ocean さん プロフィール

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oceanさん: 里山便り
ハンドル名ocean さん
ブログタイトル里山便り
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/nightlyrains
サイト紹介文栃木県安蘇地区の山里で有機農業を営む日々のあれこれ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供98回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2007/12/30 07:19

ocean さんのブログ記事

  • 読書日記「謀略の都」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、2013年発表の小説。第1次世界大戦終了直後、講和会議の開かれている最中のパリを舞台にしたスパイ冒険小説。講和会議イギリス代表団の一員であった外交官の父の不審死の原因を突き止めるためパリに赴いた元戦闘機パイロットの主人公青年、敗戦後もなお暗躍するドイツのスパイを追って危険を顧みず真っ向切り込んで行き・・・。前に読んだゴダードのミステリーには内省的な深みを感じましたが、 [続きを読む]
  • 読書日記『欺きの家』 ロバート・ゴダード作
  • ゴダード、2012年発表のミステリー。イギリス、コーンウォールの陶土採掘会社が合併を繰り返しながら世界企業にまで発展して行く過程で、牽引する社長の一族に次々と降り掛かる悲劇・・・。現在と過去とを交互に語りながら、社長腹心の部下である主人公が自らも深く関わった悲劇の謎に迫って行く物語りはとても読み応えがあります。結局の所元凶である人物の勝ち逃げのような結末であること、ヒロインに対して一寸酷すぎるように思 [続きを読む]
  • 読書日記「機龍警察 [完全版]自爆条項」月村了衛作
  • 月村了衛、2016年発表の小説。2011年発表作品に加筆したもの。近未来警察小説シリーズの第2作。「龍機兵」と呼ばれる近接戦闘兵器を擁する警視庁特捜部の活躍を描いた群像劇風の作品。面白いけれど、官僚機構としての警察の抱える問題とか、北アイルランドのテロリストの物語りとか、何処かで読んだことのあるようなストーリーで、陳腐かつ冗長。特にテロリストの過去の物語りは不要と感じました。エログロ要素が全くないのは好感 [続きを読む]
  • 読書日記「私たちが姉妹だったころ」カレン・ジョイ・ファウラー作
  • アメリカの作家カレン・ジョイ・ファウラー、2013年発表の小説。ネタバレにならずに感想を書くのが非常に難しい作品。前半は抜群に面白いのに、物語りの構造がわかってしまう後半は面白みが急速に失せてしまい残念。特異な環境で育った女性、その家族の崩壊と再生の物語りであると共に、社会的な問題を真摯に提起していて、論旨には全面的に賛同出来るのですが・・・。評点3.0/5.0 [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は読み [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠み [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠み [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠み [続きを読む]
  • 読書日記「ダンテの遺言」谷川悠里作
  • 谷川悠里、2014年発表の小説。イタリア中部の大学都市ボローニャを舞台にした作品。日本からの留学生節子が、行方をくらました教授を捜すうちにダンテの「神曲」を廻る秘密に関わることになるお話し。歴史ミステリーあるいは書誌学ミステリー風の作品だろうか、と思いつつ読み始めたのですが、そうではありませんでした。ダンテの「神曲」を核にして、ガリレオやロダン等々の登場する歴史ドラマを随所に挟みながら、宗教裁判や禁書 [続きを読む]
  • 読書日記「ダンテの遺言」谷川悠里作
  • 谷川悠里、2014年発表の小説。イタリア中部の大学都市ボローニャを舞台にした作品。日本からの留学生節子が、行方をくらました教授を捜すうちにダンテの「神曲」を廻る秘密に関わることになるお話し。歴史ミステリーあるいは書誌学ミステリー風の作品だろうか、と思いつつ読み始めたのですが、そうではありませんでした。ダンテの「神曲」を核にして、ガリレオやロダン等々の登場する歴史ドラマを随所に挟みながら、宗教裁判や禁書 [続きを読む]
  • 読書日記「少女霊異記」高樹のぶ子作
  • 高樹のぶ子、2014年発表の短編集。現代の奈良を舞台にしたちょっと不思議な物語集。まず、タイトルに偽りありで主人公は少女ではありません。薬師寺の売店に勤め、「日本霊異記」オタクで地名オタク、奈良の町中の古い民家に一人暮らしの二十歳過ぎの女性が主人公。不思議な事件に巻き込まれ、「日本霊異記」の挿話に強引に絡めて一応解決するという物語り集。主人公の設定は面白いし、舞台装置や取り巻く人々や餌付けしている野生 [続きを読む]
  • 読書日記「少女霊異記」高樹のぶ子作
  • 高樹のぶ子、2014年発表の短編集。現代の奈良を舞台にしたちょっと不思議な物語集。まず、タイトルに偽りありで主人公は少女ではありません。薬師寺の売店に勤め、「日本霊異記」オタクで地名オタク、奈良の町中の古い民家に一人暮らしの二十歳過ぎの女性が主人公。不思議な事件に巻き込まれ、「日本霊異記」の挿話に強引に絡めて一応解決するという物語り集。主人公の設定は面白いし、舞台装置や取り巻く人々や餌付けしている野生 [続きを読む]
  • 読書日記「水魑の如き沈むもの」三津田信三作
  • 三津田信三、2009年発表の小説。民俗学ホラー&ミステリー「刀城言耶シリーズ」の5作目。昭和30年頃の奈良県の架空の山村が舞台。特異な雨乞いの神事の取材に山村を訪れた作家の刀城言耶が連続殺人事件に巻き込まれるお話し。このシリーズはいつもそうですが、本作も架空の山村の風俗の作り込みが見事です。また、前半、民俗学的蘊蓄の堪能出来る刀城言耶の物語りと、戦後の満州から本土へ引き上げてくる一家のホラーめいた物語 [続きを読む]
  • 読書日記「水魑の如き沈むもの」三津田信三作
  • 三津田信三、2009年発表の小説。民俗学ホラー&ミステリー「刀城言耶シリーズ」の5作目。昭和30年頃の奈良県の架空の山村が舞台。特異な雨乞いの神事の取材に山村を訪れた作家の刀城言耶が連続殺人事件に巻き込まれるお話し。このシリーズはいつもそうですが、本作も架空の山村の風俗の作り込みが見事です。また、前半、民俗学的蘊蓄の堪能出来る刀城言耶の物語りと、戦後の満州から本土へ引き上げてくる一家のホラーめいた物語 [続きを読む]
  • 読書日記「空の中」有川浩作
  • 有川浩、2004年発表の小説。人間以外の知的生物とのファーストコンタクトを描いたSF作品。国産の小型旅客機の試作機が試験飛行中に高度2万メートルで爆発。一ヶ月後、同じ空域で試験飛行中の自衛隊F15がやはり高度2万メートルで爆発。事故調査員の青年技術者と自衛隊の女性パイロットは問題空域で未知の生命体と出会い・・・。一方、殉職した自衛官の高校生の息子は事故当日、高地の海岸で不思議な生物を拾い・・・。高空に未 [続きを読む]
  • 読書日記「空の中」有川浩作
  • 有川浩、2004年発表の小説。人間以外の知的生物とのファーストコンタクトを描いたSF作品。国産の小型旅客機の試作機が試験飛行中に高度2万メートルで爆発。一ヶ月後、同じ空域で試験飛行中の自衛隊F15がやはり高度2万メートルで爆発。事故調査員の青年技術者と自衛隊の女性パイロットは問題空域で未知の生命体と出会い・・・。一方、殉職した自衛官の高校生の息子は事故当日、高地の海岸で不思議な生物を拾い・・・。高空に未 [続きを読む]
  • 読書日記「容疑者」ロバート・クレイス作
  • アメリカの作家ロバート・クレイス、2013年発表の警察小説。強盗事件の巻き添えで相棒を失い自身も瀕死の重傷を負ったロス市警の警官が主人公。警察犬の部隊に転属になり、元軍用犬でアフガニスタンで前の主人が戦死しているシェパードとペアを組むことになります。トレーニングのかたわら、容疑者が不明のままの強盗事件の捜査にも協力するのですが・・・。共にトラウマを抱えた人と犬との再生の物語り。ありがちな展開で意外性は [続きを読む]
  • 読書日記「容疑者」ロバート・クレイス作
  • アメリカの作家ロバート・クレイス、2013年発表の警察小説。強盗事件の巻き添えで相棒を失い自身も瀕死の重傷を負ったロス市警の警官が主人公。警察犬の部隊に転属になり、元軍用犬でアフガニスタンで前の主人が戦死しているシェパードとペアを組むことになります。トレーニングのかたわら、容疑者が不明のままの強盗事件の捜査にも協力するのですが・・・。共にトラウマを抱えた人と犬との再生の物語り。ありがちな展開で意外性は [続きを読む]
  • 読書日記「赤目姫の潮解」森博嗣作
  • 森博嗣、2013年発表の小説。「百年シリーズ」三部作の三作目ですが、前二作との直接的なつながりはありません。前二作がエンターテインメントのSFミステリー風冒険譚であったのに対し、本作にはまっとうなストーリーがなく、断片的で唐突な飛躍跳躍を繰り返すエピソードと認識論、存在論に関する堂々巡りの対話の集合体のような実験的作品といえます。赤目姫という極めて魅力的なキャラクターも段々影が薄くなってついには存在自体 [続きを読む]