万葉樹(よろずは いつき) さん プロフィール

  •  
万葉樹(よろずは いつき)さん: 陽出る処の書紀
ハンドル名万葉樹(よろずは いつき) さん
ブログタイトル陽出る処の書紀
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/yorozu-haki
サイト紹介文芸術・フィギュアスケート・映画・アニメの感想。リリカルなのは・神無月の巫女・マリみて小説掲載中
自由文魔法少女リリカルなのは・マリア様がみてる・神無月の巫女(Fate/stay nightとクロス有)・鋼の錬金術師・京四郎と永遠の空の二次創作小説を掲載中。百合やや多め、他傾向もあり。芸術作品・フィギュアスケート記事、映画・アニメ(輪るピングドラム・少女革命ウテナ)・漫画のレヴュー、写真つき駄文日記のよろずブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供224回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2008/09/29 20:54

万葉樹(よろずは いつき) さんのブログ記事

  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 16
  • 「申し訳ありません。わたしとしたことが、シスターに拳を突くなどと無礼なことを」「いいえ。いいのです。お気になさらずに。それより、さっきのお話ですが。仮にあなたから襲ったのが事実だとしても、相手が軽傷でかつ被害届も出されないならば、あなたは現行法では罪には問われないでしょうし」「そいつは、あくまで法律上の話だね。君の年齢ならば、相手さんを惨殺するなど社会的な影響がない事件でない限りは、まあ獄に繋がれ [続きを読む]
  • 映画「エレファント・マン」
  • 1980年のイギリス・アメリカ映画「エレファント・マン」(原題 : The Elephant Man)は、世にも醜い外見のため疎まれてきた、悲しき男の半生に迫ったヒューマンドラマ。エレファント・マン [DVD]おすすめ平均 年月が経った今・・・何年経っても薄れない傑作I am human being.鑑賞前と後で全く印象が変わった作品Amazonで詳しく見る by G-Tools19世紀、ヴィクトリア女王時代のイギリス。解剖学を専門とする医学部教授フレデリッ [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 15
  • シャッハに話しかける振りをしながら、ヴェロッサはひそかにアインハルトの髪の毛先に触れた。とたん、彼のなかに怒濤のごとく、アインハルトの夢想の風景がなだれこんできた。──青い服をまとった男と女が向かい合っている。つかのま、拳を交わしたあとに男が膝をつき、女が何事かを告げた。女の顔は、瞳の色こそ高町ヴィヴィオと同じであったが、顔は似ていなかった。もちろん騎士カリムと似ても似つかなかった。戦船の門出を告 [続きを読む]
  • 日本映画「そして父になる」
  • 2013年作の邦画「そして父になる」は、福山雅治主演、是枝裕和監督作品で、第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞を受賞したことで一躍有名になった話題作。「歩いても 歩いても」もそうですが、この監督さんの作品、派手な事件が起るわけではないのに、絶妙にひとの心理をえぐる鋭さがあるといいますか。やや辛口批評です。そして父になる Blu-rayスタンダード・エディションアミューズソフトエンタテインメント 2014-04-23売り上げ [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 14
  • 「長い金の髪を結い上げた、麗しい方です。青い衣装をまとっていらして」俯きがちにぼそりぼそりと洩らしている少女をよそに、格子窓に顔を寄せ合ったヴェロッサとシャッハのひそひそ話がはじまった。(金髪に青い服…ひょっとしたら、姉上のことでは?)(たしかに管理局理事官の制服をお召しになった騎士カリムかとも思われますが…髪は結い上げていらっしゃいません)(姉上の預言というのは、この子のことでは?)(確かに四年 [続きを読む]
  • 映画「タイムマシン」
  • 2002年のアメリカ映画「タイムマシン」(原題:The Time Machine )は、運命を変えるためにタイムマシンに乗り込んだ科学者の物語。H. G. ウェルズの古典小説が原作のSFアドベンチャー。今となってはさほど珍しくもないタイムトラベルものの元祖というべき作品です。なお、1959年に「タイム・マシン 80万年後の世界へ」として一度映画化されています。タイムマシン 特別版 [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオ 2011-09-07売り上げラン [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 13
  • 「わたしは…今朝、うっかりと妻子ある方を殺しかけました」「「えっ?!」驚いて顔を見合わせたのは、薔薇の格子窓の前で憂いに沈んだ少女の、その向かいと背後のふたり。さきほどまで犬猿の仲のように睨み合っていたふたりが共有しているのは、にわかには信じがたしという表情だった。ヴェロッサは無意識にその告白の本意を探ろうとして、少女に触れようとした。だが、わずかにシャッハの尋問の方が早かった。「その、妻子ある方 [続きを読む]
  • それでも、やっぱり奈良が好き。
  • この時期あたりになりますと、大手報道局がまる一日かけてテレビ番組をジャックして、独自の企画をやらかします。そのひとつ、フジテレビ系列FNSの27時間テレビ。今年のテーマは歴史なのだそうですが、その放送中のなかで、奈良県出身の芸能人たちがいかに郷土が不遇であるかを訴えるという一場面がありました。明石家さんまさんは、奈良育ちなんだそうで、意外で驚きです。私は奈良県の在民でもなければ、出身者でもありません [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 12
  • ヴェロッサに促されて、浮かない顔つきを見せたまま少女が入室した。あたかもホテルのサービスのように、丁重に後ろに引かれた椅子に、少女は遠慮がちに腰を下ろした。少女は小柄ではあるが、後ろにヴェロッサが立っているので、室内がかなり狭く感じられた。薔薇の花束を抱えたまま、花婿のように白いスーツ姿で立っているこの男。ここの関係者なのだろうか。この場所の用向きにあまりに反するような存在に、少女はちらりちらりと [続きを読む]
  • 映画「ベオウルフ/呪われし勇者」
  • 2007年の映画「ベオウルフ/呪われし勇者」(原題:Beowulf)は、英文学最古といわれる英雄叙事詩をロバート・ゼメキスが映像化したファンタジーアクション。全編CGアニメーションなので、人間の動きのおかしさがやや目につきます。ベオウルフ/呪われし勇者 劇場版(2枚組) [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオ 2008-04-11売り上げランキング : 30590Amazonで詳しく見る by G-Tools507年のデンマーク。フロースガール王が開いた宴のさな [続きを読む]
  • 映画「僕がいない場所」
  • 2005年の映画「僕がいない場所」(原題 : Jestem)は、親の愛情に恵まれず身の置きどころのない孤児たちを淡々と描いた、ポーランド映画。カラーではありますが、画調が全体的に暗く、沈鬱な気分にさせられてしまう作品です。タイトルからして、社会から迫害された弱者の叫びが聞こしめてしまうような。僕がいない場所 [DVD]おすすめ平均 子役の存在感ポーランド版「大人は判ってくれない」Amazonで詳しく見る by G-Tools孤児院に [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 11
  • そのとき、ヴェロッサの背後でドアが開く気配がした。懺悔室のドアは向こう側に開く。少しでも、この小さな部屋を狭くさせないために。そのわずかな隙き間から、かしこみながらこの懺悔室を訪れる敬虔なる信者たちがおしなべてそうするように、手を前にして組みながら、澄んだ青い瞳の持ち主が覗きこんでいた。その上から頭ひとつ分は高く、しきりと瞬きをする青い瞳の少年の半身が斜めになって見えた。扉にかけた手の指先を軽く二 [続きを読む]
  • 映画「僕はラジオ」
  • ひと足早く二学期がはじまった地域もあるようですが、夏休み明けはもうすぐ。学校に行くのがなんとなく憂うつだなというお子さんも、やや涼しくなって体調の狂いが生じてしまったお疲れ大人の皆さんも、こころ癒されそうな、こんな一作を。2003年のアメリカ映画「僕はラジオ」は、ヒューマンコメディ。軽度の知的障害のある黒人青年と名コーチとの交流を描く、実話を元にした感動作です。僕はラジオ [DVD]マイク・リッチ ソニー・ [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 10
  • 不意にくすくすとシャッハが笑い出した。ヴェロッサが怪訝そうに、椅子に座りなおして向き直った。「何かおかしいかい?」「はい。とても、おかしくて」「そんなに笑わなくても」薔薇の鉄格子の向こう側の修道女は、口元に手をあてて、うふふと笑いさざめいていた。日ごろ、手厳しいシャッハがこんな乙女らしい笑い方をするのは、とても機嫌がいいときだけだった。「ごめんなさい。先ほど、人の心の闇に耳を傾けるのが嫌だとおっし [続きを読む]
  • 映画「見知らぬ乗客」
  • 旅は道連れ、世は情けといいます。旅先の列車で相乗りになったよしみから、言葉を交わしているうちに親しくなったりするもの。しかし、もし得体の知れない同席者からとんでもない依頼をされてしまったら?1951年の映画「見知らぬ乗客」(原題 : Strangers on a Train)は、列車に乗りあわせた男に殺人を持ちかけられた青年に降りかかる災いを描いたスリラー作品。アルフレッド・ヒッチコック監督ならではの洒落た演出は、ままある [続きを読む]
  • そもそも文化は、人類史上の美しい癌
  • (この記事は、癌患者の方を貶める意図で書かれたものではありません)最近の政治ニュース、ほんとに何が話題かもうわかりませんね。なんとか学園の問題とかごちゃごちゃ泡立っている裏で、介護保険の値上げとか、さらっと重要法案が成立しているし、天皇退位法も成立したので平成リセット!と思っているふしがあるけれど、昭和64年の年末を迎えられなかったけれど、とくに何も変わらなかったな、と知っているので、元号変わっても [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 9
  • 「それでも、あなたの力をお借りしないことには、聖王医療院で今後とも保護される不幸な児童の行く末をどうにもできません」医療院に保護された孤児や、更生施設に隔離されていた犯罪少年たちは、聖王教会で一定の改心プログラム(俗にこれを「洗礼」という)を経た後に、ミッドチルダ以外の管理世界からあまねく募集をかけて、引き取り手を探す。だが、養子にもらわれやすいのは、もの心がつくかつかないうちの六、七歳までが多か [続きを読む]
  • アニメ映画「サマーウォーズ」
  • 夏休み映画として定番だったのが、スタジオジブリの「思い出ぽろぽろ」か「となりのトトロ」か、もしくは「火垂るの墓」でしたが、最近はそのラインナップに加わるヒット作のアニメーション映画が増えてきていますね。まあ、欝々とした戦争映画よりも、楽しいものを消費したいのは、夏だから。今回は、2009年公開のアニメーション映画「サマーウォーズ」。ひと夏に少年少女が異世界トリップで大冒険、しかも舞台はいま大流行の仮想 [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 8
  • 「そう考えたかった。だが、僕はまだ信じられないな。神の赦しというものが、こんなにも緩やかでいいものかと思わずにはいられない」マザー・テレサや八神はやて率いた機動六課の精鋭スバル・ナカジマの母親クイントらの命を奪った一味が、まだ生きている。しかも公金や教会への寄付金によって、教育を施され、生きる場所を与えられている。いっぽうで聖王医療院には、捨て子同然に届けられる命だってある。ヴェロッサは寛容ではい [続きを読む]
  • 映画「戦場にかける橋」
  • 1957年のイギリス映画「戦場にかける橋」(The Bridge on The River Kwai )は、戦闘シーンがなく戦争の愚かさを描いた異色の反戦映画。惨たらしい殺戮がなくとも、地位のある人間の驕慢や誇りというものが、弱い立場の人間を苦しめる。それが戦争の本質だということをブラックユーモアをまじえて(?)描ききった大作です。人によってはこれが人間愛に溢れる作品と映るかもしれませんが、私には戦時下の無情を描いたとしか思えま [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 7
  • 「…父なる神のお考えが、僕には読めないからさ」シャッハから眼を逸らしたヴェロッサが、ふたたび天井を見つめていた。懺悔室の天井には、夜光貝を砕いて顔料にしたという瀟洒な絵画が描かれていた。父なる神と、神の御子である聖王家の始祖である青年王。そのふたりが互いに指の先を伸ばしあい、触れようか触れまいかというその合間に、曙光を思わせるきらめきが生まれている。古代ベルカの諸王時代、天地の支配を神より託された [続きを読む]
  • A Flash of Memory ─三宅一生、原爆を語る─
  • 今から72年前の夏。広島市民のある7歳の少年は、あのおぞましい光りの破裂を浴びた。目も眩む赤い閃光と直後の黒い雲。いっせいに逃げ惑う人びとの悲鳴。丸木位里・俊の原爆絵図が示すような阿鼻叫喚の地獄があったに違いない。さいわいなことに、彼は後遺症を発症しなかった。彼は比較的、被害の軽い地域にいたのかもしれない。しかし、放射能障害を発病した母親は、三年と持たなかった。重度の被爆者のなかには、皮膚が焼けただ [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 6
  • ──新暦62年10月。ミッドチルダ公国にほど近い第三管理世界スライルムで、内紛が発生した。聖王教を信仰する古代ベルカ聖王家に仕えた人びとに子孫たちのすむ居住区を、反聖王教派の過激派テロリストたちが襲撃した。この武力闘争は、管理局の介入により、三箇月で鎮圧された。しかし、以前として少数派の聖王教信者たちへの無差別攻撃は続いていた。ベルカ自治領の聖王教会本部は、同胞の身の危険を憐れみ、聖王教信者たち一家を [続きを読む]
  • 映画「ひまわり」
  • 時期が時期なので、戦争に関する映画のお話ばかりで恐縮です。今回は、1970年公開の、イタリア・フランス・ソ連の合作映画「ひまわり」(原題: I Girasoli )ラジオで映画音楽の特集なんかがありますと、必ず流れるのがこの映画のテーマソング。あの音楽が流れただけで、脳内再生されてしまう花畑。今年はとくによく耳にするのですが、なぜなんでしょう。主演俳優や監督の記念周年というわけでもなさそうですが。2011年にデジタル [続きを読む]
  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Flower and Fidget」 Act. 5
  • 「ロッサは、なにを恐れているのですか?」「恐れ? ばかな…僕はさぼり屋だから、しちめんどくさいことからもう、おさらばしたいだけさ」「違います。あなたは、ロッサは恐がっているのです。この世のおぞましい人の闇のつぶやき…欲望、憎悪、妬み、軽蔑、そんなものに耳を貸すのが恐いだけです。あなたは軽薄そうだけれど、ほんとうはかなり優しい方だから…だから、怖いんです。そうした声を聞いて、自分が取り込まれてしまう [続きを読む]