inarix さん プロフィール

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inarixさん: 荒地にて
ハンドル名inarix さん
ブログタイトル荒地にて
ブログURLhttp://arechi0311.blog65.fc2.com/
サイト紹介文日々、読んだ本のご紹介など。 最近サボり気味。
自由文日々読んだ本のご紹介ブログ…でしたが遠方の友人に報告を兼ねて日記などもUPしていきたいと思います。
過去の本の紹介記事は、だんだん整理がつかなくなってきたので古いものからこちらに移動中です。
→『ふみのつかさ』http://booklog.jp/users/huminotsukasa
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2008/09/13 22:06

inarix さんのブログ記事

  • カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)
  • 1巻ではカラマーゾフ家をはじめとする主要な人物をそれぞれに描いていたが、第2巻ではその人物たちの結びつきがより深く描かれている。なかでもイワンが物語詩をかたる「プロとコントラ」、ゾシマ長老の半生の回顧と説教を繙く「ロシアの修道僧」が表裏一体、相反するテーマをもって絡み合う。まだ若いイワンの『神は存在しない』という思想と、老いて間もなく死を迎えるゾシマの『神は存在する』という教え。それぞれ単独の物語 [続きを読む]
  • 黄色い雨 (河出文庫)
  • 村人が去る。彼らを見送ることはしない。そして妻が厳冬の水車小屋で首を括る。ここには私と、一頭の雌犬だけが残された――。次々と住人たちが去り、廃墟と化す山村・アイニェーリェ村にひとり残り生活を続ける「私」。やがて水路は壊れ水がそこかしこに溢れ出す。家々の垣根は崩れ、垣根が奔放に生い茂り、隣家や往来との境界が曖昧になる。存在のすべてが静かに摩耗し、崩壊し、溶け合い、やがて時間や生死さえも混ざり合う。死 [続きを読む]
  • 鬼平犯科帳〈9〉 (文春文庫)
  • 足を洗って以後20余年、煙管作りに打ち込んで、今その出来は名人芸の域に達する元盗人。捕えるよりも生きさせて、よい煙管を作り続けたほうが世の中こころ豊かになるではないか――。はたまた密偵のおまさ。少女のころから平蔵に想いを寄せていた。平蔵もそれを知らないわけではない、知っているからこそ、彼女の幸せを願っている。「雨引の文五郎」「鯉肝のお里」「泥亀」「本門寺暮雪」「浅草・鳥越橋」「白い粉」「狐雨」……苦 [続きを読む]
  • カラマーゾフの兄弟1(光文社古典新訳文庫)
  • フョードル・カラマーゾフは粗野で精力的、好色極まりなく、そして道化物を自称する成り上がりの地主であった。フョードルの息子たち、ドミートーリー、イワン、アレクセイの三人の兄弟たちはそれぞれ違う環境のなかで育てられていたが、成人してのち故郷のカラマーゾフ家へと戻り、フョードルと交流を持つようになる。しかしフョードルと直情的な長男ドミートリーとはそりが合わず、遺産相続やひとりの女性を巡っていがみ合ってい [続きを読む]
  • 土漠の花 (幻冬舎文庫)
  • 友軍の哨戒ヘリが墜落。氏族間紛争が続くソマリアとジブチの国境地帯付近に捜索のために出動した陸上自衛隊第1空挺団の野営地に、他氏族による虐殺を逃れた一人の女性アスキラがたどり着く。そして彼女を保護した瞬間から隊員たちもまた虐殺の標的となった。問答無用で襲い来るソマリア民兵とイスラム武装勢力。執拗に狙われるアスキラの持つ秘密とは。武器もなく、土地鑑もなく、通信手段も移動手段も奪われたなか、アスキラを守 [続きを読む]
  • 黒ねこのおきゃくさま (世界傑作童話シリーズ)
  • 冬の嵐の晩、貧しいおじいさんのもとに現れた、やせ細ったずぶ濡れの黒猫。おじいさんは残り少ない大切な食料と薪をすべて猫が求めるままに与えてしまう。おじいさん自身のひもじいお腹を満たす食べ物はなく、寒さに震えるからだを温めるために燃やす薪もない。そんな彼を温め寄り添うのは、彼の厚意で満たされた黒猫だった。翌朝に猫は去って行くが、後には尽きることのないミルク、パン、肉、薪がのこされる。おじいさんは暖かな [続きを読む]
  • NyAERA (ニャエラ) (AERA増刊)
  • とうとうニャエラ…もといアエラまでこんな猫ブームに乗っかった。ことになりやがって……とか嘲笑ってたのに、気が付いたら購入してたし読んでました。 猫だから仕方がない!!さて内容は船長や駅長を務める猫、猫が語るロシアとの北方領土問題、ペットの寿命を延ばす最先端医療研究、震災被災地の猫の保護活動、猫ブームの果てに起こることが予想される飼い主たる人間の高齢化、飼い主を亡くす猫の行方への懸念。猫飼い作家のエ [続きを読む]
  • あたしの一生: 猫のダルシーの物語 (小学館文庫)
  • 「あのひとへの、あたしの愛。それから、あたしへの、あのひとの愛――」 猫である?あたし“、ダルシーと彼女とともに暮らすことになる?あたしの人間“との出会いから、?あたし“の死までの17年間にわたる生活、その濃密な時間を、あくまでもダルシーの視点で描き切った愛の物語。出会いから始まる生活、そして繰り返される旅行、転居、その間の成長と老い。いくつものアクシデント。そして与え合うダルシーの、?あたしの人間 [続きを読む]
  • 珍妃の井戸 (講談社文庫)
  • 1900年、清朝末期、義和団の乱の最中に光緒帝の寵姫・珍妃が紫禁城内の井戸にて死亡した。――いったい誰が、何のために彼女を殺したのか。日本、イギリス、ドイツ、ロシア。清朝と同じく、それぞれに皇帝を、女王を、天皇を頂く各国の貴族高官たちが集い、事件の真相を追って様々な人々の証言を集める。しかし口々に語られる『真相』はみな、あまりにも食い違っていた。事件の真相を探るということ。それは珍妃が沈んだ井戸を覗き [続きを読む]
  • にっぽんスズメ歳時記
  • 雀。古事記、日本書紀にすでに登場していた、今も日本人にとってごく身近な存在である野鳥。しかし、その生態はあまり知られておらず、解明されていない点も多い。写真家・中村さとる氏の豊富な作品とともに、春夏秋冬を過ごす雀たちの表情を紹介する。まず、雀のもつ表情の豊かさに驚く。いつも見かけているはずなのに、私その生態は以外に知られていないし、私自身も驚くほど雀のことを何も知らないのだと気付かされる。えさをつ [続きを読む]
  • 羆嵐 (新潮文庫)
  • 羆嵐。クマ嵐。それはクマを仕留めた後に、決まって吹き荒れるという強い風のことだという――。 大正4年12月、北海道天塩山麓の開拓村・六線沢に現れた一頭の巨大羆。それは繰り返し村を襲い、わずか2日間で6人以上を殺傷する。遺体は羆を留める囮として放置され、六線沢、さらにその下流の住人までもが群れを成し、海岸地域へ向かって非難をはじめ、一帯は羆の支配する地、恐るべき餌場へと変貌する。 降り積む雪の白い闇、吹雪 [続きを読む]
  • だれも猫には気づかない (創元推理文庫)
  • 誰も猫のふるまいに気を留める者などいないだろう。 人間たちが謀を企むその傍を、彼女が悠々と通り過ぎたしても。 密書をしたためるその横で、彼女が呑気に毛づくろいをしていたとしても。そう、誰も、彼女――猫に注意を払わない。 時は中世。舞台はエスファニア公国。若き領主ジェイマス五世の教育係にして老摂政マンガンは己の死に臨んで飼い猫ニフィを育て、遺した。ジェイマス公による治世がはじまる公国には、早々に隣国モ [続きを読む]
  • 世界が愛した日本〈2〉
  • 台湾南部を一大穀倉地帯へと変えた烏頭山ダムを残した八田與一。フランスに国土基本地図を奪われたギニアの地図を再び作りあげた日本人測量士たち。インドの国土緑化に私財をなげうった、夢野久作の子息・杉山龍丸。 自らの艦が撃沈される危険の中で、海上に漂う多くのイギリス兵を救った駆逐艦「雷」艦長・工藤俊作。 日露戦争当時、多くのロシアの負傷兵や捕虜を収容し、また、癒した松山収容所。 日本が泥沼の戦争へとひた走る [続きを読む]
  • 本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)
  • 貧しければそれこそ耐え難い多くの悲しみがある。しかし豊かさのなかにも、根の深い不幸というものが生まれる。人間は時代も人種も宗教も超えて、総じて同じようなものだし簡単には変わることなどできない。本書では多くの古典から現代に起きた事件に似た事例現代を挙げ、あえて日本の恥部・暗部をとして紹介している。学校の古典の授業では絶対出てこない記述、解釈なので、古典や昔の風習に関しての知識が学生時代に仕入れたきり [続きを読む]
  • おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
  • 立派な大あごを持つクワガタは生きづらい。鰻は人間がかば焼きにする前にすでにこんがり焼けていた。機動性を優先して進化した結果、カメらしさを全力で拒否するに至ったカメ。省エネ過ぎて気温が下がると餓死するナマケモノ――。 環境の変化や生存競争を勝ち抜き、子孫を残してゆくために獲得したさまざまな特質、それこそが進化の神髄……のはずなのに、その効果のほどはいまいち不憫、ちょっと意味不明、けっこう格好悪い、な [続きを読む]
  • 日本を愛した植民地 南洋パラオの真実 (新潮新書)
  • かつて、パラオは日本の統治下にあった。観光地として人気のあるこのミクロネシア周辺の島々。海に囲まれ、のどかな風景の広がるこの島々だが、その頃の島の道路は舗装され、学校や商業施設やホテルなど近代的なビルが立ち並び、そこでは日本人と現地の人々が暮らしていたという。今では日本人でもそのことを知る者は少ない。スペイン、ドイツ、アメリカ。そして日本。パラオは多くの国の植民地となった。そのなかでもなぜパラオは [続きを読む]
  • 奪い尽くされ、焼き尽くされ (新潮クレスト・ブックス)
  • 冴えない人生が、素晴らしい出会いや機会を得て一発逆転サヨナラホームラン、一躍ヒーローインタビューなんてものの主役に。皆から羨望の眼差しが注がれるようになる……そんな事を夢見ているなら甘すぎる。そんなことは絶対ない。あるわけない。ということをしみじみと思い知らされる一冊。 全九篇の短篇の主人公たちは、美しいいとこに、意地悪な継父に、老いた実父に、自分がかつて踏みにじった者達によって生活も人生も踏みに [続きを読む]
  • これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)
  • 正確な仕事、それに見合う適正な給料。ただ過不足のないイーブンな生活を求める沙名子。しかし天天コーポレーション経理部の彼女のもとには、日々営業部や開発部や秘書課からちょっと面倒な問題が舞い込んでくる。営業経費の使い道の公私混同? 売上金横領? サンプル横流し?どこの会社にも絶対いる、決して悪い人たちではないが、悪気無くアウトな行動をしてくれる社員たちとの、建前や本音と、帳簿を合わせるためのあれやこれ [続きを読む]
  • 戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)
  • 第二次世界大戦。それは各国の武力同士の衝突であり、そしてもうひとつ。思想と政治、社会、経済、精神の戦いでもあった。ナチスドイツは大戦終了までに焚書と発禁によってヨーロッパ中から一億冊以上もの書物を消し去り、憎悪と荒廃をもたらした。一方アメリカでは、国民から寄贈された書籍や、新たに発行したペーパーバックを世界中の戦地に送り続ける図書運動が展開された。ヨーロッパ戦線、アフリカ戦線、太平洋戦線。戦いに次 [続きを読む]
  • 小説 君の名は。 (角川文庫)
  • この夏ダヴィンチと読書メーターでレビュアー大賞という企画が催され、わたくしも本作のレビューで優秀賞をいただきました。 企画サイトでの公開が終わったようなので、こちらにUPいたします。「もう大人なんだからさ、泣いちゃいけないよ」「私が泣くのは大人になりすぎたからだよ」これはトルーマン・カポーティ、『クリスマスの思い出』の言葉。新海氏の作品に触れるとき、私の頭の中にはいつもこの言葉が、その意味とともに静 [続きを読む]
  • 鬼平犯科帳〈8〉 (文春文庫)
  • 悪事を働く者も、平時は行き倒れを放っておけぬようなお人好しであったり。はたまた、かつては名の売れた盗人であったのが、仮親として世話している若者の危機に、ようやく手に入れた平穏な隠居生活を捨ててもとの家業に戻る者も。 しかし、いくら善行を施しても、それで犯した罪のすべてを贖うことはできない。刑に服することを逃れられるはずもない。 「こう生きたい」「ここで生きたい」と願っても、なかなかに叶うものではない [続きを読む]
  • 絞首台の黙示録
  • 人間というものは記憶の中で生きているようなものだ。互いの記憶が違えば異なる世界に生きていると言ってもいいだろう。いま見ている夢を他人と共有することはできないという事実に似ている。そう思えば人生というのは独り見ている冷めない夢に違いない――。 作家のぼく、伊郷工は連絡が取れなくなったという父の安否を確認するために実家へと戻る。そこに、父ではなく、工と同じ名前と姿を持った男が《還って》来た。 彼は、生後 [続きを読む]
  • 迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか
  • 糖尿病、高血圧、貧血……進化とは、有害な遺伝子を淘汰し、役立つ遺伝子だけを残すものであるはず。なのになぜ、こんなにも弱点のある遺伝子が今も途絶えることなく受け継がれているのか。その答えが、我々の先祖が暮らしていた環境にあるとしたら。過酷な環境を生き延びるために、蔓延する風土病や伝染病、感染症に侵されないために、そう、目の前に迫る大きなリスクを回避するために、3〜40年後にゆるやかに死ぬリスクを選ぶの [続きを読む]