Hina さん プロフィール

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Hinaさん: My sweet home 〜恋のカタチ。
ハンドル名Hina さん
ブログタイトルMy sweet home 〜恋のカタチ。
ブログURLhttp://ameblo.jp/piko-piko65/
サイト紹介文いろんな恋のカタチ。ちょこっと胸がきゅんとなるお話です。暇つぶしにケータイでも気軽に読めます!
自由文ものすごく胸があったかくなって、ちょっぴり切ない気持ちになりたくなって書き始めました。私自身、もうそういう時間は通り過ぎてしまいましたが、もう一度そんな切ない時間を取り戻したい!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供285回 / 365日(平均5.5回/週) - 参加 2008/05/11 14:11

Hina さんのブログ記事

  • 悩む春と『カルテット』。
  • ただいま 受験を終えた次男、友達と 旅 してます。 8日間、鈍行乗り継いで西日本の方ぐるっと回るそうです。 泊まるところすらロクに予約もせず、漫喫に泊まったりしながら。 親としてはせめて泊まるところくらいちゃんとしてほしい、と思うけれども それじゃお金かかるし。 とか言って、まあそれが楽しいのかもしれないけれど。 次男は小さいころからビビリで。 実は初めて一 [続きを読む]
  • 大人の嘘。
  • 昨日お知らせしたとおり 明日からまた少しお休みをいただきます。 何とか書くことはできたんですけど、何度も読み返したりしていると 気に入らない という部分があったり、特にこのお話は書くのに時間がかかってしまったので 初期設定と違う・・ みたいな矛盾もあったりして、書き直し・・とか ホント多くて。 まだ伏線張り中で、それを何とかキレイに回収したくて そのために矛盾が [続きを読む]
  • One step(20)
  • 「先生の息子さん、先生から伺っていたお話とは…全く違っていて、」 葦切はお茶を一口飲んでそう言った。 「え?」 「…自分のことをとても憎んでいて父親だなんて思っていない、かわいげがなくていつもつまらなそうな顔をしている、とか。」 「そんなこと。 言ったかな、」 斯波宗一郎は小さなため息をついた。 「でも。 自分がそうしてしまったんだから仕方がない、とも。 でも…息子さんはと [続きを読む]
  • 春。
  • お彼岸で あったかいですねえ・・ 寒い日があったりと、春はまだまだなんだなあ と思っていましたが やっぱり少しずつ季節は移り変わっていますね。 長男がこの春就職、次男が高校を卒業して大学生に。 我が家は一区切りの春です。 すべて子供たちのため と思って生きてきた気持ちから少しずつ切り替えなくてはいけないな、と思っています。 ダンナは本当にアクティブで、 城め [続きを読む]
  • One step(19)
  • やっぱりこのサックスの話になると 空気が変わる。 さくらは瑠依の様子を見てそう感じた。 この父子とサックスとそしてこの 嵯峨純太 という人物の間に 何か がある、というのは間違いないことのようにも思った。 「んじゃ。 あたしは仕事してますから。 ホントに電話鳴ったら取ってよ、」 さくらはわざと明るく瑠依にそう言って笑った。 瑠依は家に戻った後、和室の押 [続きを読む]
  • One step(18)
  • そこを開くと。 いきなり 『嵯峨 純太』の文字が目に飛び込んできた。 「コレ・・」 瑠依はやや呆然とした。 「この前。 葦切さんから・・あのサックスの話を聞いたの。 持ち主のことも。」 さくらは 喫茶店じゃない といいつつも彼に珈琲を淹れてきた。 「え、」 瑠依は目を見張るようにその白黒のページに映るその人を見た。 「なんだか気になっちゃって。 斯波さん [続きを読む]
  • One step(17)
  • 「・・サガ、ジュンタ・・」 斯波はぼんやりとしながらその名を口にした。 「実は、私。 今、瑠依くんの例のサックスをNYの知り合いに修理してもらうツテをつけたんです。 サックスにその人の名前が入ってるとその知り合いが。 あのサックスが葦切さんの先輩にあたる人の『遺品』であることはご本人から聞きました。」 さくらはそう続けた。 「ああ。 おれもサックスに嵯峨さんの名前が入っているのを見て [続きを読む]
  • One step(16)
  • 「まだストリートでやっていた時代に当時クラシックマスターの編集部にいた事業部の斯波さんが取材をしたことがあると言っていました。 そのくらい、注目されてて。プロダクションの人から・・スカウトされて。 メジャーデビューも目前、という時だったので。 ぼくもショックでした、」 いつもは寡黙でニコニコとしている印象の葦切だったが この日はよくしゃべった。 「それで・・葦切さんがあのサックスを譲り [続きを読む]
  • One step(15)
  • いつも故郷を思い出す時 とにかく冬が長くて 荒れる日本海の海の白い波と あの人のことを思い出す。 おれ、東京にいぐ。 たぶん彼のその決意を最初に聞いたのは自分だと思う。 「東京の大学さ、いぐんですか、」 「大学? そした金はねし。 こいつで。 勝負して。 でっかくなる、」 彼は大切に箱にしまわれたサックスのバッグを掲げてそう言った。 「いいサックスですよね [続きを読む]
  • One step(14)
  • 「・・もうひとつコンクールに挑戦してみようか、と考えていて。」 さくらはぽつりと言った。 「え?」 葦切はバッグに楽譜を仕舞い込んだ後彼女を見た。 「11月に神戸で神戸日報社主催の準全国レベルのコンクールがあります。今ならエントリーもぎりぎり間に合うので、」 「・・コンクールの実績を積む、ということなのですね。」 「なんといっても藝高は全国から『天才』と言われる子が集まってき [続きを読む]
  • One step(13)
  • 「・・先生?」 奏に顔を覗き込まれてハッとした。 「え?」 「どうしたんですか? 今、ぼくの話。 聞いてました?」 「あ・・ごめ、」 正直さくらはぼんやりしてしまって奏の話は全く聞こえていなかった。 「どうしたんですか? 珍しいですね。 ぼうっとして、」 中学生に注意されるほどぼうっとしていたようだ。 「ごめんごめん。 なんでもないよ、」 笑って取り繕った。&nbs [続きを読む]
  • One step(12)
  • さくらはいつものペースでワインを飲んだ。 「美味しいですね。ワインもお料理も、」 「・・全然。 酒癖悪くないじゃない、」 成瀬は笑った。 「え?」 もうだいぶ飲んでいるけれど、確かにいつもと違ってあんまり酔えなかった。 「なんででしょう。 今日はだいじょぶかも・・」 自分でも意外な感じだった。 けっこう隙があるよね なんて瑠依に言われたけれど。 いちお [続きを読む]
  • One step(11)
  • 「食事に誘われただけだよ。 別に、」 さくらは何でもないように言った。 「えー。 絶対下心あるってー。 見るからに女好きそうだしさー、」 瑠依は怪しんで言った。 「何度か雑談程度で話したことあるけど・・。 まあ、そんな感じもしなくもないけどー。実際断る理由もないし、同僚だし。 とりあえず行くかなーって、」 「けっこう隙だらけだよな、」 瑠依は口を尖らせた。 「ハア?」&n [続きを読む]
  • One step(10)
  • 奏にそんな心配をされてるとは知らず。 「あ・・篠宮先生。」 大学でのレッスンを終えて帰り支度をしていると声をかけられた。 「今日は、もう終わりですか?」 声楽科の講師、成瀬だった。 「ええ。」 「・・これから。 食事でもどうですか。 少し早いですが・・」 彼は時計を見た。 成瀬はイタリアに去年まで留学をしていて、今年から藝大の講師に招かれた。 思わず女子学生たち [続きを読む]
  • One step(9)
  • 「え、なにその疑い・・」 ひなたは奏らしくない気がしてそう言った。 「先生は個人レッスンだから。 もちろん誰でもいいってわけでもなくて、募集で来た人たちを必ず時間をかけて面談してから決めるんだ。 そうしないとよこしまな気持ちの人が来るからって、」 「よこしま?」 「・・だから。 女の講師だから・・密室になるからちゃんとしないとねっていつも言ってる、」 ひなたはその意味がわかって [続きを読む]
  • One step(8)
  • 奏はだいたいさくらのところにレッスンに6時過ぎにやってくる。 そして1時間半ほどレッスンをして、そのあとに高校生が来ることもあるがだいたい自分のレッスンで終わりということが多い。 「じゃ。 来週はエチュード仕上げて、初見のレッスンもまだやるからね、」 「ハイ、」 と帰り支度をしていると、 インターホンが鳴った。 「あ、はい。 どーぞー、」 さくらはそれに出て軽く言った。&n [続きを読む]
  • One step(7)
  • 「はっ??? ピアノを習うことにした??」 瑠依は思わず聞き返してしまった。 「ん、」 葦切は非常に気まずい感じで彼を目を合わせなかった。 「え? なんで? なんで?」 瑠依は回り込んで父の表情を伺おうとするので、それを嫌そうに避けてキッチンを移動した。 「なんか。 ピアノ・・やってみたいなと思って、」 もうそう言うしかなく しかし非常に子供じみた理由しかなく [続きを読む]
  • One step(6)
  • 「お母さんは、勘違いをしているよ、」 奏は続けてそう言った。 「え?」 「おれが。 かわいそうだって・・思ってる。」 その言葉に梓は黙り込んでしまった。 「全然、かわいそうじゃないから。 ピアノに打ち込めることが・・こんなに楽しくて充実する毎日になると思わなかった。 お母さんとは離れて過ごすことになったけど、・・でもお母さんがおれに教えてくれたピアノがあったから、おれ今全然大丈 [続きを読む]
  • One step(5)
  • 「話を聞いている途中で。 何度も深呼吸をしてしまいました。 なぜだか、ぼくの心の方が乱れてしまって、」 葦切は苦笑いをした。 「あなたは、やっぱり・・素晴らしい人です。」 そして思わずそう言ってしまった。 「・・いいえ。 あたしは・・そんな立派でもなんでもないです。 最初は嫉妬に狂ったし。 奏を紹介してくれたのは志藤さんで・・ホント、偶然だったんです。 あたしが彼とつきあっているこ [続きを読む]
  • One step(4)
  • 「じゃあ!」 呆然と立ち尽くすさくらと奏と目を合わせずUターンして帰ろうとする葦切を見て、 二人はふっと目を合わせた。 そして 「ちょ、ちょっと!待って下さい!」 奏が慌てて声をかけた。 偶然とはいえ 重要な話を立ち聞きしてしまったのがものすごい罪を犯してしまったようで 真面目な葦切はずっとうなだれてしまった。 「・・そんな捕まった犯人みたいな顔しないで、 [続きを読む]
  • One step(3)
  • 「先生、」 奏は驚いた。 とにかく気丈で熱いけど負けん気が強くて。 彼女が泣く姿なんか想像もつかなかった。 「ご、ごめん。」 さくらは慌ててハンカチを取り出して背を向けて涙を抑えた。 「・・彼は。 ほんっとに・・あんたのことを思ってると思う。 もちろん・・生まれてくる子供も同じ子供に違いないんだろうけど。 奏のことは特別に思ってると思うよ、」 「え・・」 「変人なん [続きを読む]
  • One step(2)
  • 「あれ?」 さくらは自分のマンションのエントランス前で奏がスマホをいじりながら待っているのに気付いた。 「どした? 今日はレッスンの日じゃ・・」 と声をかけると、慌ててスマホを仕舞い込んだ。 「いえ。 勝手に来てしまって。 先生いなかったみたいだったんで・・」 「今日は大学で夕方まで仕事で、そのあと買い物にも行っちゃった。 バカね。 LINEでもしてくれたらよかったのに。」 そ [続きを読む]
  • One step(1)
  • 「今は。 そうかもしれないけど。 あとになって淋しくなって後悔しない?」 ひなたは心配そうに言った。 「後悔・・するかもしれないけど。 でもきっとそのころにはもう少し大人になって、自分で何とかできるだろうから。」 奏はにっこりと笑った。 「なんとかって?」 不思議そうにじーっと見つめてくるひなたの視線がなんだか恥ずかしくて わざと問題集に目を落とした。 「・・なんとか。 [続きを読む]
  • つぶやき。
  • 今日から3月。 そして 次男の卒業式に行ってまいりました。 長男の時は大学の入学式に行かなかったし、今月末の卒業式も行かない予定なので たぶん子供たちの『卒業式』は最後。 もう めっちゃ泣くかな と思ったんですが、全く泣けませんでした。 小学校や中学校の卒業式はもう最初から涙、涙で どうしようもなかったというのに。 なんでしょう 安堵? ああ、やっと [続きを読む]
  • Trace(20)
  • 「やっぱさあ・・カナは設楽さんのことを・・恨んでるとか?」 「は?」 ひなたに思いがけないことを言われて奏は顔を上げた。 「恨んでなんか、」 そう言いかけてふと止まってしまった。 「だから。 『設楽』になりたくないとか?」 精神年齢がどう考えても低くて、 小学生か? とつっこみたいことが多々あるひなたなのだが たまにこうして鋭いことを言ってくる。 奏はうーん [続きを読む]