bookmaker さん プロフィール

  •  
bookmakerさん: 個人出版コミュニティ
ハンドル名bookmaker さん
ブログタイトル個人出版コミュニティ
ブログURLhttp://bookproduction.blog69.fc2.com/
サイト紹介文個人出版社の立ち上げから原稿作成、印刷、製本、販売までを一人で実現した体験を綴ったもの
自由文フリーの版組ソフトやDTPソフトを使って、本文だけでなく表紙や書籍バーコードも自作し、製本も自分でやることで、最小限の費用で出版できるシステムを構築しました。
個人出版社(http://miraisya.net/default.aspx)も立ち上げて販売促進活動を展開しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2007/11/12 11:18

bookmaker さんのブログ記事

  • グローバリゼーション・パラドクス
  •  ダニ・ロドリック著「グローバリゼーション・パラドクス」を読んだ。本書は、市場と統治の視点からグローバル経済が抱える根本的な問題と対応策を提示している。市場は統治なしには機能しないにもかかわらず、グローバル市場ではその働きを円滑にするための制度がまだ発達していない。全体を管理するグローバルな政府も存在していない。一国レベルでは一致している市場と統治が、グローバルなレベルでは乖離している。貿易や金融 [続きを読む]
  • ダークマターと恐竜絶滅
  •  リサ・ランドール著「ダークマターと恐竜絶滅」を読んだ。3分の2は現在までの宇宙論や惑星科学のおさらいで、後の3分の1が宇宙の小規模スケールの構造における予測と観測の不一致の原因を説明するダークマターの新モデルの提示である。不一致の一つ目は、通常のダークマターの特性(相互作用は重力だけ)を前提とする数値シミュレーションが、小規模なスケールでの密度プロファイルの観測結果と一致しないことである。最もよ [続きを読む]
  • ゲノム編集とは何か
  •  小林雅一著「ゲノム編集とは何か」を読んだ。本書は、遺伝子工学の最先端技術であるゲノム編集の現状と将来展望について解説したものである。従来の遺伝子組み換え技術は、実現精度が100万分の1と極めて低く、偶然や運に頼ったランダムな技術だったため、遺伝子組み換えには膨大なコストと期間を要した。ゲノム編集は、遺伝子やDNAを構成する塩基を、ピンポイントで削除したり、書き換えたりできる。中でも「クリスパー」と [続きを読む]
  • 日本の公安警察
  •  青木理著「日本の公安警察」を読んだ。自公政権は、盗聴法、改正住基法、ガイドライン関連法、国歌・国旗法、団体規制法、破防法改正、日本版NSC、秘密法、戦争法、マイナンバー制、さらには共謀罪法案、自民党憲法改正草案と、国民の監視と管理のシステム強化を図るための一連の治安法の整備を進めてきた。それを実行する治安機関は、戦前・戦中の特高を継承する公安警察であり、法整備に伴いその組織強化が急速に進められてい [続きを読む]
  • 時間かせぎの資本主義
  •  ヴォルフガング・シュトレーク著「時間かせぎの資本主義」を読んだ。本書は、2008年のリーマンショックから今日まで続く現代資本主義の現状を、三つの危機の相関的危機ととして記述している。1.銀行危機 金融工学を駆使した住宅ローンの証券化や金融派生商品の開発を通じて、官民に過剰な信用を供与してきた銀行は、リーマンショック以後巨額の不良債権を抱えることになった。2.国家債務危機 信用危機の連鎖的拡大を防ぐた [続きを読む]
  • 日本会議の研究
  •  菅野完著「日本会議の研究」を読んだ。本書は、日本会議の経歴や組織、活動、安倍政権との関係などについては、以前紹介した青木理著「日本会議の正体」と大枠で類似しているが、徹底した情報収集と取材を通じて、日本会議を支える重要人物、実行部隊、黒幕などをリアルかつ詳細に記述しているところがユニークである。日本会議の右傾化路線の桃源は、「70年代成長の家学生運動」における「椛島有三」、「伊藤哲夫」、「教団」の [続きを読む]
  • 資本主義の終焉と歴史の危機
  •  水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」を読んだ。本書は現在、16世紀以来世界を規定してきた資本主義というシステムがついに終焉に向かい、混沌を極めていく「歴史の危機」状態にあり、未だ見えない次のシステムへのソフトランディングを実現するには、準備期間として脱成長の定常状態社会を構築する必要があると主張している。資本主義は「中心」と「周辺」から構成され、「周辺」つまり、いわゆるフロンティアを広げるこ [続きを読む]
  • 沈みゆく大国アメリカ
  •  堤未果著「沈みゆく大国アメリカ」を読んだ。本書は、強欲資本主義のもと各国を食い物にしてきたアメリカの医産複合体が、次のターゲットとして100兆円規模の日本の医療・介護ビジネスに魔手を伸ばしていると警告している。1986年1月の薬と医療機器の市場開放を謳うMOSS協議決着をはじめとして、2011年まで米国から7件の「医療の市場開放」要求リストを日本は受け入れてきた。これらをシンプルかつスピーディに進めるために、「 [続きを読む]
  • 日本の独立
  •  植草一秀著「日本の独立」を読んだ。本書は、2009年8月の政権交代で発足した民主党・鳩山内閣が、短期間で崩壊した原因、及び安倍政治の基盤である小泉竹中政治の大罪を究明し、米国、官僚、大資本、政治屋、メディアの五者(=ペンタゴン)による利権複合体が日本を支配していることを詳述している。小泉竹中政治の大罪は、日本経済の破壊、官僚利権の温存、政治権力と大資本の癒着、対米隷属政治、権力濫用と官邸独裁であり、 [続きを読む]
  • 日米同盟の正体
  •  孫崎享著「日米同盟の正体」を読んだ。本書によれば、日米安保条約は、2005年10月29日に日本の外務大臣、防衛庁長官と米国の国務長官、国防長官が署名した「日米同盟:未来のための変革と再編」という合意文書によって取って代わられた。対象の範囲が極東から世界に拡大され、理念面では、国際連合の役割重視から日米共通戦略にシフトした。つまり、日本は国連と無関係に、米国の戦略に沿って中東など世界規模で軍事展開する約束 [続きを読む]
  • 「人工光合成」とは何か
  •  光化学協会編「人工光合成」とは何かを読みました。人工光合成とは、触媒への太陽光照射によって水を酸化して水素を生成するとともに、二酸化炭素を還元して炭水化物を生成することによって、太陽光エネルギーを物質の化学エネルギーに変換するものです。生成した水素はクリーンエネルギーとして利用でき、炭水化物は化学製品の原料となります。さらに、地球温暖化の主原因である二酸化炭素を大幅に削減できるという利点がありま [続きを読む]
  • 政府はもう嘘をつけない
  •  堤未果著「政府はもう嘘をつけない」を読んだ。本書によれば、米国の真の病理は、リベラルか保守の個々の政策ではなく、すべてを飲み込む「政治とカネ」という構造そのものにある。アメリカは、国家としての力を失い、1%の超富裕層だけが潤う「株式会社国家」になってしまった。その根底に横たわる「強欲資本主義の価値観」は国境を越えて世界中に広がり、日本の政治や社会にまで手を伸ばしてきている。9.11同時多発テロで「国 [続きを読む]
  • 日本会議の正体
  •  青木理著「日本会議の正体」を読んだ。本書は、安倍自民党政権のバックボーンである右翼団体「日本会議」の活動目的、組織、陣容、活動方法などについて、その歴史的変遷を含めて解明したものである。日本会議の活動目的は、1皇室の尊崇、2憲法の改正、3国防の充実、4愛国教育の推進、5伝統的な家族観の重視などである。一言で言えば明治時代の国家主義体制への回帰である。現在、日本会議が安倍政権とともに総力を注ぎ込ん [続きを読む]
  • 日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか
  •  矢部宏冶著「日本はなぜ戦争ができる国になったのか」を読んだ。前著「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」は、「基地権」を主体に日本がいまだに「占領状態」にあることを示したのに対し、本書は基地権と双璧を成す「統一指揮権」の法的根拠となる対米条約、交換文書、密約を通じて、日本がアメリカの戦争に米軍の指揮のもと、その一部として従軍せざるを得ない属国状態にあることを明らかにし、その打開策を提案している [続きを読む]
  • エピジェネティクス革命
  •  ネッサ・キャリー著「エピジェネティクス革命」を読んだ。私たちを構成する基本素材であるタンパク質をコードしているDNAは、ゲノム全体の2%でしかない。残りの98%は遺伝子発現の制御に関係しており、その制御機構を解明するのが、エピジェネティクスの分子生物学である。細胞分裂において、DNAだけでなくDNAへの分子修飾も母細胞から娘細胞へ伝えられるが、分子修飾はDNA塩基配列を変えることはない。この分子修飾(エピジェネ [続きを読む]
  • 日本はなぜ基地と原発を止められないのか
  •  矢部宏治著「日本はなぜ、基地と原発を止められないのか」を読んだ。日米安保・法体系が日本国憲法・法体系より上位にあり、米軍基地は多くの密約を含む日米地位協定によって守られ、日本国に対する治外法権の占領地となっている。そして、日本の政・官・財にわたる支配層が、安保村を形成して己の利権を確保・維持している。原発政策は、日米地位協定とそっくりな法的構造を持つ日米原子力協定によってコントロールされており、 [続きを読む]
  • 機密解禁文書にみる日米同盟
  •  末浪靖司著「機密解禁文書にみる日米同盟」を読んだ。これを読めば、アメリカが、世界戦略の長期展望と研究に基づき、敗戦後の日本統治および世界戦略の出撃拠点基地化、日本の再軍備と米軍への実質的組み込み=戦争遂行を、日本の傀儡政府を通じて進めてきたことがわかる。そして、歴代の自民党政権と外務官僚が、アメリカの要請以上にアメリカに有利な提案を奏上し、それを常に国民から隠蔽することで、国と民を売って保身を図 [続きを読む]
  • 限界費用ゼロ社会
  •  ジェレミー・リフキン著「限界費用ゼロ社会」を読んだ。IoT(モノのインターネット)による第三次産業革命が急速に進展しており、極限生産性が達成され限界費用がほぼゼロに向けて経済を加速させ、従来の垂直統合型の大企業が支配する資本主義経済を分散水平型の協働型コモンズ主体の経済に変えていくという。IoTとは、コミュニケーション、エネルギー、輸送の各インターネットが統合されたものである。IoT上でプロシュ [続きを読む]
  • 憲法より上位の「日米地位協定」入門
  •  前泊博盛著「本当は憲法より大切な日米地位協定入門」 を読んだ。これを読めば、戦後70年も経過した現在でも、敗戦時の米軍による占領状態となんら変わっていないことが実感できる。各地の米軍基地における米軍駐留の法的根拠は、屈辱的な日米安保条約、日米地位協定であり、政治的根拠は、非公表の密約及び日米合同委員会の議事録と合意書である。これらの法的及び政治的根拠は、実質的に憲法より上位にあり、米軍基地は真の [続きを読む]
  • 政府は必ず嘘をつく
  •  堤未果著「政府は必ず嘘をつく」を読んだ。本書は、TPPの罠とマイナンバーの危険について、前作「貧困大国アメリカ」で見せた未果ワールド全開である。1. 福島原発事故では、政府は「ただちに健康に害はない」と嘘をつき、御用学者や原発推進の国際機関であるIAEAとWHOを使って被ばくを過小評価する。また、「風評被害防止」という大義名分の下、政府がネットを監視する。2. TPPでも政府は嘘をつく。政府とマスコミは「TPP」に関 [続きを読む]
  • 21世紀日本の格差
  •  橘木俊詔著「21世紀日本の格差」を読んだ。日本の貧困率は、アメリカの17.4%に次いで主要先進国の中では16.0%という第2位の高さで、「貧困大国」と言える。格差拡大についてのアンケート調査では、70〜80%の人が「格差拡大」を感じていると回答。その分野は業種や会社における賃金格差と認識している。しかし、高額所得者は70%が格差の拡大がないと判断している。政権を担う閣僚や与党議員が日ごろ接触する人間は、ほとんどがこ [続きを読む]
  • 絶頂の一族
  •  松田賢弥著「絶頂の一族」を読んだ。特に驚くようなことは書いてないが、一つ再確認できたことがある。それは、安倍晋三がマザコンであり、岸信介の娘である晋三の母洋子が信介を偉大な政治家として尊崇し、その確信を幼少のころからずっと晋三に植え付けてきたということ。そのため、安倍晋三は岸信介を偉大な政治家として尊崇し、己の政治の原点、基盤としており、岸が成し遂げられなかった憲法改正を至上命令として進めている [続きを読む]
  • 昭和史のかたち
  •  保阪正康著「昭和史のかたち」を読んだ。本書は、62年と2週間の時間枠を持つ昭和という時代の様々な事件や事象を「かたち(図形)」で表すことで、その仕組みを解明しようとしたものである。まず、昭和を三つの時代に区分する。昭和元年から20年(1945)8月15日(太平洋戦争終結)までを昭和前期とする。これは日本の軍事主導体制が解体期を迎えたときと同義語である。この解体によって、アメリカを中心とする連合国の占 [続きを読む]
  • 思考と行動における言語
  •  S.I.ハヤカワ著「思考と行動における言語」を読んだ。本書は一般意味論の古典的名著である。一般意味論とは、「言語その他の記号に対する人間の反応の研究であり、記号のシゲキをもって、またそれを受けての人間の行動の研究である」と定義されている。本書では、われわれが普通無意識に使用している言語について鋭い知的洞察をもってその邪用・誤用を戒め、言語・記号の束縛による思考・行動の誤りから人々を開放し、それによっ [続きを読む]
  • ポスト・ヒューマン誕生
  •  レイ・カーツワイル著「ポスト・ヒューマン誕生」を読んだ。GNR(遺伝学・ナノテクノロジー・ロボット工学)というテクノロジーの指数関数的な進化によって、人類は2045年に特異点を迎えるという未来予測である。特異点とは、テクノロジーが急速に変化し、それにより甚大な影響がもたらされ、人間の生活が後戻りできない程に変容してしまうような、来るべき未来のことである。生物およびテクノロジーの進化の歴史を、六つのエポ [続きを読む]