今の時代の日常生活は大半がボタン一つで大概のことができます。洗濯も、風呂焚きも、ご飯をたくのも、すべてボタンひとつです。その生活にどっぷりつかっているので...
東京にある浄土真宗のお寺、熟柿庵(じゅくしあん)の住職 武田智亨のブログです。
日々の営みを通じて“仏教のこころ”をお伝えしています。
今の時代の日常生活は大半がボタン一つで大概のことができます。洗濯も、風呂焚きも、ご飯をたくのも、すべてボタンひとつです。その生活にどっぷりつかっているので...
3月23日午前10時から熟柿庵にて春の彼岸会法要を開催いたします。熟柿庵にご縁のない方もご参詣自由です。お待ち申し上げます。
このごろ吉本隆明の親鸞に関する書物を読んでいます。。昔、「最後の親鸞」という本が出た時、読んだのですが、正直よくわからなかった。今あらためて読んでみると、...
「うちの母はふつうじゃないんです」「うちの父はふつうじゃないんです」「うちの娘はふつうじゃないんです」「うちの息子はふつうじゃないんです」「うちの親戚はふ...
二つの面をもった量子という不思議な存在この存在を考えながら、仏教の哲学を思い起こしました。「私が存在しているのは、目の前にあなたがいるからだ。あなたが存在...
前回、原子は電子と原子核でできている、ということを書きました。今回は、電子についてです。教科書には、電子は粒のような形で書かれています。粒の電子が原子核の...
今年もそろそろ終わりに近づいております。今年の中頃、量子力学の解説本を読みかじっておりました。現実の世界でありながら、私の認識する世界とはまったく別の世界...
生い立ち金之助(漱石)は夏目家の4男として生まれた。長男が後を継ぐものだったので、彼は生まれてすぐ里子に出された。しかし、四谷の夜店の裏で、サルのように泣...
漱石の大きなテーマの一つに「則天去私」と「個人主義」がある。個人主義とはせっかく人として生まれたのだから、自由な人生を送りたい。今までの江戸時代からの古い...
夏目漱石彼は慶応3年、明治維新の前年に生まれ、大正5年に49才で亡くなっている。明治時代をとっぷり生きた人間だった。漱石の小説をとおして明治時代の日常生活...
9月23日(土曜日・祝日)午前10時より熟試案におきまして彼岸会法要を開催いたします。今回はお勤めのあと、女優の山口晶代さんに「語り」を演じていただきます...
令和5年7月15日、土曜日午前10時より熟柿庵におきまして盆会法要を行います。皆さまのご参詣をお待ち申し上げます。猛暑のなか、くれぐれもご注意してお越しく...
明日3月21日火曜日、午前10時より熟柿庵におきまして彼岸会法要を行います。直前のご案内ですが、ご参詣をお待ち申し上げます。
春近し草木が芽生える季節私たちも負けてられません
昨年暮れから高橋和巳の「邪宗門」を読み始めました。文庫本だけど、上下2巻ある分厚い長さ。文体は、今どきの読みやすい文章ではなく、ガチガチの堅苦しい文体。漢...
私が思っている「私」というのはマボロシであると仏教は語っています。そしてそのマボロシが生きる希望やよろこびまた、苦しみや悩みをもたらします。
井筒俊彦氏がエラノス会議での英語での講演を日本語訳した本を読んでいます。欧米人を相手にした講演なのでとてもはっきりとした表現を使って話されています。それが...
熟試庵だより130号をこうしんしました。今回のタイトルは「彼岸の世界」です。絵画教室に通っていたころの話からはじまってクロードモネの絵画観に言及し、そして...
イスラム哲学の大家でしたイランの国立アカデミーで20年ほどイスラム哲学を講義したのちイランで革命が起こり急遽帰国されたとのことアテネ経由で帰国されたのです...
久しぶりに米沢英雄氏の「信心とは何か」を読みました。心が洗われる思いです。自我とは何か、自己とは何か米沢氏のお話にそって自分の心を見直しております。こころ...
先日、「熟柿庵だより」を更新いたしました。タイトルは「七十歳の哀愁」七十歳になっての心境についていろいろと書きました。ジャーナリストの立花隆さんが晩年テレ...
先日、「熟柿庵だより」を更新いたしました。タイトルは「七十歳の哀愁」七十歳になっての心境についていろいろと書きました。ジャーナリストの立花隆さんが晩年テレ...
このごろ本院の境内できつねの姿をよく見かけます。のさばるように歩いています。息子は「きつねの親子が歩いていた」といってました。礎石の周辺に穴をつくって住み...
免疫の主細胞はT細胞と呼ばれるこれは胸腺で作られる。胸腺はちょうど心臓の上あたりにあって蝶々のような形をしている。35グラムぐらいらしい。15歳ぐらいまで...
もう十年以上も前、5年近く、「大乗起信論」の講義をしたことがあった。たまたまみつけた井筒俊彦氏の「意識の形而上学」を参照しながらわからないながらに、つづけ...
世界をリードしていた多田富雄さんの免疫の本を読んでいます。免疫の奥深さを知って驚いております。特に胸腺のドラマチックな働きは魅了されます脳が体をコントロー...
NHKテレビのドラマ「今度生まれたら」がおもしろいちょうど私と同じぐらいの年齢で、老後をどのように生きていったらいいのかというテーマで語られています。共感...
今月のことば「ロシアのプーチンは正しいと思って戦争をしています私は正しいと思って人と言い争います世界は正しいことだらけですそして正しいと思っていることが人...
久しぶりにブログを再開しようか老体に鞭打って
親鸞の教行信証の最初に「浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり、一つは往相、一つは還相。」とある。この一分から私の考察は始まる。人間の命は浄土へ向かう往相と、...
親鸞の教行信証の最初に「浄土真宗を案ずるに、二種の回向あり、一つは往相、一つは還相。」とある。この一文ら私の考察は始まる。人間の命は浄土へ向かう往相と、浄...
浄土教において浄土は目指すべき真実の世界、往相は、浄土を目指して歩んでゆく仏のあゆみ還相は、その浄土からふたたび現実の世界に戻ってくる仏のあゆみ。ほとけは...
古代ギリシアの哲学者プラトンのイデア論も古代インドの輪廻転生論も浄土教の往相回向と還相回向もつながった哲学のように思えます。文化とアングルが異なるだけのこ...
どうせワクチンを接種してもらうなら信頼できる医者に接種してもらいたいだって私たちはロボットじゃないでしょ人間でしょ気持ちいっぱいあるでしょ
どうせワクチンを接種してもらうなら信頼できる医者に接種してもらいたいだって私たちはロボットじゃないでしょ人間でしょ気持ちいっぱいあるでしょ
春よ来い早く来い冬眠している熊さんのように春を待ち望んでいます。
初めてスマホから入力してみました。うまくいったら拍手!
新型コロナウイルスの脅威私たちの生活、経済の仕組み、そして差別意識についても、さまざまな教訓を与えてくれます。かれらは悪魔なのか、それとも神か、仏なのか
公開講演のおしらせ以前もお知らせいたしましたが、明日、6月8日、土曜日、午後2時より熟柿庵におきまして公開講演を行います。タイトルは「AI(人工知能)の現...
人工知能は人間をコピーできるか。という問題について人間というのは不思議な生き物で、今ものごとを考えている自分をもうひとりの自分が見ているということをします...
人工知能は人間をコピーできるか。という問題について人間というのは不思議な生き物で、今ものごとを考えている自分をもうひとりの自分が見ているということをします...
仏教徒の立場から人工知能についていろいろ疑問を思い浮かべます。まず、「人工知能は人間をコピーできるか」というテーマについて仏教は人間の知能について心身とい...
6月1日(土曜日)午後6時から「歎異抄にまなぶ会」を行います。テキストは武田寛弘先生の「歎異抄講義録」を使います。30分の座禅、正信偈読誦、テキストを使っ...
6月1日(土曜日)午後4時から写経の会を行います。テキストは「正信偈」です。会費5百円
前回のブログで「人工知能の講演会」の日程を6月6日とお知らせいたしましたが、6月8日(土曜日)の間違いでした。お詫びいたします。あらためてどなたでもご参加...
6月6日午後2時から熟柿庵にて人工知能についての講演会を行します。身近になってきている人工知能、だけど実態はどうなっているのか、どこまですすんでいるのかよ...
3月30日、土曜日午後4時から「写経の会」をおこないます。テキストは「正信偈」時にはややこしい自分を忘れ、ひとつことに専念してみましょう。筆ぺんのみご持参...
思想と仏教徒哲学の根本的な違いについて考えてみました。まず、思想は自分を含めた社会の在り方を分析しています。たとえば社会主義とか資本主義とか絶対王政とか民...
思想と仏教徒哲学の根本的な違いについて考えてみました。まず、思想は自分を含めた社会の在り方を分析しています。たとえば社会主義とか資本主義とか絶対王政とか民...
3月21日、祭日の木曜日午前10時から熟柿庵にて春の彼岸会法要を行います。今回は檀家さんに手料理をお願いして、法要後にみなさんと会食の予定です。ご参詣をお...
残りの人生をどう生きようかと右往左往しております。おそらくたいしたことなく人生を終えるのだろうとおもっていますが、いままで仏教を通して学んできたことをあら...
2月23日午後6時半から「歎異抄にまなぶ会」を行います。テキストは鈴木大拙氏の「真宗入門」を使っております。アメリカ人相手の浄土真宗の講義録ですので、言葉...
2月23日午後4時半熟柿庵にて写経の会を行います。テキストは「正信偈」です。ご持参いただくのは、市販の細めの筆ペン(極細ぐらい)のみです。会費5百円最初に...
いまさらながら「利己的な遺伝子」を読み始めました。初出版から40周年ということで新たに記念出版された本です。昔、「生き物はなぜ生きているか」という問いに「...
明日、午後5時から熟柿庵にて忘年会を開催します。男性5千円女性3千円。
抗うつ剤の発見まず100匹の元気なラット(ねずみ)と100個の水槽を用意します。水槽に半分ほど水を入れて、それぞれの水槽に一匹ずつねずみを入れます。ねずみ...
次回、勉強会は11月24日、土曜日、午後6時半からです。最初に30分の座禅、そのあと勉強会、終わってから懇親会です。勉強会からのご参加もオーケーです。会費...
10月の勉強会は27日土曜日、午後6時半からです。テキストは鈴木大拙氏の「真宗入門」です。会費千円。ご参加をお待ちしております。
本日予定しておりました勉強会を急きょ中止いたします。またあらためてご案内いたします。
今月の言葉「こんにち、食べ物が足りなくて死ぬ人の数より食べすぎで死ぬ人の数のほうが上回っている」 ...
『ホサピエンス』の著者 ハラリ氏の『ホモデウス』を購入しました。ハラリ氏がいちばん言いたかったこと、その結論が書かれているとのことで日本語訳を楽しみにして...
最近ばか笑いすることが少なくて感情の起伏の少ない淡々とした日々を過ごしています。そんな中お笑い芸人のコントを見てばか笑いしてしまいました。テレビのお笑い番...
九月29日土曜日、再開して2回目の勉強会を行います。テキストは、鈴木大拙氏の「真宗入門」(春秋社)佐藤平訳です・絶版になっていると思います。何冊かを熟柿庵...
九月22日土曜日、午前10時より熟柿庵にて彼岸会法要をおこないます。皆様のご参詣をお待ち申し上げます。
魔女ということに取り立てて関心はなかったのですが、今日、あらためて興味深い話を聞いてとても興味をもちました。ヨーロッパの中世の時代、女性は、まともな教育を...
あさって25日、土曜日、午後6時半から久しぶりの勉強会を開催します。はじめの30分は座禅、そのあと正信偈を読誦してそのあと勉強会と飲食ありの懇談会と続きま...
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今の時代の日常生活は大半がボタン一つで大概のことができます。洗濯も、風呂焚きも、ご飯をたくのも、すべてボタンひとつです。その生活にどっぷりつかっているので...
3月23日午前10時から熟柿庵にて春の彼岸会法要を開催いたします。熟柿庵にご縁のない方もご参詣自由です。お待ち申し上げます。
このごろ吉本隆明の親鸞に関する書物を読んでいます。。昔、「最後の親鸞」という本が出た時、読んだのですが、正直よくわからなかった。今あらためて読んでみると、...
「うちの母はふつうじゃないんです」「うちの父はふつうじゃないんです」「うちの娘はふつうじゃないんです」「うちの息子はふつうじゃないんです」「うちの親戚はふ...
二つの面をもった量子という不思議な存在この存在を考えながら、仏教の哲学を思い起こしました。「私が存在しているのは、目の前にあなたがいるからだ。あなたが存在...
前回、原子は電子と原子核でできている、ということを書きました。今回は、電子についてです。教科書には、電子は粒のような形で書かれています。粒の電子が原子核の...
今年もそろそろ終わりに近づいております。今年の中頃、量子力学の解説本を読みかじっておりました。現実の世界でありながら、私の認識する世界とはまったく別の世界...
生い立ち金之助(漱石)は夏目家の4男として生まれた。長男が後を継ぐものだったので、彼は生まれてすぐ里子に出された。しかし、四谷の夜店の裏で、サルのように泣...
漱石の大きなテーマの一つに「則天去私」と「個人主義」がある。個人主義とはせっかく人として生まれたのだから、自由な人生を送りたい。今までの江戸時代からの古い...
夏目漱石彼は慶応3年、明治維新の前年に生まれ、大正5年に49才で亡くなっている。明治時代をとっぷり生きた人間だった。漱石の小説をとおして明治時代の日常生活...
9月23日(土曜日・祝日)午前10時より熟試案におきまして彼岸会法要を開催いたします。今回はお勤めのあと、女優の山口晶代さんに「語り」を演じていただきます...
令和5年7月15日、土曜日午前10時より熟柿庵におきまして盆会法要を行います。皆さまのご参詣をお待ち申し上げます。猛暑のなか、くれぐれもご注意してお越しく...
明日3月21日火曜日、午前10時より熟柿庵におきまして彼岸会法要を行います。直前のご案内ですが、ご参詣をお待ち申し上げます。
春近し草木が芽生える季節私たちも負けてられません
昨年暮れから高橋和巳の「邪宗門」を読み始めました。文庫本だけど、上下2巻ある分厚い長さ。文体は、今どきの読みやすい文章ではなく、ガチガチの堅苦しい文体。漢...
私が思っている「私」というのはマボロシであると仏教は語っています。そしてそのマボロシが生きる希望やよろこびまた、苦しみや悩みをもたらします。
井筒俊彦氏がエラノス会議での英語での講演を日本語訳した本を読んでいます。欧米人を相手にした講演なのでとてもはっきりとした表現を使って話されています。それが...
熟試庵だより130号をこうしんしました。今回のタイトルは「彼岸の世界」です。絵画教室に通っていたころの話からはじまってクロードモネの絵画観に言及し、そして...
イスラム哲学の大家でしたイランの国立アカデミーで20年ほどイスラム哲学を講義したのちイランで革命が起こり急遽帰国されたとのことアテネ経由で帰国されたのです...
久しぶりに米沢英雄氏の「信心とは何か」を読みました。心が洗われる思いです。自我とは何か、自己とは何か米沢氏のお話にそって自分の心を見直しております。こころ...
明日3月21日火曜日、午前10時より熟柿庵におきまして彼岸会法要を行います。直前のご案内ですが、ご参詣をお待ち申し上げます。
春近し草木が芽生える季節私たちも負けてられません
昨年暮れから高橋和巳の「邪宗門」を読み始めました。文庫本だけど、上下2巻ある分厚い長さ。文体は、今どきの読みやすい文章ではなく、ガチガチの堅苦しい文体。漢...
私が思っている「私」というのはマボロシであると仏教は語っています。そしてそのマボロシが生きる希望やよろこびまた、苦しみや悩みをもたらします。