12歳の少年が、愛犬の死を乗り越えて成長していく様子を綴っております。
現在、嵯峨野食堂では”つばさの翼”という小説を連載しております。 一人っ子だったつばさは、家族同然に暮らしてきた飼い犬のシロの「死」に直面します。 そんなつばさに友達の意外な一言が・・・ どうぞ一度当食堂の、暖簾をくぐってみてください。
「伊織、おまえ無くしとうなかったんやな」 つばさにすべてをさらけ出すときに振り絞...
伊織はゆっくりと立ち上がって窓際まで寄りつばさの左横に並ぶと、つばさが背を向け...
「なんで黙ってたんや?」 伊織に背を向けたまま、窓ガラス越しに空を見上げる。 鳶...
つばさの翼 (第三章の27) ・・襞(ひだ)に張り付く不満と腹立たしさ・・
いつか靖が酒を飲んでほろ酔い気分のとき、人生の先輩よろしく、つばさに言ったこと...
「今でも幽霊たちの声って聞こえるのか?」「いや、最初に言ったろ。正確に言えば聞く...
「おれな、力があるんだよ」「力・・・。力って、いったいどんな力なんや?」 つばさ...
つばさの翼 (第三章の24) ・・なんでおまえが知ってんねん・・
そう言えば、天国とは言ってなかったなぁ。天界、こんな感じやったと思うけど、ちょ...
「悪かったな、伊織。おまえの嫌いな話を無理矢理聴いてもらって」「誤解すんなよ。別...
東京に住んでいたとき、友達に死んだ者たちの声が聞こえると言ったら、最初は皆「ス...
「わかった。おまえの気持ちはようわかったから、もうその気色の悪い真似はやめてーや...
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