星がきれいに見える夜の方が、闇が一層深く思える。輝けば輝くほど、そのすぐとなりの闇を意識してしまう。白のとなりにある黒には、より強い深さを感じさせる力があるから。輝きを失うことを恐れてばかりいるより、…
君の奏でる歌いつまでも止まないでいて小さな風は私を大きく揺さぶって君の魂が私の底を抉る抉られたその場所にはちょうどよい粒の君の音そのうちに音とことばの飴玉が溶けたなら溶けずに残ったものを見つけられる記…
その場所に青い馬を閉じ込めたそれから長い時間が過ぎて青い馬がどうしているのか気になっても怖くて中を覗けない外からは何も見えなくて聞こえなくてただ私の胸は高鳴っている私がここに置いたのは夢なのか希望なの…
今ではね、戻ってきてほしいとはそれほど思わなくなった。ふと思い出すことはあっても。度々胸の中に現れる君に、何かを願うことはなくなった。今はもっと大切なものがあるからかな。それがなくなったらまた君のこと…
手紙を書いてとせがんだ。遠くにいる私を想ってと、独りよがりなメッセージを、君にわかってほしくて。だけど手紙は届かなかった。照れじゃなく、気持ちがないのだと、気づいたのは全部終わってからで。思えばあの時…
流れる星たちの帰る場所、それは箒星の森。その身を削り夜空を流れたとしても、きっと帰り着けるから。信じたものが砕けても、光ることをやめないで。箒のしっぽをつかんだら、それを決して離さないで。願いを叶える…
私と、私。いつもお互い気にしながら、どちらかがいないときに、やってくる。決して一緒にはいない、二人。だけど、どちらかだけにもならない二人。今ここで、手をつなごうか。ずっと一緒にいられる約束なんてないけ…
風に揺れる大きな木を見て、何故だか涙が出そうになる。何だかとても、その姿は自然。出しゃばりな主張はない。風はいつもその木を揺らすのに、そこにあるべくしてあるのだと、その姿こそが主張のように思えてくる。…
夕暮れの中を進む自転車闇は時間と共にさらに見ることのできるものを少なくさせていくそこから逃げられるものならばどこでもいいから連れてってただ冷たい風を切って走る自転車返事するものはどこにもない君がそこに…
今目の前にいる大嫌いな君、私のライバル。違う道を歩んでいくと決めたあの日からずっと、君は永遠にライバル。もし君がいいもの作ったら、私だってもっとすごいの作ってやる。もし君にいいことがあったら、私もっと…
向かう電車に乗りながら、 このままどこか、線路の向こうへ消えてしまいたいと思っていたあの時。 そばにいる君にさえ、苦しみを吐き出せなかった。 思っていることを、伝える手段がなかった。あの時。 どうして…
「もう平気」、言葉でならいつでも何度でも言ってしまえる。そう言い切って、自分で自分に暗示をかけてるの。何かに夢中になるのは、それを忘れてしまいたいから。「大丈夫」、あなたがいなくても、ちゃんとやれてる…
こんなにもはやく、同じことを誰かにもしてしまうなんて。胸が痛くて、息が詰まりそうで。きっと同じだったんだね、君も。この間のあの人は、ただ想ってくれていた。慣れないことなんだけど、応えたかったから。その…
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。twinkleです。去年までに書き溜めたものの整理をしたり、少し書き直してみたりしました。これらを【改作】として、再度アップしていきたいと思います。直…
近くまで来たって連絡したりなんかしない今まで前を見て歩いてきた道が全部なくなってしまうでしょう?何もなかったように過ごして帰るときには一言だけさよならをもうとっくに終わっていたことだけど私の中でもこれ…
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