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人に優しい住宅建材を考える http://yokugakusya.seesaa.net/

人に優しい住宅建材とはどういうものかを考えるブログです。

塗料や左官材料などを中心に、真の健康住宅について考えて行きたいと思います。専門用語の辞書としても利用できるようにどんどん記事を増やして行きたいと思っています。

rakutenkozou
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流山市
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2008/10/14

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  • 下地調整材料について

    下地調整にはおおまかに不陸の調整などにフィラー、吸い込み止めにシーラー、接着力強化にプライマー、といった用途ごとの材料がある。一般的にこのように分類されるが、それぞれを兼ねる材料も多いので一概には言えない。たとえば、フィラーは下地のジャンカや不陸などを補修し、目止めの意味をもつことから本来は躯体のす穴やヘアークラックを埋めたり、表層を平滑にする目的で用いる。この機能にシーラー機能を兼ね備えたものが一般的だ。このフィラーにはセメントフィラー、樹脂モルタル、エポキシ樹脂モルタル、有機フィラーなどがあり、それぞれの特徴を記述する。 ・セメントフィラー 粉体、混和液の2成分型。使用時に混合し、..

  • 金属調仕上げ材

    ・金属調仕上げ材 ポイント 均一に仕上げるのは至難の技。 最近、押し出し成形セメント板の特性を生かし、金属調仕上げ材(メタリック)を施工し、金属パネルと錯覚するような仕上げが注目されつつある。ところが、これが「施工屋泣かせ」なのである。というのも、メタリック仕上げは金属が鱗片状に重なり合って造膜しており、その金属の鱗片が偏って造膜すると、仕上り感にムラを生じる。特に、風の強い現場や、仕上げ面にカブリがある場合、その傾向は著しい。均一に仕上げるには、一定の気象状況、ノズル間距離と方向、吹付け速度、低い吹き付け圧力などが要求される。熟練した技術を持つ塗装工が常に施工に当る必要がある。ある..

  • 石材・タイル調塗材

    ・石材・タイル調塗材 ポイント 目地材の撤去は慎重に。 トップは主材の乾燥後に。 現在、外装湿式仕上げ工法のなかで注目されつつある材料である。陶磁器質砕粉を着色骨材とし、目地割(1〜2段)をして吹付け、さらに、ウレタン樹脂系、ふっ素樹脂系などのクリヤートップコートを表面に塗布することによって、石材調やタイル調に仕上げる工法である。この工法は目地割の正確さと目地材を撤去するタイミングが施工精度を左右する。また、主材が十分に乾燥しないうちにクリヤートップコートを吹き付けるとふくれやつやムラの原因なる。仕上げ材の目地割はRC躯体の亀裂誘発目地やPC版のジョイント目地などに重なるように割り..

  • 複層塗材RE・RS

    ・複層塗材RE・RS ポイント 乾燥前のトップ塗布は厳禁。 剥離しやすいので下地は強固に。 複層塗材RE・RSはエポキシ樹脂やウレタン樹脂など反応硬化型合成樹脂のエマルション系の結合材を用いた耐水性などに優れた材料である。したがって、上塗り材にはある程度の耐久性・耐候性をもった塗膜で、その主材を被覆したい。複層塗材RSは、通常、上塗り材にはウレタン樹脂塗料のほか、常温乾燥型ふっ素樹脂塗料やシリコンアクリル樹脂塗料などが適用されている。塗膜の硬化硬度が強すぎて、下地の表面が弱い場合にはひび割れや剥離の危険を伴うので、適切な下地の選択・処理が必要となる。また、溶剤系であるため、中毒など..

  • 複層塗材E

    ・複層塗材E ポイント 模様を出すには水系シーラーを。 いわゆる「アクリルタイル」の呼称で一般に知られている。どの複層タイプの塗り材についても同じことが言えるが、非塗装面の保護機能を発揮させる為にも、下塗り後、主材塗りで全面を均一に被覆し、その後、模様吹きすることによって、化粧性をもたせることが肝心である。もちろん、主材を保護して耐久性を維持する為に、各種の上塗り材も必ず2回塗りとする必要がある。また、最近では圧送機械による施工が普及しつつあり、「アクリル・タイル+機械吹き」という公式が成立している。各メーカーが製造する塗材にはそれぞれ特徴があり、パターンのできが微妙に違う。特に、吹..

  • 複層塗材CE

    ・複層塗材CE ポイント 吹付けは「2度練り」後に。 結合材がセメントのみの材料は現在、市場にはない。ほとんどが合成樹脂エマルションを補助結合材にしたポリマーセメントモルタル組成のものである。なかでも微弾性タイプの防水形複層塗材が多くなってきている。このような無機系の材料は、夏季などの高温時の施工におけるポットライフ(可使時間)が短いので、現場調合時の攪拌に加え、吹付け直前に攪拌をもう一度行うといういわゆる「2度練り」が増粘効果をもたらすので有効である。 以上塗装読本内藤文明氏記事引用

  • 薄塗材

    ・薄塗材 ポイント 薄塗材Cより薄塗材Siを。 上塗りは骨材なし+骨材ありで。 着色シーラーは隠蔽性に優れる。 セメント系のタイプ(薄塗材C)は施工上の管理が難しく、低温時のエフロレッセンスの発生、低温時における下地の吸い込みの激しさ、ドライアウトを起こすなどのトラブルが頻発する。そのため、現在では使用実績が非常に少なくなっている。同じ無機系の材料として、シリカリシン(薄塗材Si)があるが、これはシリカゾルを結合材に用いるもので、補助結合材に合成樹脂エマルションを使用しているので、施工は容易である。したがって、設計図・仕様書などに「薄塗材C」とあった場合、同じ無機系のシリカリ..

  • 外部塗装の工法(道具)金ゴテ塗り工法

    金ゴテ塗り工法 これは、既存の左官技術を応用したものであるので詳しくは論述しない。主な特性としては、一度に1.0〜10mm程度の厚付けが可能であることである。したがって、下地表面にある多少の凹凸などに関係なく、平滑な仕上げをすることができる。少し前に、(社)日本塗装工業会と都市基盤整備公団が共同開発した、フレックスコートという塗材がある。これは、塗材を金ゴテで平滑に塗り付けた後、サンドペーパーで研磨し、布で拭き取り、ソフトな仕上り感をもたせるものである。この塗材には、吹付けからローラブラシ、金ゴテ仕上げと、さまざまなバリエーションでの仕上げ工法がある。もちろん、下地調整効果と仕上げとを兼..

  • 外部塗装の工法(道具)ローラブラシ工法

    ローラブラシ工法 刷毛塗り工法と同様、ならし後、速やかに次のとおしの段階に進まないとカブリを起こすことがある。このカブリの事故を防ぐには、繰り返しになるが、ならし・とおしのインターバルを置かずに施工することである。特に大面積への施工の場合は、同量の材料を単位面積に配ることのできる複数の塗装工が縦に並び、横方向に仕上げていくことが理想とされている。また、最終のとおしの段階では余分な材料がローラブラシに含まれていないことが重要である。つまり、とおしの段階では材料が均一に塗りつけられているため、それ以上の材料のくばりは必要ないのである。 以上塗装読本内藤文明氏記事引用

  • 外部塗装の工法(道具)刷毛塗り工法

    刷毛塗り工法 塗装技術の初歩である刷毛塗りの基礎として、まず「くばり」(塗付け)、次に「ならし」(ムラ直し)、最後に「とおし」(仕上げ)と、いう言葉がある。特に、最初の材料のくばり、つまり1回で仕上げる単位面積当りの塗付け量が重要なポイントとなる。材料の多量により、仕上り感が変わることは容易に想像できる。また、次のならしにおいても仕上げる単位面積のなかで、材料が多い部分と少ない部分では均一なパターンは期待できないし、最後のとおしは仕上りパターンの最終決定の重要な工程である。 以上塗装読本内藤文明氏記事引用

  • 外部塗装の工法(道具)吹付け工法

    �@エアレススプレー工法 コンプレッサーやエアレススプレーの場合、直吹きして仕上げるため、塗布量や仕上げパターンを調節するために、吐出口の口径や吐出圧の調節をする必要がある。特に、エアレススプレーでトップコートを塗装する場合、両者の加減が不都合だと、エアを巻き込み、水分の蒸発や溶剤が揮発するとき、エアが風船状に残り、そのまま塗膜形成されることがあるので注意を要する。このことは、フラット・ペイント(トップコートなど)塗装におけるミストの問題にも当てはめられる。こうした事故対策として、溶剤系の材料の場合、各メーカーともに夏(および春・秋)用と冬用とに分けて塗材・塗料を製造し、温度差により、揮発..

  • 古来の着色剤について

    ・古来の着色剤 ベンガラの日本における歴史は古く、はっきりしていないが、室町時代以前にすでに岡山あたりでつくられていたという。主成分は酸化鉄で、熱分解によってつくられ、加熱温度や焼くときの空気の量によって黄、橙・赤・黒・褐色など、さまざまな色になる。乾式製法は酸化第二鉄、湿式製法は酸化第一鉄が原料である。現在の用途は幅広く、磁性材料、塗料用顔料、陶磁器、絵の具、クレヨン、セメント用着色剤などに使われている。なお、黒ベンガラは着色力が弱い為、代わりに発色のよい松煙がよく使われてきたが、松煙はマツの根を焼成して作るので油分が残り、水になじみにくいのが難点である。水と混合するときは分離に注意が..

  • 柿渋による着色塗装とは

    ・柿渋による着色塗装 古くから行われてきた柿渋の塗装技法の一つに、松煙(灰炭)やベンガラなどの顔料を使った着色塗装がある。昔の料理屋の黒板塀やベンガラ格子などの仕上げである。塗装方法は特に複雑なわけではなく、柿渋に着色顔料を適宜加え、よく攪拌して塗布。乾燥後、塗膜を押さえるために再度柿渋(着色顔料は入れない)を塗るだけである。入れる顔料の種類・割合・量によって、ある程度自由な調色が可能である。赤ベンガラを混ぜた際に仕上がり色が少し黒ずむのは、柿渋がベンガラの鉄分に反応するからである。こうした性質があるため、被塗面に金属類があると表面が腐食して黒いしみのようになる。以前に職人が話してくれた..

  • 柿渋塗りとは

    ・柿渋塗り 柿渋は古くから紙・布・木材に塗られ、素材の補強や防水剤・防腐剤などとしていろいろな用途に用いられてきた。また、薬として血圧降下や、ヘビ・ムカデ・ハチなどの毒の中和薬にも使われてきた。柿渋の作り方は、7〜9月(この時期主成分のタンニンは一番多い)に小粒で青い柿の実を洗浄してから砕いて搾汁し、半月間発酵させ、殺菌・濾過して熟成させ貯蔵する、自然発酵法による。熟成期間によって新渋(熟成期間1年以内)と古渋(同2〜5年)に分類され、長期間熟成させるほどタンニンが安定して色が濃く仕上がるようになる。また、新渋は銀杏をつぶしたときのような嫌な臭いがあるが、実際に塗布すると2・3日でほとん..

  • 土壁仕上げ工法のいろいろ

    ・工法のいろいろ 土壁の工法から付けられた名称には、荒壁仕上げ、中塗り仕上げ、切り返し仕上げ、糊土仕上げ、糊さし仕上げ、水ごね仕上げ、並大津壁、大津磨き壁、引きずり仕上げ、筋引き仕上げなどがあり、一般には材料の名称と工法の名称を組み合わせて、「じゅらく水ごね仕上げ」、「大阪糊ごね壁」、「黄大津磨き壁」などと呼ばれる。 中塗り仕上げ 中塗り仕上げとは、上塗りを施す壁の下地としての中塗りではなく、中塗りの肌を仕上げの壁としてみるものである。かつての京都の建物では通り庭の上方の壁で、火袋といわれる場所の壁の多くが中塗り仕舞で仕上げてあった。また、新築の建物の壁は中塗り仕舞で仕上げておき..

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