篠崎創 さん プロフィール

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篠崎創さん: 「ひとりの国語」(youtubeチャンネル!)
ハンドル名篠崎創 さん
ブログタイトル「ひとりの国語」(youtubeチャンネル!)
ブログURLhttp://ameblo.jp/nadakokugo/
サイト紹介文実はこっそり毎日更新しています! 
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供105回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2007/10/15 09:42

篠崎創 さんのブログ記事

  • 教材から抜粋1
  • 教材から抜粋1 どこからどう見てもきらきらと輝いている若者の瑕疵を指摘することは、なかなかできることではありません。よほど近くから見ていないと、輝きに目がくらんでしまいそうです。年を重ねれば重ねるほどそうなるものなのかと思いますが、若いころは若いころなりに、自分こそが若者の輝きを一番理解している、若者の代弁者だという気持ちを持っているので、どっちもどっちかもしれません。 赤ん坊でも玩具があれば遊 [続きを読む]
  • 5年生漢字教材2枚目完成!
  • 5年生の漢字教材2枚目が完成しました!去年の12月15日から今日までかかった! 一体何をしていたのだろうと思ったが、何もしていないわけではなかった。よかったよかった!物理、ジェームズ『プラグマティズム』、センター国語、クワイン『哲学事典』(およそ時期尚早だった……)、ライカン『言語哲学(入門から中級まで)』(とてもよかった)オースティン『哲学論文集』(時期尚早だった部分も……)ベクトル&空間ベク [続きを読む]
  • 問題のあいまいさ(5)
  • 問題のあいまいさ(5)出題者は「これだ!」という根拠を文中に見つけて、それを言い換えた「間違いのない選択肢」を作り、あとはそれを基準として不正解選択肢を作ったはずです。しかし、筆者が言うように、コミュニケーションは「動的に形成されていく」ものなので、本文の文脈もまた流動的に変化しているのです。困ったことに、本文はかなり直感的に書かれており、論理性よりも言葉の綱渡りと勢いで紡がれている印象です。筆 [続きを読む]
  • 問題のあいまいさ(4)
  • 問題のあいまいさ(4)ここからが本番です。ある言葉について会話の中で「(状況に応じて使い分ける)」「(相手が使っている用例を新たに知る)」「元の意味を利用して新しい意味内容を加える」「意味内容を想像することができる」「共感しながら意味を使い分ける」のどれなのか……(最初の二つはすでに選択肢としては消えているのでカッコに入れてます)。文章中では、「社長の椅子」が「地位」を表すという例が挙げられ、「 [続きを読む]
  • 問題のあいまいさ(3)
  • 問題のあいまいさ(3) さらに続く部分では、「意味の選択肢を増やす」「意味の幅を増やす」「意味を決定する」「意味の的中率を上げる」「意味を限定することができる」というように、3:2で「減」「増」が使い分けられています。文脈から「減」が正しいとわかるので、ここでようやく3つに選択肢が絞れたのですが、この三つははたして同じなのかどうか。文中には「一つに絞りこむ」とあるので(かなり線部から遠いが……) [続きを読む]
  • 問題のあいまいさ(2)
  • 問題のあいまいさ(2) それでは、ここから実際の問題に入ります。百五十字程度の選択肢が5つ並んでいます。こういう選択肢は、問題を作る方としてとっても大変なので、この形式で作問しなければならなかった先生にはちょっと同情してしまいます。ここでは、大部分を同内容の言い換えで水増しする作戦が取られています。センター試験を意識しているのでしょう。まずは、最初の読点まで見ていくと、コンピュータは「多様な事例 [続きを読む]
  • 問題のあいまいさ(1)
  • 問題のあいまいさ(1) ある中学校の今年の問題を解きました。どうしても答えに確信が持てませんでした。見る角度によってどの選択肢も正解に見えて来るのです。たしかに国語にはあいまいな問題があるなと思いました。それなら、なぜあいまいな問題が生まれてしまうのか。作成者の感覚としては、案外受験生は食らいついてくるといううれしさがあり、ウチを受ける子はこれくらいのことはわかるのだ……という自負があるのです。 [続きを読む]
  • 国語にならない本
  • 国語にならない本文芸家協会所属の著者リストより、国語とは遠い世界の本を挙げてみました。慣れない分野なので、題名だけで生理的にざわつく感じがあります。さまざまな人がさまざまな人生をつかのまにさまざまに生きるという、どうしてもつながりえない世界があるという悲しみにもがきつつ、人間の叫びや業の深さを思いつつリスト作成をしていますよ(笑)以下のタイトルだけを見て、「おもしろそう!」と思った人とはわかりあ [続きを読む]
  • 読みにくい文章は、なぜ読みにくいのか?(1)
  • 読みにくい文章は、なぜ読みにくいのか? (1)読みにくい文章を読んでみました。読みにくいのは、書き手ではなく読み手の問題です。クワイン『哲学事典』を読んでみると、あきらかに読みにくい章がありました。わたしは、「構成主義」「使用対言及」の章などを、なぜ読みにくいと感じたのか。読みながら起きていたことを、なぞってみます。  あらためて、なぜこの章が読みにくいのか。ただ説明のために書かれたものでは [続きを読む]
  • 著作権のお話
  • 著作権のお話 国語のテストを作るには、著作権の問題をクリアしなければならないのですが、大手出版社でない限り、そんなにあれこれとコネもないので、締め切りまでに、このリストの中の人の文章で作ってくれと言われることが多いのです。どこでも「日本文芸家協会」所属の作家は最優先候補です。なので、こんなふうにだれがどんな作品を書いているのかを、エクセルにまとめておくのですが、最近は全然メンバーが増えず、そもそ [続きを読む]
  • 相槌について(3)×
  • 相槌について(3)×(例文)「ワンダフルなことだ」とか「アドマイアブルなことだ」とかいうのは、今の言葉づかいでは、ほめたことになる。 (わたしの反応)× 「相槌なし」で進みました。具体的な文だったので、理解するために具体化する必要もなく、少しずつかみくだく必要もなく、まとめ直す必要もありませんでした。「何かリアクションを!」と言われても特に何もなかったのです。運転手が車窓の状況について、信号(句 [続きを読む]
  • 相槌について(2)おっ
  • 相槌について(2)おっ(例文2)利他主義は、道徳の根幹であり、道徳の原理にとって最も重要なものである。(わたしの反応)おっ。  わたしにとってなじみのあるテーマなので、鮭が自分の生まれ育った川の匂いを嗅いだときのように(なんだこのたとえは……)、着替えるとき適当に手に取った服が「なじんでいる服」だったときの喜びのように、「よくその話をしてくれた」という親しさ(もちろん「よくその話をしてくれた」と [続きを読む]
  • 相槌について(1)うん
  • 相槌について(1)(例文)今日の常識でいえば、書くことは、話された言葉を記号に移すことである。(わたしの反応)うん。   こんな相槌になるのは、明らかに立ち止まる必要を感じていないときです。説明しろと言われたら、書き言葉と話し言葉のちがい、その歴史などを話すことができますが、自分はあれこれ知っていることも「無意識のうちに」ふまえつつ、わたしは安心して「うん」とだけ「思って」、次へと進みました。も [続きを読む]
  • 相槌について(はじめに)
  • 相槌について(はじめに)「スピードだけを上げようとしたら読み飛ばしてしまい、読み飛ばさないようにしたら遅くなる」というジレンマは、出会った文に対する「自分の位置」を決めることなく、ただ文の文字面をなぞっていることで起きるものです。「現代社会は科学技術に依存した社会である」という一文目の言葉から、わたしは「専門的な知識を持たなくても大丈夫ですよ」という「親切さ」を感じて、「安心感」を心のどこかに置 [続きを読む]
  • まとめ2
  • まとめ2気質そのものが関わっている合理論と経験論の対立のように、「気にするな」「構えすぎずにやろうよ」とだれかが言っても気休めにしかならず、「だれがなんと言おうが、これは自分をゆるがすほどの大問題だ!」と感じている事柄において、実感はいつでも「案ずるより産むがやすし」です。対象を「大きな敵や壁」であると認識してしまった場合、どんなときも恐ろしいまでに案じた上で、産んだあとでようやく「やすかった」 [続きを読む]
  • まとめ1
  • まとめ1 ふだんから猫背すぎるせいか、真剣に何かを書くときに、ふだん使わない背中の筋肉に変な力がかかります。スキージャンプやおっとせいのような前傾姿勢のまま固まることが多く、背中をよく痛めます。ただ座っているだけなのに……。センター試験のときには、そうして背筋を伸ばしすぎて「ぎっくり腰」になり、その後はコルセット的なものをつけ、数週間自宅療養となりました。センター試験のせいでぎっくり腰になっても [続きを読む]
  • 実験結果5(後半)
  • 実験結果5(後半)訪れたこの失望に対して、あまりにも無頓着だったなと思います。にもかかわらず、「明確に」失望を覚えていたのです。それは出発点であって、終着点ではないはずです。わたしの視点がどこにあるかを知っただけのことなのに、この明確すぎる感覚は、もはやここをゴールにしてもいいと思えるほどに、大きいものでした。自分は一歩たりとも動いていないまま、もう眠りに就こうとしています。相手が見えないまま、 [続きを読む]
  • 実験結果5(前半)
  • 実験結果5(前半) ジェームズの言葉に現に触発された証拠に、わたしは今トイレを掃除したのですが、これは何かのタシになってるでしょうか。プラグマティズムには「中身」がないぞと思っていたら、ジェームズの言葉ひとつひとつが、現にわたしとの関係性において具体的だったのです。プラグマティズムは、それ以上の「中身」をたしかに持っていないかもしれません。背後に特別なオリジナルを隠していません。しかし、重点の置 [続きを読む]
  • 実験結果4(後編)
  • 実験結果4(後編)「あなたの言いたいことは、よくわからないわ。しっかりしゃべりなさい!(=内容は理解できるが、このままでは……ここはやはり一度……)」「ママイジワル!(=バカ!)」のようなすれ違いの原因は、子どもが「母親の持つ前提」と「重点」を共有していないことで起きます。幼いのだから仕方がないですが、あまりにわかっていないなら、こんこんと伝える必要がありそうです。あなたの伝える「情報」をわたし [続きを読む]
  • 実験結果4(中編)
  • 実験結果4(中編) このあたりでようやく、現に「重点の置き方がずれていたことによる対立点」が問題となっていることが実感でき、相手はまさにそのことを指摘しているのにわたしは気づいていなかったというバカさ加減をかみしめると同時に、「重点の置き方がずれていたことによる具体的な対立点」が、現に解消されていくのを感じながら、「そうですね……」と答えることができるようになります。なぜなら、「実際に」そうだっ [続きを読む]
  • 実験結果4(前編)
  • 実験結果4(前編)・重点の置き方のちがいによって対立が生まれる論破しなければと思うあまり、事実すら受け取らずに解釈を始め、自分の常識との不一致を理由に的外れな批判をおこない、語りかけられた言葉を他人事として頭の中で考えていたと気付いたあたりで、「お前などわたしの論敵になるのはまだ早いよ、自分が見えてないから。まずは聞きなさい」と言われたように感じ、ハッと我に返った……というところまで進みました。 [続きを読む]
  • 実験結果3(後編)
  • 実験結果3(後編)「敵の将軍」も「下宿屋の女将」も「蛇足」でないならば……と仮定して、話のお好み焼きをひっくり返しましょう。聴衆が200人いたとして、その聴衆に対して、「諸君の全幅の共鳴を得たいと願っている」とジェームズは語りかけています。見えるかな……さまざまな人がいるのです。大部分は「意識高い系の哲学アマチュア」だとしても、聴衆の両極端に「敵の将軍」と「下宿屋の女将」がいます。論敵がふんぞり [続きを読む]
  • 実験結果3(中編)
  • 実験結果3(中編)プラグマティズムの言葉は、先生の指導上の言葉がそうである(とわたしが信じている)ように、「有用性」を持ったものであると、ジェームズは考えています。ということは、この言葉もまた、聴衆に対して、何らかの有用性を示唆しているはずです(有用性とは、ここでは「よい結びつき」や「よい触発」を得られるかもしれないものということにしておきます)。つまり、「将軍」や「女将」の例は、抽象的な説明を [続きを読む]