あの頃は若かった。。。

お話が終わりました。 当時の事を思い出すと胸が痛みます。 別れがあれば、出会いもあります。 いつか笑い話に・・・とは言いますが、正直笑えません。 時が経つにつれて、「あの時・・・しておけば」とか 考えます。 今は、人並みに幸せな生活をしているけど、いつ何が 起こるか、わかりません。 神様は、のり越えられる試練しか与えないと テレビドラマで言ってました。 きっと、投げ出さない、我慢できる自分がそこにいなかったのが 後悔の原因になるのかもしれません。 あの頃は、若かった。。。

最終話 HELLO MY FRIEND

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 最終話 HELLO MY FRIEND ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 夏子のアパートに着いた。 夏子は無言のままだ。 聡 「オレ、うまく言えないけど、これだけは言える 夏子の事が好きだった。 多分これからも夏子の事は忘れられないと思う 自分に自信がなくて、住む場所もままならない オレには、こうするしかないんだ」 夏子 「アパート借りるか、横浜で住めばいいでしょ？」 聡 「それは出来ない」 夏子 「両親がいるから？」 聡 「それもある」 夏子 「私、帰る」 夏..

第40話 無言の高速道路

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第40話 無言の高速道路 ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 眠い目をこすりながら、車に乗り込む2人。 夏子は、まだ興奮している。 聡 「横浜まで送るよ」 夏子 「嫌」 聡 「明日、仕事でしょう？」 夏子 「何で、今、そんなことが言えるの？」 聡 「・・・」 朝言った言葉に少し後悔している聡。 でも引き返せない。 そう、自分に言い聞かせている自分がそこにはいた。 聡 「とりあえず、送るよ」 夏子 「嫌、それだったら、新幹線で帰る」 聡は、黙って高..

心の病。。。

いろんな事が起きて、公私共にとても忙しかった。 また忙しい毎日で一年が終わってしまう。 神様からいただいた休日のおかげで今の自分があるのだと思う。 前の会社を辞めた時、心の病にかかった自分に気づいていたけれど どうすることも出来なかった。 年齢的にも一番心に負担がかかる頃。 思い切って転職。 忘年会で偶然出あった前職場の仲間。 私に向かって ”お前が会社を辞めたとたん、会社の様子がおかしくなった” と言われた。 いつもどこかで、人の心をコントロールしていた。 不安になっている人をみれば、いつでも勇気付けていた。 ..

がんばるぞ～

恋愛小説も残すところ、後2話。 暗い内容ですみません<img src=

第39話 割り切れない

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第39話 割り切れない ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 夏子 「なぜ？ なぜそんな事言うの？」 聡 「オレには、夏子を幸せにする自信がない」 夏子 「私、今幸せだよ」 聡 「だから」 夏子 「えっ？」 聡 「だから、今、別れるしかないんだ」 聡は、パニックを起こしていた。 すでに、現実を受け入れることが出来なくなり、疲れ果てた聡は、何も考えることが 出来なくなっていた。 夏子 「私、ここに来なきゃ良かった」 聡 「・・・」 夏子 「何か言ってよ」 ..

雨です・・

梅雨明けしたはずなのに・・ 今日も雨。 湿度があるから、いつもじめじめしている。 こんな時は、気分転換してみよう。 心が湿っていると、運が逃げますよ！ いつもカラッと揚げたてでいきましょう。 私が気分転換しただけのお話でした。

第38話 悲しい選択

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第38話 悲しい選択 ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 聡は青ざめていた。 何も言えないでいる自分にも腹を立てていた。 夏子の家から出た二人。 夏子の母から、宿を取ってもらい、今日はそこで泊まる事に。 夏子も一緒に泊まる。 一晩話し合った。 夏子は、聡を愛している。 もちろん、聡も。 愛し合う二人にふりかかった運命のいたずらに、どうすることも出来ない。 ふと、夏子の父親の話が、聡の頭の中をよぎった。 “お前では、夏子を幸せにする事は出来ないだろう” 聡の心に..

梅雨の中休み

今日は晴れてます。 はやいもので、もう6月が終わろうとしています。 梅雨も真っ只中。 むし暑さと戦う日々。 梅雨明け早くしてって感じです。 つながりは無いですが、昨日あのマイケル・・さんが お亡くなりになりました。 ご冥福お祈りいたします。 彼の楽曲は、私達アラフォー世代のちょうど全盛期？ （ちょっと早いかな？）の頃に流行っていましたね。 私の今連載？しているお話の時期ではないですけど。 私の場合、ちょうど高校生位ですかね。 その頃は、恋愛に勉強に忙しい毎日（笑）だったような・・ 思い出がよみがえ..

第37話 気まずい会話

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第37話 気まずい会話 ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 夏子の実家へ行く聡。 父親とは、あれから数年話もしていない。 聡 「おじゃまします」 母 「どうぞ」 しばらくして、不機嫌そうな顔をして、父親がやってくる。 父 「お前の家はどうなったんだ？」 聡 「もう、人の手に・・」 父 「そうか。 それで何か用事があるのか？」 聡 「挨拶だけでもしておかないといけないと思い、来ました」 父 「お前と話をする事はない」 聡 「・・・」 夏子が泣いた..

第36話 半年振りに

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第36話 半年振りに ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ そして夏子のアパートに着く。 半年振りだ。 聡は、夏子に会う。 聡 「元気だった？」 夏子 「うん」 聡 「オレ、夏子にかける言葉が見つからないよ」 夏子 「何も言わなくていいよ」 そう言うと、夏子は聡にしがみついてきた。 聡 「こんなオレでもいいかな？」 夏子 「聡は聡」 聡 「・・・」 健気に振舞う夏子に聡は、これから先の不安を覚えた。 “このままじゃ、夏子を不幸にする” ふと、そんな言葉が、聡..

第35話 すさむ心

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第35話 すさむ心 ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 親戚の家に来た聡。 聡に対して優しくしてくれた。 最初のうちは・・ 自分の犯したあやまちと思い、必死にこらえる聡。 しかし、その分聡の心は、あれ荒んできた。 夏子との電話も殆どしなくなり、聡は、うまくいかない自分に腹を立てている。 2ヶ月が経過。 まもなく夏がやってくる。 その頃、聡の両親も引き上げてくる。 住む家を追われて、全てを捨ててこの町にやってきた。 ゼロからの出発。 そして、夏がやってくる。..

第34話 運命の日

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第34話 運命の日 ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 楽しいかった日々。 ある日突然狂い出す。 バブル崩壊。 聡の家も例外ではなかった。 数ヶ月は、持ちこたえたものの、倒産のあおりを受け、運命の日を迎える。 聡 「夏子、俺の家とうとうダメになってしまった」 夏子 「これからどうするの？」 聡 「まずは、俺が先に家を離れて、親戚の家で働くことにする」 夏子 「私は、どうしたらいいの？」 聡 「とりあえず、待てるのであれば、待っててほしい」 夏子 「私は待つわ」 ..

そろそろですか？

桜咲く年度末になりました。 今回は、その話ではなく、私個人のお話。 最近不況と言われて、仕事を失くしている方々も多くなりました。 私個人も昨年のちょうどこの頃、転職を考えておりまして。 結果的には、転職成功したのかな？ 現在は、落ち着いて仕事をしております。 私が新しい会社に入社したら直ぐにリーマンショック。。 景気が後退。。。 そんな私もまもなく40歳に。 アラフォー世代ど真ん中。 男性で言えば厄年ですね。 世代交代でアラフォー世代が世の中をにぎり始めている真っ只中。 この世代の人達全員に降りかかった厄なのかもしれま..

第33話 ずっと（後編）

＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 第33話 ずっと（後編） ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊ 夏子のアパートに帰ってから直ぐに、ドライブに行く。 第三京浜からベイブリッジに向けて走り出す。 夕焼けで赤く染まる空の下。 聡は、ベイブリッジに車を止め、2週間前に買ったCDをかける。 〜ZUTTO（ずっと）〜 当時ヒットしていたあの曲。 聡 「これがオレからのもうひとつのプレゼント」 夏子 「・・・」 聡 「これからもずっと一緒にいよう」 夏子は、だまって聡に抱きついてきた。 しばらくの間、二人は自..