zeb さん プロフィール

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zebさん: ゆらゆら荘にて
ハンドル名zeb さん
ブログタイトルゆらゆら荘にて
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/anotherworld1192
サイト紹介文読書日記
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供103回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2008/06/02 19:31

zeb さんのブログ記事

  • 桜風堂ものがたり
  • 庭の雪が消えました「桜風堂ものがたり」(村山早紀 2016年10月刊)を読む書店が舞台で書店員が主人公のファンタジー魔法も不思議も出てこないけれどファンタジーと言いたい作品です登場人物にはみな不幸な出来事が用意されているひとつならず主人公の書店員一整(いっせい)は幼くして母が死んで残された父と姉との暮らしも事故によって失い今また万引きした少年を追いかけたら(少年は脅されて心ならずも万引きした)車道に飛 [続きを読む]
  • 写真集 トラピスチヌ修道院
  • ずいぶん雪が積もりました写真集「トラピスチヌ修道院」(野呂希一 1998年4月刊)を読(?)む(とある書店のブログで紹介されていたので)函館にあるトラピスチヌ修道院は修学旅行のコースにもなっているでも修道女さんたちのお姿を見たことはないどんなふうに暮らしているのだろう・・・写真集では修道女たちの春から夏、秋、冬、そして次の春までのジャガイモを植え、収穫し野菜や果物を育て干草をつくって牛を飼いクッキーや [続きを読む]
  • まひるまの星
  • 春らしい水気の多い雪が降っている「まひるまの星」(吉永南央 2017年1月刊)を読む「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズの新作です髪をお団子に結って着物を着ているのが主人公お草(そう)さん若いころ旧家の跡取りと結婚したら使用人同然の扱いを受けて子どもも見させてもらえず結局子どもを置いて離婚したという過去の後悔を背負っているどこで曲がらなければよかったのか結婚の時か・・・離婚の時か・・・今は実家の店を珈琲豆 [続きを読む]
  • お世話され上手
  • 日差しが温かくなってきました「お世話され上手」(釈徹宗 2016年11月刊)を読むミシマ社の「22世紀を生きる」シリーズの一冊です そろそろ22世紀の生き方を考えてみてもいいのではないか そう思って周りを見渡したとき すでに来世紀の生き方を先取りしているような方々がいた(ミシマ)と言われた筆者は(NHKのニュースシブ5時の「渋護寺」というゆる〜いコーナーに出ている)これから目指すべきは「お世話され上手」 [続きを読む]
  • あずかりやさん 桐島君の青春
  • 道がじゃわじゃわしています「あずかりやさん」(大山淳子 2016年9月刊)の続編を読む盲目の青年・桐島が一人で営む「あずかりやさん」はどんなものでも1日百円で預かってくれる今回は桐島くんが使っている文机とガラスケースの中にあるオルゴールと桐島くん本人の来歴が語られる文机はアクリュウというニックネームの青年が持ち込んだものだったアクリュウは芥川龍之介のような小説家になろうと日々机に向かっているけ [続きを読む]
  • サピエンス全史
  • 降ったり晴れたりの晴れたりの日差しが心なしか春めいて感じられる噂の「サピエンス全史」(ハラリ 2016年9月刊)を読む筆者のハラリはヘブライ大学の歴史の先生だそうで読んでいると目の前でハラリ先生が講義されているような気がしてくる認知革命農業革命科学革命の3つの章に分けて書かれている忍者屋敷の隠し扉がくるりと回転して気が付くと向こうに居たという感じでご講義は漠然と思っていたことをつぎつぎにひっく [続きを読む]
  • まだまだ知らない夢の本屋ガイド
  • ぐっと冷え込んでいます「まだまだ知らない夢の本屋ガイド」(2016年11月刊)を読む現実にある書店ではなくて全国の書店員が書いた「夢の本屋」の話仏前に花を供えたり食べ物を供えたりはするけれど本を供えるというのは誰も思いつかないそれも生前の愛読書ではなくて生きていたら必ず買っていたであろう本好きだった作家の新刊書購読していたシリーズの続刊・・・・それらの本を加えていくことによって故人の蔵書は「閉じな [続きを読む]
  • 平安京はいらなかった
  • もうそろそろ雪も終わりかなと油断していたらどっと積もった「平安京はいらなかった」(桃崎有一郎 2016年12月刊)を読む千年の都(実際には1200年)・京都の人が聞いたらぎょっとするような題名だけど筆者は大真面目に語るちゃんとした国だということを示すための外交上の舞台装置として造られた幅82mのメインストリート(朱雀大路)とその両側の高さ4mの築地塀外国の使節をもてなすための鴻臚館×2使節は朱雀大路をまっす [続きを読む]
  • 書楼弔堂 破暁
  • ほそぼそと雪が降っている何となく敬遠していた京極夏彦を読んでみた書店が舞台になっていると聞いたので「書楼弔堂 破暁」(京極夏彦 2013年11月刊)体をこわして会社を休んでいたらその会社自体が潰れてしまったので高遠は何となくぶらぶらしている旗本だった家には母と妹と妻と幼い娘がいるけれど高遠は農家の離れを借りてひとり住まいをしている時は明治高遠は散歩の途中でその書店を見つけるひょろりと高い三階建 [続きを読む]
  • 冬の本
  • 夏葉社の本が読みたくなって冬だけど「冬の本」」(2012年12月刊)を読むページを開くごとに一編ずつ短い文章が84載っている「ローラ・インガルスの「長い冬」を読むといつも困ってしまうことがある現実には冴えないおばさんの姿でもイメージの中では三つ編みでキャリコのワンピースを着た女の子になっちゃっているのだ」と書いているのは岡尾美代子「宮沢賢治は、物語ではなく光景を描く人だ」と書いているのは角田光代「本 [続きを読む]
  • あずかりやさん
  • 真冬に逆戻りの気温の日「リアルプリンセス」に書いていた大山淳子の「あずかりやさん」(2013年5月刊)を読む寂れた商店街にひっそりとある「あずかりや」なぜか暖簾にはさとうと染められているけど店主の名前は桐島透子どもの頃に事故で目が見えなくなった店主は以前は和菓子屋だった店であずかりやを営んでいるひとりぐらしの店主は食事の仕度も掃除もひとりでやってあとは1日に1人あるかないかの客を待って店で点字の本 [続きを読む]
  • 刑罰0号
  • お約束の雨返しの雪が降りました「刑罰0号」(西條奈加 2016年8月刊)を読む死刑制度を廃止するために考えられた刑罰0号は失敗する被害者の記憶を脳に移植すれば加害者の反省を促して効果的な刑罰になると考えられたのだが実験対象となった加害者は移植された「記憶」に耐えきれずにほとんどが精神のバランスを崩してしまう一つだけの例外を除いて少女監禁殺人の加害者・森田俊の脳に移植された「記憶」は俊を探し続けてい [続きを読む]
  • リアルプリンセス
  • 子どもの頃はちかつぎ姫があんまり気の毒に思えなかったのは絵本の挿し絵の姫さまのかぶっていたのが鉢ではなくて黒い塗りのお椀に見えたからでしょうか「リアルプリンセス」(アンソロジー 2017年1月刊)を読むお姫さまもので本歌取りで寺地はるなが入っていて表紙が田中千智とくればこれはぜひはちかつぎ姫を下敷きにして書いたのは寺地はるな「鍋かぶり」は現代の話です亡き母の被せた鍋が頭から外れなくなったために主 [続きを読む]
  • 君はレフティ
  • 寒さが厳しくなってきました「君はレフティ」(額賀澪 2016年11月刊)を読む「彼は、真剣に、でも穏やかな表情で、「そうなんだ」とだけ言ったそのとき、君に二度目の恋をした」とある惹句これを言ったのは誰で君というのは誰なんだろう?高校生の古谷野真樹は事故で記憶喪失になってしまう記憶喪失といっても全生活史健忘というものなので授業について行くことはできるでも、家族のことも学校のことも何も覚えていない登 [続きを読む]
  • アルバート故郷に帰る
  • 大寒ですが寒くなるのは明日あたりから?「アルバート故郷に帰る」(ヒッカム 2016年9月刊)を読む炭鉱で働くホーマーとその妻エルシーがバスタブで飼っているペットのアルバートをフロリダ州オーランドに帰してやろうと1000kmの道を車で旅をする物語ちなみにアルバートはワニです夢は炭鉱で一生働くことと家庭を持つことという美しい青い目を持った青年ホーマーと空気の悪い炭鉱の町から出たいと思っているエルシーの旅は [続きを読む]
  • 一汁一菜でよいという提案
  • 真冬だけど何だか底に春の気配があるような気がする「一汁一菜でよいという提案」(土井善晴 2016年10月刊)を読むシンプルに暮らすことがいいと言われはじめて書店の棚にシンプルな衣と住の本はたくさん並んだけど「シンプルな食」の本はあんまりないと思っていたらこの本があった小学校の家庭科の教科書にもあった主菜+副菜という考え方にならされているのを捨ててみて一汁をつくって気が向いたら何か足すという考え方 [続きを読む]
  • あおぞら町春子さんの冒険と推理
  • 最低気温の底だという予報の日「あおぞら町春子さんの冒険と推理」(柴田よしき 2016年8月刊)を読む春子さんは看護師をやめて家にいるようになったばかりのうら若き主婦調理師学校のスポーツ学栄養講座に週3回通っている夫の拓郎は東京ホワイトシャークスの二軍のキャッチャーなので春子さんは大いに節約している(夫が契約更新にならなかった日のために貯金しているのだ)住宅街の賃貸マンションに住み近くの商店街に買い物 [続きを読む]
  • 限りなく完璧に近い人々
  • 最高気温がマイナスの日北欧ものを読んでいたら一層寒く感じる「限りなく完璧に近い人々〜なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?」(ブース 2016年9月刊)を読む北欧の国の区別がつかないので(日本が中国や韓国とひとからげにされるようなもの?)そんなに違うのとちょっと驚く憲法記念日にはクラッシックな民族衣装を着てパレードをし国旗が大好きでバースデーケーキにまで国旗を飾り広い国にパラリと散らばって住んで(都市 [続きを読む]
  • 雨利終活写真館
  • 気圧計の針がぐんぐん下がっているさわや書店(盛岡市)のホームページで書店員さんが推薦していたので「雨利(あまり)終活写真館」(芦沢央 2016年11月刊)を読む遺影の撮影をメインにしている雨利写真館に現れる遺影を撮影したい人たちをめぐるミステリ人はどんな時に遺影を撮影をしようと思うのだろう・・・第1話は亡くなった女性の遺した遺書に貼られた切手の謎(女性は孫たちにお年玉をあげる時にクイズを解くと置き場 [続きを読む]
  • 本バスめぐりん
  • 雪が降れないでいるどうしたのでしょう?「本バスめぐりん」(大崎梢・2016年11月刊)を読む児童書のような題名ですが移動図書館車に乗っている60半ばのテルさん(照岡)と司書のウメちゃん(梅園)のコンビが遭遇する日常の謎ミステリです新米運転手のテルさんは鮮やかに謎を解くというよりはおろおろしているうちにいつの間にか謎が解けるという頼りないホームズぶりだし相棒のウメちゃんに至ってはむしろ謎を増やしてしまいかね [続きを読む]
  • かってにBest10 2016 ⑤
  • 2016年に読んだ本の中からBest10を選んでみました(順位はありません)最後にかわきものを2冊「これからの本屋」(北田博充)これをかわきものと言っていいのか?と思うかわきもの本最初のページでは水色だったのが少しずつ薄くなって最後には白になるという凝った造本に驚かされる出版社の名前は「書肆・汽水域」「何かと何かが混じり合う中間点にこそ、ものごとの本質があるたとえば大人と子ども、理想と現実過去と未来、それ [続きを読む]
  • かってにBest10 2016 ④
  • あけましておめでとうございます去年読んだ本の中からBest10を選んでみました(順位はありません)今日はお仕事ものを2冊「市立ノアの方舟」(佐藤青南・せいなん)ノアの方舟?と思ったら野亜(ノア)市にある動物園を舞台にしたお仕事ものだった動物園に異動して来た園長の磯貝は職員たちの冷たい視線の中で就任の挨拶をする職人気質の職員たちから見れば園長はシロウトのお飾りに過ぎないのだでもシロウトだからこそ見える [続きを読む]
  • かってにBest10 2016 ③
  • 今年読んだ本の中からBest10を選んでみました(順位はありません)このあたりでファンタジーものを1冊「利き蜜師物語 銀蜂の目覚め」(小林栗奈)蜂蜜の品評会で最高賞「天の雫」を受賞蜜を生み出す村に若い利き蜜師・仙道は守り蜂の月花と12才になる弟子のまゆ(マユラ)とともにひっそりと暮らしていたある冬のはじめ「東の地で銀色の悪しき風が吹いている」という情報がもたらされるまるでそれがきっかけのように長い間 [続きを読む]
  • かってにBest10 2016 ②
  • 今年読んだ本の中からBest10を選んでみました(順位はありません)3冊目は「あこがれ」(川上未映子)小学生の麦彦はスーパーのサンドイッチ売り場にいる女の人が気になってならないまぶたを伏せると大きくなる水色のアイシャドー注文されたサンドイッチを袋に詰める時の鮮やかな手つき麦彦はその人をひそかにミス・アイスサンドイッチと呼ぶようになるある日麦彦は学級の女子がミス・アイスサンドイッチのことを噂しているのを聞い [続きを読む]
  • かってにBest10 2016 ①
  • 今年もあと3日今年読んだ本の中からBest10を選んでみました(順位はありません)1冊目は「あの家に暮らす四人の女」(三浦しおん)本歌取り作品が好きです(なぜか)本歌は谷崎潤一郎の「細雪」だということは登場人物の名前からも分かる(登場人物は鶴代、佐知、雪乃、多恵美)でも四人は姉妹ではなくて同居人というところが現代風四人は花見に行ったりプールに行ったり・・・事件といえば水道の水漏れが起こるくらいところが開かずの [続きを読む]