に可愛かったりします。昔、かぁちゃんが、隆を「ばが たかし と言っていたものだから、妹の静香は、名前だと思って“ばが [続きを読む]
  • 大切な物は?
  • 世の中は、ビートルズのサージェントペパーズ50周年ということで盛り上がってます。初期のビートルズが好きだった拙者は、初めてサージェントを聴いたとき戸惑いました。B面1曲目がジョージ作のインド音楽。当時サージェントの評価が高く、ロックの金字塔とか言われていました。しかし拙者には理解できませんでした。外見も髭を生やし、知っているビートルズとは違っていました。ビートルズ来日から1年、何があったんだろうと思 [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 7
  • 「待ってくれよ!!」 暗闇の中でチャボの声がした。かんぴょうとほおずきは、もう山門のあたりまで全力で走っていきました。少し遅れていた隆が、チャボの方を振り返ると、チャボが長い髪を握りしめて、駆けてきました。 「ギャー」 隆は、とんでもなく大きな声で叫んで、全力で山門に向かって走りました。チャボが、地獄から抜け出した鬼の様に見えたのです。とにかく走りました。山門を通り抜け、真新しい赤い涎掛けをしたお地 [続きを読む]
  • 小さな恋のメロディの頃 2
  •  この作品は1976年にリバイバルされ、トレーシー・ハイド、ジャック・ワイルド、マーク・レスターは一躍有名になりました。淡いクレパスの絵のような作品です。忘れられないシーンは、ダニエル(マーク)がメロディに恋をし、トム(ジャック)から離れていき、トムはダニエルに一緒に遊ぼうと呼びかけますが無視されます。男友達と連んでいるギャング世代から恋に恋をする思春期の狭間をうまく表現している。ダニエルとメロデ [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 6
  • 「チャボ、本当に壺を開けるのか?」かんぴょうは、不安そうにチャボをみました。 「もちろんだよ。もしかして、かんぴょう怖くなったのか?」 「そんなわけないだろう!!どの壺を開けるか、早く決めろよ」かんぴょうは、チャボの言葉にむっとして、いつもと違って珍しく激しい口調で言い返しました。隆は、本当は骨壺など開けたくないし、中を見たいとも思わない、ただ臆病者に見られるのが嫌で、気を紛らわすかのように閻魔大王 [続きを読む]
  • 小さな恋のメロディの頃 1
  • 小さな恋のメロディがテレビで放送された1976年。拙者は15歳でした。15歳、つまり中学3年生の年というのは思春期真っ最中ということで、キラキラ輝いている年です。恋と失恋、ギター、陸上部、カーペンターズ、さまざまな想い出が詰まっていた時期です。ビートルズ再結成のニュースが信憑性を持って伝えられたのもこの時期です。なんたってビートルズの再結成が、天下の朝日新聞に掲載されたんだもんね。信じましたよ。 [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 6
  • 「チャボ、本当に壺を開けるのか?」かんぴょうは、不安そうにチャボをみました。「もちろんだよ。もしかして、かんぴょう怖くなったのか?」「そんなわけないだろう!!どの壺を開けるか、早く決めろよ」かんぴょうは、チャボの言葉にむっとして、いつもと違って珍しく激しい口調で言い返しました。隆は、本当は骨壺など開けたくないし、中を見たいとも思わない、ただ臆病者に見られるのが嫌で、気を紛らわすかのように閻魔大王の [続きを読む]
  • 月灯り 〜再会の夜に〜
  • 時を経て 君との再会 満月ではないけれど十三夜の恋と どこか似ている儚い月の灯り昔の恋は激しく言の葉でお互いを傷つけた事もあった時の流れで想いは 優しく 仄かな月の灯り どこか 今宵の 月灯りに似ている ただ二人で言葉を紡ぐだけで さざ波の中に浮かぶ月光のように遠い昔の思い出を照らし出してくれる月光に抱かれると想いは募ってゆく どこか 儚く 朧気な 灯りだから忘れていた 恋の 魔法が 甦るのかも十三夜の [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 5
  • 「笹やんは、どうする?」チャボが、悪戯ぽく笑いながら隆を見ました。 「骨壺を開けるのか。おもしろそうだな」 隆の声は、心なしか震えていました。隆は、ここで骨壺を開けるのに反対したら、馬鹿にされると思ったから強がるしかなかったのです。隆も骨壺を開けることに賛成したため、かんぴょうもお骨堂に行くことになりました。意気揚々とした表情のチャボを先頭に赤紫色に染まった夕焼けに包まれたお骨堂に向かいました。隆と [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 4
  • 「いやぁ、びっくりしたなぁ。太陽が欠ける事ってあるんだ」と興奮気味にかんぴょうが言いました。 「本当に、昼間なのに夜になるって不思議だよな。」と空を見上げながらほおずきが不思議そうに言った。 「先生も何も言っていなかったよな。俺たち見たのって現実なのかなぁ」 隆も、興奮を抑えながら言いました。かくれんぼを続ける気にもなれず、二人で一組のチームをつくって野球をすることにしました。野球の用具は、いつもお [続きを読む]
  • 甘酸っぱい 恋の頃
  • 久しぶりに故郷に帰ったら黄昏が似合う寂しい街になっていた青春の欠片だけが星屑のように煌めいていた“詩炉”“古時計”“パピードール”に“珈琲カップ”数々の青春の物語が織られた喫茶店 店員に恋をした未知の世界の宝庫だった本屋さん ビートルズのレコードとさだまさしのレコードに心がどきどきしていたお洒落なお店あの頃 最初で最後のコンサートをやった喫茶店「LIVE」も駐車場になってしまったあの頃 君に恋をしていて [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 3
  • 「チャボは、いいよなぁ。」隆は、テストのことなど気にせず笑っているチャボを羨ましそうに見ました。瑞龍寺に通じる野晒しのお地蔵様の前を通ると威風堂々した山門が見えます。屋根の下にある扉の障子には幾つか丸い穴が開いています。この丸い穴は、隆達が境内で野球をやった時に開けたものです。屋根に当たればホームランという事になっていますが、野球場でやれば、まぁ、セカンドフライがいい所かもしれません。 4人は、じ [続きを読む]
  • 汚れた 純愛の詩 エピローグ
  • 「私…………」「何も言うなよ。裸一貫からやり直す俺についてきて欲しいんだ」恵子の瞳から涙が溢れていた。初夏の陽射しが射している。「あの時みたいに写真をとりませんか。あの老夫婦にシャターを押してくれるように頼んできますよ」内田は、バックに入れていた小さなカメラを持って老夫婦にシャッターを教えてくれるように頼んだ。そして4人は、竜馬と慎太郎が眠る墓の前であの時のポーズを思い出しながら写真を撮った。「こ [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜 2
  • 倉隆は、幼なじみの村瀬俊也、菅野明、朴沢涼と一緒に遊び場である瑞龍寺に向かって歩いています。小学校5年生になり、小学校でも上級生という扉を開けました。お互いに名前を呼び合うことはなく、あだ名で呼び合っていました。村瀬俊也は、どこかすばしっこいので「チャボ」、菅野明、朴沢涼は、名字からそれぞれ「かんぴょう」「ほおずき」というあだ名がついていました。そして5年生の時運がいいことに同じクラスになり、学校 [続きを読む]
  • 土曜の放課後 2
  •  高校時代は、土曜日は地獄でした。成り行きで入部した水泳部の練習がきつく、めげていました。5000メートル泳いで体を慣らしてから、25メートル100本。死ぬかと思ったあの頃。午後1時から6時までの練習の長さ、そして翌日は午前中一杯の部活動。修行以外の何物でもなかった日々。小 中学校時代好きだった土曜日でしたが、高校時代は嫌いでした。大学時代は、毎日が土曜日みたいなものでした。そして週休二日になった今、金曜の [続きを読む]
  • 土曜日の放課後
  •  昔、昔、拙者が小学校から高校時代というのは、土曜日は午前のみで午後は放課でした。小学校 中学校時代は、日曜日よりも土曜日の方が好きでした。小学校時代は、学校と放課後の落差が好きでした。学校を終え、家で昼食を食べて、お寺の境内に遊びに行くという黄金のパターンでした。お昼は、だいたいインスタントラーメン。そしてお客さんがいるときはお寿司。インスタントラーメンは、キャベツが入っている野菜ラーメン。そし [続きを読む]
  • 淡い色彩の中で
  • 秋桜の花に惹かれたのはいつからだろう校庭の片隅に咲いていた一輪の秋桜 君と言葉を交わすわけでなく見ていたっけ掃除当番をしていた小学6年生の秋の午後 優しい陽射しと戯れて 秋桜の花がはにかんで笑っていた気がしたよ時々君の夢を見るよ なぜかいつも秋桜の花に囲まれている君はあの頃のままではにかんで笑っている口元が何かを言おうとしている秋桜の花と優しい想いでに抱かれている淡い時間 秋の陽射しと秋桜の花なぜか土 [続きを読む]
  • しゃぼんの詩 〜初恋の面影〜 
  • 初夏の陽射しと戯れる紫陽花の傍らで シャボンを飛ばしている独りの少女どこか初恋の少女に似ていたと思うのは気のせい? 梅雨の合間の陽射しの中で いくつものしゃぼんが きらきら笑いながら青空に向かって飛んでいって弾ける目の前を過ぎていく シャボンには初恋の頃の想い出が住んでいた おはようと声をかけられだけで幸せになれた通学路ちょっとした言葉のやりとりと笑顔で がんばれそうと思ったあの頃 思い出というクレパス画 [続きを読む]
  • 届かない想い 〜思春期の扉〜  1
  • 遊び場の中心である瑞龍寺の山門脇に紫陽花の花が昨夜の雨でしっとり濡れています。朝日を浴びて、花がきらきら光っています。寺の向かいには、駄菓子屋があり、その隣には仕立屋があり、いつもミシンの音がしていました。三日町の町内は、果物屋、酒屋、自転車屋、電気屋、魚屋、豆腐屋、蒟蒻屋が路地を挟んで並んでいました。朝になると、豆腐屋の店が開き、大豆を煮る香りがしてきて、魚屋のおばぁさんが、箒で掃き掃除をし、酒 [続きを読む]
  • 汚れた 純愛の 詩 13
  • 翌日、龍達は清水寺の裏手にある護国神社に行った。経路には18年前と同じように白い瓦に竜馬に対する想いを綴った青春の落書き並べてあった。18年前、龍、聡、康之、恵美の4人で1枚の白い瓦に自分達の夢を綴ったのである。あの日から18年が過ぎていた。笹倉竜馬と中岡慎太郎の墓で4人は手を合わせた。4人とも無言で石でできたベンチに座り京都の町を見ていた。 「俺、由美子に会ったよ」 聡が、独り言の様に呟いた。 「 [続きを読む]