|
|
|
|
|
- 2012/01/12 15:39子宮の中へと還れ
- ぼくは子宮の中にいる。暗闇の中でプカプカと羊水に浮かんでいる。そこにはなんの悩みも憂いもない。ただ浮かんでいる、温かくて気持ちがいい、ただそれだけなのだ。無なのか有なのか、自分がいるのかいないの... [続きを読む]
-
|
- 2012/01/07 21:31山田のABC
- 「ねえねえ、鈴木さん聞いてください。すっごくいい話なんですよ!」山田がそんなことを言ってきたので、そのいい話とやらのつづきを聞いてみた。「おれですね、トモちゃんとこんど初詣に行くことになったんですよ... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/31 19:26思へば遠く来たもんだ
- 思へば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 港の空に鳴り響いた 汽笛の湯気は今いづこ雲の間に月はゐて それな汽笛を耳にすると 竦然として身をすくめ 月はその時空にゐたそれから何年経つたことか... [続きを読む]
-
|
|
|
- 2011/12/27 23:1597歳の女の子
- 一日に何十回もありがとうと言われる毎日だけど、大変にお元気であらせらる97歳の婆さんの場合、まったく律儀なことに廊下で出くわすたびに立ち止まり「いつもありがとうございましゅ」と頭を下げておれを拝む。いや... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/23 20:33鈴木なんて大きらい
- おれほどこの世の中の人間たちに嫌われてる人間もいないと思う。いつも言われちゃうわけ。「鈴木なんて大きらい」って。「さよなら」なんてね。言われちゃうの。それでおれはいつもひとりなの。ま、別にひとりでもか... [続きを読む]
|
- 2011/12/22 23:44それでもボクはやられてる
- 「じゃあ鈴木さん。また来年ね」「いや、おまえとは二度と会うことはないだろうけどな」「んもう!なんでそんなこと言うの!」「人間、明日のことなんかどうなるかわからないじゃんか?だからいつもおれは『これ... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/20 22:59アイドルがくれたキャンディ
- 撮影から帰ってきたハマタくんがおれにひとつぶのキャンディをもらってきてくれた。「これ、A子ちゃんが鈴木さんにって」A子ちゃんというのはとあるアイドルの女の子だ。おれは前に一度、巻頭グラビアの撮... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/19 11:59こころをこめてなにもしない
- こんなときやそんなときは なるようにしかならない そう。そんなものさ そうなんだよ。いつだってそんなものなんだ そしてそれは続いていく。ずっとずっとずっと…... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/17 22:11エクスタシーを求め、笑えフーテンよ
- 大工、板金工、鉄筋工、配管工、ALC工、空調設備…。いくつもの職種と工事現場を渡り歩いていた時期があった。おれはちょっぴり小器用なところがあって、通常数ヶ月で覚える仕事をだいたい一ヶ月もあればマスターす... [続きを読む]
-
|
|
|
- 2011/12/14 23:37ブラザーサン、シスタームーン、ラバーランド
- 北陸の厳しい冬模様の合間にだってぽっかりと穏やかで晴れた日が現れる。おれは鼻歌を歌いながらいつもの場所に出かけ、いつもの場所に座った。ここはおれの場所だからだ。おれは昔、神様にこんなことを言われた... [続きを読む]
-
|
|
|
- 2011/12/12 23:38インターネットはおっぱいだ
- 真夜中の編集部でひとりおれは限界だった。もう二日も家に帰ってない!ちょっと休憩してインターネットで遊ぼっかな。インターネットの向こうには優しい女の子がいるんだなあ。ありがとう。イ... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/11 11:21新しい大航海時代
- Loud sang the souls of the jolly, jolly mariners,??Crying: “Under Heaven, here is neither lead nor... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/10 21:09核爆弾が落ちる夜
- 「カミナリこわいこわい!」外はどしゃ降りの雨で、そして雷雲がずっと頭上にとどまっている。窓の外でビカビカと光っては爆発するような轟音。猫のクー坊はそんな激しいカミナリの音が怖ろしくてずっと震えてい... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/05 22:05脳内麻薬がとまらない
- 風邪気味でなんだか体調がすぐれない…。おなかが痛いのら。熱っぽいのら。なので今日は会社を休んだのら〜!うわ、おれいまの会社で休むの初めてかも。ゲホゲホ。でもね、ほんとはね、これぐらいの体調の不具合は自... [続きを読む]
-
|
- 2011/12/04 18:25もうひとりのサブタレニアンズ
- ケェーケッケッケッケッケッケッケッケッケッケッケッケッケッ!天井に張りついていたヤモリがけたたましく鳴き出すと、隣の部屋から聞こえるセックスの声がピタリと止まった。そしてしばらくすると男と女がクス... [続きを読む]
-
|
- 2011/11/30 21:33あの日のデパートの屋上は
- ある晴れた秋の日、ちょっと野暮用があって故郷へと里帰りした。仙台。ずいぶんと久しぶりじゃないか。10年ぶりかな?そりゃあ新幹線に乗ればたった2時間で帰ってこれるよ。でももうすでにババアも死んでしまっ... [続きを読む]
-
|
- 2011/11/27 14:59魔法のどんぐり
- まったくおれは猫ぐせが悪い。それは自分でも重々承知している。相次いで猫を失い、その悲しみも癒えぬうちにじつはまた新しい猫をもらってきたのである。女房も「あんた、いい加減にしなさいっ!」と呆れている... [続きを読む]
-
|
- 2011/11/25 23:32花園神社奇譚
- 新宿花園神社。此処数年來御無沙汰して居た酉の市へ久方振りに足を運んだ。吾輩の性奴隷である寝子を連れ、多くの夜店が並び雜踏で賑わう境内をぶらりぶらりと散策。おでんビール燒酎、肉の入つておらぬ燒き蕎麦... [続きを読む]
-
|
- 2011/11/24 22:39|:3ミ
- 「さあおいで。もう寝よう」と猫たちを抱えてベッドの中に入ったおれは、うつらうつらとしながら、突然、本当に突然、ある真理を発見してガバッと跳ね起きた。(@盆@)=3... [続きを読む]
-
|
- 2011/11/22 11:20泣きながらこんにちは笑ってさようなら
- 以前はぼくも若かったし、生き方のイメージもはっきりしていたし、過敏な知性を働かせ、こんな文学的な前口上など抜きであらゆるものごとについて明快に語ることもできた。言い換えると、これは自信もないくせに極... [続きを読む]
-
|
- 2011/11/19 18:07東京サタデーナイト
- 「鈴木さん鈴木さん、鈴木さんが前に話してたジャッキー・チェンの映画、最近DVD化されたみたいだよ」(@盆@)=3 マジで?『ファースト・ミッション』が!?数あるジャッキー映画の中でも『ファースト・... [続きを読む]
-
|