Mitch0514 さん プロフィール

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Mitch0514さん: デコラティブアート的造形と家具作家の日記
ハンドル名Mitch0514 さん
ブログタイトルデコラティブアート的造形と家具作家の日記
ブログURLhttp://ameblo.jp/mitch0514/
サイト紹介文横浜市青葉区で家具製作、アンティーク家具修復、彫刻教室をしている家具作家の日常などを紹介。
自由文ヨーロッパのデコラティブアートをベースにしたクラシックからモダンまでの家具デザイン、製作に日々没頭する家具作家の日常を紹介しています。その他にもアンティーク家具修復に関する記述や、イギリス在住時のエピソード、日本では非常に希少な洋彫りの彫刻教室のレッスンの様子なども写真と共に紹介しています。

日本では珍しい造形の世界を多くの人に知ってもらえたらと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2008/02/27 18:11

Mitch0514 さんのブログ記事

  • 「シャビーな風合いの額縁」
  • イギリスでアンティーク家具の修復を学んでいた時は「シャビー」という表現が年季の入った家具の風合いを表しているなんてちっとも知りませんでした。 日本に帰ってきて古い家具を修復したり、業界の人と話していてこの言葉の存在を知りました。最初は多少の違和感があったのですが、元々言葉にあまりこだわりがないので、みんながそう呼ぶならそれも良しと思っているうちにいつの間にか自分の中に定着した表現です。 彫刻教室の [続きを読む]
  • 「トークショー」
  • 7月23日、たまプラーザにある「ギャラリー秀」でアンティーク家具についてのトークショーをしました。 アンティーク家具の魅力について一般の方向けの内容で2時間話してきました。 参加者も私もワインを飲みながらのトークだったのでとてもリラックスした雰囲気でした。また、9月の講座「アンティーク家具を見分ける鑑定技術〜18世紀ロココ様式&ネオ・クラシシズム様式」ではより専門的な内容で、西洋家具の黄金期である18世紀の [続きを読む]
  • 「アカンサス完成」
  • アクシデントを乗り越えて彫刻を終えた「アカンサス」 綺麗な木目を活かす為、色を入れずにフレンチポリッシュで仕上げる事にしました。 ラバー(タンポ)とモップ(リス毛の筆)を使って幾重にもニスを塗り重ねてはサンドペーパーで研ぎ、木の導管を埋め、表面が滑らかになるように塗膜を作って行きます。 導管がニスで埋まると、このように艶やかで濡れているような塗面になります。 最後に塗面を整え 最後にコンパウンドで [続きを読む]
  • 「ハンドルーター」
  • 先日道具を整理していた所、忘れていた「お宝」が出て来ました。 これはイギリス留学時代に製作した「ハンドルーター」です。 下の画像のようなリネンフォールドパネル(赤丸箇所)等の「溝」の底部分を仕上げる道具です。 どう使うかというと、こんな感じです。『ハンドルーターの使い方』 このハンドルーターは溝の深さを設定することで均一な底出しが出来るので、彫刻刀を使って彫るよりも、簡単に綺麗に仕上げる事が出来ます [続きを読む]
  • 「ロココスタイルミラーの彫刻部分修復」
  • 恐らく20世紀初頭頃に作られたと思われる、ロココスタイルミラーの彫刻部分を修復しました。 工房にミラーが届いた時の写真です。 トップ部分に複雑な彫刻が彫られています。 一見するとどこが壊れているのかわかりませんが、ディテールを見ると何ヶ所か彫刻が折れています。 ドラゴンの羽と上唇の先端が折れています。 中央部分のトップは、アカンサスの葉があったはずですが、根元から折れてます。 右側のアカンサスの葉も結構 [続きを読む]
  • 「里帰りが終わって嫁ぎ先に帰る」
  • 去年里帰りしたコンソールテーブルを、お客様の家に納めてきました。 天板をセラックニスで鏡面仕上げにし、今回はテーブル全体にもニスを塗りました。 ツヤツヤのピカピカです。 まさに鏡のように周りの風景が映りこみます。 天板の傷やしみは全部消えました。 お客様の家のエレベーターホールに設置しました。 藤田嗣治さんの絵の下に置きました。絵を引き立てる大事な役目です。 やっぱり工房の中で見るより魅力があります。設 [続きを読む]
  • 「卒業生の作品紹介と生徒さん募集のお知らせ」
  • 愛知県からレッスンに通っていただいていた生徒さんが卒業しました。最後の作品は、リボンの彫刻の入ったレリーフを金箔仕上げにしました。 額もレッスンで彫り上げた作品です。こちらは銀色に塗装してあります。作品を完成させた達成感が感じられる明るい笑顔です。 これは貼り付けた金箔を、メノウの石でなめしているところです。 このプロセスで金箔のシワがきれいにのびて光沢が増します。 ディテールです。 繊細な金箔仕 [続きを読む]
  • 「ピエール ポランのリボンチェアー修復」
  • 修復したソファーの修復前です。 フランスのデザイナー、ピエール ポランが1960年代に発表した美しいソファーです。普段家具の仕事をしていても、なかなか見る機会の無い珍しいソファーです。 成型合板で作られたベース部分の上に、金属パイプで立体成型された曲線のフレームがウレタンのスポンジで肉付けされて、リボンが柔らかく折り返されている形をしています。 実際に座ってみると、曲面に包まれている感覚がとてもリラック [続きを読む]
  • 『パティーナ彫刻教室BBQ』
  • GW最終日。 絶好の行楽日和の中恒例の『パティーナ彫刻教室BBQ』を開催しました。春のBBQは各クラスの生徒さん達が顔を合わせる数少ない機会です。 生徒さんが差入れてくれたエゾシカのお肉や美味しいお手製のケーキ&プリンに大粒のイチゴ。そして〆の焼きそばと美味しく楽しい時間を過ごしました。 皆さまGW最終日のお忙しい中、ありがとうございました。これからも僕の持てる技術を惜しむ事無くお伝えし [続きを読む]
  • 「ロンドンを散策してみて」
  • 今回ロンドンに滞在したのは11年ぶりでした。 10年以上時間が経っていたので、いろんなことが変わっていました。 最初に気が付いたのは、自転車がものすごく増えた事でした。私自身が毎日自転車で通勤しているので目に付いたと思います。 街のあちこちに自転車が停めてありました。 日本によくあるママチャリではなく、スポーツタイプの自転車がたくさん走ってました。 自転車専用レーンも [続きを読む]
  • 「嫁入り道具を入れるチェスト」
  • ロンドンのビクトリア&アルバートミュージアムで鑑賞した家具を紹介します。 これは1720年頃に作られたチェストです。 大きさは、幅145センチ、奥行67センチ、高さ79センチ。かなり大きなチェストです。オークとパインで作られていて、全体に繊細でボリュームのある彫刻が施されています。金箔を貼って仕上げられています。 デザインやディテールを見てみると、バロック様式の要素が見られます。 ネコ脚(カブ [続きを読む]
  • 「蒔絵とジャパニング」
  • 3月にロンドンのビクトリア&アルバート ミュージアムの家具展示を見に行った時に鑑賞した家具について書いています。 日本が鎖国していた17世紀頃から、ヨーロッパでは東洋から輸入された漆を塗った精巧な調度品が流行っていました。日本からも蒔絵を施した漆製品がイギリスやフランスに輸出されていました。 日本の調度品が畳の部屋に合わせて作られていたために、家具の高さが低く、意匠もそのままではヨーロッパの室 [続きを読む]
  • 「ビクトリア & アルバート ミュージアム」
  • 先月ロンドンに行った時に、ロンドンのサウスケンジントンにある 「ビクトリア & アルバート ミュージアム」に行きました。このミュージアムには純粋にはファインアートに属さない様々な工芸品や、ファッション、デザインなどが展示してあります。 詳しくはコチラを見て下さい。 私はイギリスのカレッジで家具の勉強をしていたのでここを何度も訪れています。 ついでにコンランショップに寄ったり、ジョージ [続きを読む]
  • アカンサスアクシデント3
  • 前回「埋木」を用いてリカバリーをし、全ての彫刻を終えたアカンサス。 美しい木目と立体的な彫刻が相まった素敵な作品に彫り上がりました。この後はこの木目を活かし、着色をせずにフレンチポリッシュという伝統的な方法で仕上げて行きます。 まずフレンチポリッシュを行う前に、筆を使って全体に水を塗って行きます。水を吸った切削面は木の繊維が膨らみ、表面は「毛羽立ち」ます。この「毛羽立ち」をサンドペーパー [続きを読む]
  • 「お休みのお知らせ」
  • 3月8日から20日までイギリスとイタリアに旅行に行ってきます。 イギリスでは在住時代の友人に会ったり、ミュージアムやアンティークマーケットに行く予定です。 イタリアではフィレンツェに滞在して美術館巡りをしたりイタリアの家庭料理を頂いてきます。 ドゥオモの長い階段を登って塔のてっぺんに行くのが好きなので何回も登ろうと思ってます。 西洋家具の専門家である私の目から見たイギリス、イタリアの [続きを読む]
  • 東京都庭園美術館 「並河靖之 七宝展」
  • 前回のブログで紹介した東京都庭園美術館では現在 「並河靖之七宝展」が開催されています。 明治時代に外貨獲得の為に海外に輸出された七宝焼きの工芸品が多数展示されています。 図案の美しさ、ディテールの繊細さ、色調のバランス、すべてにおいて最高レベルの工芸品です。 現代の日常生活では中々目に触れる機会の無い世界です。製作方法の解説などもあり、見応えのある展示内容です。 ロンドンのビ [続きを読む]
  • 「東京都庭園美術館 殿下書斎の修復3」
  • 昨年夏から3期に分けて修復をしていた東京都庭園美術館2階殿下書斎の修復が終わりました。 2016年7月に書斎内壁面の古い塗膜を剥離して9月にセラックニスの塗装を始めました。画像は、9月にニスを吹き付け塗装しているところです。 この画像は丸い柱の部分にたっぷりとニスを塗って艶が出ているのがわかります。 背後の壁はまだニスを塗っていないので艶がありません。 ニスを全体に厚く塗るとこんな風 [続きを読む]
  • 「平日クラスの生徒さん募集中」
  • 最近スタートした毎月第2、第4火曜日のクラスでは引き続き生徒さんを募集しています。 午前、午後クラス共にまだ空きがあります。 以前から彫刻に興味のある方、彫刻教室を探していた方是非一度レッスンを見学においで下さい。 ヨーロッパのクラシカルな内装や家具に施されている美しい彫刻を自分の手で彫る事ができるようになります。 この額縁は、生徒さんが最初にチャレンジする作品です。 [続きを読む]
  • アカンサスアクシデント2
  • 残しておくべき箇所を彫ってしまったアカンサス。全体の彫刻を見てみると「茎」が無くとも良いかなと思っていたのですが生徒さんの意向により「埋木」で茎を作り事になりました。 まず「埋木」を行うためには「型」を作る必要があります。今回のような周囲を壁に囲われたような箇所で型を取るには工夫が必要です。通常、油粘土を使い型取りしたい箇所に詰めて型を取るのが一般的なのですが油粘土の油分が木に染込んで [続きを読む]
  • アカンサスアクシデント1
  • 木目の美しいオーク材でアカンサス彫刻に入った生徒さん。まずは図面を写し取り、マレット(木槌)を使ってどんどん彫って行きます。 大きな木屑を飛ばしながら気持ちよく彫っているとここでアクシデントが。残しておかなければいけない箇所まで彫ってしまいました。(赤丸部分)デザイン上、本来ここはアカンサスの「茎」が通っていなければいけません。この状況で考えられる今後の方針は2通り。1つは「茎」が無いデザイン [続きを読む]
  • 「アール・ヌーヴォースタイルのランプスタンド4」
  • 以前紹介したアール・ヌーヴォースタイルのランプスタンドを製作している生徒さん。 塗装も無事に完了して完成しました。 ホンジュラスマホガニーに丁寧に彫刻を施して、薬品で着色、塗料はセラックニスでグロス仕上げです。 電球の柔らかい光に照らされて、美しい輝きを見せています。美しい塗装を施すことで、彫刻のディテールの美しさも最大限表現できました。 最高の仕上がりに最高の笑顔 お疲れ様 [続きを読む]
  • 「ドア装飾彫刻が完成」
  • 以前紹介したドア彫刻が完成しました。 今回は彫っている途中の画像も記録したので見ていきましょう。 まず直径13センチ程のお花のレリーフです。イラストを板の上に写し取って、糸ノコで切り抜いたところです。 レリーフを構成する花びらを高さの高い部分から彫り始めていきます。一番上のお花が出来上がっています。更に彫り下げていきます。 一番下の花びらを彫るところまできました。ここまでくると仕上 [続きを読む]