あらすじ 謎の物体「バクライ」を中心に繰り広げられる群像劇、それに翻弄される主人公「綿野滑彦」の顛末。○登場人物■綿野滑彦(ワタノカツヒコ)24歳。♂とある施…
宴の席で『挨拶回り』と呼ばれる一対一の乾杯の慣習がある。下座から上座へ、酒瓶や徳利を片手に、注ぎつ注がれつ、一人一人に挨拶をし杯を干す。回る側も注がれる方も相…
あの珍妙なイントロダクション(?)から半月ほどの間、いつもと変わらない日常が続いていたが、菊谷から届いた一通のメールで状況が変わった。 一応、研究への参加へ…
腸虫です。いつもお世話になっております。頂いたコメントに返信しようと思います。[1] 掴みOK、良い具合に固められた感じで安定してる・・・凄い! zIaSa…
なぜこんな得体の知れない連中に目をつけられるのか、なぜ菊谷に逸材と呼ばれたのか、自覚がないわけじゃなかった。 今の自分がこうあるのは、家柄というか何というか…
周囲の喧騒はちょっと隅っこにでも置いておいて、この幸せそうな笑顔で遠い目をしながらユラユラしてる人の話に耳を傾けることにする。「――それじゃ、何の研究をして…
虹色に光る不気味な塊。 やがてそれは不規則に枝を広げて行く。 その枝はある種の規則性を伴って四方八方へ広がる。 広がった枝の不規則性は、フラクタルと呼ぶのが…
気になって仕方ないことができると、それが頭の中でループする。目の前でニコニコと何やら喋っているようだが、全く言葉が耳に届かない。 意を決して質問することにし…
スイーツ(笑)のさらに上をいく言葉が生まれた様です。発案者は辛酸なめ子さん。さすがです。しかも雑誌の名前ときてる。色んな意味でキてる。セレブ+ビッチ=セレビッ…
菊谷が一歩先を行く後を、あまり好きではない人ごみを気にしながら目的地へと歩く。 彼女はまったく振り向く様子もなく、その行きつけのカフェとやらを目指している様…
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