時鳥 さん プロフィール

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時鳥さん: -scope
ハンドル名時鳥 さん
ブログタイトル-scope
ブログURLhttp://gray.ap.teacup.com/scope/
サイト紹介文毎日毎日、見たり聞いたり考えたりしたことを、脈絡なく綴っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供199回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2007/11/01 18:54

時鳥 さんのブログ記事

  • ナノカーレース
  • 本日、第1回国際ナノカーレースが開催されている。日本時間で4月28日18時にスタートし、最大36時間のレースになるそうだ。開催場所はフランスのトゥールーズだが、Youtubeでライブ中継されている。LIVE中継https://www.youtube.com/watch?v=fKiyj1TpSeU今、それを見ながらこれを書いている。なにやってるのか、全然わからない。大変に地味なレースで、参加者が会議室みたいな部屋に集まって、真剣にディスプレーを見つめている様 [続きを読む]
  • 鉄道化
  • 「獣人」という題の古いフランス映画を観る。原作はエミール・ゾラが1890年に発表した長編小説で、映画は1938年に封切られた。機関士や駅員、踏切番といった、鉄道関係で働く人とその家族を描いた作品で、原作が書かれた当時の現代における社会問題を正面から取り上げている。鉄道と言うのはやはり、人間の生活感覚を根こそぎ変えたらしい。速度の感覚、時間の感覚、距離の感覚、生活サイクル、職業観、価値観、人生観。鉄道によっ [続きを読む]
  • 待望のヒゲ
  • 待望のヒゲが生えた。私にではない。ベランダの植木鉢に生えた、カラスノエンドウの話だ。3月上旬、植木鉢ではオオイヌノフグリが咲き始めた。それを見て、カラスノエンドウの種をまだ蒔いていなかったことに気付いた。図鑑を調べると、カラスノエンドウの花期は3月から6月となっていた。これから蒔いても間に合う可能性があったので、すぐさま種を蒔いた。それから1ヶ月半、芽を出したカラスノエンドウは、ようやくヒゲをつけるに [続きを読む]
  • アリス
  • ヤン・シュヴァンクマイエルの「アリス」を観る。1988年に公開された映画で、一言で言えば『不思議の国のアリス』を実写化した作品なのだけど、しかし、ルイス・キャロルの世界を忠実に実写化したわけではない。大筋は『不思議の国のアリス』に則っているが、あくまでこれは、「ヤン・シュヴァンクマイエルの」アリスだ。知らない国のお菓子をもらった。見知らぬお菓子だ。原材料欄を眺めても、半分以上が意味不明で、原材料も製法 [続きを読む]
  • かってにりくつ
  • 「勝ったら負けよ、じゃんけんぽん」子供が父親に向かって叫んでいた。それ、永遠に勝ちが決まらないんじゃないのかな?通り過ぎながら、そんなことを思う。たとえば、グーとパーが出た場合、普通はパーが勝ちだけど、勝ったら負けるわけだからグーが勝ちになる。しかし、グーが勝ちと言うことは勝ったら負けになるわけだから、パーが勝ちになって、パーが勝ちと言うことは・・・以下、無限に続く。考える。つまりこれは、2つの勝 [続きを読む]
  • 洗顔ネットと火炎太鼓
  • 使わなくなった洗顔ネットをポットのそばに放置していたら、茶渋で茶色いしみが出来た。使う予定はないが、見よいものではないので中性洗剤で洗う。ごしごし揉み洗いをすると、肌理の細かい美しい泡がたくさん出てきた。そうじゃねえんだよ。そういうことがしたいのではないのだ。落語の「火炎太鼓」みたいだ。商売の下手な古道具屋が、きッたない太鼓をどこからか仕入れてくる。で、店の小僧に「おもてに行ってはたいて来い」と命 [続きを読む]
  • 藤の花
  • 藤棚が日に日に緑におおわれていくのが、遠目にもわかる。團伊玖磨の歌曲「藤の花」の旋律が頭の中を流れ始める。前奏はなく、ピアノの和音に導かれて歌い手が第一声を紡ぐ。歌と同時に、光景が脳裏に浮かぶ。最初の景色は、藤棚の全景だ。誰もいない藤棚に光はあふれる。風はなく、紫の花が静止して咲いている。静かな静かな空間に、やがてゆるやかに風が吹く。大降りの花が揺れて、馥郁たる香りを振りまく。紫色の香り、と呼びた [続きを読む]
  • 顔認識不全
  • 人の顔が覚えられない。オリヴァー・サックスの『心の視力』を読んで、多分、自分はこの本に出てくる「相貌失認症」なんだろうな、と思っていた。あるニュース記事で、顔の記憶能力を測定するWEBテストの存在を知り、受けてみた。最初は、1人の人間の顔を覚える問題だった。正面、横向き、斜めの3パターンの顔を見せられた後、3人の顔が表示される。この中のどれがさっきの人かを答える。「この中なら、この人のような気がする [続きを読む]
  • シードバンクの顧客
  • ムラサキサギゴケの種が欲しいのだが、花のあたりを探しても見つからない。雑草なので、種が売られているわけでもない。そこで、ムラサキサギゴケが生えている辺りの土をひとすくい、もらってきた。自宅の植木鉢にちょっとくぼみを作って、その土を埋め込み、気長に待つ。土の中には雑草の種が大量に混じって、シードバンクを成している。だから、雑草は抜いても抜いても無尽蔵に生えてくる。そんな記述を以前に呼んだことを思い出 [続きを読む]
  • イースターの空気
  • イースターなので、往年の名画「イースター・パレード」を見る。全編を見るほど時間の余裕がないので、最初と最後だけ。歌で始まって、歌で終わる映画だ。最初の曲の歌詞は"Happy Easter!"、最後の曲の最後の歌詞は"Easter Parade"。イースターに始まり、次の年のイースターに終わる物語は、アーヴィング・バーリンが作詞作曲した2曲の間に挟まれている。この2曲を聴くだけで、イースターの空気感が十二分に伝わってくる。やっと [続きを読む]
  • ひっかかる音
  • どこかで、電話の呼び出し音が鳴っている。自分が取ることの出来ないところで、いつまでも鳴り続けている。電話の呼び出し音って、人間の気持ちに引っかかる音をわざと選んでいるように思う。耳について無視するのが難しい。でもひょっとしたら、生まれた時からの長年の訓練で、人間は電話の音が耳に付くように育てられているのかもしれない。生理的に気になる音が選ばれているのか、気にするように育てられるから気になるのか。目 [続きを読む]
  • 不正解ではない
  • 面接官に受けのいい髪形、といったフレーズが視界を流れて過ぎた。何かの記事のタイトルだったが、記事の中身は読んでいない。髪形で採用を決める人事担当なんていないと思うけど。むしろ、髪形で不採用を決める人事担当の方が多いだろう。絶対正解の髪形はなくて、不正解の髪形を避けることが大事。そういうところは、仕事とよく似ている。正解なんていくつでもあって、その中でより良いと思える正解を選ぶのだけど、構成する要素 [続きを読む]
  • 車窓をよぎるもの
  • しばらく前に、「幻想メトロ」という題の短編アニメーションを見た。地下鉄の車窓から外を眺めているような視点で全編が固定されている。地下鉄の走る暗闇に、壁の明かりがぽつぽつと暖かい光をにじませている。車両が滑り込んだ明るい空間は、黒山の乗客が待ち構えるホームではなく、どこかの街の古い通りだ。この街を、子供の頃の夏休みに訪れたことがあるような気がする。地下鉄は止まらずに、ゆるやかに路地の脇を通り過ぎてい [続きを読む]
  • ニッポンのはたらく人たち
  • 銀座で、杉山雅彦さんの写真展を見る。どこかでたまたま案内葉書を見つけて、一瞬で見たくなったのだ。働く大人が集合し、全力で、前のめりになって、自分の仕事を伝える。あるいは、学校の先生や生徒がやっぱり全力で、自分の学校を伝える。ありえないくらい超絶ポジティブな写真群を見ていると、なんか、こう、生きる希望が湧いてくる。仕事、頑張ろ。ほんと。(夜に追記予定)「ニッポンのはたらく人たち 杉山雅彦写真展」富士 [続きを読む]
  • 可能性のいくつか
  • 「ロバータ」という映画を見た。1935年公開、アステアとロジャースがコンビを組んだ3作目の作品。見ていると、面白いダンスがあちこちに散りばめられている。どうしてこれまで知らなかったんだろう、と不思議に思った。アステアとロジャースのコンビでは、屈指の出来栄えなのに。まず、映画会社がMGMではなく、ラジオ・ピクチャーズだった。古いミュージカル映画は、「ザッツ・エンタテインメント」でワンシーンを見かけて、全 [続きを読む]
  • カメ
  • カメ犬、と言う言葉が、読んでいる本の中に出てきた。明治の頃は、洋犬のことを「カメ」と呼んでいたそうだ。西洋人が犬のことを、「カメ、カメ」と呼んでいたから。犬を日本人が呼び寄せる時に、「イヌ、イヌ」と呼ぶことはない。名前で呼ぶか、「来い」とか「おいで」とか呼ぶだろう。多分、当時の日本人も、「カメ」が犬だとは思ってなくて、犬の名前がカメだと思ってたんだろう。どう見ても犬なのに、亀とは如何に。勿論、西洋 [続きを読む]
  • 新しい素敵な人形
  • 『リリー』という題の古い映画を観る。純粋無垢な孤児の美少女と、元ダンサーの人形遣いが主人公だ。レスリー・キャロン演じる美少女は遊び人の魔術師に夢中、人形遣いは美少女が好きなのだけど、足の故障で夢が破れてひねくれちゃったものだから、素直に言えない。人形遣いは、4体の人形を操る。赤毛の快活な少年、臆病な大男、ずるがしこいオオカミ、うぬぼれやの貴婦人は、どれも彼の分身だ。美少女は人形と、真摯に素直に対話 [続きを読む]
  • 昔の漫画
  • 新古書店の店内をぶらぶらとうろつく。コミック文庫のコーナーを眺めていると、カ行に文庫判の『北斎漫画』が並べられていた。まあ、間違いとは言い切れない。古典中の古典だし、日本の漫画における原点のひとつであることは確かだ。書棚に並べていておかしいと思わなかったのか、問い詰めたくはなるけれど。裏表紙の値札ラベルに記載されたジャンルはちゃんとアート分野になっていた。意外な出会いをする人がいるかもしれないし、 [続きを読む]
  • 明敏な眼
  • ロバート・メイプルソープの写真展を見に行く。生々しいのに、底に恐ろしく冷たいものが流れているような写真。満開の花を見ても、そこに衰えの兆しを感じ取ってしまう目を持っている。「Memento Mori」という展覧会名にふさわしい。別に、死の事ばかりを考えている人だとは思わないけれど。いちいち見えすぎるし、考えすぎる人のように見える。作品を見ていても、作品の中とこちらに明確な線が引かれていて、谷間を飛び越せない感 [続きを読む]
  • "明るい小川"
  • 映画館でバレエを見る。演目は、ボリショイ・バレエの「明るい小川」。「明るい小川」は元々、ショスタコーヴィチが1930年代に作曲したバレエ音楽で、初演もその時期だったが、すぐに当局に目を付けられて上演できなくなった。今世紀に入ってから、その音楽に、アレクセイ・ラトマンスキーというボリショイ・バレエ学校出身の振付家が振付けて、ボリショイ・バレエの演目にした。農場「明るい小川」を舞台に繰り広げられる、2幕の [続きを読む]
  • 赤坂離宮
  • 迎賓館が一般公開されていて、今なら事前申し込みなしで見学できる。と知って、休日に四谷まで見に行った。東京近郊に住むからには、一度は見ておいたほうがいいと思ってはいたけれど、事前申込みするほど興味がなかったので、これまで見学したことがなかったのだ。写真で見て、あまり好みではなさそうだという印象を持ってはいたのだが、いざ見に行ってみると本当に好みではなかった。ヨーロッパの宮殿の模造品みたいだ。けばけば [続きを読む]
  • ノヴェンバー・ステップス
  • 武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」という曲を聴く。読んでいた本に出てきたので、興味を持ったのだ。尺八と琵琶を独奏楽器に迎えた管弦楽曲で、1967年にニューヨークで初演された。面白いなあ、と、聴いてまず思った。尺八と琵琶とオーケストラが、各々の地盤で、各々の言葉で奏でているのに、ばらばらにならずにひとつの音楽になっている。合ってないんだけど、かみ合っている。それぞれの楽器が自分の能力を手加減なしに発揮 [続きを読む]
  • 紙博
  • 催し物のご案内。「紙博」会期: 4/15 10時半〜17時 4/16 10時〜16時場所:東京都立産業貿易センター台東館7階展示室(東京都台東区花川戸2-6-5)入場料:500円http://kamihaku.jp/201704/紙に関する会社や作家さん49組が参加する紙の博覧会。紙の専門商社、和紙の製造メーカー、オリジナル紙雑貨のお店、印刷加工会社、ノート屋、カード屋、マスキングテープ、海外の紙雑貨専門店、紙を素材に制作する作家さん、などなど、多 [続きを読む]
  • 区別の力
  • 「What Is Your Brown Number?」というタイトルの短編アニメーションを見る。インドの作家の作品だ。分娩室の前で待つ家族たち。産声が聞こえて喜んで、「元気な男の子ですよ」と聞かされてまた喜んで、「ブラウンナンバーは80です」と聞かされた瞬間、家族全員が絶望的な顔つきになる。1から100までの番号が付いたカラーチップがある。1はクールピンクと呼べそうな白さ、番号が進むにつれて褐色が強くなり、80でミルクチ [続きを読む]
  • 椅子の靴下
  • 椅子に靴下を履かせる。フローリングを傷つけないためのもので、商品名はチェアソックスと言う。椅子の靴下。しかし、椅子は靴を履かない。絶対に靴を履かないものにとっては、靴下はもう靴なんじゃないだろうか。Tシャツは下に着れば下着だけど、表に着れば表着だ。靴と足の間にあるから靴下なのだ。考える。・・・あ、「足袋」にすればいいのか。椅子足袋。椅子の足を包む袋。 [続きを読む]