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  • 2月26日朝の山

    2月25日の晩に雪が降った。翌朝は快晴。木々に粉砂糖をまぶしつけたようだ。地面の雪はさっさと解けた。寒が戻ったといっても地面は雪が解ける温度より下がらない。やっぱり地球温暖化してるんですかね2月26日朝の山

  • 令和6年能登半島地震

    何年かぶりに子どもたちが帰ってきてせわしくも楽しい年末を過ごし、無事に新年を迎えられた、と思っていたら大ニュースが来た。能登半島で大震災が起きたというのだ。阪神淡路大震災や東日本大地震が起きたときの報道の様子を思い起こすに、大規模で被害が大きいときほど現地で何が起きているのか分からず全体の状況がつかめない。それらを鑑みても、これは相当酷いことになっているようだ、ということだけは伝わってきた。正月早々なんということだ。じつは子どもたちがまだ子どもで家にいたときは、毎夏能登半島のいちばん奥の珠洲市の海に遊びに行っていたのだ。その様子はぽつぽつこのブログにアップしていた。たとえば、2011年、2012年、2013年など、奥能登の素晴らしい景色の写真をアップした。本州側なら鉢ヶ埼、日本海側なら木ノ浦と狼煙によく行...令和6年能登半島地震

  • ローストダック

    クリスマスが過ぎ年の瀬になると、丸鶏って少し手に入りにくくなる。山奥に住んでいて行きつけの肉屋があるわけでもないし、いつ行くからとスーパーの精肉コーナーに取り寄せる予定もたてづらく、入った店にあったのが小ぶりの丸鶏か1.6kgの合鴨だったのだ。この年末年始はちょっと多めの人数だったので、小ぶりの丸鶏だと足りないなあ。となるともう合鴨しかない。不安はあったが、まあなんとかなるだろう、と買って帰ったのだ。合鴨を料理するのは初めてだ。料理された合鴨を食べたことは、あった気もするけれど、これが合鴨か、と認識できるほど食べていない。さりとてホールの合鴨を料理するつもりは毛ほどもなかったから、あわててネットでレシピを探しはしたが、結局もう準備してあったローストチキン用の甘栗やレバーやセロリやパン粉を今までどおり使って...ローストダック

  • カシューナッツクッキーとレーズンサンド

    年末年始に帰ってきた子供といっしょに作った。何度も作っているなかしましほ氏のレシピだ。バターを使わずサラダ油(レシピでは菜種油)を使うのが特徴。別にバターをサラダ油に変えたからといって特別カロリーが減るわけではないのだが、風味があっさりする。バターって味も香りもこくがあるからね。バター風味がしない、というのがこうもすっきりした感じになるのか!とこのレシピを知ったときは大きな衝撃だったのだ。全粒粉とかきび砂糖を加えたレシピでも、バターが入らないとその素材の味がよく分かる感じがする。2009年に出版されたからだいたい15年まえなのかー。最近な気がするのが、己の歳を感じるなあ。このレシピの載っている本は大ヒットした。大雑把なことをいえば、さっぱり風味が日本人の感性に合ったんじゃないですかね。もう子供たちが皆うち...カシューナッツクッキーとレーズンサンド

  • 鯛の尾頭付き

    年明けには神戸の方の両親が贈ってくれた焼き鯛をいただく。おろし生姜がよく合う。そしてほぐしてお茶漬けにするのも美味しい。鯛めしは、面倒くさいしそれほど身が残らなかったし、今回はなし。骨は出汁にする。実家から贈られるものの中でこれが一番うれしいです。ありがとう鯛の尾頭付き

  • 年末の水餃子

    年末はみんなでわいわい言いながら餃子を包んだり食べたりするのがうちの決まりだ。皮は強力粉に半量の水を加えて捏ねたもの。餡は白菜、長ネギ、ニラ、しょうが、豚バラ肉。野菜は刻んで塩もみして水分を減らす。肉も刻む。ミンチは使わない。夫がねかしておいた生地を棒状にして切って麺棒で伸して皮を作り、残りの者たちが餡を包む。他愛もないことをおしゃべりしながら作業するのが楽しい。包み終えればすぐさま茹で始める。写真は茹で上がって湯気が出ている水餃子です。タレはいつもの、黒酢、しょう油、ごま油、一味唐辛子を各自でてきとうに調合。今回は香菜も加えた。中華料理だと香菜。パクチーとはあえていわない。コリアンダー、っていうと種っぽいしな。年末年始に久しぶりに家族が集まって、飲み食いするのも楽しいけれど、一緒に作業してそれが美味しい...年末の水餃子

  • 年末のブッシュドノエル

    3ヶ月以上まえのネタを連投します。すみません。この年末年始は久しぶりに子供が二人帰ってくる。それでクリスマスと正月をまとめてやる。けれど同日に全部するのはわたしの体力的にもお腹の容量的にもムリなので、連日出していくことにする。第1弾はブッシュドノエル。わたしにしては、まあまあ上手く出来たと思う。2006年10月から始めたこのブログ、じつは検索機能のおかげで自身の備忘録としてとても役に立っている。それなんで、来シーズンのために今回のレシピの原材料をアップしておく。★ジェノワーズ卵3個砂糖70g薄力粉70g水+牛乳30cc★なんちゃってカスタードクリーム卵大1個砂糖40g薄力粉小さじ2牛乳100ccバニラビーンズ莢ごと1cmラム酒大さじ1生クリーム50g※最後に泡立てたものを加える★具レーズン30g※スープボ...年末のブッシュドノエル

  • 2月6日朝の山

    2週間ほど前に雪が降った。一時は大雪警報になったけれど、対処出来る程度の積雪量ですんで、本当によかった2月6日朝の山

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その1(洋館1階その1)

    虎渓山永保寺へ寄って神戸の方の実家に行き、それから群馬の山奥に戻る途中に、桑名にある六華苑に寄った。カメラを忘れて出てきたので、虎渓山につづいてこの六華苑の記事の写真もスマホで撮ったものです。ピントがマシな広角は歪みまくっているし、歪みが少ないズームはレンズに傷がついていてボケボケに撮れているのを強引に修正していて不自然だし、ホントすみません。駐車場に車を置いて最初にたどり着く建物は長屋閣、と長屋閣の手前の看板の地図にある。長屋閣を通り抜け、道を曲がると見えてくるのが、水色の壁が美しい洋館。よく見ると右側には日本家屋がついている。しかし、見事なまでの曇天。外壁が明るい水色じゃなかったらお化け屋敷に見えてもおかしくない。風も強かった。洋館の左側の生垣の向こうは芝生が広がり、地図を見るとかなり広い庭園だ。しか...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その1(洋館1階その1)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その2(洋館1階その2)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その1(洋館1階その1)よりつづくトイレ、電話室につづいて1階。玄関横の塔の1階は応接室だ。応接室は塔の丸に四角い部屋の角がくっついたような形をしている。つまり、上の写真では両側に壁がせまっているけれど、その向こう側だけが応接室なわけではなく、その手前も応接室なのだ。窓の向こうにちらと見えているのは六華苑のレストラン、Rocca。フレンチですって。結婚式も出来るんですって。時間がたっぷりあったなら庭を見てレストランでお茶をしたかった。ペンダントライトのスイッチだろう。スイッチカバーまでおしゃれ。あとで和館を見学してから思ったのだが、もしかしたらこれは菊の花を模しているのかもしれない。キャプション。応接室だけでなくその上階の塔や曲面ガラスについても述べられている。車寄せの内側...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その2(洋館1階その2)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その3(洋館2階その1)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その2(洋館1階その2)よりつづく階段。キャプションはその1の電話室と同じ札に書かれている。コンドルは階段の手すりに凝ったそうだ。なるほど、シンプルなラインで出来た透かしだが、むしろ効果的でそれが温かみになっている。2階に上って左の応接室に一歩入ったところ。変わった形の部屋だ。応接室は1階と同じ形だが、開口部のある壁が違う。この部屋は窓だらけで採光も見晴らしもよいが、ちょっと使いにくいかも。というか、そもそもその考え方がそぐわないのかも。洋館は2階建てだが、応接室のある塔屋だけは4階まであるので、階段が上へ続いている。応接室の奥。1階の応接室と同じ感じ。上へ続く階段を見上げて、覗いたところ。ああ、上りたい。そして4階から揖斐川を眺めてみたい。1階と2階をつなぐ階段より勾配が...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その3(洋館2階その1)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その4(洋館2階その2)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その3(洋館2階その1)よりつづく書斎。見渡せる景色のよいこと。よすぎてむしろ気が散って仕事しづらいんじゃないか?わたしだけ?書斎の暖炉。上の写真とは部屋の反対側の壁にある。寝室との壁をはさんで背中合わせに書斎と寝室に暖炉がある、と寝室のキャプションにあったね(その3)。寝室への扉は暖炉の右側、写真の外にある。左側にちらりと見える扉は階段を上がったホールに通じている。濃い緑のタイルが落ち着いた雰囲気を出している。このタイルは1階客間のものと同じだろうか。キャプション。書斎と居間の窓の向こうはサンルーム。1階のベランダの上にあたる。サンルームが面しているのは前庭。サンルームの直線ではない壁が視線を誘う。白い壁やサッシが明るい。窓の上部がカマボコ型に丸められているのも楽しげな雰...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その4(洋館2階その2)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その5(洋館2階その3)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その4(洋館2階その2)よりつづく廊下の左側が居間で右側が女中室。サンルームやサンルームに面した書斎と居間があんなに開放的で明るかっただけに、廊下の圧迫感が強い。見づらいが、女中室との壁には可愛らしい小さな窓がある。上部がカマボコ型に丸められているのがサンルームの窓などとおそろいだ。実は電話室の階段に面している壁にはこれと同じような小窓がある。廊下の先に和室が見えるんですけど!左に折れれば居間。和室は少し低いところにある。洋館と和館で天井の高さが違うからだろう。そのような洋館の2階と和館の2階が違う高さでつながっているのを明治村の学習院長官舎で見たな。写真を撮っていなかったのでブログにもアップしていない(それというのもカメラをホテルに忘れたからだった)。和室の右側を覗き込む...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その5(洋館2階その3)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その6(和館その1)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その5(洋館2階その3)よりつづく洋館1階ホールを玄関から入ってまっすぐ行って扉を抜けると和館に入る。和館は奥行きが深い。見よ、この廊下の先を(じつは便所です)。廊下は畳敷きなのだが、さらにその右側に板張りの縁側がある。なんだか廊下が2重みたいに見える。上の写真の外側の左には洋館の食堂があり、右には洋館のトイレがある。上の写真の方角のまま少し進み、赤い絨毯から畳に入ったところで右を見ると、お手洗いがある。廊下をはさんでお手洗いの反対側。把手に札の下がった扉がある。もしや、これは!と思い内玄関棟にいるもぎりの人に尋ねたら教えてくれました。これは和館の2階に上がるための階段の扉だそうだ。開けて見せてもらった。写真は撮れませんでした。その5で洋館の2階の和室を覗き込んだとき畳の手...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その6(和館その1)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その7(和館その2)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その6(和館その1)よりつづく左の板襖が半分塞いでいるのが畳敷きの廊下で、その廊下を左に行けば洋館に至る。その畳敷きの廊下を半分塞いだ板襖の上の欄間は交差する斜めのバッテンで、ほかの欄間と明らかに違う。右の薄紫の絨毯敷きの部分が鞘の間だ。鞘の間の左側が二の間で右が一の間に属する次の間だ。その6で前庭に面した縁側がクランク状に曲がっている写真をアップしたが、上の写真の突き当りがその曲がっている箇所だ。ちなみに前庭に面した縁側がクランク状に曲がっているのは、一の間のが二の間よりも広いからだ。二の間の幅は2間半だが一の間の幅は3間ある。しかし、鞆の間の二の間側に襖があるのが解せない。だってその向こうは二の間の床の間なんじゃないのか?ん?洋館にあった間取図を見るとスペースがあるよう...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その7(和館その2)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その8(一番蔵、二番蔵、番蔵棟)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その7(和館その2)よりつづく和館の板張りの廊下が便所の脇から更に先に続いている。廊下の先の左側の開口部から便所の方を振り返る。便所の裏ってこんな感じか。一番蔵が見えてきた。蔵の出入口は直接外に面しておらず、小部屋になっている。その5で瓦屋根を差し掛けられてあるのが小さく見えたやつである。小部屋は、桑名市観光サイト名市観光サイト映画『わたしの幸せな結婚』ロケ地紹介をスクロールして斎森家・蔵の項目を見ると、内側と外側の両方がよく分かる写真がある。ごつい扉だこと!お宝が保管されていたのだろう。蔵の手前の小部屋の窓から洋館の方角を見る。塔屋が遠いよ。左側は内庭だ。前庭に面した和館の縁側にはガラス戸が何枚もあるが、時にはそれを覆う雨戸をしまってある戸袋が分厚い。何枚も必要だからな。...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その8(一番蔵、二番蔵、番蔵棟)

  • 六華苑(旧諸戸清六邸) へ行った。その9(旧高須御殿、離れ屋、内玄関棟)

    六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その8(一番蔵、二番蔵、番蔵棟)よりつづく番蔵棟の通路を進む。窓から見えるのは内庭とその向こうの和館。右手の日本家屋は離れ屋。通路は右に折れる。折れてすぐの障子の向こうが旧高須御殿だ。旧高須御殿の縁側。これじゃ全然分からない。じつは来た方向を振り返ったアングルなのだ。正面の木戸の裏側が上の写真の正面の木戸だったりする。放浪ジャーナル【三重】桑名市の六華苑(旧諸戸清六邸)を訪ねてその3(番蔵群と離れ屋篇)だと分かりやすい。御殿、というのを真に受けるとすかされる。和館が立派だっただけにね。キャプション。高須藩の御殿の一部を移築したらしい。番蔵棟脇の通路に戻り、簀子の渡り廊下の途中で右に行くと離れ屋だ。縁側がめぐっていて見通しがよい。縁側から内庭へつづく飛び石を伝っていきたくなる...六華苑(旧諸戸清六邸)へ行った。その9(旧高須御殿、離れ屋、内玄関棟)

  • 虎渓山 永保寺へ行った。その1

    先月に、受講していた松本市音楽ホールのチェンバロ講習会の最後の仕上げであるところの発表会が無事すんだ。その話やチェンバロの話はまた別の記事にしたいと思っているのでここではそれにふれない。その発表会を見に母が神戸の方から松本まで来てくれたのだ。それで、車に母を載せて実家へ帰った。年末年始の混む時期に神戸の方へ行きたくなかったので、一足早く移動したわけだ。中央自動車道が東名高速道路に合流する17kmほど手前の虎渓山PAに車を駐車したままてくてく歩くとなんと国宝を見ることが出来るので、せっかくだからそれを母に見せようと思ったのだ。ただし、虎渓山PAは上りのみなので、松本から神戸へ向かっているときに寄ることは出来ない。それで多治見ICで高速道路を一旦おりた。なぜそのようなことを知っているのかというと、9年ほどまえ...虎渓山永保寺へ行った。その1

  • 虎渓山 永保寺へ行った。その2

    虎渓山永保寺へ行った。その1よりつづく虎渓僧堂禅堂の門に葵と菊の透かしがある。葵と菊ですよ!権力との関わりを感じます。虎渓僧堂禅堂の塀は瓦を積んで固めたような感じで、横のラインが気持ちよい。塀の上の瓦も端正だ。この写真がもやっとしているのはスマホのズームレンズの方で撮ったから。ええ、今回もカメラを忘れました。池に橋が架かっている。橋の中央に屋根が懸けてある。橋の右手がその1でちらと見えた国宝永保寺観音堂。写真がよろしくない。虎渓山永保寺HPのトップ写真の方がよいのでぜひ見て下さい。ただし入れ替わるので2枚目以降。これが国宝観音堂。威容を見せつける奈良のものに比べるとこじんまりとしつつも堂々とした風格で、細かい所が端正なのが気持ちよい。梁の下の透かしがよろけている。桟唐戸の花狭間の組子もステキ。虎渓山永保寺...虎渓山永保寺へ行った。その2

  • 虎渓山 永保寺へ行った。その3

    虎渓山永保寺へ行った。その2よりつづく小径ぞいに下ってゆくと土岐川に出る。来た道を戻る。橋と観音堂が見える。左手の方へ行くと少し上ってもう一つの国宝の開山堂もあるのだが、明るいうちに神戸に辿り着かなければ、という急いた心持ちもあってスルーしてしまった。文化遺産オンライン永保寺開山堂の写真が見やすい。これは永保寺の一部分。その1の写真に写っていたイチョウのそばだ。唐草模様が優雅だ。来た道を辿らず、横に上る細道を上がっていくと永保寺を一望出来た。観音堂の反りの優雅な屋根を見下ろす。さらに坂を上っていくと朱の門が見えてくる。永保寺には保寿院と続芳院が隣接しているが、この朱の門が印象的なのは保寿院。保寿院のまえを通り過ぎ、道沿いに曲がって続芳院のまえを通り過ぎると元来た道に戻った。車に戻り。神戸の方を目指した。虎渓山永保寺へ行った。その3

  • 国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その1(パイプオルガン)

    国立音楽大学楽器学資料館というところがあって、そこで「世界の音階と音律」というのをやっている、というのを真三@創作垢のツイートあらためポストで知った。ここのところ、チェンバロのチューニングでヴェルクマイスターⅢを練習している身としては、これは行ってみたい、と思ったのだ。しかし、今回もカメラを持っていくのを忘れてしまった。資料館内は撮影不可なので油断した。わたしのスマホの望遠レンズは傷がついてぼやーっと激しくソフトフォーカスになってしまう。それで広角レンズで撮ると、こう歪んでしまうのだ。すみません。国立音楽大学楽器学資料館の入り口。くにたちおんがくだいがくです。こくりつじゃない。地名です。老婆心です。案内板、っていうんですか、アレが譜面台なのが音大っぽいかも。入ってすぐのラウンジのショーウィンドウは撮影可。...国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その1(パイプオルガン)

  • 国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その2(チェンバロ、クラヴィコード、スクウェアピアノ)

    国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その1(パイプオルガン)よりつづくパイプオルガンで思わず熱くなったが、もちろん資料館には他の楽器もある。リードオルガンもいくつもあったが、そのうちのひとつ、純正調オルガンがあった。浜松市楽器博物館でも見たなあ。ずいぶん変わった鍵盤のリードオルガンです。★👈下にスクロールすると国立音楽大学楽器学資料館の所蔵楽器目録詳細欄に純正調オルガンが出る。1936年製作。他には歴史的なピアノとかチェンバロとかクラヴィコードが何台も置いてあった。さわれるものもあった。さわれるチェンバロやスピネットのプレクトラムは革だった。革プレクトラムのチェンバロを弾くのは初めてです。ちなみに、スピネットは弦が鍵盤に対して斜めに張られているチェンバロの仲間である。皆がさわれるチェンバロのプレクトラムが羽...国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その2(チェンバロ、クラヴィコード、スクウェアピアノ)

  • 国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その3(オンド・マルトノ、テルミン)

    国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その2(チェンバロ、クラヴィコード、スクウェアピアノ)よりつづく楽器学資料館では楽器の10分講座というのを開催しているが、一般人見学の水曜日もやっているのでその時刻に間に合うように行った。行った日はオンド・マルトノの講座だった。資料館にオンド・マルトノは展示されている。★👈下にスクロールすると所蔵楽器目録詳細欄にオンド・マルトノが出る。資料館には2台あるらしい。★👈もう1台の方。浜松市楽器博物館にもあったが、浜松のものは鍵盤が鍵盤に似せたでこぼこの板の初期型なのに対し、国立音楽大学楽器学資料館のものは鍵盤も弾けるタイプ。レアな初期型を収集しようとするよりもちゃんと演奏出来ることに重心があるのが楽器資料館らしいんだろうなあ。レクチャーは楽器を実際に鳴らすことはなく、動画を使...国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その3(オンド・マルトノ、テルミン)

  • 国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その4(「世界の音階と音律」)

    国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その3(オンド・マルトノ、テルミン)よりつづくさて、本当の目的は「世界の音階と音律」だったはずだ。期待していたのだが、う~ん、世の中には平均律以外の音律も存在するよ、に毛が生えた程度の展示。とはいっても音律の話をしようとすると、物理や歴史について説明せざるを得ないし、簡単に聞き分けられて理解出来るものでもないし、仕方がないのかもなあ、とは思った。ピタゴラス音律の話をするのに不可欠なモノコードも置いてあったが、手作りっぽくてこまがぐらぐらしていて音程が定めにくい感じで、これで説明するのはちょっと難しそうだった。パソコンといくつかのキーボードが繋がれているセットがあって、代表的な音律一通りから音律を選んでそれぞれのキーボードに振り分けて鳴らすことが出来る。それぞれのキーボード...国立音楽大学楽器学資料館へ行った。その4(「世界の音階と音律」)

  • スパイシージンジャーケーキ

    久しぶりにケーキを焼いた。ソーダで割るとジンジャーエールになるジンジャーシロップをまた作ったのだが、そのシロップを作るのに使ったショウガをパウンドケーキに焼き入れたのだ。スパイシーな刺激が好きなので、このシロップは前回作ったものよりもっとスパイシーにした。シロップにはジンジャーのほかに、カルダモン、シナモンスティック、スターアニス、クローブ、ブラックペッパー、チリペッパー、ロリエをいっしよに漬け込んだ。どれも粉ではなくホールだったりボキボキ折ったりしたものだ。最初からケーキを作るためのショウガが目的だったりするので、焼き込んだときに存在感がなくならないようにあえてショウガは厚めにスライスし、火を入れる時間も短くした。まさか砂糖のストックが切れていて、急遽黒砂糖も少し加えた。コクが出た、ということにしよう。...スパイシージンジャーケーキ

  • トーハクの東洋館へ行った。

    グレッチェン・パーラトライブに行ったあと宿をとり、翌日は久しぶりにトーハクに行った。ガッツリという気分ではなかったので、東洋館をいつもと違う順でかいつまんで観た。いきなり地階に下りて、東南アジアの遺物を観る。いつもだと2階に上ってインドガンダーラの色気のある仏像から始めてそのまま上階に上っちゃっていたからなあ。👆斧の刃の部分。カーブが美しい。キャプション。斧インドネシアジャワ島出土初期金属器時代2~5世紀仏像の頭部。見慣れた日本のものやガンダーラのものやアンコール遺跡のものとお顔が違う。くっきりした稜線がすっきりしたラインを描いて端正だ。キャプション。仏陀頭部タイアユタヤー時代15世紀これも仏像の頭部だが、らほつが隠れている。キャプション。宝冠仏頭部タイアユタヤー時代16~17世紀キャプションその2。トー...トーハクの東洋館へ行った。

  • グレッチェン・パーラト ライブに行った。

    ★👈グレッチェン・パーラトカルテットライブブルーノート東京HPグレッチェン・パーラトはジャズヴォーカリストだ。決して声を張り上げず、コンテンポラリーなアレンジで仄かなブラジルの影響が心地よい。コロナ禍の2021年に『フロール』というアルバムが出たのだが、その中の先出しされた曲、'Wonderful'が、コロナで閉じ込められ先行きも見えず疲弊した心に沁みた。アルバムはガチャガチャしないミニマムな大人の音作りが今風だが、どの曲もそれぞれに作曲やアレンジや音に工夫やひねりがあって全く飽きさせない。その中の1曲、バッハ無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007メヌエットI/IIはグレッチェンのスキャットと楽器での演奏で、爽やかだけどどこかしんみりとした風みたいで、レパートリーとしては異色な筈なのにアルバムにしっく...グレッチェン・パーラトライブに行った。

  • 11月8日朝の山

    この夏は信じられないくらい暑かった。その影響だろうか、この秋の紅葉はいまひとつ。てっぺん近くのモミジはなかなか赤いな。鞍部、アップ11月8日朝の山

  • 横浜オルガンを修理した。

    昨年末に家に連れて帰って、DIYで直して弾けるようになって、コンサートで聴いて弾きたくなった曲とか昔弾いた曲とかを練習して動画を撮ったりしてアップしたのが5月★だったが、8月にアイドリングしていたら、バチッという音がしてキーを押しても音が出なくなってしまった。パイロットランプも消えたまま、スイッチを入れ直しても点灯しない。あー、これはショートかも、と夫がヒューズをチェックすると、切れていた。上の写真👆は1月に低音のスピーカーを交換しアンプを設置したときのものだが、中央のペダル右に銀色の箱があって、その上のペダル寄りの手前に黒くて丸い蓋にFUSEとある👇ピンぼけですみません。回して抜いて見ると、下にヒューズ管がくっついていた。同じ規格のヒューズを手に入れる。黒くて丸い蓋を外した状態。ヒューズ交換で直るのなら...横浜オルガンを修理した。

  • 栗ごはん

    栗を剥くのは面倒くさい。だから、この秋は栗ごはんはあきらめよう、とか思っていたのだが、買い物のたびに栗と目が合うものだから、負けた。大きい栗なら剥く数が少なくてすむし。石づちと札に書いてあった。栗をボウルに入れ水に漬けて冷蔵庫に入れて寝て、翌日にもち米を水に漬けたらさすがに覚悟が決まった。うるち米は栗を剥き始める直前に洗った。もち米1合、うるち米2.5合です。👆炊き立てです。炊き立てより翌日の方が美味しいのはタケノコご飯もいっしょだなあ。翌日はご飯がほんのりベージュになっている。栗のあくですかね栗ごはん

  • 手術後3年

    この夏はとんでもなく暑かった。命の危険を感じまくった。クーラーと扇風機がうちになかったら絶対死んでいたと思う。クーラーなんて必要ないよ、って言っていた群馬の山奥なのに!手術後もちょくちょく血液検査やレントゲンやCTをチェックしていたが、毎回異常なしですんでいる。重畳だ。めでたく3年経過したので、次の検査は6か月後になった。今までは2ヶ月に1度で、CT検査のあるときは、検査と結果をみてからの診察で2週連続で病院に行っていたから、病院に行く機会はずいぶん減るよ。とはいえ、少しだけマシになったけれど拗れた顔のアトピー性皮膚炎で2カ月に1度は皮膚科に通うし、アレルギー性の涙目で眼科も通うし、ときたま歯の詰め物は外れるし、何かと医者にお世話になっているのに変わりはない。医療保険制度が有難いです。庭のサルビア・ガラニ...手術後3年

  • 三鷹の森ジブリ美術館へ行った。

    トーハクに行き、セシル・マクロリン・サルヴァントのライブを聴き、宿をとった次の日は三鷹の森ジブリ美術館に行った。初めてだ。企画展示が『未来少年コナン』なので夫が乗り気だったのだ。完全予約制なのが美術館のできた当初は敷居が高い気がしたが、コロナ禍のおかげかネット予約は普通になったので気にならない。★👈三鷹の森ジブリ美術館HPジブリ美術館は館内は撮影禁止なので、外側のみ写真を撮った。入場する人の列に並んで入口へ進んでゆく。その通路沿いから見下ろす。写真だとあまり下がった感じがしないのだが、地下1階へ掘り下げてある。植物との共生を強く意識している。きっと、美術館ができた当初は物足りなかっただろう。経年を設計に盛り込んでいたんじゃないか。とはいえ、よく見ると枯れた葉など見当たらない。マメに細かく手を入れているな。...三鷹の森ジブリ美術館へ行った。

  • セシル・マクロリン・サルヴァント ライブに行った。

    ★👈コットンクラブHPセシル・マクロリン・サルヴァントライブトーハクで特別展『メキシコ展』を観たあとは、セシル・マクロリン・サルヴァントのライブだ。セシル・マクロリン・サルヴァンはグラミー賞ウィナーの女性ヴォーカリストだ。ジャンルはジャズ。彼女のバックグラウンドは要素がいろいろ多い。父親はハイチ人、母親はフランス人のフロリダ州マイアミ生まれで、フランスのエクサンプロヴァンスで音楽と法律を学んだ。音楽はバロック音楽と管楽器奏者ジャン・フランソワ・ボネルにジャズを教わった。ノンサッチレコードに移籍してからは、ジャズの枠を超えた作品を発表し始めた。頭がよく引き出しをたくさん持っていて一筋縄ではいかない感じ。彼女の演奏は前から注目していたのだが、3月に出したアルバム『Mélusine』は変化球だ。★👈YouTub...セシル・マクロリン・サルヴァントライブに行った。

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その1(イントロ、オルメカ)

    トーハクで開催中の特別展『古代メキシコ』を観てきた。★👈HP2017年秋に科博で観た『古代アンデス文明展』の印象がいまだに強く残っていたので、古代メキシコにも期待したのである。展示はとても興味深かった。そして今回の展示は撮影OKなので、調子に乗っていっぱい撮ってしまった。それでブログに沢山アップすることになる。すみません。トーハクの特別展なので入場者は多い。展示物も多い。そんな中撮影したので集中の足りない写真ばかりで、修正がたいへんだった。修正にも限度があって雑さをカバーしきれていない。すみません。しかし、展示の順番が、わたしには分かりにくかった。撮った順にアップしようとしても自分でよく分からない。それで再構成してアップすることにする。まず、今回の展示をみる上で、位置と名前を知っておこう。👇地図。マヤは、...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その1(イントロ、オルメカ)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その2(テオティオワカン1)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その1(オルメカ)よりつづく緑色の石で出来たマスク。つぶらな黒い目がユーモラスなんだが、逆に不気味さが漂うっていうか。口が軽く開いている。テオティワカンはメキシコシティの50キロほど北東に位置し、いくつものピラミッドなど建造物が並ぶ都市だった。キャプション。太陽のピラミッド出土。太陽のピラミッドはテオティワカン最大の建造物だそうだ。太陽のピラミッドという名前はテオティワカンが放棄されて数百年後に訪れたアステカ文明の人々が付けた名前で、元の名は分かっていないらしい。キャプションにあるテオティワカンの考古学ゾーンは遺跡ときどき猫テオティワカンが分かりやすい。テオティオワカンについてのキャプション。頭飾りとペンダントをつけた小立像。これも同じような緑色の石で出来ている。キ...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その2(テオティオワカン1)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その3(テオティオワカン2)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その2(テオティオワカン1)よりつづくなんともエキゾチックな波状の石製ナイフだ。柄がない。全周に刃がついているように見える。どこを握ればよいのやら。キャプション。月のピラミッド埋葬墓6出土。貝製のペンダント。キャプション。月のピラミッド埋葬墓6出土。その2(テオティオワカン1)でアップした太陽のピラミッドから出土した小立像が身につけていたようなイメージか。説明を読んでよく見ると人物が見えてくる。丸い耳飾りをつけている。メキシコってリャマじゃなくてシカがいるのか。中米は南米と違う、これ大事。ヒスイ輝石製の錐。キャプション。月のピラミッド埋葬墓6出土。生贄とか体を傷つける行為とか、そういう怖いもの見たさがなかったとはいえない。小座像。緑色の石で出来ている。やっぱり頭にな...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その3(テオティオワカン2)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その4(テオティオワカン3)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その3(テオティオワカン2)よりつづく嵐の神の土器。2柱目の神だ。頭足人だ。正面を向いた円盤状の耳飾りをつけている。キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。羽毛の蛇っていうのはケツァルコアトルのことだそうだ。ウィキケツァルコアトル巻貝製のトランペット。複雑な模様が彫り込まれているが、何だか分からない。別のトランペット。こちらは彫り込まれた模様が人物なのが分かる。キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。マヤと交流があった証拠だそうだ。緑色の石製の鼻飾り。キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。ガラガラヘビやシパクトリ神(ワニもしくは蛇の怪物)のモチーフを鼻の下につけるのか。シパクトリ神で3柱目。指令棒。木製の出土品があるとは!キャプション。羽毛の蛇ピラミッド出土。羽毛の蛇の...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その4(テオティオワカン3)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その5(テオティオワカン4)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その4(テオティワカン3)よりつづく嵐の神の屋根飾り。嵐の神はその4(テオティワカン3)トップにアップした土器にもなっていた。口から嵐を吹き出すのかしら?キャプション。テオティワカン、サクアラ出土。嵐の神のアステカ名はトラロク神なのか。嵐の神の壁画。口から吹く風は下向きにくるりと巻く。サクアラにはよくハリケーンが来たのだろうか?キャプション。サクアラ出土。トウモロコシが入った背負い籠を背負って、トウモロコシのついた茎を握っている。嵐が来るとトウモロコシを収穫する??テオティワカンのテパンティトラ神殿の壁画。下部左。大勢の人物がいる。ふんどし姿だが、ふんどしの前後が日本と逆な気がする。手に持っているのが実がいくつもついたトウモロコシの茎なのだろう。仰向けになって四肢を...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その5(テオティオワカン4)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その5(テオティオワカン4)よりつづく香炉。カラフル。人物の口あたりについているT字型のようなY字型のような板がある。キャプション。ラ・ベンティージャ、宮殿B出土。香炉。これにもT字型のようなY字型のような板がある。ほうきのようなものは何のモチーフなんだろうな?キャプション。ラ・ベンティージャ出土。マスク。これにも同様の鼻飾りなんだそうだ。耳飾りもこちらを向いていて特徴的。キャプション。メキシコシティ、アスカルポツァコ地区出土。さっきからずっと鼻飾りに注目していたが、現地の博物館に行かれた方のHP遺跡ときどき猫テオティワカンと博物館に、「葬祭用のマスク。蝶のような形の鼻飾りがありますが、これは魂が口から出ていかないようにしたものだそうです」という記述があった。魂が出...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その7(マヤ1 ハイナ)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その6(テオティワカン5、サポテカ)よりつづくテオティワカンの次はマヤだ。マヤにも遺跡がたくさんあるが、このページはハイナ島の土偶を集めた。ハイナ島はユカタン半島の北西部の海岸沿いに位置している。地図を見る限り、島といっても対岸から目と鼻の先だと思う。ハイナは土偶がたくさん出土しているらしい。支配者層の土偶。鼻梁が眉間の上まで続いている👆👇横向き。ごっつい帯だ。キャプション。マヤについてのキャプション。貴人の土偶。これも鼻梁が長い。1000年以上まえの土偶の被るつばの広い帽子は、ソンブレロへ連なる長い伝統なのだろうか。キャプション。貴婦人の土偶。丸い耳飾りは中心に何かついている。頭の飾りが複雑だ。キャプション。トウモロコシ神をまねた頭蓋変形なんだそうだ。頭蓋変形は現...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その7(マヤ1ハイナ)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その8(マヤ2 パレンケ1)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その7(マヤ1ハイナ)よりつづくパレンケはマヤの西部に位置する。トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その1(オルメカ)の地図ではマヤが緑色に塗られているのだが、記されている地名のうち大きめの文字の中では一番西に書かれている。ユカタン半島のつけ根くらい。遺跡ときどき猫パレンケによると、パレンケにはいくつも建造物がある。パレンケといえばパカル王墓が有名なんだそうだ。そのパカル王とみられる男性頭像(レプリカ)👆やはり鼻梁が高い。眉間をつきぬけている。パカル王が12歳で即位したときのマスクや翡翠製の葬送用仮面を遺跡ときどき猫パカル王墓とパレンケの歴史で見ることが出来る。パカル王の顔って、なんか知り合いに似てるんだよなあ。キャプション。ブレブレの写真で、本当にすみません。...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その8(マヤ2パレンケ1)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その9(マヤ3 パレンケ2)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その8(マヤ2パレンケ1)よりつづくマヤ文明といえば不気味な横顔の文字の印象が強い。書くのが面倒臭そうだ。キャプション。トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その8(マヤ2パレンケ1)の冒頭で顔見せしたパカル王が築いた神殿の碑文の一部だそうだ。西暦にすると647年3月5日を表しているそうだ。西暦じゃなくて直訳だと何と記されているのだろう?マヤ文字についてのキャプション。ブレまくっていて本当にすみません。ウィキマヤ文字に説明があったが、難しそうだ。解読の歴史はドラマチックなようだ。デュペの石板。ひょうたんつぎのような顔が見える。キャプション。西暦にすると654年のことが記されているらしい。太陽の神殿の北の石板。胸部から上がないが、写実的で端正だ。キャプション。西暦6...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その9(マヤ3パレンケ2)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その10(マヤ4 トニナ)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その9(マヤ3パレンケ2)よりつづくパレンケの次はトニナだ。トニナはパレンケが何度も戦った都市国家で、パレンケの南東に位置する。捕虜の石板👆後ろ手に縛られ、耳に紙の帯が通されている。キャプション。カラクルムはトニナやパレンケから北西に位置する。トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その1(イントロ、オルメカ)にアップした写真の地図でいえば、緑色に塗られたマヤ/ユカタン半島に❹と記されているすぐ下だ。トニナやパレンケからカラクルムへの距離の方がトニナとパレンケの距離より遠い。トニナはパレンケだけではなく他の都市とも戦ったのね。石板。大きい球をはさんで二人の男が向き合っている。ごつい帯は球戯用の防具だろう。すね当てもしているし。双方頭飾りがすごい。特に右のには顔がつい...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その10(マヤ4トニナ)

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その14(アステカ3)

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その13(アステカ2)よりつづくチコメコアトル神の香炉。テオティワカンやマヤにも香炉があったが、アステカにもあった。テオティワカンのトラロック神もトウモロコシを持っていたなあ。キャプション。メソアメリカでトウモロコシは別格の作物だ。チコメコアトル神は熟したトウモロコシの女神なんだ。熟していないトウモロコシには別の神がいるのだろうか?チコメコアトル神で15柱目。夜空の石板。両脇の模様は規則性があるようだ。トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その11(マヤ5土器など)でアップした星の記号の土器の模様と類似しているようなよく分からないような。斜め後ろから。キャプション。これは文字じゃないようだ。モチーフのかたまりは分かるのだが、どれが金星や星やワシや戦士なのか腑に落ち...トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その14(アステカ3)

  • チェンバロレッスン

    5月末に松本市音楽文化ホールで開かれたオーボエ・チェンバロジョイントコンサートのあとでめでたく第22期チェンバロ講習会の受講が許された、というところまではアップしていた。チェンバロ講習会はグループレッスンで、講習生の半数ずつが松本市音楽文化ホールのチェンバロを弾いて桒形亜樹子先生に見てもらう。それが4回と最後に発表会、という形式だ。あ、会場はホールじゃなくて練習室です。わたしの出番は偶数回で、先日ついに本物のヒストリカルなチェンバロを弾いたのだ。そもそもの経緯は1年半ほどまえにアトラスピアノのチェンバロを手に入れたことだ。これがピアノとはずいぶん弾き勝手が違う。それで中野振一郎氏のレッスン動画をじっくり見て彼の教則本を練習して、あとは好きなバッハとかスカルラッティとかを練習して楽しんでいた。それなりに楽し...チェンバロレッスン

  • トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その2

    トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その1よりつづくマヤ文明といえば不気味な横顔の文字の印象が強い。書くのが面倒臭そうだ。キャプション。夜空の石板。側面。キャプション。これは文字じゃないようだ。モチーフのかたまりは分かるのだが、どれが金星や星やワシや戦士なのか腑に落ちない。トーハク特別展『古代メキシコ』に行った。その2

  • 初夏の庭

    別宅通いや病気で庭に手をつけないまま何年も経つあいだに、蔓バラや木が伸びてもはやわたしの手に負えない状態になっていた。こうべをたれ夫にヘルプを求めて、この1月、雪の降るまえに伸びすぎたゲッケイジュをバッサリ1階の高さまで刈り込み、胴が腐りかけだが枝は2階の屋根より高くなってしまったモモはチェーンソーで切り倒し、蔓バラも脚立を大して使わなくても手が届くところまで切り詰めた。という写真はないのだが、とにかく邪魔な大物をスッキリさせて、新たな気持ちでこの春は庭に取り組めた。といっても全部を更地にしてやり直すのは現実的ではないし、今まで何年も生き続けてきたもので気に入っているものは活用する。👆ピンボケなニオイアヤメの花。肥料をやったら1本の花茎あたりの花数が増えた。時系列に写真をアップする。アネモネ・スベストリス...初夏の庭

  • ジンジャーケーキ

    久しぶりにお菓子を焼いた。ジンジャーシロップを作った残りの生姜を千切りにしてパウンドケーキに焼き込んだ。焼き上がりにジンジャーシロップとレモン汁を刷毛で塗った。美味しくできた。でもまあ反省点としては、ケーキの上の方しか酸味がない点。生姜はいいがレモンの香りが足らないのも気に入らない。レモン汁だと力不足だなあ。レモンピールも刻んで焼き込んだ方がわたしの欲しい味になりそうだ。それか、せめて生姜の浸け汁にレモン汁を加えておくとか。それとも、もうレモンから離れて別コンセプトにするとかジンジャーケーキ

  • オーボエ・チェンバロ ジョイントコンサートに行った。

    1年ぶりの松本市音楽文化ホールでの桒形亜樹子氏のチェンバロコンサートだ。★👈HP内ページ昨年は2種類の音律のチェンバロを用意したソロコンサートだったが、今回はオーボエとジョイントだ。今年はウィリアム・バード死後400年ということで、まずバードの曲を5曲、「プレリュード」、「ウイリアム・ピーター氏のパヴァーン&ガリアード」、「ウィロビー卿お帰りなさい」、「そんな荒れた森へ行くの?」、「ファンシー」を桒形氏は演奏した。ソロ演奏だ。古楽の味わいがたまらない。世俗的な曲の「そんな荒れた森へ行くの?」が牧歌的で楽しかった。★👈MichaelMaxwellSteerの演奏動画。★👈リュートがメインのアンサンブルAyreheartの演奏動画。★👈ニッケルハルパとリコーダーと歌のWildeRosesの演奏動画。森の中で歌...オーボエ・チェンバロジョイントコンサートに行った。

  • 中川 毅『人類と気候の10万年史』

    ★👈講談社HP人類と気候の10万年史過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか中川毅著者について予備知識があれば表紙のイラストもピンと来るはずなのだが、全然入れずに読み始めたので、話がどの方向に向かうのか今一つ予測がつかず、ドキドキビクビクしながら読んだ。そういえば、つい数年前まで温暖化に科学的な根拠はない、デマだ、と言う人たちもいたことを思い出した。本書によれば、1970年代にはむしろ寒冷化に向かっているのではないかと思われていたらしい。そういわれれば、かすかにそのような記憶があるかも。地球は暖かくなるのか?寒くなるのか?と予測しようとしても、「複雑な系は時代によって、あるいは観察する時間スケールによって、ひどく乱雑で予測困難な挙動を見せる場合があるという認識」p.54、「カオス的遍歴」p.55の考え...中川毅『人類と気候の10万年史』

  • シオ・クローカー ライブに行った。

    ★👈シオ・クローカーライブブルーノート東京HP今回はうっかりカメラを忘れスマホで写真を撮ったのだが、実はわたしのスマホのカメラのズームの方のレンズには傷がついている。広角で撮ってこんな風に歪んでしまった。すみません。シオ・クローカーはSpotifyでオススメされて知ったトランぺッターで、とても気になっていた。彼はトランペットだけでなくラップもまじえて言葉でも表現するし、シンセサイザーやPCを駆使して音を加えたり自身の音を加工したりもする、コンテンポラリーなミュージシャンなのだ。YouTubeなどで配信されるTinyDeskConcertというのがあって、ちょっと雑多だけど楽しそうな本棚や机のある部屋に色々なミュージシャンをよんで15~20分程度の短い演奏をしてもらう。その沢山あるTinyDeskConce...シオ・クローカーライブに行った。

  • 「国宝・燕子花図屏風」展を根津美術館で観た。その1

    リチャード・ボナ"アサンテトリオ"ライブの翌日、尾形光琳の燕子花図屏風を観に根津美術館へ行った。時間予約を取っていたけど並んだ。入ってみれば問題なかった。👆👇軒下を壁沿いに入口に向かって並んだときに撮った写真。通りと仕切るフェンスの内側煮物竹が植えられ、壁にも竹が並べられ照明も当てられている。非日常の空間が期待を高める。時間予約を取ったスマホの画面を見せるだけなのですらすら入場できた。窓口で紙の入場券を買って入口でもぎられるというのとずいぶん違う。インターネットとAIのおかげだな。技術の進歩がありがたい。燕子花図屏風などとても素晴らしかった。しかし写真は撮れない。チラシを見て思いを馳せよう。入場券と特別展のチラシ👇チラシの写真は平らだが、屏風というのは折り曲げて立たせるものだ。横切りながら屏風を眺めると、...「国宝・燕子花図屏風」展を根津美術館で観た。その1

  • 「国宝・燕子花図屏風」展を根津美術館で観た。その2

    「国宝・燕子花図屏風」展を根津美術館で観た。その1よりつづく根津美術館ご自慢のお庭です。カキツバタの咲く時期に尾形光琳の燕子花図屏風を展示するとは、なんと心憎い演出だろう。木々も石もカキツバタも雨に濡れそぼって色がくっきり見える。サギが佇んでいる。ゴイサギ?アップ。根津美術館を出て竹の横の道を歩く。キンメイモウソウという札が立ててあった。前日に皇居東御苑で見て名前を知ったばかりだ!「国宝・燕子花図屏風」展を根津美術館で観た。その2

  • リチャード・ボナ "アサンテ トリオ" ライブにまた行った。

    高崎芸術劇場でボナのライブを観たが、今度の会場はブルーノート東京だ。コロナ禍のせいでブルーノート東京に来るのは3年ぶり。なんか胸がいっぱいになるね。また来れてよかった。ブルーノート東京が潰れなくてよかった。席のレイアウトは以前よりもゆったりとなり、ガブリ寄りの席は最安ではなくなった。かつては同じカテゴリーの席を予約の順で選ぶことが出来たのだが、それも廃止されブルーノート東京側が決めるようになった。以前はライブを楽しんでもらうことを重視していたが、今度の変更はもうちょっと利便性にバランスを取った感じだ。少しでも多くの人に近くで観てもらおうという代わりにキチキチの席はちょっと窮屈だったし、席を選ぶのも前の順番の人が決めるのを待つ時間があったし、それで早い順番なら開場時刻には来ていなければならなかったので、この...リチャード・ボナ"アサンテトリオ"ライブにまた行った。

  • 皇居東御苑へ行った。その1

    東京駅からちょっと歩くと皇居東御苑の大手高麗門だ。入って右が大手門になる。鋲だらけ。振り返れば、大手町や丸の内のビルが門の背景。ビルの窓ガラスの色と大手高麗門の雨樋の色が同じ青緑でいい感じ。銃眼。階段で上がるんだな。これが大手門。1945年の空襲で消失した旧大手門に飾られていた鯱。キャプション。大手門を通り抜け、東御苑管理事務所の守衛所のまえを通り、大手三之門跡を通るといよいよ城の敷地に入った気がしてくる。どちらに行こうかな?庭や植物が見たかったので、右を選んだ。皇居正門石橋旧飾電燈。なんか明治村っぽいって思ったらあった。★元々6基あったそうだ。残りの4基はいずこへ?皇居東御苑へ行った。その2へつづく皇居東御苑へ行った。その1

  • 皇居東御苑へ行った。その2

    皇居東御苑へ行った。その1よりつづく素敵な花の咲いている木があった。花弁の裏の方が濃いピンクの一重のバラの花だが、樹形は紛れもなく樹木。サンショウバラだ!ピンクのぼかしがたまらない。庭に植える植物は、いくら魅力的でも、棘があったり手に負えないくらい大きくなるものや手間のかかるものはやめよう、とこの春決めたはずだが、サンショウバラは植えたい!萼もヒップもトゲトゲ。全体像。バラとは思えないよ。皇居東御苑へ行った。その3へつづく皇居東御苑へ行った。その2

  • 皇居東御苑へ行った。その3

    皇居東御苑行った。その2よりつづく宮内庁書陵部のまえを通り過ぎて左に曲がると個性的な建物がある。桃華楽堂だ。桃華というだけあって、もうとうに花は終わっているけれど、両側にハナモモが植えられている。キャプション。桃華楽堂の向かいは天守台。斜面の雑草が花をつけていた。ムラサキツメクサ、マツバウンラン、マツヨイグサ類など。自分の庭はこういう雰囲気にしたいんだよなあ。サクラに実がなって、それをカラスが食べに来ているようだ。カラスにつられて食べてみたが、渋い!キンメイモウソウ。ギンメイチク。スホウチク。これら3品種はみな元の竹の種が違う。上からモウソウチク、マダケ、ホウライチク。皇居東御苑へ行った。その4へつづく皇居東御苑へ行った。その3

  • 皇居東御苑へ行った。その4

    皇居東御苑へ行った。その3よりつづくトチノキが咲いている。アップ。落ちていた花。中ほどは赤いんだな。なんか可愛い。ピンボケですみません。タニウツギ。これで野生種とは!ワイゲラ属は園芸品種も多い。トチノキに負けない大きな葉だが、つぼみが明らかに違う。咲いている。ホオノキです。ツリバナ。ニシキギ属だ。庭に植えられるニシキギ、マユミやマサキもニシキギ属だ。皇居東御苑へ行った。その5へつづく皇居東御苑へ行った。その4

  • 皇居東御苑へ行った。その5

    皇居東御苑へ行った。その4よりつづく本丸跡の方から大手門の方へ戻るべく中之門跡を通ると、百人番所のまえに出る。手前のツゲが番所の屋根の形に刈り込まれていて楽しい。キャプション。大手高麗門の出てお濠を振り返る。皇居東御苑ってそういえば行ったことがなかったんだよなあ。都内でこんなにゆったりと広くて人口密度の低い庭もそうそうないだろう。各都道府県の樹木が植えられているエリアは庭師の方々が手入れをしていたり、果樹古品種園では柑橘類の花がいっぱい咲いていて香りをかぐことが出来たし、バラ園は和風の仕立て方が他のバラ園とは一線を画していてユニークだし、ほかにも梅林や茶畑や菖蒲田やら見どころは多い。昭和天皇の御発意による武蔵野の雑木林も楽しかった。欲をいえば、植物の札を増やしてほしい。知っている植物にばかり札がついていて...皇居東御苑へ行った。その5

  • リチャード・ボナ "アサンテ トリオ" ライブに行った。

    高崎芸術劇場RICHARDBONA"ASANTETRIO"☜公演情報リチャード・ボナのライブは何度か観たことがあるけれど、会場はいつもブルーノート東京だった。コロナ禍が始まってずっとボナは日本に来なかったけれど、この春やっとブルーノート東京でライブをすることになった。それだけじゃない、なんと今回はブルーノート東京のサポートで高崎芸術劇場でもライブをするという。群馬県に来る!行かない選択はないよ!!高崎芸術劇場が出来たのは2019年9月だ。コロナ禍が始まったタイミングというのもあって、高崎芸術劇場で何かを観ようと思うことはなかった。今回のライブが初高崎芸術劇場だよ。高崎芸術劇場には3つのホールとリハーサルホールやスタジオがあるが、今回のライブは1階のスタジオシアターだ。開場まえの会場。ポスターは紙じゃなくて...リチャード・ボナ"アサンテトリオ"ライブに行った。

  • 江戸城へ行った。その3

    江戸城へ行った。その2よりつづく江戸城へ行った。その4へつづく江戸城へ行った。その3

  • 乾 敏郎・阪口 豊『脳の大統一理論』

    乾敏郎・阪口豊『脳の大統一理論』☜岩波書店HP大統一理論とは大きく出た、怪しくない!?というのが最初に思ったこと。でも岩波化学ライブラリーから真面目に出ているから、そんなことはないだろう。聞いたことのない言葉なのもわたしが不勉強なだけだろう。ほら、セントラルドグマだってなかなかすごい言葉だよ。などと思いつつ読みました。2回目はメモをとりつつ。いやあ、世の中知らないことばかりだ。ほええ、と何度も感嘆の声を上げてしまった。脳の現象は自由エネルギー原理で説明できるそうだ。「推論するシステム」だ。言い換えると、「もっとも在りえそうなのは何か?」と考えることかな?何かを見て、これは○○だ、と判ずるとき、網膜から神経の信号が脳へ伝わって○○だと分かる、とむかーし教科書か何かで読んだと思うのだが、自由エネルギー原理だと...乾敏郎・阪口豊『脳の大統一理論』

  • 車を買った。

    2008年9月からずっとスバルエクシーガに乗っていたが、つぎの車検を通すために必要な修理がけっこう大掛かりになるという。もう5人以上で乗ることも殆どないだろうし、ガソリン高騰で円安でウクライナ情勢で、とガソリン価格がぐっと下がるなんてことは想像できないし、ということで、車を買い替えることにした。14年半経ったら隔世の感である。車を購入するときに細かいところをつめていくけれど、コンピューターによるお役立ち機能というか運転サポートとかをどこまでつけるかという点が多くて驚いた。そしてそれによって加わるお値段も。世の中進歩しているのねえ。運転したら快適だ。どうしても発生するうっかりミスという人間の特性を丁寧に補ってくれる。毎回の運転距離や燃費をドライバーごとに記録していたりするし、それをスマホでチェック出来るし。...車を買った。

  • 松浦 壮『時間とはなんだろう』

    時間のことを考える、その間も時間が流れて…この循環論法に出口は?時間とはなんだろう?とはなんだろう松浦壮←講談社ブルーバックスHPこの本を書くこととなった動機について、クスッとしてしまうような言葉であっさり書かれている.。おススメである。「時間」って、なんなんでしょうね?っていう本の導入が素晴らしい。素人がすんなり入っていける。高速移動している物の上では時間の流れは遅くなる、というのは相対性理論で有名な話だが、今やそれが身の回りにありふれている現象だということを、寡聞にしてこの本で初めて知った。GPSである。位置情報は最低3機の人工衛星で割り出せるのだが、受信機と高速移動している人工衛星の時計のずれを補正するためにもう1機の人工衛星の情報を加えなければならないそうだ。「アインシュタインは一般相対性理論を作...松浦壮『時間とはなんだろう』

  • 横浜オルガン EL-1S を手に入れて修理した。

    昨年11月に松本市音楽文化ホールでミシェル・ブヴァール氏によるセザール・フランク初期の作品:前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調Op.18を聴いてからというもの、この曲を弾きたくて仕方なくなってしまった。譜面を手に入れて試しにチェンバロで弾いてみたが、足鍵盤音を左手で弾くと残りの音を右手でカバーできないし、上の方の音も同じ音程だが別の音色というのが頻出して、なによりチェンバロの音色では表現できないので、ちゃんとパイプオルガンで弾きたくて仕方がなくなってしまった。とはいっても普通の家にパイプオルガンを据えるのは現実的ではない。予算もさることながら、音の大きさが家にそぐわない。以前作ったポルタティーフオルガンですら耳が痛くなるのだよ。ああそういえば、学生時代にパイプオルガンを教わった先生の自宅には練習用のパイプオルガ...横浜オルガンEL-1Sを手に入れて修理した。

  • 博物館明治村へまた行った。その1(帝国ホテル中央玄関)

    昨年12月に浜松市楽器博物館に行きヤマハイノベーションロードを見学したあと、博物館明治村に行った。その9まであります。2019年に行った話はこちら。博物館明治村へ行った。帝国ホテル中央玄関編その1から始まり、全部で10本ある。今回の帝国ホテル中央玄関についての記事はこれ1本のみだ。前回アップした方が熱いな。★←明治村HP帝国ホテル中央玄関↑玄関から入り、左に折れて2階に上がる途中の踊り場。2023年12月に行ったのだが、正月を意識してか着物姿で箏の生演奏が見れた。大きな窓からの光や隅のテラコッタの隙間からの光が美しい。↓こちらは玄関から入って右に折れた方の踊り場。白い天井に入る茶色いラインが目を惹く。2回から吹き抜けを見下ろしたところ。モールの飾りやクリスマスツリーが華やかだ。往時もきっとこのように華やか...博物館明治村へまた行った。その1(帝国ホテル中央玄関)

  • 博物館明治村へまた行った。その2(SL名古屋駅)

    博物館明治村へまた行った。その1(帝国ホテル中央玄関)よりつづく帝国ホテル中央玄関のある明治村5丁目のSL東京駅で蒸気機関車に乗って、明治村4丁目のSL名古屋駅で降りた。★←明治村HPSL乗車体験古いSLをちゃんと運行させるのはたいへん苦労があるだろう。偉いな。かわいらしい駅から入鹿池を臨む。博物館明治村へまた行った。その3(鉄道寮新橋工場(機械館))へつづく博物館明治村へまた行った。その2(SL名古屋駅)

  • 博物館明治村へまた行った。その3(鉄道寮新橋工場(機械館))

    博物館明治村へまた行った。その2(SL名古屋駅)よりつづく見晴らしのよいSL名古屋駅から出て下りてすぐのところは鉄道寮新橋工場(機械館)だ。外観は撮り忘れた、すみません。ちゃんと建物にも注目するんだった。★←明治村HP鉄道寮新橋工場(機械館)もともとは鉄道整備工場だったが、今は明治期の機械が展示されている。鋳物の重厚な雰囲気がたまらない。トヨタ産業技術記念館で見たG型自動織機を思い出した。↑↓活版印刷機。キャプション。製造年:明治42(1909)年製造者:株式会社東京築地活版製造所寄贈者:日本国有鉄道札幌印刷場型式:四六半裁段車式、能力:30枚/分乗車券印刷機。乗車券用なだけあって、通し番号をふるために1枚1枚違う数字を印刷できるらしい。ちなみにさっきから背景にちらちら写っているごついのは蒸気槌(1881...博物館明治村へまた行った。その3(鉄道寮新橋工場(機械館))

  • 博物館明治村へまた行った。その4(宇治山田郵便局舎)

    博物館明治村へまた行った。その3(鉄道寮新橋工場(機械館))よりつづくまえに明治村を訪れたときは修理中で見ることが出来なかったので、期待が高まる。約4年にわたる修理工事を終えて2022年11月3日より一般公開だそうだ。オープンしてまだひと月くらいで見ることが出来た。シンメトリーな姿が印象的だ。★←明治村HP宇治山田郵便局舎明治42(1909)年に伊勢神宮外宮前に建てられたそうだ。右手前のアカマツがなんとなく伊勢神宮っぽい。伊勢神宮なら数カ月前に行ったぞ!伊勢市駅から外宮にまっすぐつづく参道を歩いて外宮手前まで来ると、おしゃれな建物とその隣に郵便局があるのが見えた。そのおしゃれな建物はコの字型に配され、フランス料理レストランとチョコレート専門店と旅行会社が入っているようだ。敷地入口には背の高いアイアンの門扉...博物館明治村へまた行った。その4(宇治山田郵便局舎)

  • 博物館明治村へまた行った。その5(六郷川鉄橋、他)

    博物館明治村へまた行った。その4(宇治山田郵便局舎)よりつづくなんかちょっと茂りすぎている気もしなくもない。★←明治村HP六郷川鉄橋向こうにかすんで見える白い壁に赤い三角屋根はハワイ移民集会所だ。★←明治村HPハワイ移民集会所アップ。もともとは日本初の複線用鉄橋で、明治10(1877)年に多摩川下流の六郷川に掛けられたが、明治45年に東海道線の複々線化に際して外され、単線用に改造されて御殿場線の酒匂川に架けられたらしい。複線→複々線→単線→本橋部のトラス1連のみ移築、という経緯だ。列車用の鉄橋を歩いて渡る、って『スタンド・バイ・ミー』みたいだな。鉄橋を渡った先には蒸気機関車。★←明治村HP尾西鉄道蒸気機関車1号明治村にはSL乗車体験で走らせている蒸気機関車2台のほかに、動かさないSLもあるんだな。そして、...博物館明治村へまた行った。その5(六郷川鉄橋、他)

  • 博物館明治村へまた行った。その6(札幌電話交換局)

    博物館明治村へまた行った。その5(六郷川鉄橋、他)よりつづく前回はスルーしていた明治村の2丁目をチェックする。まずはとっつきの石造りの四角い建物だ。★←明治村HP(札幌電話交換局)入口の庇の緑青の色がアクセントになっている。花型のレリーフ(花紋)が素敵だ。1階と2階の境に帯状に突出した飾りを胴蛇腹というらしい。花紋の上のちょっと突き出している部分とセットなのか。キャプション。高価な交換機を火災から守るために地元産のを石材を用いて建てられたのだそうだ。そういえば、宇治山田郵便局舎の切手倉庫も防火対策がしっかりしていたなあ。中の展示。電話交換局らしく古い電話交換機や電話機が展示されている。これがかかってきた通話を電話交換手が手動で繋ぐ交換機。これはまだかわいいタイプで、もっと大きくなった。その後、自動になる。...博物館明治村へまた行った。その6(札幌電話交換局)

  • 博物館明治村へまた行った。その7(東松家住宅)

    博物館明治村へまた行った。その6(札幌電話交換局)よりつづく明治村の2丁目、入口の札幌電話交換局から2軒奥の和風の黒い3階建てが東松家住宅だ。★←明治村HP東松家住宅キャプション、左側。創建以来、何度も増改築を繰り返したらしいです。もともと江戸末期には平屋だった建物を、明治28(1895)年に後方へ曳いて移動させたうえ、2階の前半分を増築して現在の店構えにし、さらに明治34(1901)年に3階より上の部分を増築したとされている。HPの説明を読みつつ見取り図を読み解くと面白い。じつは鰻の寝床のように間口より奥行きの長い建物なのだ。見取り図アップ。上階に行くにしたがって奥の面積が狭まっている。キャプション、右側。左の戸から中に入ると奥行きの長い土間があり、少し先では3階までの吹き抜けが高い。入って進み、一枚戸...博物館明治村へまた行った。その7(東松家住宅)

  • 博物館明治村へまた行った。その8(聖ヨハネ教会堂)

    博物館明治村へまた行った。その7(東松家住宅)よりつづくこんどは1丁目の奥へ。明治村へバスで行くと1丁目から入村するが自家用車用の駐車場は5丁目側にあり、今回はそちらから入村したので聖ヨハネ教会堂は最も遠い建物かもしれない。★←明治村HP聖ヨハネ教会堂靴を脱いで入り、左右の階段から2階へ上がる。両階段の上は塔になっていて、壁に梯子が掛かっているのが気になるが、写真は撮らなかった。ちなみに1階は「つみきひろばGabe」といって、「子どもの可能性を豊かに育み、大人に気づきの喜びをお届けする「共育」空間」なんだそうだ。★見学する建物に直接関係あるわけではなさそう。明治村の見学に飽きた小さい子向け、という感じか。階段を上って扉の向こうが礼拝堂。奥の扉は反対側の階段に通じている。屋根の内側に竹のすだれが使われていて...博物館明治村へまた行った。その8(聖ヨハネ教会堂)

  • 博物館明治村へまた行った。その9(大明寺聖パウロ教会堂)

    博物館明治村へまた行った。その8(聖ヨハネ教会堂)よりつづく天井のアーチのラインに目が惹きつけられる。★←明治村HP大明寺聖パウロ教会堂祭壇の右側には、黒いゴツゴツした壁に手を合わせたマリア像。ルルドの洞窟なんだそうだ。ルルドはピレネー山脈のふもとにあるフランス南西部の町で、世界的に有名なカトリックの巡礼地。1858年に地元の少女がここで薪拾いをしているとき聖母マリアが出現したといわれる。巡礼地を系列のあちこちの教会に作っちゃうのか。近寄りすぎないように柵がある。柵も素敵。アップ。下からの光でちょっと不気味な演出というか神秘的というか。祭壇アップ。まるで天から星が降ってきているかのようなラインの天井だ。窓は麻の葉模様。窓と上方のアーチ。祭壇近くから振り返り入口を見る。入口の上の段。ロフトっぽい。外観。内と...博物館明治村へまた行った。その9(大明寺聖パウロ教会堂)

  • 4月11日 朝の山

    だいぶん葉が伸びてきた。パッチワークのようだ。4月11日朝の山

  • 4月3日 朝の山

    日に日に芽が伸びて、梢の色が変わる。いろいろな色がある。3月26日の写真と同じ場所です。てっぺん付近の岩陰のピンクはアカヤシオつつじかな?この時期の山がいちばん好き4月3日朝の山

  • 3月26日 朝の山

    山桜が咲きだした。曇天のもやの中カラスが飛んでいた3月26日朝の山

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その1

    浜松市楽器博物館へまた行ったあと、ヤマハイノベーションロードを見学した。HPに企業ミュージアムとある通り、本社にある。コロナ禍のあおりで、区切られた時間ごとの入場制限があり、予約した者しか入れない。扉が開くのを待っている間に撮った写真。イノベーションロードはサイト上でバーチャル見学が出来る。要所要所では音声解説も聞ける。もしかしてそちらを見てもらえばこんな記事を書くこともなかったかも....、と思ったりするが、まあ、書く。入口入ってすぐのところの目立つ場所にバイオリンが3本さげられている。エレクトリックバイオリンYEV1052016ステージ上で映える斬新なデザインと高い演奏性を兼ね備えたエレクトリックバイオリンとキャプション。★←ヤマハHPイノベーションロード展示コレクションより5弦だ。横から見ると、ぐっ...ヤマハイノベーションロードに行った。その1

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その2

    ヤマハイノベーションロードに行った。その1よりつづくグランドピアノのカットモデル。ヤマハ掛川工場のハーモニープラザにもあったなあ。アクション部分をアップ。キーを押す動作をハンマーに伝え弦を打つ動作にする。微妙なタッチの差も弾き分けられるようにする為にこんなにたくさんの部品が必要なのだなあ。響板部分をアップ。弦の響きを増幅させるとても大事なパーツが響板だ。その振動を止めないように、響板の下側は支柱に触れていない。響板の下側をアップ。響板の裏に何本か貼られている桟のような部品は響棒という。ヤマハイノベーションロードに行った。その3へつづくヤマハイノベーションロードに行った。その2

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その3

    ヤマハイノベーションロードに行った。その2よりつづくものづくりウォークという展示のなかのピアノコーナー。響棒の貼り付けられた響板↑キャプション↓響板はとても重要なパーツです。響板の表側に、弦のとまる駒が貼られている。低音の弦は長くなるので、省スペースと共鳴をねらって交差させて張るため、駒が部分的に2列になる。アップ。駒はブリッジともいう。キャプション。支柱と側板。がっちり作られている。キャプション。フレームと弦。これぞピアノ、っていう。低音の弦が上に交差している。キー(鍵)の一揃いを鍵盤という。白黒はのちに貼られるけれど、貼られる木材は一枚から切り出される。ポルタティーフオルガンを作ったときにはじめて知ったが、これは重要なポイント。キーの中ほどの孔をピンに通し、支点で支え、正しい位置に留めるパーツを筬(お...ヤマハイノベーションロードに行った。その3

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その4

    ヤマハイノベーションロードに行った。その3よりつづくものづくりウォークという展示のなかのギターコーナー。バズ・ライトイヤーのあごみたいだが、そこをマレットでコンと鳴らしてみる展示。響棒の改良を体験させてくれる。キャプション。楽器というものは感性にうったえるものなので、感性の違いによって善し悪しは変わってしまう、とても主観的なものだ。微妙な差が分かる人とそうでない人もいるし。それで得てしてオカルトが跋扈するのだが、科学的に、客観的に差を見つけるヤマハの手法はよいと思う。塗装も大事。キャプション。工程を経ることによる変化。ヤマハイノベーションロードに行った。その5へつづくヤマハイノベーションロードに行った。その4

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その5

    ヤマハイノベーションロードに行った。その4よりつづくものづくりウォークという展示のなかのバイオリンコーナー。バイオリンは見るからに木から出来ているな。ピアノに比べるとパーツが少ないなあ。その1でアップしたエレクトリックバイオリン。あれは5弦だったが、これは4弦。色々な楽器に使われる木の種類。軽くてよく響く響板用とか、硬くて緻密な指板やキーの表面用とか、文字通り適材適所です。その例。ピアノなどの響板にはアカエゾマツ。クラリネットにはグラナディラ。ものづくりウォークという展示のなかのマリンバコーナー。木を削ると音が低くなる。にわかには信じられない。弦や管は太く長くなるほど低くなるからね。叩くと分かる。キャプション。まず基音を削り出し、それから倍音を加える。YM-5100A★これはものづくりウォークコーナーじゃ...ヤマハイノベーションロードに行った。その5

  • ヤマハ イノベーションロードに行った。その6

    ヤマハイノベーションロードに行った。その5よりつづくものづくりウォークという展示のなかの金管楽器コーナー。トランペットのベル製造工程(1枚取り)↑、トランペットのベル製造工程(2枚取り)↓サックス。キャプション。ただ叩くだけの一見シンプルな道具に見えるが、こういうものこそ技術の奥が深い。キャプション。ヘラ絞り。ろくろで回してヘラを当てると絞れる。魔法のようだ。キャプション。管を曲げるのに、いちど潰してから、っていうのにびっくりした。ヤマハイノベーションロードに行った。その7へつづくヤマハイノベーションロードに行った。その6

  • ヤマハイノベーションロードに行った。その7

    ヤマハイノベーションロードに行った。その6よりつづくエレクトーンE-701977PASSystem(パルス・アナログ・シンセサイザーシステム)を搭載したエレクトーンとキャプション。★その6では目についた楽器をアップする。サイレントブラスSB11995楽器音を会話程度の音量にまで抑え、いつでもチューバの演奏が楽しめるサイレントブラスとキャプション。★コンサートグランドピアノCFⅢS製造番号5021000199420世紀最大のピアニスト、リヒテルはヤマハピアノを愛用した。本機は1994年最後の来日公演の際に使用したピアノとキャプション。★譜面台が優雅。キャプション。掛川工場のハーモニープラザにもリヒテルピアノがあったが、あれは製造番号が違う個体なのかしら?コンボオルガンYC-101969★デザインに心惹かれる...ヤマハイノベーションロードに行った。その7

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その1(チェンバロその1)

    2021年12月に浜松市楽器博物館に行って大いに刺激を受けたのだが、1年経ってまた行く機会が出来た。今回は鍵盤楽器の中でも特に興味のあるものだけに絞って写真を撮ってきた。ちなみに前回行ったときのチェンバロ等の記事→★このチェンバロ↑↓は、アブラハム&ジョセフ(Ⅰ世)・カークマンAbraham&Joseph(1)Kirckman1791ロンドン★←浜松市楽器博物館のHP内の所蔵資料データベースペダルがついているのがちょっと変わっているチェンバロだ。↓チェンバロのジャック。わたしが勝手に博物館のチェンバロのジャックを抜いたわけではない。浜松市楽器博物館は毎日ギャラリートークという時間が3、4回設けられていて、学芸員が博物館にある色々な楽器を実際に演奏して説明してくれるのである。すごく気軽な感じでわたしが見た限...浜松市楽器博物館へまた行った。その1(チェンバロその1)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その1(チェンバロその1)よりつづくなんとも華やかだ。まえに見たときは蓋が開いていなかったらよけいに華やかに見えるのかな。フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世François-ÉtienneBlanchetII1765パリ★とある。各国によるチェンバロの違いのキャプション。見た目のわたしの好みでいえばイギリス風だなあ。華やかなのもよいけれど、身の回りに置いて使うとなると、わたしは装飾がはずかしい。ヴァージナルフェランテ・ロッシFerranteRossi1597ミラノ★鍵盤に対して弦の張られる方向がチェンバロと違うけれど音の出る仕組みはチェンバロと同じ。彫刻がすてき。これなら許せるのか、わたし。上の国別比較キャプションにイタリアの特徴として「ひかえめな飾りと品のある形」とあ...浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その2(チェンバロその2)よりつづくこれは浜松市楽器博物館では唯一のクラヴィコードだ。ペール・リンドホルムPehrLindholm1788ストックホルム★蓋が開いた状態。アップ。クラヴィコードは音の小ささを少しでもカバーしようとしてか複弦だ。一つのキーで同じ音程の2本の弦を鳴らす。だがこのクラヴィコードは低音2オクターブ弱がユニゾンではなくて1本の弦が1オクターブ上になっているのが特徴だ。響板の鍵盤に近いところに細いブリッジがあるのが見える。低音の太い弦が上を通り過ぎている。そこのキーをひとつ押すと2つの音に聞こえても曲の中で鳴らせば上の倍音が多めの音色に聞こえるんだと思う。そういう発想はパイプオルガンに親しんでいれば普通に出てくると思う。黒いナチュラルキーの手前側が少し見え...浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その3(クラヴィコード)よりつづくチェンバロ、クラヴィコードのつぎは初期のピアノ。クリストフォリのピアノから歴史は始まるのだ。1年前の見学の記事でアップしたので詳しくは述べない。クリストフォリ・ピアノ河合楽器製作所1995浜松現存する3台のクリストフォリ製ピアノをもとに復元したもの★浜松市楽器博物館にはクリストフォリの復元ピアノの音の出る仕組みが分かる模型もある。ハンマーが現在のピアノと全然違うというのが分かった。影踏丸さんという音楽史などの物知りさんがネットにたくさん記事をアップしていてひじょうに勉強になる。海外の当時の文献を翻訳して読み解ける方なのだ。凄い、一体何者!?最近のアップにちょうどピアノの誕生についての記事があって、黎明期のピアノとしてクリストフォリのもの以外に...浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その5(ピアノその2)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その4(ピアノその1)よりつづく伝アンドレアス・シュトライヒャーAttributedtoAndreasStreicher1815頃ウィーン★キャプションにははね上げ式シングルエスケープメントとある。白いジャックレール?の上のちょうど弦の位置に楕円形のフェルト?が載っている。孔が突き抜けているのだろうか?シュトライヒャー一族についてのキャプション。ブロードウッドがイギリスならシュトライヒャーはドイツ、ウィーン。このキャプションに書かれているアングロ=ジャーマン式アクションとは一体どういうものなんでしょう?軽く検索したけれど分からなかった。ヨーゼフ・ベームJosephBöhm1820頃ウィーン★キャプションにははね上げ式シングルエスケープメントとある。円弧を生かしたデザインと派手...浜松市楽器博物館へまた行った。その5(ピアノその2)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その5(ピアノその2)よりつづくプレイエルPleyel1869パリ★キャプションには突き上げ式シングルエスケープメントとある。この写真だととても分かりづらいが、第二響板が蓋に揃えて上げられていると思う。第二響板についてはその5の最後の写真のキャプションに説明されている。鋳物のフレームだ。いまのグランドピアノのように見える。アップ。グランドピアノのダンパーといえばこういう黒いやつだよね。まあまだちょっと形が違うけれど。ダンパーペダルの仕組みは足で踏んで引っ張る式だったが、エラールが1810年に突き上げ式を発明してペダルボックス型になったらしい。このピアノもペダルボックスのある方だよな。西野智也ピアノ講座第5回【ピアノ界の3大発明家】こちらは突き上げ式ダブルエスケープメント(フラ...浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その7(オンド・マルトノ、ハモンドオルガン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3)よりつづくその6までは弦を張った鍵盤楽器にアップしたが、その7以降は電子鍵盤楽器についてアップする。オンド・マルトノ写真をちゃんと撮らなかったせいでこれしかキャプションを読み取れなかった。浜松市楽器博物館の所蔵資料データベースにも見当たらないんだよな。でもまあ黎明期の電子楽器として有名なので検索すればすぐに出てくる。私家版楽器事典オンドマルトノオンド・マルトノはフランスのモーリス・マルトノによって1928年頃にテルミンを真似て作られたそうだ。リボンの中ほどの輪に右手の指を入れて左右に動かすことで音程を決め、左側の引き出しのスイッチで音を鳴らしその押し込み加減で強弱をつけるらしい。分かりやすい説明が浜松市楽器博物館のツイッターにあった。動画もあるよ★音程を...浜松市楽器博物館へまた行った。その7(オンド・マルトノ、ハモンドオルガン)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その7よりつづく電気オルガン"モデル4602"ウーリッツァー(ニューヨーク、アメリカ)昭和29年頃ペダルが上のGまである。キャプションと音色スイッチ。ウーリッツァーといえばフェンダーローズと双璧の金属棒を鳴らして増幅させる鍵盤楽器のイメージがあるから誤解を招くタイトルをつけちゃったかもしれない。こういうパイプオルガンに類似したものも作っていたんだなあ。そして、ジュークボックスで一世を風靡したワーリッツァーと同じ会社だ。今度は本邦。電子オルガン"クロダトーン2C-3T"東洋楽器研究所(クロダオルガン)昭和44年頃クロダトーンが日本の電子オルガンの始まりだ。クロダトーンアーカイブスによると、最初はハーモニカ等のようなフリーリードを鳴らして増幅させていたようだ。昭和40年代からは電...浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その9(フェンダーローズ、オプティガン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン)よりつづく電気ピアノ"フェンダー・ローズMarkI"フェンダー社(CBS時代)(アリゾナ、アメリカ)昭和47年アナログな機構に由来する鋭い衝撃音と長く伸びる減衰音が特徴。70年代にジャズやロック、フュージョンなどで多用された。とキャプション。その7、その8ではパイプオルガンを模した電子オルガンをアップした(オンド・マルトノを除く)。ハモンドオルガンは元々教会で使われていたがどんどんポピュラー音楽に使われるようになったけれど、フェンダーローズはもう最初からパイプオルガンを模していない。キャプション。金属の棒を鳴らしてピックアップでひろって増幅させる。その8で述べた通り、今ではウーリッツァーといえばエレピだ。フェンダーローズと似ているが、叩か...浜松市楽器博物館へまた行った。その9(フェンダーローズ、オプティガン)

  • 浜松市楽器博物館へまた行った。その10(コルグシンセサイザー、エレクトーン)

    浜松市楽器博物館へまた行った。その9(フェンダーローズ、オプティガン)よりつづく電子オルガン"試作1号機"京王技術研究所(現コルグ)昭和44年日本で作られた初のシンセサイザーといえる電子オルガン。上段は単音、下段はポリフォニックで発音。試作機のため市販はされず。とキャプションにある。新しいものを作ろう、という情熱を感じる逸話。電子オルガン"エレクトーンD-1"日本楽器製造(現ヤマハ)昭和34年熱意と矜持を感じる。音楽教室で月賦販売して、一世を風靡したなあ。カシオトーン201の写真は撮りそびれてしまった。また宿題だ。カシオ計算機株式会社1980年カシオトーン201は、昭和55(1980)年にカシオ計算機株式会社によって発売されたカシオトーン市販第一号モデル。97,000円という低価格にもかかわらず29種類の...浜松市楽器博物館へまた行った。その10(コルグシンセサイザー、エレクトーン)

  • 1月16日朝の山

    1週間ほどまえの写真なのだが、4カ月まえに比べたら誤差だろう。朝もやが綺麗だった。落葉した木々の間に松が右上に写っている。寒さに当たって杉が赤くなっている。1月16日朝の山

  • 浅草寺へ行った。

    水上バスに乗って隅田川を上った。よりつづく昨夏のおわりに奈良、明日香、伊勢神宮、犬山城、トヨタ産業技術記念館、と巡りつつ東進し東京までたどり着いて、久しぶりに会った友人たちと水上バスで隅田川を上って、浅草・二天門船着場でおかに上がる。↑道の向こうは東武伊勢崎線の浅草駅。仲見世を歩く。宝蔵門が見える。本堂が見える。本堂の右手前にあるお水舎(おみずや)。凛々しいぞ。たしか高村光雲作だったよな、と近寄って見れば、ビンゴ!沙竭羅龍王像だ。かつては本堂裏にあった噴水に安置されていたらしい。★公式サイトのお水舎ページ龍の口に管が据えられているのは新型コロナ対策なんだろう。左側面。右斜め後ろ。天井画もちゃんと見ればよかったよ。なかなか派手な本堂。友人たちとはここで別れる。みな元気でね。くるりと方向転換し、こんどは仲見世...浅草寺へ行った。

  • 水上バスに乗って隅田川を上った。

    トヨタ産業技術記念館に行った。その2(糸紡ぎ、その他)よりつづく奈良、明日香、伊勢神宮、犬山城、トヨタ産業技術記念館、と巡りつつ東進し、東京までたどり着いた。友人に会う予定があったのだ。東京見物をする予定はなかったのだが、なりゆきでウォーターズ竹芝から水上バスにのった。どうやら同じ路線を通る東京都観光汽船株式会社と東京都公園協会の東京水辺ラインがあるらしい。写真一番手前のカッコイイ船はヒミコ。隅田川をのぼる。高層マンションが見える。水門に信号がついている。振り返る。レインボーブリッジだと思う。橋をたくさんくぐった。水上バスの通常運行ルートマップには17本橋が描かれている。これは勝鬨橋(かちどきばし)だと思う。橋の裏側をたくさん見ることが出来た。中央大橋だと思う。危険なのでしゃがめ、という橋もあった。思いの...水上バスに乗って隅田川を上った。

  • トヨタ産業技術記念館に行った。その1(紋織り用の機)

    犬山城へ行った。よりつづく奈良、明日香、伊勢神宮、犬山城のつぎはトヨタ産業技術記念館だ。自動車館と繊維機械館の両方を見たが、繊維館のみアップする。トヨタ産業技術記念館には何度も行ったことがあって、2012年と2018年に行ったことはアップしてある。そちらに挙げていないネタをアップする。↑↓空引機(そらびきばた)。紋織り用の機だ。上にいる紋引き手が下の織り手のタイミングに合わせて通糸を手前に引っぱるようにして綜絖(そうこう)を上げ、綜絖の孔に通っている経糸(たていと)が上がる。踏み木も何本もあり、織り手が上下させる綜絖も6枚あると思う。筬のうしろにも筬のようなものが何枚も下がっていて、その使い方がわたしには分からない。通糸を間違えずに引き上げるのも難しそうだし緯糸(よこいと)を間違えずに通すのも難しそうだが...トヨタ産業技術記念館に行った。その1(紋織り用の機)

  • トヨタ産業技術記念館に行った。その2(糸紡ぎ、その他)

    トヨタ産業技術記念館に行った。その1(紋織り用の機)よりつづく展示の順番と逆だが、お次は糸紡ぎ。14世紀ヨーロッパのグレートホイール。現代のものよりずいぶんシンプル。キャプション。15世紀のサクソニー紡車。今のものと同じ仕組みだ。手によってではなく足踏みで車を回し、撚りかけと巻き取りを同時に行えるんです。伝統的な日本式やインド式には車を回すためのハンドルがついているものの、基本的にはグレートホイールと同じままなので、ヨーロッパでの発明はすごいな。キャプション。トヨタ産業技術記念館といえばロビーの環状織機。のこぎり屋根から入る光が床に映っている。そのパターンがおもしろい。トヨタ産業技術記念館には何度か来ているけれど、自動車館のほうは展示が少しずつ変えられている。差動歯車をさわれなくなったのはちょっと残念かな...トヨタ産業技術記念館に行った。その2(糸紡ぎ、その他)

  • 犬山城へ行った。

    伊勢神宮へ行った。その6(内宮その2)よりつづく奈良、伊勢神宮のつぎは犬山城だ。白い壁と黒い屋根瓦と黄色味がかった石垣のコントラストが気持ちよい。天守閣の火灯窓がいいなあ。4年前にも犬山城に行った。そのときも暑かった。でもサクラはだいぶん落葉している。サクラは早いからな。天守閣の廻縁(まわりえん)から木曽川にかかる犬山頭首工ライン大橋が見える。橋の手前の黒い屋根は灯屋迎帆楼という旅館だそうだ。その下の川岸は犬山城港で、遊覧船に乗ることが出来る。鵜飼遊覧もあるらしい。橋の向こうのみごとな円錐形の山は伊木山(いぎやま)で伊木城跡があるらしい。犬山城へ行った。

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