ocean さん プロフィール

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oceanさん: 里山便り
ハンドル名ocean さん
ブログタイトル里山便り
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/nightlyrains
サイト紹介文栃木県安蘇地区の山里で有機農業を営む日々のあれこれ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供93回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2007/12/30 07:19

ocean さんのブログ記事

  • 読書日記「灰色の密命」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、2014年発表の小説。「1919年三部作」の第二部。イギリスの元戦闘機パイロットの青年が、パリで行われている第一次大戦の講和会議英国代表団の一員だった父の謎の死を契機に、なおも暗躍するドイツのスパイと対決すべく繰り広げる冒険活劇。常に一歩先を行く敵に翻弄され、フラストレーションの溜まる物語りですが、面白いです。しかし最後がちょっと不満。あまりにあからさまな罠に無策で捕らわ [続きを読む]
  • 読書日記「無限の書」G・ウィロー・ウィルソン作
  • エジプト在住のアメリカ人作家G・ウィロー・ウィルソン、2012年発表の小説。架空のペルシャ湾岸首長国を舞台にしたファンタジー。2013年世界幻想文学大賞受賞作。主人公はアラブとインドのハーフの青年。優秀なコンピュータプログラマーで、ネット上で反体制活動家を支援しています。しかし、謎の古書を手に入れたことを契機に政府の検閲官から執拗に追われることになり・・・。魔人や精霊との交わりが現代社会に甦る物語り。また [続きを読む]
  • 読書日記「穢れの町」エドワード・ケアリー作
  • イギリスの作家エドワード・ケアリー、2014発表の小説。ファンタジー「アイアマンガー三部作」の第二巻。第一巻末でそれぞれ物に変えられてしまった主人公男女の別れ別れになってのその後の冒険。19世紀ヴィクトリア朝、ロンドンのゴミ処理を一手に手がけるアイアマンガー一族のゴミ屋敷から、その支配下の町へと舞台を移し、邪悪な異能の集団アイアマンガー一族の悪辣な所業を主人公カップルは阻止出来るのか・・・。物語り自体 [続きを読む]
  • 読書日記「地中の記憶」ローリー・ロイ作
  • アメリカの作家ローリー・ロイ、2015年発表の小説。アメリカ南部、ケンタッキー州の農村を舞台にしたミステリー。良いです。1952年、霊感を宿す、あるいは魔性を秘めるという黒眼の15歳の少女アニーの物語りと、1936年、アニーの母親姉妹が15歳だった時の物語りが交互に語られます。アメリカ南部の古い、男性中心の、そして土着の精霊信仰が生きているような、因襲の泥濘にどっぷりとつかっているような、重苦しい社会の中での [続きを読む]
  • 読書日記「鉄鼠の檻」京極夏彦作
  • 再読。京極夏彦、1996年発表のミステリー小説。京極作品は初期の物を10作くらい読んで、食傷してしまって、以降読んでいません。読んだ中で最も好きなのがこの作品。箱根山中にある謎の禅寺で起こる連続殺人事件を描いています。禅宗に関する膨大な蘊蓄とユニークなキャラクターたちの繰り広げるドタバタ劇がとても面白く、グロテスク度、悲劇性が比較的低い所も私の好みに合っています。読み終えると禅宗のことがわかったような [続きを読む]
  • 読書日記「眠る狼」グレン・エリック・ハミルトン作
  • アメリカの作家グレン・エリック・ハミルトン、2015年発表のクライムサスペンス。主人公はアメリカ陸軍の軍人、28歳くらいの独身男性。親代わりで唯一の肉親である祖父からの手紙を受けて10年ぶりにシアトルに帰郷するところから物語りは始まります。祖父はプロの犯罪者で、主人公もその薫陶を受けて育ったのですが、仲違いして出奔し軍に入隊して以来犯罪からは足を洗っています。ところが帰宅してみると祖父は銃撃を受け瀕死 [続きを読む]
  • 読書日記「100時間の夜」アンナ・ウォルツ作
  • オランダの作家アンナ・ウォルツ、2014年発表のYA向け小説。14歳のオランダの少女が主人公。中学校長の父親の破廉恥なスキャンダルの騒動から逃れるため家出、かねてから憧れていたニューヨークへ一人旅立ちます。2012年10月末、おりしもニューヨークには巨大ハリケーンが襲来しようとしており・・・。父親は校長、母親は高名な画家というかなり恵まれた家庭環境の主人公ですが、風変わりな家庭だったようでもあり、潔癖 [続きを読む]
  • 読書日記「謀略の都」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、2013年発表の小説。第1次世界大戦終了直後、講和会議の開かれている最中のパリを舞台にしたスパイ冒険小説。講和会議イギリス代表団の一員であった外交官の父の不審死の原因を突き止めるためパリに赴いた元戦闘機パイロットの主人公青年、敗戦後もなお暗躍するドイツのスパイを追って危険を顧みず真っ向切り込んで行き・・・。前に読んだゴダードのミステリーには内省的な深みを感じましたが、 [続きを読む]
  • 読書日記『欺きの家』 ロバート・ゴダード作
  • ゴダード、2012年発表のミステリー。イギリス、コーンウォールの陶土採掘会社が合併を繰り返しながら世界企業にまで発展して行く過程で、牽引する社長の一族に次々と降り掛かる悲劇・・・。現在と過去とを交互に語りながら、社長腹心の部下である主人公が自らも深く関わった悲劇の謎に迫って行く物語りはとても読み応えがあります。結局の所元凶である人物の勝ち逃げのような結末であること、ヒロインに対して一寸酷すぎるように思 [続きを読む]
  • 読書日記「機龍警察 [完全版]自爆条項」月村了衛作
  • 月村了衛、2016年発表の小説。2011年発表作品に加筆したもの。近未来警察小説シリーズの第2作。「龍機兵」と呼ばれる近接戦闘兵器を擁する警視庁特捜部の活躍を描いた群像劇風の作品。面白いけれど、官僚機構としての警察の抱える問題とか、北アイルランドのテロリストの物語りとか、何処かで読んだことのあるようなストーリーで、陳腐かつ冗長。特にテロリストの過去の物語りは不要と感じました。エログロ要素が全くないのは好感 [続きを読む]
  • 読書日記「私たちが姉妹だったころ」カレン・ジョイ・ファウラー作
  • アメリカの作家カレン・ジョイ・ファウラー、2013年発表の小説。ネタバレにならずに感想を書くのが非常に難しい作品。前半は抜群に面白いのに、物語りの構造がわかってしまう後半は面白みが急速に失せてしまい残念。特異な環境で育った女性、その家族の崩壊と再生の物語りであると共に、社会的な問題を真摯に提起していて、論旨には全面的に賛同出来るのですが・・・。評点3.0/5.0 [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は読み [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠み [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠み [続きを読む]
  • 読書日記「永遠に去りぬ」ロバート・ゴダード作
  • イギリスの作家ロバート・ゴダード、1995年発表のミステリー小説。30代後半の独身男性が主人公。殺人事件の被害者である40代の女性と生前最後に会ったということから、裁判の証人となり、被害者の家族と交流を持つことになります。犯人は早々に逮捕され裁判でも有罪となるのですが、事件の背景には謎が多く、真相を求めて家族の苦悩は深く、更なる悲劇が起こり・・・。重厚で長大な物語りに感銘を受けます。それ故に前半は詠み [続きを読む]
  • 読書日記「ダンテの遺言」谷川悠里作
  • 谷川悠里、2014年発表の小説。イタリア中部の大学都市ボローニャを舞台にした作品。日本からの留学生節子が、行方をくらました教授を捜すうちにダンテの「神曲」を廻る秘密に関わることになるお話し。歴史ミステリーあるいは書誌学ミステリー風の作品だろうか、と思いつつ読み始めたのですが、そうではありませんでした。ダンテの「神曲」を核にして、ガリレオやロダン等々の登場する歴史ドラマを随所に挟みながら、宗教裁判や禁書 [続きを読む]
  • 読書日記「ダンテの遺言」谷川悠里作
  • 谷川悠里、2014年発表の小説。イタリア中部の大学都市ボローニャを舞台にした作品。日本からの留学生節子が、行方をくらました教授を捜すうちにダンテの「神曲」を廻る秘密に関わることになるお話し。歴史ミステリーあるいは書誌学ミステリー風の作品だろうか、と思いつつ読み始めたのですが、そうではありませんでした。ダンテの「神曲」を核にして、ガリレオやロダン等々の登場する歴史ドラマを随所に挟みながら、宗教裁判や禁書 [続きを読む]
  • 読書日記「少女霊異記」高樹のぶ子作
  • 高樹のぶ子、2014年発表の短編集。現代の奈良を舞台にしたちょっと不思議な物語集。まず、タイトルに偽りありで主人公は少女ではありません。薬師寺の売店に勤め、「日本霊異記」オタクで地名オタク、奈良の町中の古い民家に一人暮らしの二十歳過ぎの女性が主人公。不思議な事件に巻き込まれ、「日本霊異記」の挿話に強引に絡めて一応解決するという物語り集。主人公の設定は面白いし、舞台装置や取り巻く人々や餌付けしている野生 [続きを読む]
  • 読書日記「少女霊異記」高樹のぶ子作
  • 高樹のぶ子、2014年発表の短編集。現代の奈良を舞台にしたちょっと不思議な物語集。まず、タイトルに偽りありで主人公は少女ではありません。薬師寺の売店に勤め、「日本霊異記」オタクで地名オタク、奈良の町中の古い民家に一人暮らしの二十歳過ぎの女性が主人公。不思議な事件に巻き込まれ、「日本霊異記」の挿話に強引に絡めて一応解決するという物語り集。主人公の設定は面白いし、舞台装置や取り巻く人々や餌付けしている野生 [続きを読む]
  • 読書日記「水魑の如き沈むもの」三津田信三作
  • 三津田信三、2009年発表の小説。民俗学ホラー&ミステリー「刀城言耶シリーズ」の5作目。昭和30年頃の奈良県の架空の山村が舞台。特異な雨乞いの神事の取材に山村を訪れた作家の刀城言耶が連続殺人事件に巻き込まれるお話し。このシリーズはいつもそうですが、本作も架空の山村の風俗の作り込みが見事です。また、前半、民俗学的蘊蓄の堪能出来る刀城言耶の物語りと、戦後の満州から本土へ引き上げてくる一家のホラーめいた物語 [続きを読む]
  • 読書日記「水魑の如き沈むもの」三津田信三作
  • 三津田信三、2009年発表の小説。民俗学ホラー&ミステリー「刀城言耶シリーズ」の5作目。昭和30年頃の奈良県の架空の山村が舞台。特異な雨乞いの神事の取材に山村を訪れた作家の刀城言耶が連続殺人事件に巻き込まれるお話し。このシリーズはいつもそうですが、本作も架空の山村の風俗の作り込みが見事です。また、前半、民俗学的蘊蓄の堪能出来る刀城言耶の物語りと、戦後の満州から本土へ引き上げてくる一家のホラーめいた物語 [続きを読む]