世界の始まりをみた。世界の終わりもみた。世界はいつも汚れていた。***暗い詩中心に細々と綴っています。
私の眼に貴方が映る。 貴方はやつれて見えた。 私の眼に貴方が映る。 貴方は私を見ているように見えた。 分かった。 貴方の病は私への恋煩いでしょう? ****** 日々、少しずつ、細々と更新中。
久しぶりに会った君は幾分華やかな女性になっていた。幾分?いやいや、かなり。髪が茶色、というより金色に近くどうも違和感がある。耳元に揺れるのはハートのピアス。ゆらゆらゆらゆら。酔った。薬指には銀の指輪。・・・何の意味があったっけ。真っ赤な口紅
僕を見捨てた人を許す許さないは多分僕の勝手なんだろう。じゃあ許さない。そういうのは簡単だと思う。でも許すことってとっても大事。僕を見捨てた人を許す許さないは多分僕の勝手なんだろう。じゃあ許さない。僕はいつも簡単な結論にたどり着く。それが良く
君の香りがした。でも気のせい。君の声がした。これも気のせい。君の姿を見た。気のせい気のせい。君の手が触れた。僕の気もふれた。
爽やかな朝の日差しとは裏腹に私の気持ちは穏やかではなかった。何故って彼が浮気をしたから。彼は私の目の前で手を振りそして別の女のところに走っていった。ということでとりあえず朝一番に彼に電話をした「あなた浮気したでしょ」そうすると彼は困惑した声
ある日、目が覚めたらあなたが私の隣にいて嬉しそうな顔で何か言っていた。私はあなたの言っている事がわからなくて聞き返そうと思うのだけど口を開くことができなくて諦めた。ついでに身体を動かす事も出来なかったが別に動く予定も無かったのでそれは気にし
さあ、行こう。僕の手をとって。ほら、何を怖がっているの?今宵僕は君をその牢獄から連れ出してあげる。さあ、行こう。僕の手をとって。ほら、怖がらないで?4月8日満月の夜。僕はもう君を離さない。
僕の心の中にクローバー。僕の手渡したのは四つ葉のクローバー。君が払いのけたのも四つ葉のクローバー。僕の心の中にはクローバー。君が昔くれたのはシロツメクサの花冠だったっけ。
気を付けて。誰かが囁いた。僕の警戒網が編み直された。僕は君を見つめた。君は僕を見つめた。互いに互いを見つめていた。ところで見張っているのは僕なの?君なの?
時計がチクタク。雨音ピタパタ。風がヒュルルで君はバラバラ。
虹を渡って来た君。僕は知ってる。それを言ったら君は悲しそうな顔をした。知らないほうが良かったのに。虹を渡って来た君。僕は知ってる。だから僕は・・・。
君の傍にいる為ならば僕は何だって出来るよ。
私の頬を彼が舐める。私の頬が赤くなる。私は彼にキスをする。私の唇熱くなる。私を彼が抱き締める。私は笑って灰になる。
暗目のうちに決められた理。それを君はいとも簡単に捨て去った。君の黒目がちな瞳。白目は僕から見えない。真っ黒に見える。仕方がない。素敵なこの世目指す君に僕からプレゼント。望む世界目前に迫る最大の恐怖。ね?嬉しいだろう?
ありふれたといいつもおなじこたえさしつこいおんなてきとうにたいせつにされたらいいし
君の歓声。綺麗だよ。綺麗だよ。マイクを通して世界に届けたいね。君の歓声。綺麗だよ。綺麗だよ。録音して友達に聞かせてあげたよ。そしたらね彼は気味悪そうな顔をした。君の歓声。綺麗だよ。綺麗だよ。空気を切り裂くような素敵な歓声。今宵も響かせて。苦
特急が僕の前を風を切りながら走り抜けた。踏切の近くの木がガサガサ揺れた。僕の髪も同じようにガサガサ靡いた。僕は乱れた髪を手櫛で直した。そしてまた本日何度目かの特急を待つ。僕の決心が揺らがなくなるまで僕は何度も特急を見送る。
細やかな楽しみは君の笑顔を見ること。時々君は僕の方に向かってとても静かに笑いかける。僕が笑い返すのを君は見ていないけれど。時々君は愛しそうに僕を抱き締める。僕は抱き締め返せないけれど。時々君は無防備に着替えたりする。僕の事なんて気にもとめず
見上げることすら憚られた。だって君は大きい。僕が手を伸ばしても君には届かない。知っているから僕は俯いた。だから真実を見落としてしまった。
飴色、赤色、青色。良いこと、いきたい、意識。嬉しい、美しい、薄れる。笑顔、液体、永遠。美味しい、おやすみ、お別れ。
私はあなたを撃った。私はあなたを撃った。暗化。
意味の無い事。泡立つ記憶。妄想、盲目。後戻り。飾られた世界。エナメル質の空。
彼が来たの。とても大きな彼が。私は彼に連れられて灰色の大空へ舞い上がるの。それから彼が私の手を離して私は灰色の大空から灰色の地面へと突き落とされるの。
赤い傘。雨傘でも日傘でもない。赤い傘。赤い傘。元は白い傘。君の身体を突き抜けた瞬間から赤い傘。雨傘でも日傘でもない。それは凶器。
雨の中タップダンス水溜りパシャン傘をくるくる飛び散る水玉雨の中タップダンス怪訝な顔は見てみぬふり
空に付いたボタンを一つ。ポチッと押せば空が開く。空が開いて覗く瞳。慄く私に瞳は細められ 笑 っ た 。空が開いて瞳は笑い私の恐怖は拭い去られ私も笑い返した。細められていた瞳は大きく見開かれそしてもう一度 笑 っ た 。何故だろう。どうしてだ
甘いキス。甘い囁き。甘い吐息。甘いウソ。甘い甘い。君は甘くて僕は苦い。
なくなってしまう。にんげんもどうぶつも。もどれない。いけない。らくにもなれない。なんにもない。いらない。
悪趣味ねと貴女は言った。嫌そうな顔。汚らわしいものを見る目。僕はそんな貴女が嫌いだ。悪趣味ねと貴女は言った。何が悪趣味なのか。僕の手に握られた小さな鳥の骸に何を言うのか。
好きだと囁いてキス。喘いで求めて啼いて。肌色と桃色混ざり合い。僕らは何処へ行きたいんだろう。
溶けたキャンディーを子供は口に含んだ。溶けたキャンディーは歪で口の中を傷つけた。歪なキャンディーは赤く染まり子供は泣いた。
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