渡辺敦司 さん プロフィール

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渡辺敦司さん: 教育ジャーナリスト渡辺敦司の一人社説
ハンドル名渡辺敦司 さん
ブログタイトル教育ジャーナリスト渡辺敦司の一人社説
ブログURLhttp://ejwatanabe.cocolog-nifty.com/blog/
サイト紹介文堅実な業界ライターが、良識の範囲内(?)でハメを外して論評します
自由文社是・編集方針
一、根拠のない、無責任な論評はしない。教育界の現状や事実を踏まえつつ、建設的な論説を旨とする。
一、社運を傾けない範囲内でハメを外す。
一、「誰望他家之披覧」(空海『三教指帰』序)を座右の銘とし、読者におもねらず、色気も出さない。出すならこっそり。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2008/02/01 00:36

渡辺敦司 さんのブログ記事

  • 教職課程コアカリ 忖度の「ミサイル教育」
  •  記事配信を本業とする本社としては本来、依頼メディアに記事掲載されてから論じるべきことかもしれない。しかし、それではパブリックコメント(意見公募手続)の終了後になってしまう。また報道の最末端にいる者として、国家権力のチェックを怠ったことも正直に恥じ入らねばならない。 教職課程コアカリキュラム(コアカリ)に関して14日夜、上智大学で緊急シンポジウムがあった。25日が期限のパブコメを出す際の参考にしてもら [続きを読む]
  • 高大接続改革 本丸は「入試」ではなく「教育」
  •  文部科学省が「高大接続改革の進捗(しんちょく)状況」を発表し、「高校生のための学びの基礎診断」「大学入学共通テスト」(いずれも仮称)と2021年度大学入学者選抜実施要項の実施方針等の案をパブリックコメント(意見公募手続)に掛けた(6月14日まで)。 6月いっぱいの策定が「年度初頭」に当たるのかどうか疑問だが、そもそも「目途」と逃げを打ってあったのは「霞が関文学」の真骨頂である。しかし、これまでの経緯を [続きを読む]
  • 【池上鐘音】ザラ紙と書院
  • ▼会社に入って1、2年、原稿を書くのが恐ろしく遅かった。ザラ紙ペラ(1枚)10行の原稿用紙に書いては直しを入れるだけでも足りず、切り張りを何枚も重ねたあげく書き直しては無駄な時間を使っていた▼劇的な変化が訪れたのは、ワープロを使い始めてからだった。推敲が何度でもでき、しかも紙を無駄にしない。相変わらず要領は悪かったが、スピードは段違いだった。学生時代に使っていた他社の古い機種に比べ、「書院」シリーズ [続きを読む]
  • 新指導要領(2) 「三つの柱」更なる検証を
  •  育成すべき「資質・能力の三つの柱」を基に、教科・領域等に横串を、学校段階に縦串を刺して、学習指導要領を「構造化」する――。今回改訂の眼目である。今後10年に向けた検証の第一は、まさに「三つの柱」自体に置かれるべきだろう。 ①知識・技能②思考力・判断力・表現力③学びに向かう力・人間性等。これら三つの柱が、学校教育法30条2項で定める「学力の3要素」(①知識・技能②思考力・判断力・表現力③学習態度)に [続きを読む]
  • 新指導要領(1) 壮大な未完の「転換」
  •  次期学習指導要領をめぐる中央教育審議会の答申が、昨年12月21日にまとまった。諮問から2年余り、前段の「育成すべき資質・能力」検討会を含めれば4年にわたる大掛かりな改訂である。文部科学省事務局の膨大かつ緻密な作業と粘り腰には、中教審委員ならずとも労をねぎらいたい思いがする。当初から注目してきた通り、総論には大賛成だ。しかし3月に小中学校の告示を控えた今、無念さと懸念が募る。 次期指導要領は、これまで [続きを読む]
  • TIMSS・PISA(下)読解力 読み方がズレている
  •  2015年に実施された二つの国際学力調査では、好調だった理数系とは裏腹に、PISA(経済協力開発機構=OECD=の「生徒の学習到達度調査」)の読解力が前回(PISA2012)に比べ有意に低下した。「理由が見当たらない」と戸惑いをみせながらも分析を披露していた文部科学省の説明は、若干苦しかったように思う。というより、事は「テスト」ではない「調査」(アセスメント)の読み方という、本質的な問題なのかもしれ [続きを読む]
  • TIMSS・PISA(上)理数系 “教科の外から出ない”改革?
  •  代表的な二つの国際学力調査、TIMSS(国際教育到達度評価学会=IEA=の「国際数学・理科教育動向調査」)とPISA(経済協力開発機構=OECD=の「生徒の学習到達度調査」)の2015年結果が、相次いで発表された。6日の中央教育審議会教育課程企画特別部会はPISA解禁に合わせて19時からの開会となったが、30分前の開場と同時に配られた資料に「ポイント」が入っていたのはフライングではないのか――という難癖 [続きを読む]
  • 「海洋教育」に対する別の違和感
  •  年末の中央教育審議会答申に向けて大詰めを迎えている次期学習指導要領の在り方について、8月の「審議のまとめ」から記述を充実させる項目として「海洋教育」が急浮上している。これに対して21日の教育課程部会では委員の奈須正裕・上智大学教授がカリキュラム論の立場から「強い違和感」を述べていたが、本社も別の角度から強い違和感を表明しておきたい。 海洋教育は10月26日の同部会で、文部科学省事務局の報告に突如として [続きを読む]
  • 【内側追抜】会談後の感想
  •  某国首相 「僕は猛獣使いだからね。インプットしてやれば、チョチョイと人たらしできるのさ」 某国次期大統領 「あれだけ脅しても、すぐシッポ振ってやって来る。交渉相手としちゃ御しやすい奴だ」 [続きを読む]
  • 【内側追抜】お祝い電話
  • 某国首相 「やあ、当選おめでとう! 前から君とボクは気が合うと思ってたんだ。おトモダチになろうね。長い付き合いになるし」 某国次期大統領 「…(コイツはいつまでプライム・ミニスターなんだ?)」 [続きを読む]
  • 【池上鐘音】学力トップレベル?
  • ▼秋の密かな楽しみは、財政制度等審議会財政制度分科会の配布資料を読むことである。財務省主計局が文教・科学技術にどんな難癖をつけてくるかと、毎年わくわくする。今年は10月まで暑さが残ったせいか、ようやく11月4日の会合に掛かった▼文部科学省は2017年度概算要求に10年間で3万人近くの定数改善を行う「『次世代の学校』指導体制実現構想」を盛り込んでいるが、そんなものが通る情勢にはないことは織り込み済みだろう。予 [続きを読む]
  • 就職活動日程 いっそ採用したら
  •  10月に入り、一部企業で内定式が行われている。就職・採用活動をめぐっては、経団連が2017年度新卒学生の日程を、今年度と同じく4年生の3月に説明会開始、6月から選考解禁とする方針を決めた。次年度以降は今後、再検討するという。 会員企業には15年度卒までの3年生12月説明会開始、4月選考解禁が良かったとする意向が強い一方、政権の意向を受けて後ろ倒しにした以上、完全に戻すとは言い出しにくい、ということらしい [続きを読む]
  • 指導要領審議まとめ せめて裁量拡大と脱知識偏重を
  •  次期学習指導要領をめぐる中央教育審議会教育課程部会の「審議のまとめ」が、9日からパブリックコメント(意見公募手続)に掛けられた(10月7日まで)。 1点刻みの評価は時勢に合わないが、あえて採点すれば、官僚の作文としては85点、経済協力開発機構(OECD)向けのリポートとしては70点、学校現場にとっては55点、本社の期待値に照らせば45点――というのが正直な感想だ。言いたいことはたくさんある。しかし既に配信 [続きを読む]
  • 高大接続改革 できることだけ着実に進めよ
  •  スケジュールに迫られて、やっと現実的になってきたようだ。文部科学省が公表した「高大接続改革の進捗(しんちょく)状況について」のことである。 高等学校基礎学力テストは現時点でCBT(コンピューター利用型テスト)・IRT(項目反応理論)方式を見送ってPBT(紙のテスト)を基本とする。大学入学者学力評価テストの記述式問題は1月に実施し、大学側が受験生について採点する案も検討する――。妥当なところだろ [続きを読む]
  • 【池上鐘音】密教指導要領
  • ▼次期学習指導要領の「審議まとめ」が固まったというのに、本社の本来業務である取材と記事配信に追われ、なかなか社説を書くことができない。その上で、仏教系学校の先生でも理解していただけるかどうか分からないような指摘をしておく。次期は「密教指導要領」であると▼もちろん現行指導要領も大乗である以上、古密教の要素が入っている。「生きる力」がそれだ。今回の改訂は、それを純密化する試みである▼すべての教科・領域 [続きを読む]