Abeja Mariposa さん プロフィール

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Abeja Mariposaさん: STRONGER THAN PARADISE
ハンドル名Abeja Mariposa さん
ブログタイトルSTRONGER THAN PARADISE
ブログURLhttp://strongerthanparadise.blog122.fc2.com/
サイト紹介文UK出身の孤高のグループ、シャーデー(Sade)を鑑賞しよう! R指定ブログ! タブー!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供83回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2007/10/22 05:00

Abeja Mariposa さんのブログ記事

  • Keziah Jones @ Blue Note TOKYO 2017
  •  キザイア・ジョーンズのコンサートを観た。 3ピース+パーカッションの4人編成で発汗の腹筋ファンク・ショウを繰り広げた'15年4月のブルーノート東京公演から2年4ヶ月ぶりの来日。『Captain Rugged』(2013)以降、なかなか次のアルバムが出ないキザイアだが、この人の場合は新譜なしでも来たらとりあえず行くしかない。 場所は前回と同じくブルーノート東京。今夏、キザイアはジョーイ・グラント Joey Grant(ベース)、マク [続きを読む]
  • Prince──反復の美学
  •  突然だが、プリンスの「Joy In Repetition」(1990)を和訳する。『Graffiti Bridge』の中でも特に印象深いこの曲は、もともと'86年7月に録音され、'90年に新曲として発表されたもの。映画『グラフィティ・ブリッジ』の劇中では、主人公キッドが見る夢の中に登場し、歌詞の世界がそっくりそのまま映像化された。 歌詞はハードボイルド小説を思わせる三人称体の物語仕立て。夜のクラブを舞台に、主人公の“彼”と宿命の女──ス [続きを読む]
  • スクリーミン・ジェイの奇妙な世界【1】〜声がする
  •  孤高のオルタナティヴ・リズム&ブルース歌手、永遠の異邦人、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス Screamin' Jay Hawkins(1929〜2000)の魂を蘇らせる新連載“スクリーミン・ジェイの奇妙な世界”。棺桶の蓋を開け、改めて彼の魔法にかかってみようという一種の肝試し企画である。 ベンジャミン・クレメンタインの登場やオルタナティヴR&Bの興隆に伴って、近年、個人的にこの人への再評価熱が高まっていた。ヴードゥーやジャン [続きを読む]
  • Nat King Cole──自然の子
  •  クレイグ・マクディーンが撮影した美しいスーツ姿のベンジャミン・クレメンタイン(前回記事参照)を眺めるうち、ナット・キング・コールを思い出した。スクリーミン・ジェイ・ホーキンスやジャン=ミシェル・バスキアを彷彿させる佇まいのベンジャミンだが、彼はナット・キング・コールの無頼版のようでもある。 ナット・コールの代表曲「Nature Boy」(1948)は、いかにもベンジャミンが歌いそうな曲だ。説話風の啓示的な歌詞 [続きを読む]
  • Benjamin Clementine──文句はない
  •  ベンジャミン・クレメンタインの「I Won't Complain」を和訳する。3曲入りデビューEP『Cornerstone』(2013)に「Cornerstone」「London」と共に収録されていた曲。他の2曲と同じく、ピアノの弾き語りによる内省的なバラード。人生の辛さを歌っているが、同時に人生を肯定する歌でもある。 この世は酷いことだらけだし、人生には多くの苦難があるが、それでも彼は“文句はない(I won't complain)”と言う。ふとした瞬間、この [続きを読む]
  • Benjamin Clementineの放浪の旅
  •  新作『I Tell A Fly』('17年9月15日発売予定)を引っ提げ、6月10日にパリから始まったベンジャミン・クレメンタインの〈The Wandering Tour〉がスゴいことになっている。7月8日に彼がバルセロナの音楽フェス〈Cruïlla〉に出演したときの最新映像をYouTubeで見てぶっ飛んだ。怪人? 怪物? エイリアン? イギリスからフランス経由で現れた裸足の吟遊詩人は、今、とてつもない何かに姿を変えつつある。 [続きを読む]
  • 夢は夜ひらく──ロイ・フラー伝記映画『ザ・ダンサー』
  •  映画『ザ・ダンサー』を渋谷のル・シネマで観た(上映期間:'17年6月3日〜6月30日)。モダン・ダンスの祖の一人とされる伝説の女性舞踊家、ロイ・フラー Loie Fuller(1862〜1928)──昨年秋に来日したフィリップ・ドゥクフレの舞台『コンタクト』の中にも彼女に対するオマージュ場面があった──の半生を描いた伝記映画。上の写真(本人)からも察しがつくと思うが、非常に変わったダンスを創作した人である。 実在のアーティ [続きを読む]
  • Benjamin Clementine、'17年9月に新作リリース
  •  ひと月前('17年5月30日)に久々の新曲「Phantom Of Aleppoville」を発表したベンジャミン・クレメンタインが、『At Least For Now』(2015)に続く2ndアルバム『I Tell A Fly』を'17年9月15日に発表することを明らかにした。新作発表が告知された6月26日には、昨年10月の強制撤去で混乱が続くフランス北部の港町カレーの難民キャンプ──通称“ジャングル”──を題材にした新曲「God Save The Jungle(神よジャングルを護り賜 [続きを読む]
  • Benjamin Clementine──アレッポヴィルの怪人
  •  '17年1月、ドナルド・トランプを皮肉ったゴリラズの新曲「Hallelujah Money」に客演し、改めて強烈な印象を与えたイギリスの奇才、ベンジャミン・クレメンタイン。その彼が、'17年5月30日、'15年初頭の1stアルバム以来、2年半ぶりとなる新曲「Phantom Of Aleppoville」を発表した。 6分半に及ぶ大作「Phantom Of Aleppoville」は、全く趣きの異なる複数のパートから成る組曲風の風変わりなチェンバー・ポップ・ナンバー。複数の [続きを読む]
  • Miss Tati──遂に、タティ!
  •  ミス・タティ……と書いて、いや、しかし、と思う。“Jacques Tati”が“ジャック・タチ”なら、“Miss Tati”は“ミス・タチ”と書くべきではないのか。このアーティスト名をカタカナで書く日本人は恐らく私が初めてである。どちらを採るべきか。しばし悩んだ末、原音になるべく近い表記をする現在の日本の洋楽業界の慣習に従って、“ミス・タティ”と書くことにした。 でも、私は彼女のことを心の中では“タチさん”と呼んで [続きを読む]
  • 擬似シャーデーに気をつけろ(その5)
  • 「プリンスの恩恵は計り知れない。私たち音楽を愛するすべての人間にとって、彼は恵みであり続けるだろう。彼は私にとって常に大きな存在だった。『パープル・レイン』をこっそり観たときから私の人生が変わった。やがてプリンスはNPGのショウに私を迎えてくれ、光栄にも私は一度、彼に会うことができた。彼はとっても気さくだった。すごく面白くて、優しくて。その後、彼が自分のアルバムで私の曲を取り上げてくれた。信じられな [続きを読む]
  • Buikaの新作『Para Mí』を聴く
  • PARA MIDigital: Warner Music Spain, 12 May 2017Ni Contigo Ni Sin Ti / Dios De La Nada / Para Mí / Pizzica Di Torchiarollo / Hijos De La LunaProduced by Concha Buika 3月の来日公演が最高だったブイカ。あれから2ヶ月経った'17年5月12日、『Vivir Sin Miedo』(2015)に続く彼女の新作『Para Mí』が配信リリースされた。彼女のキャリアでは初となるEP。来日公演の感動を思い出させてくれる嬉しい作品だ。 [続きを読む]
  • 山口百恵──謝肉祭 93
  •  アフロ・スパニッシュ新世代、ブイカの来日公演について書き終えたところで(2ヶ月もかかってしまった……)、フラメンコ繋がりで、ひとつ山口百恵の曲を取り上げることにしたい。 '80年の芸能界引退から10年以上経った'90年代前半、山口百恵の曲のニュー・ヴァージョン集がシリーズで発売されたことがあった。過去のヴォーカル音源と新たなオケをミックスするという、物故アーティストでよくあるリミックス/リイマジン的なリ [続きを読む]
  • Buika @ Sumida Triphony Hall 2017
  •  ブイカのコンサートを再び観た。 大感動のブルーノート東京公演から3日後の'17年3月7日(火)、今度は錦糸町のすみだトリフォニーホールで“シンフォニック・スペシャル・ナイト”と題された彼女の特別公演が行われた。 通常のバンド編成でのツアーと並行して、ブイカは'12年から世界各地で現地オーケストラと共演する〈Sinfónico〉というコンサートを断続的に行っている。その日本版となる今回の公演で彼女と組んだのは、会 [続きを読む]
  • 擬似シャーデーに気をつけろ(その4)
  •  ブイカのコンサートを再び観た。 大感動のブルーノート東京公演から3日後の'17年3月7日(火)、今度は錦糸町のすみだトリフォニーホールで“シンフォニック・スペシャル・ナイト”と題された彼女の特別公演が行われた。 通常のバンド編成でのツアーと並行して、ブイカは'12年から世界各地で現地オーケストラと共演する〈Sinfónico〉というコンサートを断続的に行っている。その日本版となる今回の公演で彼女と組んだのは、会 [続きを読む]
  • Buika @ Blue Note TOKYO 2017
  •  ブイカのコンサートを観た。 泣いた。死ぬほど素晴らしかった。こんなに全身から音楽が溢れていて、骨の髄までエレガントな女性歌手は見たことがない。 超満員だったブルーノート東京公演。ステージが終わったとき、シャイで腰の重い日本の観客が次々と立ち上がり、彼女に向かって万雷の拍手喝采を送った。心からの感動と称賛の意をどうにか態度で示したい──あのとき会場にいた誰もがそう思っただろう。ブイカの裸の歌声は、 [続きを読む]
  • シャーデー、再びドレイクの陣中見舞い
  • 「俺の人生でとても大切な二人の女性(Two very important ladies in my life)」(21 March 2017 @champagnepapi) アルバムでもミックステープでもコンピレーションでもレーベル・サンプラーでもない“プレイリスト”なる新譜『More Life』('17年3月18日発表)が話題を呼んでいるドレイク。〈Boy Meets World〉と題された彼の最新ツアーのロンドン公演('17年3月20日、O2アリーナ)の楽屋をシャーデー・アデュが訪れた。ドレイ [続きを読む]
  • Chuck Berry──ヘイル!ヘイル!オチンチン
  •  校長先生、逝く。  ラッパーも顔負けの天才的なライム・スキルを持つチャック・ベリー。言葉の魔術師でもあった彼の最大のヒット曲は、「Johnny B. Goode」でも「Roll Over Beethoven」でも「Rock And Roll Music」でもなく、「My Ding-A-Ling」(1972)である。'72年2月3日、イギリスのLanchester Arts Festivalで収録されたライヴ録音を4分に編集したヴァージョンが同年7月にChessからシングル発売され、彼にとって最初で最 [続きを読む]
  • マシューマン、シャーデーと密会?!
  •  '16年9月19日にスチュアート・マシューマンのインスタグラムに投稿された写真。キャプションは“イギリスで友達のアーニーと(With my mate Ernie in England)”。一緒に写っている“アーニー”はシャーデーの家で飼われているロバで、場所はその敷地内にある納屋の前である。シャーデーに関する言及は全くないが、アイラのインスタをチェックしているファンには、マシューマンがシャーデーの家を訪れたことがすぐに分かる。 [続きを読む]
  • Benjamin Clementine──さらば
  •  ベンジャミン・クレメンタインの「Adios」。自身の弾くピアノと、ヴァイオリン&チェロの室内弦楽をバックに歌われるアップテンポのワルツ曲。マイナー調のブルース進行はスクリーミン・ジェイ・ホーキンス的だが、シャンソン風の端正な歌い口は、スクリーミン・ジェイと同時にスコット・ウォーカーを思わせたりもする。 「Adios」を聴いて誰もが驚くのは、途中で曲が中断され、聴き手に向けたベンジャミンの喋りに続いて、全く [続きを読む]