hidesan さん プロフィール

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hidesanさん: YOSHIHITO DIALY
ハンドル名hidesan さん
ブログタイトルYOSHIHITO DIALY
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/hapy24hide
サイト紹介文劇作家・映画監督秀嶋賢人の日記 東映作品を中心に人権啓発、教育・社会問題を題材とした作品を制作
自由文主な作品に、尾崎豊の詩集を再構成した『尾崎豊eyes』格差社会を映画いた『見えないライン』(すかがわ国際短編映画祭招待作品)幼児虐待を題材とした『子育て不安を乗り越えて』(優秀映像教材選奨優秀作品賞)日常に潜むDVや高齢者虐待を描いた『虐待防止シリーズ』(文部科学省選定作品)など多数。近著に『思春期の心をつかむ会話術』(学陽書房刊)公式HP:http://www.hideshima.co.jp
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供65回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2008/12/01 19:52

hidesan さんのブログ記事

  • 小さな島国の小さな人たち
  • Our nation is small island, but We are not small men.かって、あるイギリス首相がドイツとの戦争の折り、国民に投げかけた言葉らしい。昨夜、NHKスペシャルの終戦記念ドラマ「返還交渉人 沖縄を取り返す」の中でこのエピソードが登場した。主人公の外交官は、沖縄は、まさにこの比喩の島だと語るのだが、当時の屋良沖縄主席は、それにこう応える。「本土の人たちは、戦前も、いまも、沖縄を小さな島だとしか考えていないのです [続きを読む]
  • 公を取り戻す涙
  • ぼくらの社会は、もうずいぶん前から…おそらく、20年以上前からだけど、公(おおやけ)の力が途轍もなく、希薄になっている。少子高齢化がもっとも大きな要因なのだけれど、それらへの対策が現実にそぐわないばかりか、公の希薄化という視点で取り組まれてこなかった。それが一層、公の力を弱くしてしまっている。公というのは、公的なもののことだ。他者、不特定のだれかとの関係を維持するためにあるもの。それを支えるのが公共 [続きを読む]
  • のっかろう
  • 「Man of La Manchaラ・マンチャの男」のセリフで好きな言葉がいくつかある。「事実は真実の敵なり」…。事実は、こうである…と、あたかもそれが真実であるかのように語られる言葉には、多くのウソやまやかしがある。そこには、真実から人々の目を背けさせ、目をそらさせ、真実を覆い隠そうとするものが溢れている。あるいは、事実だけをみて、すべてがわかったような気になり、事実の向こうにある、真実を知ろうとすることを忘 [続きを読む]
  • パイオニアの狂気
  • 世の中を変える力、人でありたいと願うことはいけないことじゃない。世の中と大仰なことでなくても、自分のなにか、生活のなにか、仕事のなにか、地域のなにかを変えたいといった思いはだれもが抱くものだ。だが、それぞれに変化を求め、それぞれにパイオニア足らんとすることとパイオニアになれることには大きな違いがある。パイオニア足りたとしても、それが名を残したいといった私欲によるものだとすれば、果たしてパイオニア足 [続きを読む]
  • 悲鳴
  • 今日も地球のどこかで、世界のどこかで悲鳴が聞こえている…それは、人の悲嘆のそれかもしれない、断末魔のそれかもしれない。あるいは、生死のそれではなく、生死をおびやかされ、いまを明日の見えない、それかもしれない…あるいは、生死は免れても、人としての、女性としての尊厳を傷つけられているそれかもしれない…生死や尊厳に肉薄したそれではなくても、不当な扱いや差別的な対応、偏見によって社会からはじきだれた人々の [続きを読む]
  • 不思議の国
  • 国会議事堂に仕事で入ったことのある人は少ないだろう。議事堂内の会議の席で、召集された中央官庁の官僚たちの前で話をした経験のある人も少ないだろう。なにかの偶然で、そんな席で発言させてもらったことがある。驚いたのは、ぼくが発言を始めた瞬間、それまでもある程度、メモ、ノートPCに議事の展開を記録していた官僚たちが、なにかのスイッチが入ったように一斉に必死で記録を取り始めた。NHK、福島県、政権、内閣府のいる [続きを読む]
  • 海に向かって
  • ぼくの記憶の海は、高校生のとき毎年夏、演劇部のOB、先輩、同輩や後輩たちといった志賀島の勝馬海岸だ。築港埠頭から連絡船で博多湾を抜け20分、そこからバスで10分。バスセンターからの直行バスで50分程度だった。玄海灘にある勝馬海岸は、外海だから、やさしい海ではない。だけど、夏は比較的穏やかで、暑い焼けた白砂の感触と深く蒼い海を思いっきり肌で感じることができた。東京にきて、初めて江ノ島にいったとき、湘南の海を [続きを読む]
  • あのね、あのね…
  • 「あのね、あのね…」。彼女は、いつもぼくに何かを話そうとするとき、決まって、そういった。何かすごくいいことがあったとき、すごくおもしろいことがあったとき…そして、すごく悲しいことがあったとき、どんなときでも、話す前には、そういった。ぼくが、どうした? なにかあった? うん? なに?と言葉にするのを期待するように…。ぼくは、うれしそうに「あのね、あのね…」を言うときのキラキラした彼女の目の輝きや笑顔 [続きを読む]
  • 物語のはじまり
  • 子どもの頃、青空に浮かぶ雲をみて、それが動物の姿や人の顔、姿に見えて、それを見続けることに、退屈もしなければ、飽きることもなかった…天の川や月を仰ぎ、どんなに走っても、自分についてくる夜空の不思議に夢中になった…子ども同士が集まると勝手に物語をつくり、物語の中で、ぼくらは遊んだ。親から「ご飯よ!」と中断されるまで、それにも、また、飽きることがなかった。子どもの想像力は物凄くて、それは演劇そのものと [続きを読む]
  • 自分色 自然色
  • 自分色に染めてしまいたい…征服欲、支配欲、独占欲…大小の違いはあれ、ぼくらの心には、だれかを、なにかを自分の考えや嗜好と一致させたいという欲求がある。場合によって、それが昂じると、一致させる、同調させるだけでなく、自分のそれとまったく同じでなくては気が済まないといった病的ともいえる状況を望むようになる。背後には、自分色は、正しい、まちがっていないという、信じられないほどの確信、いや狂信と、裏付けの [続きを読む]
  • (^^♪やめられない 止まらない
  • ♪やめられない、止まらない…。それは、カッパエビセンだけのことではない。ぼくらの脳とからだは、やめられない、止まらないものだらけだ。好きなことはずっとやっていたいし、好きな食べ物、好きな場所、ファッション、スポーツ、音楽、映画、美術、本…好きな俳優、タレント、アイドル、仲間、あるいは、仕事…そして、好きな人…。それらには、ずっとふれていたいとぼくらは思う…中には、お金、ギャンブル、セックス、酒、地 [続きを読む]
  • 底の落ちたポトリ
  • ある映画にこんなセリフがあった。「人が心に思うことはだれにも止められない…」。確かに…。それはよした方がいいとか、それはいいことじゃないだろう…とかいわれても、心のやわらい底にポトリと落ちた感情は、そこに落ちたと、気づいてしまうと、勝手に心の中で膨らんでいくものだ。それが感情的なこと、情緒的なこと、本能的欲求に近くなればなるほど、当人にもコントロールできなくなる気持ちや思いというものが人にはある。 [続きを読む]
  • オレはオレ 私は私
  • オレはオレだから…。私は私よ。人は、それをしばしば、生き方の流儀や作法と勘違いをする。だが、やさしい見方をしてあげれば、人が他者ではなく、そう自分に強く軸足を起き、オレ、私を押し通そうとするのは、受け入れてくれよ…とか、いまの私をそのまま受け止めてよ…というself-esteem、社会承認の強い欲求だともいえる。これは、個人ばかりでなく、いま集団としても、ミクロからマクロまで広がりを示している。本来、人の生 [続きを読む]
  • 誤った記憶の海
  • 記憶…その屈折率を最初に分析したのはフロイトだ。記憶…その喪失をポエムにしたのはプルーストだ。記憶…そのでたらめさを射抜いたのはジョイス、ベケットだ。ぼくらは経験、体験によってさまざまな学習をしている。学習を成立させているのは、記憶だ。じつは、学習能力の高い低いは、経験、体験によって得た情報の処理能力、応用能力のことをいっている。受験や語学学習、国家試験がその典型だ。だから、それ自体は、創造性や独 [続きを読む]
  • 誇りある実現
  • ぼくらは、社会や世界の出来事に、事件に、いろいろな反応を示す。憤りを感じる人、同情を抱く人、同調する人、悲しむ人、嘲笑する人、狭窄した考えで批評する人、他人事のように批評する人、狡猾に利用しようとする人…分析する人、解釈する人…そして、無関心な人、情報にすらふれない人…ぼくらは、家庭、地域、社会、国で、さまざまに暮らしている。経済的に恵まれた人、恵まれていない人、家庭に問題を抱えている人、仕事に追 [続きを読む]
  • いままた、広がっていくヘンな近代
  • 明治期の文学界の動向というのは、日本近代を知る大きな手掛かりのひとつだ…大学1年で履修した教養科目「文学」の最初の講義で、教授がそう語ったのをぼくはよく覚えている。中高の国語や社会の授業で、多くの人が学んでいるのだが、日本近代文学の始まり、言文一致と聞いて、二葉亭四迷というふざけた名前の作家を思い出す人は少ないかもしれない。ふざけたといったが、実際、洒落でつけた筆名なのだ。くたばってぇしめぇを二葉 [続きを読む]
  • 耐性という鈍感さ
  • ぼくらは一時期、結核という病にまったく無関心でいられた。結核が、それまで不治の病といわれ、がんよりも死亡率が高ったことなど、おそらく、いまの若い人はほとんど知らないだろう。ペニシリンに始まり、抗生物質が次々に登場し、衛生医療の発展もあって、ぼくらは、結核、破傷風、天然痘、赤痢、コレラ、腸チフスといったそれまで死につながった多くの病気から解放された。がんさえも、駆逐はまじかといわれている。そして、抗 [続きを読む]
  • 変わることはない
  • 日銀短観が発表された。今まで使われていなかった、景気は拡大へ向かっているという文言が久しぶりに使われている。家計消費はこの数年、マイナス消費で、拡大とはまったく無縁だ。企業の役員や幹部社員以外の一般サラリーマンの給与は物価上昇率に追いついていない。一方で、この4月から生活用品や光熱費が値上げされ、ますます庶民の生活は窮屈になっている。社会保険加入者が増加し、就労人口は増えていることになっているが、 [続きを読む]
  • 互いの努力と欲望
  • 数年前の日本アカデミー賞作品賞に「舟を編む」があった。その中で、コニュニケ―ション能力が豊かではない不器用な青年が、ぼくは人の気持ちがわからないから、仕事で人とうまくやっていけるかどうか自信がない…といったことを下宿先の大家さんに語る。すると、大家さんが、「なにいっての。そんなの当たり前じゃない。わかんないから、話すんでしょ? わかんないから、自分から声かけんでしょ? わかんないから、もっと知ろう [続きを読む]
  • 民主主義という怪物
  • 気に入ったことだけやる。気に入った人とだけつながる。気に入った人の集合を目指す…。一見、自由で当然のことようだけれど…民主主義というのは、自由、平等、博愛といった、その掲げる普遍的価値Universaly Valueがなくなれば、ここにあるように、相性や共感、同調といった短絡的で感情的なもので結び合うようになっている。もともと民主主義というのは、危うく、あやふやなものだ。決して、制度として、最善でも、最良でもない [続きを読む]
  • ほど遠い、笑顔
  • 不寛容さの時代…なんて、だいぶ前からいわれているけれど、ぼくには、どうもそう思えないんだ。確かに、世界の潮流は、移民排斥や民族優位主義、そこからくる人種差別や排他主義へと走っている。分断を煽り、それによって、敵をつくり、これに同調させることで政権基盤を確立する、いわゆるポピュリズムもその顕著な姿だ。ゆえに、不寛容だと指摘されているのだが、一方で、この国の政権や国民はなんと、その彼らに寛容なのだろう [続きを読む]
  • 海を取り返す
  • ぼくは、今年、海を取り返しに行こうと思っている…海を取り返す。それは記憶の海を取り返すことだ。当然、その記憶は歪曲され、変質し、創作されたものだ。人の記憶は、身勝手な脳が作り出す、辻褄合わせの仮想に過ぎないのだから。だが、それを承知で、あの海を取り返そうと思っている。それは、じつは、どこにもない、どこにもなかった海かもしれない。いや。きっとそうだろう。けれど、そうに違いなくても、それを目指して海を [続きを読む]
  • 言い訳はするな
  • 男なら、言い訳はするな。そんなセリフはつとに耳にしなくなった…そう思うのはぼくだけだろうか。男女差は関係ない。だから、男なら…は、余計かもしれないが、子どもの頃に、親や周囲の大人たち、あるいは部活の先輩などから、そう言われることは当たり前にあったような気がする。自分を振り返っても、叱っている側だって、言い訳や言い逃れをしたことはあるはずだと思うけれど、そうしないことが人として立派な生き方なのだとい [続きを読む]
  • それをいっちゃ、おしめぇよ
  • 「それを言っちゃー、おしめぇいよ」。映画『フーテンの寅』シリーズには必ず使われる決まり文句がある。そのひとつがこれ。よく使われる下町言葉。じつは、ぼくらの暮らしの中には、それにはふれない、いわないことが賢明だとする文化がある。人間関係、社会関係をこじらせないための処世術のように思われているし、何事もあからさまにしてしまうと互いが傷つき、対立してると収拾がつかなくなるから、それを防ぐための生活の知恵 [続きを読む]
  • 無力な公式語
  • ぼくは道を歩いていても、コインランドリーにいても、だれかとお茶をしていても、行き交う人の姿や周囲の店や建物にひどく心を奪われてしまう。以前、ある人と歩いていたら、「ねぇ。私の話、聞いている?」といわれ、「ああ、聞いている…」と答えのだけれど、どうも上の空だったらしく、「だって、いまも、あのイタメシ屋、うまそうだなーとか。あの人、おもしれぇーとか、私が話してるのに、それと関係ないほかのこと、すぐいう [続きを読む]