高橋和夫 さん プロフィール

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高橋和夫さん: 高橋和夫の国際政治ブログ
ハンドル名高橋和夫 さん
ブログタイトル高橋和夫の国際政治ブログ
ブログURLhttp://ameblo.jp/t-kazuo
サイト紹介文高橋和夫(国際政治学者、放送大学教授)のブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供76回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2008/05/07 11:18

高橋和夫 さんのブログ記事

  • メイ英首相が解散総選挙を表明! 国民の信を問う理由とは
  • ※2017年4月19日(水)午前放送の東京FMの番組「クロノス」 での発言要旨です。-----------------中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。4月19日(水)放送の「WAKE UP NEWS」コーナーでは、総選挙実施の意向を表明したイギリスのメイ首相について、放送大学教授で国際政治学者の高橋和夫さんに話を伺いました。メイ首相は18日、下院を解散し6月8日に総選挙を実施する意向を表明。その理 [続きを読む]
  • トルコ改憲 僅差の承認 EU加盟さらに遠く
  • ▽賛成が51%にとどまったのはエルドアン大統領にとって予想外の苦戦といえる。かつて市長を務めたイスタンブールで反対票の方が多かったのが象徴的だ。▽正統性に疑念がつく形で大統領権限が強まるが、早くも死刑制度復活に言及したように、二分した国民をまとめる雰囲気は乏しい。大統領が強権姿勢を緩めそうになく、トルコ社会の分断は中長期で深まるだろう。▽今回の結果を受け(強権統治に反発する)欧州連合(EU)との関 [続きを読む]
  • スルタン再来か トルコ岐路
  • トルコの憲法改正に関する国民投票が本日行われる。トルコとの時差が6時間なので、日本時間では本日の午後に投票が始まる。投票数の過半数が賛成であれば、この憲法改正が認められ、大統領の権限が大幅に強化される。議院内閣制により象徴的な現在の大統領ポストが、米国のように強い権力を持つ実質的な存在に変わるのだ。具体的には首相職が廃止される。そして大統領には閣僚や最高裁の裁判官を任命したり、大統領令を発したりす [続きを読む]
  • アメリカのシリア攻撃に関するコメント
  • 米軍による今回の攻撃をシリアのアサド政権は予想していなかったのではないか。化学兵器を誰が使ったのかは確定していないが、状況証拠から見ればアサド政権である可能性が高い。では、なぜ、アサド政権はこのタイミングで化学兵器を使ったのか。数日前にトランプ政権がアサド政権の退陣を求めない姿勢を示したことが影響していると考えられる。「今なら何をやっても叱られないはずだ」。そう考えたアサド政権が、自軍の犠牲を最 [続きを読む]
  • 3度目の悲劇〜クルド人と化学兵器〜(2)
  • 1980年代、このイギリスの戦術をサダム・フセインがまねることになる。1980〜88年にたたかわれたイラン・イラク戦争で、イラク軍は大量に、頻繁かつ公然と化学兵器をイランの軍隊と民間人に対して使用した。そればかりか、自国内のクルド人に対しても化学兵器を使った。これがイラクで化学兵器が使われた2回目の例であった。そして今回の悲劇である。モスルに追い詰められたISが最後の抵抗として化学兵器を今後とも使ってくる [続きを読む]
  • 3度目の悲劇〜クルド人と化学兵器〜(1)
  • イラク北部で化学兵器が使われたとの報道がつづいている。使っているのはIS(「イスラム国」)である。昨年の10月からのイラク北部の最大都市モスルの攻防戦が最終段階に入ったようだ。この人口200万人の都市は、2014年夏以来、ISの支配下にあった。しかしながら昨秋からのイラク政府軍や北部のクルド人の部隊などが激しく攻め立ててきた。まずモスルの東半分をISは失った。現在は西半分をめぐる戦闘が行われている [続きを読む]
  • ラッカ攻防後が重要
  • ※3月17日(金)に「しんぶん赤旗」7面に掲載されたものです。----------丸6年を経過したシリア紛争と、それをめぐる国際政治について、中東と米国政治に詳しい放送大学の高橋和夫教授に聞きました。(小玉純一)シリアのアサド政権は、アラウィ派というイスラム教のなかで少数派が担っています。権力を手放すと反体制派に皆殺しにされる恐怖心があり、反体制派を攻撃してきました。アサド政権にはロシアとイランが、反体制派には [続きを読む]
  • トランプとアイゼンハワー メディアで衆目をあつめた二人(2)
  • もう一つ、トランプとアイゼンハワーの共通項を指摘すれば、それは新しいメディアの利用である。アイゼンハワーは、1950年代にアメリカで普及し始めたテレビというメディアに注目した。最初に記者会見をテレビ中継した大統領であった。しかも、2期8年の間に190回以上もテレビ中継した。いかにテレビ映りを良くするかを考えて、映画俳優をコーチに雇って練習に励んだ。テレビ時代の大統領というと、ケネディのイメージが [続きを読む]
  • アメリカ政治とパレスチナ問題
  • 次期大統領に決まったトランプさんの周辺の反イスラム的な発言が気にかかります。イスラム教徒を全て登録する、とまで言っています。実はアメリカのイスラム教徒の人口に関しては、正確な統計はありません。いろいろな研究所などの統計によると300万人から800万の間と言われます。イスラム教徒が潜在的にテロリストなら、みな登録させようという議論は、第二次大戦中に日系人をみな強制収容所に放り込んだのと同じ発想です。そん [続きを読む]
  • 書評『シリア難民』パトリック・キングズレー著
  • 難民になるというのは、どういうことだろうか。難民から多額の金銭を奪い取っている密航業者とは、どのような人々だろうか。密航の取り締まりの実態はどうなっているのだろうか。なぜ密航が止まらないのか。止められないのか。現場の実情は、どうなっているのだろうか。イギリスの高級紙「ガーディアン」の難民問題の担当記者のパトリック・キングズレーが、欧州に密航しようとするシリア人に密着取材して、こういった疑問に答え [続きを読む]
  • アレッポ陥落の意味(2)
  • 良くメディアで語られる構図に従えば、シリアの問題は代理戦争であり、アメリカの支援する反体制派とロシアやイランが支援するアサド政権が対立してきた。しかし、じっさいはそうではない。ロシアやイランがアサド政権を本気で支えてきたのに対して、欧米やトルコの反体制派支援は本腰ではなかった。オバマ大統領の自己認識は、次のようなものであった。自分はアフガニスタンとイラクの戦争から手を引くために国民に雇われた大統 [続きを読む]
  • アレッポ陥落の意味(1)
  • 昨年末シリアのアレッポの攻防戦が終わった。アサド政権軍と、それを支援するロシアやイランなどの諸勢力が勝利を収めた。敗れたのは反体制派と呼ばれる勢力である。その意味を理解するためには、現在のシリアの情勢の理解が必要だろうか。大まかに解説しよう。シリアはアサド政権の支配地域と、その他に分かれる。その他はさらに二つに分かれる。アサド政権に反対する勢力の支配地域とクルド人の支配地域である。クルド人は、ア [続きを読む]
  • 欧州統合の動きと?ミニ・ナショナリズム?は矛盾しない。(2)
  • それでも分離の動きが起こっている背景としては、一つには、もう戦争を考えていないということがあります。例えばスコットランドとイングランドが一緒になって英国となったのは、フランスに対抗するためでした。でも今はスコットランドとフランスとの戦争なんて考えられない。安全保障上の必要性がないのならば、むしろ小さい国のほうが居心地はいいわけです。また、経済的に小さい国でも今は自立できます。グローバル化が進み、 [続きを読む]
  • 欧州統合の動きと?ミニ・ナショナリズム?は矛盾しない。(1)
  • 欧州統合の動きと?ミニ・ナショナリズム?は矛盾しない。グローバル化という一枚のコインを、表から見るか裏から見るかの違いにすぎない統合と分離の動きが同時に進む欧州今、欧州では、一見相反する二つの動きが、同時に起こっているように見えます。EUがどんどん拡大して統合を進めていこうとしている一方で、英国の離脱問題が起こったのをはじめ、例えばスコットランドが英国から、あるいはカタルーニャ州がスペインから、 [続きを読む]
  • プーチンのロシア(8)
  • トランプ・ショック2016年にアメリカ大統領に当選したトランプは、守ってもらっている国々が、アメリカの好意に「タダ乗り」しているとの議論でNATO諸国を始め同盟国を批判した。日本も批判を受けたが、実情は駐留するアメリカ軍の経費の7割を日本政府が負担している。アメリカにとっては日本は最も気前の良い同盟国である。トランプの批判の矛先(ほこさき)が一番鋭かったのは、NATO諸国である。NATOの場合は [続きを読む]
  • プーチンのロシア(7)
  • NATOの意味NATOの拡大に関して論じてきたが。その意味は何だろうか。NATOに加盟させるいうことは、もし仮に一つの加盟国が侵略された場合には、その防衛のためにNATOの全ての加盟国が戦うという意味である。たとえばエストニアが、仮にロシアの侵略を受けた場合には、その防衛のためにアメリカを含む全ての加盟国が戦うということである。それではエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国とロシアの軍事力 [続きを読む]
  • プーチンのロシア(6)
  • 東欧諸国とロシアとの関係は、典型的な安全保障のディレンマ状況である。安全保障のディレンマというのは対立する双方が同時に安全と感じることが不可能である状況を指している。現在の東欧とロシアの関係に当てはめると、東欧諸国が軍事的に安全で安心という状況は、ロシアにとっては脅威である。ロシアにとって安心だという状況は、軍事的には東欧諸国は脅威を感じる。両者を同時に満足させるのは至難である。両者の間の関係の [続きを読む]