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観る快楽と聴く悦楽に関する覚書。 京都のことも書いてますけど、観光案内の役には立たないと思います。
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2008/09/12
いらくさに縁どられて。虚空の向こう側にあったもの
虚空に浮かぶ蕁麻の扉のこと
新年あけましておめでとうございます。
表面への絶えることのない憧れに突き動かされて、すべての塔はいつの日か倒壊することを秘かに夢みている。
爪先立った僧正のテーブルが走る。地面に貼られた奇遇のタイルをテーブルだけが知るある秘密の順番で踏みながらいびつな旋律を奏でていく。音楽はとぐろを巻き粘土のようになって耳をふさいでいく。
真昼の海の輝きのなか、あの祝福と呪いが交錯した光は、ひそかにわたしに刻印を施す。刻印は身を灼きながらつぶやくだろう。あるべきものがあるべき姿として現れると。
閉じた合わせ鏡の中で、光は幽閉され行き場を見失う。写し絵の鏡の中で現実は隠されており、黒い光の無限反射の果てに見いだされるその解は
のけものたちの砦に砂時計の季節がやってくる。砂の音は砦の長い回廊に降り積もり、その音に抗うようにどこかから大声が聞こえてくる。19MMUS!
夏の光のガラス瓶をかざせば、つかの間見えた始まりの場所に、踊る生と死の白い兔たちよ。
彪鶫はいまだにあくびをするばかりで一向に啼こうとはしない。世界の果ては意識のうちにあり、そこで何を計測できるのだろう。
銀の街路で跳ねる宝石のしずく。彪鶫はあくびをするばかりで啼こうとさえしない。
三千億光年の蹠の国へ、そこにり永遠に遠く
独身者の言葉が沸き立つ、昏く蒼い一面のねじまきの海
荒野と技法
辺境の地にて丘の上に聳えるけだものの振り子を遠望する。
屋根の上のしらたき
ボウル一杯の唾のスープを飲み干す。
極楽鳥は青い光の玉を見て大混乱
極楽鳥大爆発
知覚の地図 XXXVII 極楽鳥の困惑
知覚の地図 XXXVI 月が笑いながらのぼる夜、浜辺で極楽鳥たちが笑いながら踊り狂い、深い海の底の瓢の中で笑いながら秘密だけが進化していく。
知覚の地図 XXXV 永遠の二つ手前で、傘を差し雨を待つ極楽鳥たちの群。外套は染み出す想念を吸って重くなっている。叛乱は成就するか。
知覚の地図 XXXIV 新聞に、暗い土手を蛇のように這いずり回る子供たちの記事が載った、あの日
知覚の地図 XXXIII いつ果てるともない螺旋の城で、青いチョークの王はいたましいほどに美しい。
知覚の地図XXXII 酩酊する空は昏い海に落ちた月の告白を聞いている。
知覚の地図 XXXI 水に浮かぶ銀色の文字、すくい集めて凪は訪れる
知覚の地図 XXX 、電球の柔らかさがこの世で一番重要なことだとして
知覚の地図 XXIX 吊り下げられた横顔。したたり、水鳥の湖面で泡立つ白色の果肉。
起動
知覚の地図 XXVIII 眼球の裏側に長い毛の塊が溜まっていく。耳を傾けてみれば決して開かないその箱の中からは星の落下する音が聴こえてきた。
知覚の地図 XXVII 青くかがやく広告版が秘密をもらす。れみりい れみりい、ま鳴くび、目耳虫。
知覚の地図 XXⅥ 白い丘の上で、羅針儀が痙攣しながら示す、遠い石の街。
知覚の地図 XXⅤ 陽射しの音弾けて響くひまわりの日傘
知覚の地図 XXⅣ 湿った柔らかいものが河の中を両手で目隠ししながら通り過ぎると思え。
知覚の地図 XXⅢ 視人たちの甘美な駆動装置
体調不良のためしばらくお休みします。
知覚の地図 XXⅡ 脈打つ午後、の肌触り
知覚の地図XXI 裏庭の眼球の巣穴
知覚の地図卄 赤と青の魂の具は億の星
知覚の地図 XIX コンピュータをバターでいため、牛乳をまぶしたものを少しなめる。
知覚の地図 XVIII 踊り虫、交えて響く。
知覚の地図XVII あの懐かしいジェノバのゴムホースのぶつ切り
知覚の地図XVI ジェノバのゴムホースのぶつ切り
知覚の地図XV 真珠母の貝釦、剥離する光
知覚の地図XIV 風をはらむ服を着て
知覚の地図XIII 托卵
知覚の地図Ⅻ 砂の海のレストランへ
知覚の地図Ⅺ 抜殻を拾う夢、饒舌な線路。
知覚の地図Ⅹ 世界が終る時、聞こえてくる金切り声
知覚の地図Ⅸ 水晶の檻のなかで
知覚の地図Ⅷ 夜が耳欹てるしじまの音
知覚の地図Ⅶ 新型コロナでいろいろ考えたこと。 ガラス瓶を使ったライトの工作。
知覚の地図Ⅵ 甲斐田楽 / 頭部MRI検査のこと + そして村上龍「半島を出よ」を読み終えたこと = The Shaggsで関節が外れること。
知覚の地図Ⅴ / Heinz Burt
知覚の地図Ⅳ
知覚の地図Ⅲ かっこいいブーツ! 今年もお終い。
金字塔、謎語像。 知覚の地図Ⅱ 怪奇小説アンソロジーの色々。 The Caretaker
知覚の地図Ⅰ
硬水歌集 機械式辻占師言行録Ⅷ
挑発する大陸、チビッコビルの七夜の罠。 機械式辻占師言行録Ⅴ
IN ' OUT ' 機械式辻占師言行録Ⅵ
ギタリストの犬、溶ける星の日。 機械式辻占師言行録Ⅴ
いちばん長い砂糖菓子の微熱 機械式辻占師言行録Ⅳ
虚空頌 機械式辻占師言行録Ⅲ
機械式辻占師言行録Ⅱ / レベッカ 1986 早稲田大学 Live
機械式辻占師言行録 / 打ち捨てられた月のための
表徴 / Bat-Rat-Spider Creature
陽炎 / A Man in a Room, Gambling - Gavin Bryars and Juan Muñoz
この世界の切り取り線 / 新調した眼鏡のこと / Pat Martino - I'm Confessin' (That I Love You)
2019年の最初
今年も無事に店じまい / UNISON SQUARE GARDEN 「シュガーソングとビターステップ」
タール / アニメ「ボールルームへようこそ」 OST - 真剣勝負
冬の旅 / Caetano Veloso - Mimar Voce
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