時鳥 さん プロフィール

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時鳥さん: -scope
ハンドル名時鳥 さん
ブログタイトル-scope
ブログURLhttp://gray.ap.teacup.com/scope/
サイト紹介文毎日毎日、見たり聞いたり考えたりしたことを、脈絡なく綴っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供190回 / 365日(平均3.6回/週) - 参加 2007/11/01 18:54

時鳥 さんのブログ記事

  • 成長するボタン
  • ボタンホールをかがらないでおくと、脱ぎ着のたびにだんだんボタンホールが大きくなってしまい、ボタンが外れやすくなってしまう。という意味の文章を読んだ。ボタンが少しずつ大きくなってくれれば解決するんだけど。と、妙なことを考える。成長するボタンって、どんなだ?生身の貝ボタン?人魚姫の服なら生きたまま使えそうだけど、陸生生物には難しい。だんだん小さくなるボタンの方がまだ作りやすい気がする。欠けたり磨り減っ [続きを読む]
  • 虫マウス
  • マウスホイールを回す音が、かりかりと鳴っている。この音は、こおろぎの鳴き声にちょっと似ている気がする。マウスホイールを回すと、秋の虫の鳴き声が出てくるマウスを作ったらどうだろう。虫なのにマウスだけど。みんなが同じ部屋で操作しているところを想像すると楽しい。でもそれは、虫が鳴く秋の野原のイメージを元々持っているからであって、そうでない人にはおそらくうるさいだけで、楽しくもなんともない。現実世界での経 [続きを読む]
  • もしもの顔判定
  • 初台のNTTインターコミュニケーションセンター(ICC)を訪れる。5月から「オープン・スペース2017」というメディアアートの長期展示が始まっている。たくさんある小部屋のうちひとつは、「リサーチ・コンプレックスNTT R&D @ICC」という企画展示に充てられていた。部屋に入ると、入り口の右手にディスプレイとカメラ、プリンター、それからボタンのついたパネルがある。所定の場所に立ってボタンを押すと、自分の顔が撮影され、デ [続きを読む]
  • 熱中症
  • 部屋の奥でアイロンをかけていた。頭がぼんやりとしていることに気付く。風邪、貧血、低血糖、酸欠、可能性はさまざまにあるが、どうもこれは、熱中症というもののような気がする。水道の水を多めに飲む。頭が徐々にクリアになった。気温は30度に達していなかったと思う。さほど暑くないから、油断していた。私は自分で立って水を飲みに行けたから、とりあえず熱中症を疑って駄目もとで水を飲んでみたけれど、人に頼まなければなら [続きを読む]
  • 会社員ごっこ
  • キッザニアと言う施設があるのだそうだ。そこに行くと子供はいろんな職業について、お仕事が出来るらしい。子供じゃないし、子供もいないから、言ったことはない。話によると、バスガイドとか獣医とかマクドナルドの店員とか、たくさんの職業が用意されているらしい。選べる職業の中に、普通の会社員の社内業務があったらどうなるか想像する。公園に遊びに行く時には出張申請、消しゴムを失くした時には消耗品購入伺い、上履きを買 [続きを読む]
  • イタリアーナの適用範囲
  • 「アルジェのイタリア女」というオペラを聴いていた。作曲はロッシーニで1813年、ヴェネツィアで初演。初演から現在まで一貫して大好評の、オペラ・ブッファの傑作。アルジェの太守が献身的な妃に飽きて、「次はイタリア女がいい」と言い出したことから話が始まる。太守の密命を受けた海賊は、襲った船で希望通りのイタリア美女をみつける。これが本作品の主人公、イザベッラ。美人でしたたかで、頭の回転も速い。連れて行かれたハ [続きを読む]
  • 極限の二択
  • 横断歩道の青信号が点滅し始めた。足を少し急がせる。すぐ後ろを、お年を召した男性の一群が歩いていた。ちょっと呑んでいるらしく、たいへんに機嫌がよろしい。彼らもまた、変わりかけた信号を見上げて騒いでいる。一人が笑いながら叫んだ。「ダッシュしたら、心臓止まるから!車にひかれる方がまだ楽だから!」すごいせりふだ。背を向けて、一人で笑いをかみ殺す。本人がそう言ってんだから、そうなんだろう。洒落にならない内容 [続きを読む]
  • つづいててもべつ
  • 銀座七丁目のガーディアン・ガーデンで影山紗和子さんの個展を見る。「バクルームは地下」というのが個展のタイトルで、入ると、ドアのすぐ横から向こうの角まで、1枚の長い絵が続いている。角をはさんで次の絵が、また次の角まで。そうして四方の壁の端から端まで絵巻物のように絵が続いて、ドアのすぐ横で終わる。終わったその絵は始まりとつながっていて、無限ループ構造になっている。全体で「バクルーム」、1枚ごとの絵には「 [続きを読む]
  • もじゃ
  • 旅もじゃ、というサイトで、観光映像大賞のノミネート作品が見られると聞いて、見に行った。奈良を紹介するのは井上涼さんのアニメーション。大分県はシンフロ部、スイスではアルムおんじみたいなおじいさんが都会の駅のディスプレイに登場して山に招き、宮城県登米市は当地のソウルフードをめぐって、おばあちゃんが大立ち回りを演じる。それはそれで面白いのだが、それとは別に、サイトのゆるキャラが気になって仕方がない。どう [続きを読む]
  • かるみ、あかるみ
  • 府中市美術館で「浅野竹二の木版世界」展を見る。1900年に京都で生まれ、1999年に京都で亡くなった木版画家だ。当初は日本画家を目指していたが、木版画家に転向し、全国名所絵版画で名を知られるようになった。それから自分で描いて彫って摺る創作木版画に重心を移し、90歳代になっても彫り続け、彫れなくなっても絵は死ぬまで描き続けた。京都の街角を描いた30歳ごろの作品が、最初のコーナーの1枚目の作品だった。舞台は京都だ [続きを読む]
  • 水分保持効果
  • 風呂あがりに化粧水をぺたぺたと塗る。皮膚の水分量は風呂から出た直後は多いのだが、何もしないとわずかな時間でどんどん失われていく。だから、風呂後のスキンケアはできるだけ早くに行って、水分が逃げるのを防がなければならない。と、言われている。今や常識となっている説で、雑誌や広告で繰り返し目にし耳にし、皮膚の水分量が急降下する様を表すグラフは脳裏に思い描けるほどに見慣れている。実生活でも数十年間、何やら塗 [続きを読む]
  • リスト掲載
  • 知らない番号から着信があった。検索してみると、詐欺電話の番号だと教えられた。親切な人が情報を集積してくれているらしい。ふっと、思った。誰かの過失か悪意かで、自分の番号がこのリストに載ったら、どうなるのだろう。知り合いに電話をかけても出てもらえない、お店に予約の電話をかけても着信拒否される、出てもらえてもぞんざいな対応をされる、なんてことがすぐに思いつく。迷惑メールフィルタがあるくらいだから、迷惑電 [続きを読む]
  • 出会い頭
  • 角を曲がると、髭面の男が刃物を構えて立っていた。ぎょろりとした目と大きな刃先がこちらを向いている。悲鳴はかろうじて飲み込んだが、一歩飛び退る。いると知っていても、ぎょっとして心臓が跳ねる。どうして博物館の考古展示室でこんな目に遭わなきゃならんのだろう。國學院大學博物館の考古展示室には、縄文時代の男性と女性の等身大の人形が設置されている。女性のほうはかがみこんで貝を拾っているからいいのだが、男性のほ [続きを読む]
  • 桂林の芳香剤
  • 生ゴミの臭いをフルーティーな香りに変える薬剤が出来たという。家庭用のスプレータイプのほか、ごみ収集車用にポリ缶タイプも販売されるそうだ。金木犀がトイレの匂いになったのと同じ現象が起きるんじゃないかと、心配になる。良い匂いだから金木犀の香りを選んだはずなのに、どこのトイレにも金木犀の芳香剤が出回ると、金木犀の香りがトイレを連想させるようになった。おかげで本物の金木犀まで不当な扱いを受けている。中国に [続きを読む]
  • スラヴ叙事詩(長尺版)
  • 「いつかチェコに行かなきゃ駄目だな」と。ミュシャ展の会場で決意した。もう10年以上前のことだ。その場には、連作「スラヴ叙事詩」の下絵と写真が何枚か展示されていて、連作の全作品がチェコのとある城にあることを伝えていた。ひと目で、これはミュシャの本気の作品だとわかった。絶対に実物を見たいが、スラヴ叙事詩は20枚の連作絵画作品で、1枚が非常に大きく、輸送は難しい。そしてさらに重要なことに、これはチェコにとっ [続きを読む]
  • 電話の為の呪文
  • 送話口に向かって「バイバイ」や「じゃあね」と言うと切ることのできる電話が出来たのだそうだ。カスタマイズで、「バイビー」にすることも出来るという。バイビーって、久々に聞いた。まだ使っている人がいたのか。記事の趣旨とは違うところに感心する。しかし、「バイビー」で切るのは、考えてみれば良い案だ。「バイバイ」だと、売買契約の話をしている最中に何度も電話が切れる可能性がある。「じゃあね」も、日常会話の合間に [続きを読む]
  • 小粒でつくった点線
  • 「コンケア」というシステムについての記事を読む。従業員の心の不調に気付くための仕組みだそうだ。タイムカードと連動したシステムで、従業員は出退勤時に6つの天気のアイコンの中から今の自分の気分に近いものを選ぶ。従業員がするのはそれだけだが、毎日のアイコンの積み重ねを分析すると、そこにはその人の変化が現れる。普段は晴れと雨がめまぐるしく変わる人が、何日も同じ曇りのアイコンばかり押していたら、何かが起こっ [続きを読む]
  • 発生生物学モード
  • 国立科学博物館で企画展「卵からはじまる形づくり 発生生物学への誘い」を見てくる。日本発生生物学会50周年を記念した企画展で、無料配布のパンフレットは50ページ以上もある分厚いものだ。帰宅して、自室でこのパンフレットをめくる。表紙はニワトリの胎児の写真、内容は前半では展示の内容を要約し、続く後半部では「写真で見る発生生物学編 発生生物学者の渾身の一枚」と題して研究者の自慢の1枚を載せている。詳しい解説はW [続きを読む]
  • 新しいクラクション
  • 背後から車が近づいてきたことに気付いた。最近の車はエンジン音が静かになって、近くまで来ないと気付けないことがある。ハイブリッド車などはそのままだと静か過ぎるから、自動車メーカーのほうでわざとエンジン音のようなものを発するように作っているのだそうだ。それでもまだ静かだ。普通のクラクションとは別に、エンジン音のクラクションを車に設置してみたらどうだろう。ボタンを押すと、エンジン音っぽいものが発せられて [続きを読む]
  • 所属
  • 申込フォームを開いて、氏名などを手早く入力する。所属、という項目で、手が止まった。必須入力項目のマークが付いているから、何か入力する必要がある。あちらとしては、学校名や会社名や所属組織を入力して欲しいらしい。会社員だから、勤めている会社はあるけれど、しかしこれは休みの日に個人的に参加する催しなのだ。仕事中は会社に所属しているけれど、それ以外の時間は所属していないと思っているから、ここで会社名を入れ [続きを読む]
  • 海のそばの部屋
  • 静かな部屋で生活している。テレビ、ラジオ、ステレオ等の音響機器を使わないので、周囲の部屋の物音がしばしば聞こえる。声の響きや生活音は知っていても、顔を合わせたことはほとんどない。実は、感じていると思っている隣人の気配は、全部つくりものだったりして。スピーカーで部屋ごとすっぽり包まれていて、そこから物音が流れているだけだったりして。それは妄想だけど、部屋をスピーカーの類で包んで、別の場所にいるように [続きを読む]
  • かぼちゃの顛末
  • 日付が変わる頃、かぼちゃの煮つけをまくまくと食べる。思ったんだけど。シンデレラの馬車になったかぼちゃって、魔法が解けた後、どうなったんだろう。御者役のトカゲや馬役のネズミは勝手に逃げたはずだけど、かぼちゃはその場に放置されただろう。シンデレラに、かぼちゃを家まで持ち帰る図太さがあるとはちょっと思えない。翌朝、通りかかった誰かがあっさり持ち帰って、パンプキンパイにしたとか。あるいは、道の真ん中にあっ [続きを読む]
  • 日本の麺類
  • 『パスタと麺の歴史』という本をめくっていた。著者は多分英語圏の人で、原著はロンドンで発行されている。欧米のパスタについての記述が主で、最終章で世界の麺類が紹介されていた。「日本の麺」という項では、次の食品の名前が挙がっていた。蕎麦、そうめん、冷麦、うどん、春雨、ところてん、ラーメン、しらたき日本人が選ぶ「日本の麺類」には、絶対にランクインしない食品がいくつか混じっている。ところてんは麺だったのか。 [続きを読む]
  • 蛙解放
  • 茹で蛙のエピソード、というものがある。何冊の本で目にし、何度話に聞いたかわからないくらい、しばしば引き合いに出される話だ。カエルを熱湯に入れればすぐに跳んで逃げるが、カエルを水に入れてだんだんに水温を上げていくと逃げることをせず、ついには茹だってしまうのだそうだ。実際にやったところを見たわけではないから、それが真実かどうか知らない。探せば映像が見つかるかもしれないが、あんまり見たくない。だから、本 [続きを読む]
  • 短信:スラヴ叙事詩
  • アルフォンス・ミュシャの「スラヴ叙事詩」を見に行く。人生を懸けた仕事というのは、本当にあるのだと、改めて思う。正直に言えば、物凄く上手い絵ではない。新しいことをしているわけでもないし、バランスも良くないし、あらを探そうと思えば探せる。が、そういう問題じゃないのだ。どうしても描かなければならないという気迫が、画面からひしひしと伝わってくる。特に、最初の三枚。やっぱりこの人、この連作を描くためにこの世 [続きを読む]