Hina さん プロフィール

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Hinaさん: My sweet home 〜恋のカタチ。
ハンドル名Hina さん
ブログタイトルMy sweet home 〜恋のカタチ。
ブログURLhttps://ameblo.jp/piko-piko65/
サイト紹介文いろんな恋のカタチ。ちょこっと胸がきゅんとなるお話です。暇つぶしにケータイでも気軽に読めます!
自由文ものすごく胸があったかくなって、ちょっぴり切ない気持ちになりたくなって書き始めました。私自身、もうそういう時間は通り過ぎてしまいましたが、もう一度そんな切ない時間を取り戻したい!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供291回 / 365日(平均5.6回/週) - 参加 2008/05/11 14:11

Hina さんのブログ記事

  • Snow Flakes(16)
  • そして ピアノコンチェルトに出てきたのは、20歳の新進気鋭のピアニスト 清永蒼太。 「・・今、M響でイチオシのピアニストなんだ。 拠点はドイツなんだけど・・。 平林さんが優秀な学生の援助をしてる財団があって、それを受けてる一人なんだ。」 設楽はコソっと奏に言った。 「2年後のショパンコンクールを狙っているよ、」 そう言われてハッとした。 20歳とは思えぬ堂々とした風貌で、何とも言えないオーラを放っていた。 曲目 [続きを読む]
  • Snow Flakes(15)
  • 「せ、先生、」 設楽の隣に座っていた奏は思わず驚いて立ち上がってしまった。 「かっ・・奏!」 葦切はこの構図にもう何をつっこんでいいのかもわからなかった。 みんなが言葉を発せずに、そのままの格好になってしまった。 そこでハッとした葦切が 「あっ・・・っと、ホクトエンターテイメントのクラシック事業部の葦切と申します。 初めまして。 今日は上司の斯波からチケットをもらって・・伺いました、」 と設楽に『営業』 [続きを読む]
  • LOVE
  • 突然ですが みなさん一昨日の おんな城主直虎 ご覧になりました? ネットもざわついてますけど、昨日は 小野政次役の高橋一生さんの退場回でした。 と、文字にするとどうってことないんですけど。 まあ、これがなんと。 ちょっとここんとこドラマでは見たことがないほど 衝撃な ラブシーン で。 史実で、政次が徳川方に処刑されることはわかっていたんですけど、 こうきたか というものすごいナナメ上からのストーリーで 気が付い [続きを読む]
  • Snow Flakes(14)
  • そして 「・・どうすればって・・考えたことはないけど。」 設楽はぽつりと話し始めた。 「ショパンコンクールに挑戦しようって決心した日から・・。 ホント、頭がおかしくなるくらい練習したよ。 弾いて弾いて、弾きまくって。 そのうちに・・ある日突然・・なんていうんだろう、気持ちが『無』になって。 吸い取られるような気持ちになって。 頭の中はからっぽなんだけど、手だけが動いている感覚になった。 感情が全て指 [続きを読む]
  • Snow Flakes(13)
  • 「やあ、久しぶりだね、」 M響のディレクター・平林が迎えてくれた。 「・・こんにちわ、」 奏は、母と設楽の結婚式に来てくれていたことを思い出した。 「どうぞ、ゆっくりしていってね。 じゃあ、」 平林はスタッフに二人の案内を頼んで行ってしまった。 一般の人たちとは違う入口から入らせてもらった。 ・・すっごい特別感・・ 奏はきょろきょろしてしまう。 「・・オケのコンサートとか、初めて?」 設楽に言われて 「オケは [続きを読む]
  • Snow Flakes(12)
  • 「そう、食事に行ったの、」 奏はNYの母に電話をした。 「・・ちょっとまだ慣れないっていうか・・。 あんま話すこともなかったんだけど・・。 それで、今月おれの誕生日だからって、手袋をくれて。」 「え? プレゼント?」 母はやや驚いていた。 「うん・・。 あれ、お母さんが言ったんじゃないの??」 「・・え、確か・・もうすぐ奏の誕生日だから何か贈りたいって話はしたけどー・・」 「あ、そうなんだ・・。」 ひょっと [続きを読む]
  • Snow Flakes(11)
  • 斯波がさっさと歩いて行くと、南があとから走ってきて バシっと背中をたたいた。 「いって!! なんだよっ!」 「斯波ちゃんてば。 いいとこあるじゃん! あんたがこんなに気が回るようになったとは・・」 南はひとりウンウンと頷いた。 「ハア? なにが???」 「だから! 葦切さんとさくらちゃんにわざわざチケットあげたりして!」 「・・は? ダメだった?」 全くピンと来ていない彼に 「え? ひょっとしてわかってて [続きを読む]
  • Snow Flakes(10)
  • 「あ、おかえり。 どうやった?」 帰ると南がテレビを見ながらお茶を飲んでいた。 「遅くなってすみませんでした・・。 おいしいお寿司屋さんでした、」 奏は静かにほほ笑んだ。 「そう。 よかったね。」 「でもやっぱり・・。 どこかぎこちなくなってしまって。 何を話していいのかもわかんなくて、」 奏はそこのテーブルの椅子に座った。 「そりゃしゃあないやん。 血のつながりだって時間の隔たりがあったらそれはなかな [続きを読む]
  • 花になれ。
  • 先週の今頃 例の羽生くんのオリンピックのFS発表になってモヤってました。 その後、彼のインタなどなど読んで、そして過去のことを思い出してゆくと、私のような一般人が 新プロ見たかったのに という理由だけでモヤっていたことを今非常に反省しているところです。 すみません、今日もフィギュアスケートのお話です。 興味のない方ごめんなさい。 ここから完全に私の推測なんですけれど。 話は前回オリンピックに遡るのですが。 [続きを読む]
  • Snow Flakes(9)
  • 設楽も 親子じゃないです と否定するのも憚られるし、どうしていいかわからずそのままになってしまった。 いや、厳密にいえば 親子なのだが。 そして 「はい、コハダです。」 大将が先に奏の前に鮨を置いてくれた。 その時 「・・似て、ますか。」 奏は大将に聞いてしまった。 設楽はハッとする。 「え? あ、親子じゃなかったの? てっきり・・。 顔とかじゃなくて、なんていうか入ってきた時から雰囲気がすごく似てたし。  [続きを読む]
  • Snow Flakes(8)
  • 「あの子は・・」 思い出したように設楽が言った。 「え?」 「さっき、一緒にいた・・女の子、」 「ああ・・えっと。 同級生で・・志藤さんの、」 奏はヒラメの握りを食べながら言った。 「ああ。 そうだった。 かわいい子だね、」 そう言われて少し気恥ずかしい。 「・・まあ・・」 「つきあってるの?」 いきなりそう聞かれ 「え、あー・・。 まあ・・」 恥ずかしくて視線をそらした。 「ピアノ弾いてて。 すごく煮詰まる [続きを読む]
  • Snow Flakes(7)
  • 「え、そうなんですか?」 奏のテンションが上がった。 「うん、女の子、らしい。」 「そうかあー・・」 妹かー 想像するだけでなんだか嬉しい・・ 「あ、そうだ。」 設楽は下に置かれた紙袋から何かを取り出した。 「これ、」 長方形の小さなリボンがついた箱を奏に手渡した。 「・・今月。 誕生日って聞いたから。」 「え、ぼくに、ですか。」 「大したものじゃない。 これから寒くなるから。 手袋を。 試験の日も手を冷やさ [続きを読む]
  • Snow Flakes(6)
  • 少しレッスンが伸びてしまって、設楽と約束した時間がぎりぎりになってしまった。 「あ、ありがとうございました!」 慌てて挨拶をして出て行った。 「・・めずらし・・」 さくらはその慌て様に首を傾げた。 気を遣って市ヶ谷の駅の近くの店にしてくれた。 なんだか高そうな寿司屋だった。 店の引き戸を開けるのも勇気が行ったが、思い切って開けると もう設楽は来ていて座っているのが見えた。 「あ・・、すみません・・遅くなっ [続きを読む]
  • Snow Flakes(5)
  • 「え、せっかくだから行ってくれば?」 ひなたは思わず口をはさんだ。 「えっ、」 奏はぎょっとした。 「だって。 この寒い中校門のところできっとずっと待っててくれたんだし・・。」 確かに断る理由はない。 しかし。 正直、今でもちょっとこの人は苦手だ・・ 奏はうーんと考えた後 「レッスンが終わるのが7時くらいですけど・・。 いいですか。 南さんには連絡しておきます、」 と設楽に言った。 「そう。 じゃ、あとで場所 [続きを読む]
  • Snow Flakes(4)
  • 「えっ、」 奏が急に足を止めたので、 「おっと・・」 ひなたは彼の背中にオデコをぶつけてしまった。 「ちょっとお・・」 と、ひなたも前を見て驚いた。 校門の前に、設楽啓輔が立っていた。 「あっ、」 ひなたも思わず声を上げてしまった。 設楽は小さく会釈をした。 奏も少し驚きながらお辞儀を返した。 「ごめん、なんか待ち伏せみたいになってしまって、」 「い、いえ。 ・・仕事、ですか。」 「クリスマスのコンサートで・ [続きを読む]
  • Snow Flakes(3)
  • 「中学生なのに・・・確実に私より幸せなんですね・・」 小和は幸せオーラあふれる奏を見送ったあと、がっくりとそう言った。 「彼、ご両親がNYにいて、今北都社長のお宅にお世話になってるそうですね、」 思い出したようにさくらに言った。 「え? あ、うん・・。 誰から聞いたの?」 少しドキっとした。 「本人から・・。 この前ちょこっと。 『最初に言っておきます、』とかいきなり前置きされて。 お母さんが再婚されて [続きを読む]
  • Snow Flakes(2)
  • なにいまの なにいまの 奏はそのまま立ちすくんでしまった。 彼女から 好きだよ なんて。 今まで一回も言われたことない。 その時のひなたの顔を思い出した。 かっ・・ かわいいっ!! 思春期男子にはもう、これ以上の萌えはないと思われる状態になってしまった。 「ちょっとなんなのー? 今日ずっと顔の筋肉、緩んでない?」 早速さくらに指摘されてしまった。 「えっ・・そうですか?」 慌てて手で自分の顔の状態を探ってしま [続きを読む]
  • 彼の見つめる先。
  • 朝から。 いえ、数日前から実は今日の朝が楽しみで楽しみで ワクワクが抑えきれず。 何かというと。 羽生くんのオリンピックシーズンに向けての 新プロ発表の日だから! 先シーズンはナチュラル系だったから 今回はきっと 劇場型 かなー、とか。 ソチの時の ロミオとジュリエット とか、その前のシーズンの ノートルダム ド パリ とか、 ソチのあとの オペラ座の怪人 とか。 彼のああいうプログラムが大好きだから。 そのワクワ [続きを読む]
  • Snow Flakes(1)
  • 「じゃあ、また明日ね、」 ひなたと駅で別れる時に。 「・・あの、さ、」 奏は小さな声でつぶやくように言った。 「ん?」 「・・おれ。 藝高に受かっても、受からなくても。 これから先・・もっともっと上を目指したい。 でもそれは、生半可なことじゃ叶わないと思う。 こうやって・・会うことも、できなくなっちゃうかもしれない。」 奏はうつむいてぽつりぽつりと言葉をこぼした。 ひなたはいきなりそんなことを言い出した [続きを読む]
  • つぶやき。
  • いつもMy sweet home〜恋のカタチ。 をご覧下さっているみなさま、 どうもありがとうございます。 明日から新しい章です。 さくらと葦切の間はつかず、離れず と言った感じで ふたりともバリバリ意識してるんですが 大人なだけに、突っ走れない。 ひなたと奏の10代カップルの方は 受験を控えてお互い励まし合って頑張ってる最中で こっちも特に進んでる気配なし。 同じく進んでない同士なのですが、30代、40代の恋愛と10代の恋愛 [続きを読む]
  • Gentle Love(20)
  • 「ど、どうって・・」 ギクっとした。 「さくらちゃん。 行ったでしょ? 家まで、」 南はむふふふと笑った。 「・・あー・・っと。 ハイ。 あの、前に篠宮先生がインフルエンザに罹ってしまった時に・・夜病院に連れていってあげたりとかしたんで、それで。 悪いと思っちゃったみたいで。」 葦切は必要以上に手をぶんぶん振った。 「ふうううううん、」 もちろんそんなことで納得はしない。 「ほんとですって!」 また必死に [続きを読む]
  • Gentle Love(19)
  • 「まだまだ駆け出しだからね。 浮ついた気持ちじゃなく、ちゃんと地に足をつけてね。 女の子からキャーキャー言われて勘違いしないように、」 さくらは言葉とうらはらに優しい笑顔で言った。 「・・さくらちゃんにホメてもらうと。 アガるなー、」 瑠依は珍しく少し照れて頭を掻いた。 「えっ! あなた、プロなの?」 そこに小和さよりが割り込んできた。 「ほれ。 動かぬ証拠じゃ、」 瑠依は得意げに雑誌を見せた。 「プロ [続きを読む]
  • Gentle Love(18)
  • 「・・断った?」 奏は首をかしげた。 「ええ。 確か・・先生がNYからこちらに戻ってきたのが3年前。 私も在学中で先生にお世話になってました。 1年半くらい前ですかね。 准教授の話があったのは。 『ひょっとしたらまたNYに行くかもしれない』とかなんとかの理由だったと思います。」 小和さよりはその頃のことを思い出しながら宙を仰いだ。 「1年半前・・、」 奏はその『理由』を推しはかった。 たぶん。 設楽さんと結 [続きを読む]
  • Gentle Love(17)
  • 「だからこの式をそのまんま移項して・・。 こうやって・・こうやって。 ・・ほら! できた!」 「あー、すごい! 深いなー。 途中までできたんですけど、そっからわかんなかった。 やっぱり瑠依さんすごいですね、」 「ま、どっちかっつーと理系のが強かったからな。 ややこしいの解くのってけっこう楽しいよな。 でもこれ最後の問題だから・・。 最悪できなくてもしょうがないよな。 ここまでできたら絶対受かるよな・ [続きを読む]
  • Gentle Love(16)
  • 「すみません・・なかなか、これなくて。」 葦切はなんとなくさくらと目を合わせられなかった。 「いえ。 逆に。 もう来てくれなくなるんじゃないか、とか・・思ってましたから。」 さくらも気恥かしくて目をそらした。 気まずい間・・・ さくらはハッとして 「さよちゃん、もう帰っていいわよ。 ご苦労さま。」 何となくこっちの様子をうかがっている小和に言った。 「あ・・はい・・。」 なにこの 微妙な空気。 小和は彼らを [続きを読む]