PYN さん プロフィール

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PYNさん: 『COSMIC☆COMEDY』
ハンドル名PYN さん
ブログタイトル『COSMIC☆COMEDY』
ブログURLhttp://cosmic-comedy.cocolog-nifty.com/blog/
サイト紹介文想像力しだいで面白さ無限大のショートショート!
自由文コメディーなシュールなトリッキーなポエムな世界!予測不能な奇想天外な結末!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2008/06/18 19:09

PYN さんのブログ記事

  • 「第五百六十七話」
  • 「バリバリバリバリ!!」嵐の日の夜中、ボクは物凄い雷鳴によって目が覚めた。そして、次の瞬間、物凄い尿意に襲われた。夜中に一人でトイレに行くのは、普通の日だって恐いのに、でも朝起きてお漏らしを発見した時のママの怒りの雷の方がもっと恐いから、恐る恐るボクは、部屋を出てトイレに向かった。「ガタン!」すると、何やら一階の玄関の方から音がした。それはもう極限状態だったけど、人間はなぜかこう言う時に限って、そ [続きを読む]
  • 「第五百六十六話」
  •  俺の目の前には、アイスコーヒーがあり、灰皿があり、水があり、伝票がある。そう、ここは喫茶店。なぜ、俺が喫茶店にいるのか?これから大事な商談があるからか?これから超大作を創作するからか?これからプロポーズするからか?いいや、どれも違う。俺が喫茶店にいる理由は、暇だからだ。暇で暇でしょうがないからだ。ただただ暇だからだ。とりあえず喫茶店に入ってアイスコーヒーでも飲んで時間を潰そうか感覚だ。だが、ただ [続きを読む]
  • 「第五百六十五話」
  •  私は、長いエスカレーターに乗っていた。それはとても長い、長いエスカレーターだった。「オジサン?今、前の女子高生のパンツ見てたでしょ!」すると私の耳元で女子高生が囁いた。「何を馬鹿な事を言っている。」「え?見てたよね?」「見てない。」「絶対見てた。」「私が見ていないと言っているんだぞ?見てない。」「そんなの全員そう言うに決まってるじゃん。自らの非を堂々と認める人間なんていない。」「あのな?本当に私 [続きを読む]
  • 「第五百六十四話」
  •  朝の食卓。父と息子が向かい合い、いつもの朝の時間が流れる。大学受験の話、近所の住民の話、今日の予定の話、時折日常会話を挟みながら、無言の朝の時間が流れる。「・・・・・・。」父は、息子を見ながら口の中の咀嚼物を飲み込む。「何?父さん。」息子は、視線を感じながら、しかし父を見ずに問い掛ける。「この世界の他に、同じような世界が同時に存在してるとしたら、お前は一体何者だ?」「はあ?何それ?」「いや、気に [続きを読む]
  • 「第五百六十三話」
  •  事件現場ってのは、何回経験しても慣れるもんじゃない。刑事の俺が言うんだから間違いない。特に殺人事件ともなれば、なおさらだ。同僚の中には、慣れたって言うヤツもいるが、俺に言わせれば、こんな悪魔の仕業みたいな現場に慣れるなんて、殺人鬼と同じ脳味噌だ。女性の顔に無数のナイフを突き刺して立ち去る殺人鬼とな。「ん?」俺は、無惨に横たわる女性の左肩の地面に何かを発見した。小さな血痕だ。不思議とどうやら発見し [続きを読む]
  • 「第五百六十二話」
  • 「ピンポーン!」「ガチャッ!」「おう!」「おう!入れ入れ!悪かったな。こんな雪の日にわざわざ呼び出したりしちゃってさ。入れ入れ!」「いや、別にいいけど、しかし寒いな。」「だと思って、用意しといたよ。」「何これ?」「マグマ汁!これ飲んで温まってくれ!」「トマトジュースだろ?」「マグマ汁だよ!」「マグマ汁って何だよ。だとしたら、何でコップが平気なんだよ!」「四の五の言わずに飲め飲め。」「トマトジュース [続きを読む]
  • 「第五百十六一話」
  •  短編小説を二作品書き終えた俺は、いつもの喫茶店からそろそろ自宅へ帰ろうと、席を立とうと腰を上げたまさにその時だった。「立たないで、そのままゆっくり、ゆっくりと座って。」「えっ!?」「これ、分かるわよね?」女は、俺の額に銃を突き付けると俺のスピードに合わせて向かいの席に腰を下ろし、銃口はそのままで銃をテーブルの下へ。「どう言う事だ?」「単刀直入に言うわ。もう一つ作品を書いて。」「何だって!?」「ア [続きを読む]
  • 「第五百六十話」
  • 「王様!」「ん?少し痩せたか」「ええまあ、それよりも王様!城に侵入者が!」「ヤバくないか?それって、かなりヤバくないか?」「はい、ヤバいです!」「私の命とか狙ってるんじゃないか?」「おそらくは、狙っているかと!」「ヤバくないか?それって、かなりヤバくないか?」「はい、ヤバいです。」「凄くヤバいよな?」「はい、ヤバいです。」「めちゃくちゃヤバいよな?」「はい、ヤバいです。」「え?何してんの?」「何し [続きを読む]
  • 「第五百五十九話」
  • 「先生。」アタシは、病院のベッドの上にいる。もう、きっとここが住まいって言ってしまってもいい。そう、終の住処と言ってしまっても。「先生、アタシもうそろそろ死ぬよね。」先生は、いつものように顔色一つ変えない。アタシの脈をとったり心臓の音を聞いたり、無言だ。自分の死期とかって、なんだかんだで分からないもんなんだろうって思ってた。でも、そんなこんなで、分かってしまうもんなんだなって分かった。「先生、明日 [続きを読む]
  • 「第五百五十八話」
  • 沼。「どうだ?伝説は釣れたか?」「伝説?いや、釣れるのは、沼スライムばっかりです。」「それは、残念だな。まあ、この沼は、沼スライムの巣だからな。隣、いいか?」「どうりで沼スライムしか釣れないと思った。ええ、構いませんよ。だけど、それはそれで、何か考え事をするには、丁度いい。」「旅で行き詰まったのか?」「そんなとこです。で、さっきの話なんですけど。こんな沼スライムしか釣れない沼に、伝説の主みたいなの [続きを読む]
  • 「第五百五十七話」
  • 「これの絵を見てくれ。」「これは、何かのキャラクターですか?」「そう、キャラクターだ。鼻血丸。」「はなぢまる?」「そう、鼻血丸!」「だから、鼻血が有り得ないぐらい出てるキャラクターなんですか?で、この鼻血丸ってキャラクターは一体何なんですか?」「いろいろな地域で、町おこしや村おこしの一環でキャラクターを作ってるだろ?」「はい。え?まさかこの村のキャラクターが鼻血丸なんですか!?」「何もない村だから [続きを読む]
  • 「第五百五十六話」
  • 「ジャングルってのはな。危険だ。だから、細心の注意を払え。」「分かりました、隊長。」「いや、お前分かってない。」「分かってますよ。」「いや、お前分かってないよ。」「分かってますよ。」「お前の分かってるは、どうせ凡人の分かってるレベルだろ?」「そんな事ありません!」「そんな事はある!目を見れば分かる!」「隊長!私は、ちゃんとジャングルの危険を分かってます!」「よし、そこまで言うんだったらテストしよう [続きを読む]
  • 「第五百五十五話」
  • 「ここは?」「肘!」「ここは?」「肘!」「じゃあ、ここは?」「肘!」「この地球は、いつまでこうして、緑豊かな地球でいられるんだろう?ここは?」「肘!」「いつになったら、世界各地で人々が殺し合いをやめるんだろう?ここは?」「肘!」「いつになったら、世界に本当の平和が訪れるんだろう?そもそも何が一体平和なんだろう?もしかしたら、僕らはそれが明確に分かっていないから、いつまで経っても世界が平和にならない [続きを読む]
  • 「第五百五十四話」
  • 「ニャー!」朝起きると俺は、猫になっていた。「ニャー!」そう、大好きなあの女性が大好きな猫になりたいと思って日々を暮らしていたら、ある朝起きると俺は、猫になっていた。「ニャー!」嬉しかった。人間の俺では、絶対にあの女性は振り向いてくれないが、猫の俺はきっと気に入ってくれる。俺は、あの女性と一生一緒に同じ時間を過ごせる。「ニャー!」そんなこの先の幸せ過ぎる運命を想像しただけで嬉し過ぎて死にそうだ。「 [続きを読む]
  • 「第五百五十三話」
  • 「お隣のお爺ちゃん!?何してるんですか?」「おお、隣の主婦じゃないか!こんなとこで会うなんて奇遇だな!」「いや、お互い我が宅前なんだから、会うでしょ!これを奇遇と言うのなら、毎朝我が宅で目覚めて隣に旦那が居るのも奇遇になってしまうでしょ!」「相変わらず、ガンガン来るな!マスメディアか!」「お隣のお爺ちゃんが、毎度毎度そう言わせるような事を言って来るからでしょ!」「そうか?」「ところで、空に拳を突き [続きを読む]
  • 「第五百五十二話」
  • 「町内会長?こんな武器をたくさんこしらえて、一体どこへ行くつもりですか?」「副会長、我々は今日、巨悪と戦います!」「巨悪と戦う!?そんな話、聞いてませんよ!この国の中枢に乗り込む気ですか!?」「いや、副会長。我々は、あくまでこの町の町内の会長と副会長です。守れる平和は、あくまでこの町だけなのです。」「だとしたら、会長!この平和な町に、そもそも巨悪なんて存在しませんよ!」「いえ、副会長。この平和な町 [続きを読む]
  • 「第五百五十一話」
  •  俺は、今日もいつもの喫茶店へ行くため、マンションの11階にある自室を出て、エレベーターに乗り込み1階のボタンを押し、頭の中でアイディアを浮かべては沈め、浮かべては沈めを繰り返していた。「ん?」すると、エレベーターの天井の黒い物体に気付いた。虫だ。小さな小さな虫が天井をゆっくりと闊歩している。「虫か。」ん?虫?そう言えば、数ヶ月前にも同じような光景に遭遇したな。「同じ虫か?」物凄くどうでもいい事だ [続きを読む]
  • 「第五百五十話」
  •  白い部屋に椅子だけが二脚、一脚には男が座っていた。男は、天井を仰ぎ、視線を白いドアに向けた。向かい合わせのもう一脚に座るであろう人物の登場を待っていた。「失礼します。」瞬間、若い女がドアを開けて入って来た。男は、少し驚いたがそれを女に悟られまいと表情を崩さず、目線だけで女を追った。「それでは、7回目の調査を開始します。」そう言うと女は、スーツの内側からメモ帳を取り出した。「役所に、アンタみたいな [続きを読む]
  • 「第五百四十九話」
  •  俺達は、仲良し3人組で、いつものように登山を満喫していた。だが、仲良し3人組の1人が足を滑らし、崖から転落して死んだ。それは、完全なる事故だった。登山をする者ならば、隣り合わせの常に覚悟している現実だった。残された俺とコイツは今、死んだ友人の葬儀に参列していた。幼い頃からいつも同じ時間を共有していた仲良し3人組の1人を失い、俺達は悲しみのどん底に突き落とされている、はずだった。「ちょっと来い!! [続きを読む]
  • 「第五百四十八話」
  •  ここは、或る病院。或る診察室。或る患者と或る医者。「先生!」「どうされました?」「足が臭いんです!」「ほう。」「毎年毎年!足が臭くなる一方なんです!」「では、足を切断しましょう。」「足を切断する!?」「ほう。」「足を切断する!?」「ほう。」「先生!他の方法にして下さい!」「他の方法?」「お願いします!」「では、足を切断しましょう。」「足を切断する!?」「ほう。」「足を切断する!?」「ほう。」「先 [続きを読む]
  • 「第五百四十七話」
  •  雰囲気のある素敵なバーのカウンター。「もう、ダメかもしれない。」雰囲気のある男が呟いた。「何が?ダメなの?」雰囲気のある女は男に理由を尋ねた。「何も思い浮かばないんだ。」「思い浮かばない?どう言う意味?」「思い浮かばないんだ。俺は、もうダメだ。」「・・・何があったか分からないけど、きっと大丈夫よ。うん、大丈夫よ。」「キミは、アレだな。ゲームに出て来るヒロインみたいに優しい言葉を投げ掛けてくれるん [続きを読む]
  • 「第五百四十六話」
  •  平凡で幸せなもうすぐ結婚生活4年目に突入する夫婦の休日の朝のリビングの様子である。「ねぇ?」「ん?」「このカレンダーの丸印、何?結婚記念日の前の日のこの丸印。」「ああ、それはお前を殺す日だよ。」「なんだ、アタシを殺す日ね。って、アタシを殺す日って、何!?アタシを殺す日って、どゆこと!?」「お前を殺す日は、お前を殺す日だよ。」「比喩?」「比喩じゃないよ。比喩だとしたらそれは、どんな比喩だよ。」「結 [続きを読む]
  • 「第五百四十五話」
  • 「明後日、頑張ります!」「明日、頑張れ!」「いや、明後日、頑張ります!」「明日、頑張れよ!」「無理です!明後日、頑張ります!」「無理ですって何だ!無理って!」「無理ですは無理ですです!それ以上でもそれ以下でもありません!」「明後日からは、頑張れるんだろ?」「はい!明後日からは、頑張れます!」「じゃあ、明日からでも頑張れるだろ!」「それは無理!」「何で無理なんだよ!」「無理は無理だから、無理だと言っ [続きを読む]
  • 「第五百四十四話」
  • 「これで最後だ!」「返り討ちにしてくれるわ!」「地球は、僕が守る!」「やれるものならやってみろ!」「行くぞ!悪!」「来い!正義!」「笑うと負けよ!!」「あっぷっ!!」「「ぷっ!!」」第五百四十四話「ここに至るまでの死闘をどれだけ想像出来るかで作品の面白さが変化します」 [続きを読む]
  • 「第五百四十三話」
  • 「博士?」「じょ、助手!?いつの間に!?」「その強盗に出会ったぐらいな驚愕リアクションは、おかしいでしょ!助手なんですから、ここ最近はずっと博士の傍にいたでしょ!って、そんな事を言いたいんじゃないんです、僕は!」「では、何が言いたいんだね?」「博士は、それこそここ何日間も研究室に籠もって、一体何を作ってるんですか?ここ何日間も傍でサポートしてますが、僕にはそれが何なのか全く分かりません。」「見て分 [続きを読む]