YO-SHI さん プロフィール

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YO-SHIさん: 本読みな暮らし
ハンドル名YO-SHI さん
ブログタイトル本読みな暮らし
ブログURLhttp://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/
サイト紹介文日々読んだ本の感想を書いた、おとなの読書感想文/乱読生活の記録です。
自由文地方都市で、コンピュータ関連の仕事をしていて、ITを利用した地域づくりなどに無い知恵を絞っています。
いつごろからか図書館でたくさん借りてたくさん読むようになりました。今は年に100冊ぐらいです。感想などを載せようと思い立ってブログを始めました。本を通じてたくさんの方と交流が生まれることを期待しています。
好きな作家:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,塩野七生,村上春樹,上橋菜穂子,伊坂幸太郎ほか。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供105回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2008/01/05 12:03

YO-SHI さんのブログ記事

  • イノセント・ゲリラの祝祭
  •  「チーム・バチスタの栄光」から始まる「田口・白鳥シリーズ(著者は「東城大学シリーズ」としているそうだ)」の第4作。今回はこれまでと違って医療の現場は出てこない。舞台は主に「会議室」だ。主人公はこれまでと同じ。東城大学医学部付属病院の講師田口公平。田口は旧知の厚生労働省のはみ出し技官、白鳥からの病院宛の依頼によって「医療関連死モデル事業モデル特別分科会」という会議に出席する。それは法律家の正論と大 [続きを読む]
  • ツバキ文具店
  • 本屋大賞ノミネート作品。主人公は雨宮鳩子、親しい人からは「ポッポちゃん」と呼ばれている。20代。鎌倉にある「ツバキ文具店」を、祖母から継いで営んでいる。ツバキ文具店には、文具屋以外にもう一つの仕事がある。代書屋。他人に代わって書や手紙を書く。雨宮家は由緒ある代筆を家業とする家系で、ポッポちゃんはその11代目だ。 [続きを読む]
  • 騎士団長殺し 第1部 第2部
  • 著者7年ぶりの本格長編(「本格」にどのような意味があるのかは知らない。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は「本格」じゃないのだろうか?)主人公は「私」。36歳の男性で職業は肖像画家。妻に離婚を言い渡され、6年間の結婚生活にピリオドを打った。物語はその後の「私」の約9カ月のことを描く。「私」は友人の父(高名な日本画家)が使っていた、小田原の山荘に住むことになる。本人は社交的な性格ではないの [続きを読む]
  • 「つくる生活」がおもしろい
  • 著者は今の社会を「不機嫌な社会」という。競争しても努力しても上に上がれない。それでも比較優位を得ようとすると、誰かをつぶす(落とす)しかない。..あぁ何とも暗い気持ちになる。ただし本書の主題は、こうした何とも暗い話ではない。この状況の一方で「新しい動き」があって、そこでは人々は上機嫌だということだ。その主役は「これまで非主流であった、子ども、女性、高齢者、障害者」だという。そうした人たちが、何かを [続きを読む]
  • RDG レッドデータガール 夏休みの過ごし方
  • 主人公は鈴原泉水子。熊野古道に近い山深い神社で育ち、東京郊外の鳳城学園という私立高校に進学。今は1年生。成り行きもあって生徒会執行部に所属しているが、前に出るタイプでも人をまとめるタイプでもない。ただ普通の女子でもない。彼女は「姫神憑き」という、その身に神が降りる体質?なのだ。今回、生徒会執行部は学園祭の企画をまとめるために、夏休みに合宿をすることになった。泉水子のルームメイトの宗田真響の地元の長 [続きを読む]
  • キャスターという仕事
  • 著者のことは多くの方がご存じだと思うが、敢えて紹介する。「クローズアップ現代」というNHKの報道番組のキャスターを、1993年から2016年までの23年間、基本的にひとりで務めた人だ。そしてその降板にあたっては「政府からの圧力」を取り沙汰されている。本書は「クローズアップ現代」の10年ほど前、著者がNHKの英語放送のアナウンサーとして雇用されたところから書き起こされている。その後、総合テレビのキャ [続きを読む]
  • どこかでベートーヴェン
  • 「さよならドビュッシー」から始まる「岬洋介シリーズ」の最新刊。既刊の「おやすみラフマニノフ」「いつまでもショパン」は、比較的短い期間の時系列順の刊行だったが、本書は一気に時代を遡る。岬が高校生、17歳の時の物語だ。主人公は鷹村亮。県立加茂北高校の音楽科の生徒。音楽科と言っても、「楽器の演奏が得意」「音楽が好き」といったレベルの生徒たちが在籍している。そのクラスに岬が転入してきた。後に見せる音楽の才 [続きを読む]
  • 復刻新装版 憲法と君たち
  • 本書は1955年に書かれたものを復刻した「復刻新装版」だ。著者は、その時の内閣法制局の依頼によって、日本国憲法の制定に深く関わった憲法学者。その著者が、小中学生に向けて書いた「憲法の本」だ。1955年というのは敗戦から10年、日本国憲法の施行から8年、という時。新しい憲法がようやく社会に浸透してきたころだ。しかしその時に既に、復古主義の改憲派と、新憲法の理念を尊重する護憲派が、激しく対立していたと [続きを読む]
  • 大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる
  • 書店でちょっと目を引いたので読んでみた。帯には「ついに25万部突破!」「東大生が1番読んでいる本!」という惹句。どうやら売れているらしい。本書は東京大学の名誉教授である著者が、東大の経済学部と大学院で教えてきた講義の内容を「初めて経済学を学ぶ」人向けに解説したもの。「ミクロ経済学」「マクロ経済学」の「必ず知っておいてほしい」と思う項目が20。1項目30分として全部で10時間、ということだ。 [続きを読む]
  • 暗幕のゲルニカ
  • 主人公は2人の女性。一人は八神瑤子。40代。ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーターだ。もう一人はドラ・マール。物語の初めは20代後半。芸術家、写真家、そしてパブロ・ピカソの愛人。物語は瑤子が生きる2001年から2003年と、ドラが生きる1937年から1945年を、響きあうようにして交互に描く。 [続きを読む]
  • 雪煙チェイス
  • 主人公は脇坂竜美、大学でアウトドアスポーツのサークルに所属していた4年生。身に覚えのない殺人事件の容疑者として、警察に追われる身になった。竜美自身の不用意な行動が基で、警察の心証はマックロ。犯行の時間にはスキー場にいた。そのアリバイを証明してくれるのは、そこで出会ったスノーボーダーの女性だけ。名前も知らないその女性を探しに、僅かな手がかりを辿って里沢温泉スキー場へ、竜美は警察の捜査をかいくぐって向 [続きを読む]
  • ネット炎上対策の教科書
  • 本書はネットの炎上事件の「傾向と対策」を書いた教科書だ。主に企業に関わる炎上をテーマにしている。「「炎上」の新傾向と対策」「〜の基礎知識編」「組織としての準備・対策編」「こんなときどうする?」「攻めの活用編」の5章からなる。著者は「日経デジタルマーケティング」という雑誌の記者。この雑誌は、企業のデジタル活用の取り組み、業界動向、成功・失敗事例を紹介している。企業にとって「炎上」は、企業のブランド毀 [続きを読む]
  • 桜風堂ものがたり
  • 主人公は月原一整。老舗百貨店の6階にある、これまた老舗の書店「銀河堂書店」の文庫担当。学生時代のアルバイト時代から数えて10年というから20代後半。売れる本を見つける才があるらしく「宝探しの月原」と言われている。そして、なかなかのイケメン。万引き事件がきっけけとなって、一整は銀河堂書店を辞めた。学生時代からのアルバイトを含め、書店員しかしたことがない。いやもっと以前から、本は一整と共にあった。とは [続きを読む]
  • 鈴木敏文 孤高
  • 本書は、昨年4月にセブン&アイ・ホールディングスの会長兼CEOを退任された、鈴木敏文氏の半生、1963年のイトーヨーカ堂入社後の53年間を記したもの。日経ビジネスは1970年代以降、鈴木氏に繰り返しインタビューしていて、退任後も延べ10時間にわたる単独インタビューを行ったそうだ。流通業に関わる人で「鈴木敏文」の名前を知らない人はいないだろう。セブン-イレブン・ジャパンの実質的な創業者、いや、コンビニエンスストア [続きを読む]
  • ハリー・ポッターと呪いの子
  • ハリーポッターシリーズの8番目の物語。と言っても、これまでの7作とは少し違う。本書はシリーズ著者のJ・K・ローリングさんが書いた新たな物語を基にした舞台劇、その脚本を書籍化したもの。描かれている舞台も7作目の「ハリー・ポッターと死の秘宝」の19年後だ。「死の秘宝」のエピローグも「あの出来事(「ホグワーツの戦い」と言われているらし)」の19年後。ハリーの息子たちがホグワーツ特急に乗る、キングズ・クロス [続きを読む]
  • ライフ・シフト
  • 著者の一人のリンダ・グラットンさんは、前著「ワーク・シフト」で「2025年の働き方」を展望して見せた。テクノロジーやグローバル化などの要因が変化する中で、必要とされる「仕事」に関する考え方の「転換(シフト)」を考察したものだった。本書は、その考察をさらに広げて「人生」に関する考え方の「転換」をテーマとしたものだ。内容の紹介の前に2つ質問。その1「「人生」と聞いて何年ぐらいのものを思い浮かべますか?」 [続きを読む]
  • マンガで読む真田三代
  • 昨年の大河ドラマ「真田丸」はとても面白かった。視聴率もよかったようだ。主人公は真田信繁(幸村)だったけれど、前半はその父の昌幸の見せ場が数多くあった。実は、真田家の物語は、昌幸の父の幸綱(幸隆)から始めて、昌幸と信幸(信之)・信繁の兄弟へ至る「真田三代」として語られることも多い。本書はその「真田三代」マンガで紹介する。監修は「真田丸」の時代考証を担当した平山優さん。 [続きを読む]
  • 剣より強し(上)(下)
  • 「追風に帆を上げよ」に続く、超長編サーガ「クリフトン年代記」の第5部。前作ではハリークリフトンの妻のエマが会長を務める、バリントン海運の新造旅客船「バッキンガム」の大西洋横断の処女航海のシーンで終わっている。テロリストが紛れ込んで爆発物を仕掛け、轟音が轟いた。本書はその場面の少し前から始まる。「バッキンガム」の浮沈は、クリフトン−バリントン一族の浮沈にも関わる。 [続きを読む]
  • 島はぼくらと
  • 主人公は、池上朱里、榧野衣花、矢野新、青柳源樹の、女子2人男子2人計4人の高校2年生。瀬戸内海に浮かぶ人口3000人弱の島「冴島」に暮らし、フェリーで本土の高校に通う。源樹は島に来た2歳の時から、他の3人は生まれた時から一緒に育っている。保育園も小学校も中学校も..。物語は、島にやって来た人たちと4人の関わりを主に描く。「冴島」は現村長(「現」と言っても6期目で、もう20年以上になる)の方針で、シ [続きを読む]
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊
  • この「シンギュラリティ」を迎えると、社会の様々なことに大きな影響を与えるとされている。そのとき何が起きるのか?本書はそのうちの経済成長や雇用への影響についてを記す。著者はマクロ経済学者であるが、学生時代に計算機科学を専攻して人工知能に関連するゼミに属していた、という経歴の持ち主。このテーマにピッタリだ。本書は、第1章で「機械の叛乱の懸念」といった「機械VS.人間」の最近の話題から入って、第2章で、著 [続きを読む]
  • 2016年の「今年読んだ本ランキング」を作りました。
  • 恒例となった「今年読んだ本のランキング」を作りました。小説部門は例年どおり10位まで、ビジネス・ノンフィクション部門は例年は5位までですが、今年は10位まで紹介します。今年このブログで紹介した本は103作品でした。☆の数は、「☆5つ」が3個、「☆4つ」が49個、「☆3つ」は48個、「☆2つ」が3個。です。  「☆5つ」が3個あってよかったです。ない年も多くて、そういう年は少しさびしいので。「☆4つ」と「☆3つ」が半数ず [続きを読む]
  • 疾風ロンド
  • 「白銀ジャック」の続編。11月に阿部寛さん主演で公開された同名の映画の原作。主人公は栗林和幸。泰鵬大学医科学研究所の研究員。大学院卒業後23年間、この研究所に勤めていると言うから、50歳手前というところか。その研究所から生物兵器並にに毒性の強い「炭疽菌」が持ち出された、というのが物語の発端。 [続きを読む]
  • 新・所得倍増論
  • 著者は、現在は日本の国宝・重文級の文化財の補修を手掛ける会社の社長だけれど、前身は外資の超メジャーな金融機関を渡り歩いた敏腕アナリスト。その著作を読むのは「イギリス人アナリスト日本の国宝を守る」に続いて本書で2冊目。日本の企業の生産性(の低さ)に拘り抜いた本。前に読んだ本でも、世界第3位の日本のGDPは、日本人の勤勉さや技術力の高さが理由ではなくて「人口が多いからだ」、と書いていた。本書はそこにさ [続きを読む]
  • ヒポクラテスの憂鬱
  • 舞台は浦和医大法医学教室。埼玉県警と連携して、埼玉県の異状死体の司法解剖を一手に引き受けている。主人公は、この春からこの法医学教室の助教として登録された、栂野真琴。その前は研修医だったらしく。年齢は20代。本書は、その法医学教室に持ち込まれた死体に関わる、1章に1つ全部で6つの事件の解決を横糸に、「コレクター」を名乗る謎の人物の追跡を縦糸にしたミステリー。それぞれの事件の方は、読者が推理するのは難 [続きを読む]
  • ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集
  • 長編小説「夜行」と同じ日に同じ出版社から刊行。こちらは対談集。作家生活10年を記念して、ということで、その10年間に様々な雑誌等の媒体に掲載された対談をまとめたもの。対談の再録ということになるから、対談相手の了解も必要。そのお名前を順に(敬称略)。劇団ひとり、万城目学、瀧波ユカリ、柴崎友香、うすた京介、綾辻行人、神山健治、上田誠、羽海野チカ、大江麻理子、萩尾望都、飴村行、本上まなみ、綿矢りさ。 [続きを読む]