ファンタジー小説『ピースブレイカー』連載中です。
今は、剣と魔法の世界を舞台にした小説を書いています。 無事最後まで書ききれるかどうか心配ですが、がんばりますw
「あんにゃろめ。じい様たちを…。許さん。」ハッシュは怒りに満ちた表情で拳を握りしめる。「あのー。決意にみなぎってるとこ悪いんだけど…。」おずおずとリノが訊ねる…
その昔。強大な力を持った召喚術師がいた。彼は魔族の王の力をこの世に具現化しようと試み…、‘かの者’に呑み込まれた。魔王の力をその身に宿し暴走した召喚術師はとめ…
『ハッシュ。つまらぬ事をするでない。人間どもは捨て置いて戻って来るがよい。』長老の声がする。当然の事だが、話は全て筒抜けだ。「やだなぁ。それじゃあ俺は半分しか…
「久シブリダナ、半妖精。」「その呼び方はやめてくれないかな?」サイクロプスの呼び掛けに半妖精と言われた彼は気を悪くしたらしい。膨れっ面になっていたりする。「相…
『我らが旧友、一つ目の巨人よ。その人間どもと決別せよ。さすれば道は開かれん…』森中に先程の声が響き渡る。『人間どもよ。残念だが貴殿らの進むべき道はこの森にはな…
飛鳥の谷から迷いの森までの道中は比較的穏やかだった。相変わらず魔物が襲ってはきたがそれほど苦になるようなものはなかった。一行はつづら折りになっている街道を出来…
「腐竜は、瘴気を吐くと言われています。」レクトの解説にいつものキレはない。文献がないに等しく、通説に頼らざるを得ないからだ。蓋を開ければ全く違っていました、と…
深い深い眠りの中。声が聞こえてくる。「起きなさい。いつまで寝てるの?まったく。そんなだから…」『あぁ、またいつもの小言が始まった。』レクトは煩わしくさえ思う。…
ビスカからエルストイに至る街道は名を‘龍の街道’と言う。難所が点在し、それを迂回する為に右に左に蛇行している様を龍の姿に見立てたものだ。つまり…。街道自体は整…
「で?アンタはいつまでそこにいるつもりなの?」リノの視線の先に居たのは一つ目の巨人だ。戦闘が終わってからもその場に留まり一行の傍から離れようとしなかったのだ。…
「ブログリーダー」を活用して、闇夜のアヒルさんをフォローしませんか?