piparpati さん プロフィール

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piparpatiさん: アジアのお坊さん・番外編
ハンドル名piparpati さん
ブログタイトルアジアのお坊さん・番外編
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/pwbdt973
サイト紹介文アジア各国で修行した僧侶の新着お坊さん情報やお坊さん小咄。
自由文公開中の「ホームページ・アジアのお坊さん」の番外編。僧侶である筆者がタイやインドでの修行中に思いつくまま記した覚書なのでアジアでお寺参りをするように、気楽に読んでいただけたら幸いです。

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供122回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2008/12/17 14:07

piparpati さんのブログ記事

  • タイ 一山なんぼの仏教書
  • タイのピサヌロークで何軒か本屋さんを巡って、変わった仏教書が出ていないかをチェックした。タイではたくさんの一般向け仏教書が出版されていて、かわいいお坊さんのイラストをあしらったような物も多い。日本でも近頃は軽めの仏教書の数がやたらと増え、正に玉石混淆、一山なんぼの様相を呈しているが、タイの仏教書はそれほどではないにしろ、似たような本も多くなって来ている中で、こんな本を見つけた。仏教書コーナーではな [続きを読む]
  • タイの川魚供養
  • タイのピサヌロークにあるWat Poethiyan(??????????)というお寺をお参りさせて頂いた。市内を流れるナン川の上流に位置し、川辺で魚への餌の供養ができることでも知られているお寺だ。日本における放生会(ほうじょうえ)と同じ信仰で、タイでは寺院境内で鳥を空に、魚を川に放つことがよく行われている。ちなみに、日本の旅行会社の中には、「タンブン(お供養)体験」と銘打って、鳥の放生をオプションで行わせているとこ [続きを読む]
  • タイのお坊さん映画「ソム パック シアン」
  • 先日、タイの宿房でテレビを着けたら、タイの俳優マム・チョクモク氏が黄衣でお坊さんを演じている映画が紹介されていた。氏を始めとする出演者たちが、お坊さんのイラストをあしらったTシャツを着て勢揃いしているプロモーション映像も流れていて、どうやら2017年8月31日に公開されたばかりの「ソム パック シアン」という映画らしいので、早速、映画館でチェックしてみた。お寺シーンに関しては、タイ仏教やタイのお坊 [続きを読む]
  • タイのサートゥ
  • タイから帰りました。ピサヌロークでこんなTシャツを見つけました。金文字の部分は「サートゥ」と読みます。スリランカ人の巡礼が「サードゥ! サードゥ!」と言いながら、インドやスリランカの聖地を行進しているのを見たことがありますか? サードゥとは正しいという意味のパーリ語で、仏教では賛意を表す時に使います。タイでは濁音が取れて「サートゥ」と発音し、お坊さんが信者の良い心を褒めるときや、信者がお坊さんの法 [続きを読む]
  • 坐禅にとって、やはり呼吸が大事であることについて
  • タイのワット・パクナム寺院で修行中に、境内にある日本語仏教書籍の書庫「パクナム文庫」の本を読み漁ったが、私をタイに派遣して下さった横浜善光寺のご宗派である曹洞宗関係の書物も多かった中で、どうやら道元禅師や現在の曹洞宗の教えるところでは、坐禅の時に呼吸に集中することに重きを置いていないのでは? と思い当たった。タイから帰国後、今度は縁あって国際仏教興隆協会の派遣でインドのブッダガヤにある印度山日本寺 [続きを読む]
  • アジアの扇子と団扇
  • 「扇子が筆になり手紙になり、キセルになり箸になり、刀や槍、鉄砲、提灯、さらに、舟をこぐ櫓になり、棹になり、お盆になり、銚子になり、なんでも扇子と手ぬぐいであらわします」   桂米朝「落語と私」(文春文庫)扇子というのは日本発祥で、中国の扇も日本からの逆輸入らしい。アジアに昔からあったのは団扇(うちわ)の方で、熱帯の暑さを和らげるべく、インドから東南アジアに掛けて、古代から現代に至るまで、団扇はごく普通 [続きを読む]
  • お寺のトイレの注意書き
  • よくお手伝いに行くお寺で、境内にあるお手洗いで喫煙する参拝者が多いとかで、何か良い注意書きはないかと、相談を受けた。「境内全域が仏さまの道場です。禁煙にご協力ください」みたいな文章を考えて提案し、厠所を司る烏枢沙摩(うすさま)明王のご真言なども添えた掲示を作ってもらったのだが、さて、それからと言うもの、お寺でないよその施設の公衆トイレなどの注意書きが気になって、観察するようになった。最近、よく見かけ [続きを読む]
  • 「しちかいき」なのか「ななかいき」なのか?
  • とあるお寺のテレビCMで、「七回忌」のことを「ななかいき」と言っていましたが、「しちかいき」が正しいんじゃないんでしょうかと、知人に聞かれた。その通りだと思ったが、念のためにインターネットで検索してみたら、概ね「しちかいき」が正しいけれど、近頃は「ななかいき」と言う場合もある、言葉、特に数字の読み方は時代と共に変化するので、「ななかいき」が間違いであるとは言い切れない、みたいな論調が、いくつか見ら [続きを読む]
  • アジアの仙人
  • タイ・マッサージのことを「ルーシー・ダットン」と言うが、この「ルーシー」とはサンスクリット語の「リシ」のタイ語訛りで、この「ルーシー」や「リシ」のことを、通常、日本語では「仙人」と訳すことが多い。インドのヒンドゥー教及びその基盤であるヴェーダ教典におけるリシたちは、例えば七大聖仙のメンバーであるカシュヤパ仙やアトリ仙といったリシたちが、まるで神々と変わらぬ程の活躍をしたり、あるいは主要なリシの一人 [続きを読む]
  • 政治のニュースを見て、相応和尚を思い出した話
  • 今年の6月まで比叡山延暦寺の国宝殿で、千日回峰行を創始した建立大師相応和尚の1100年御遠忌記念「北嶺回峰行の祖 相応和尚展」が行われていたが、さて、それはさて置き、近頃よくテレビに映る野党の議員さんの事務所の部屋に、何代か前の比叡山の千日回峰行の阿闍梨さんが満行された時の、大きな御牘(おふだ)が祀ってあるのが見えた。政治家の方や芸能人、有名人などが回峰行者や禅の老師といった高僧の下を訪れるのはよく [続きを読む]
  • 「タイ 謎解き町めぐり」のこと
  • タイで修行中、テーラワーダ比丘の戒律に触れない範囲で、正午までのお勤め事が済むと、夕方の勤行までにお寺の外へあちこち出かけた。精々、お寺参りか、買い物ならば本屋程度ではあったが、たまに僧院の許可を取って、朝から日帰りでバンコク郊外の遠いお寺を訪ねたり、時には宿泊も含めて何日か巡礼に出たこともある。そんな折、テーラワーダ寺院でない、中華系の寺院を見かけると、本来、日本の大乗仏教僧であった身としては、 [続きを読む]
  • 「天台宗法式作法集」の中の興味深い箇所について
  • 「天台宗法式作法集」という本をよく読み返すのだが、宗門学校を出たお坊さんと違って、みっちりと法儀声明を仕込まれていない私は、本山の修行に上がる前に、京都の大きなお寺に小僧修行に出してもらった。法要作法に詳しくない私にと思ってか、お寺の老僧が「天台宗法式儀則」という昭和17年発行の古い教本を下さった。比叡山の行院に上がる時にも使えるからというご配慮もあったようだが、結局、戦後の改訂版を持っている他の [続きを読む]
  • 奇術とミステリに関する古書店巡りの話
  • 子供の頃、夏休みともなれば、本が読める、たくさん読める、と思って嬉しくなったものなのだが、尤も、本と言っても手品の本や推理小説のことで、今でこそこのブログでは「奇術」とか、「ミステリ」「探偵小説」などと、気取った表現をしているが、子供の私にとってそれらは「手品」であり、「推理小説」であり、そしてそうした本が読めるだけでなく、手品の練習がたっぷり出来ると思って、夏休みの初めには胸が躍ったものだ。自分 [続きを読む]
  • 鳥居の起源は本当にインドのサンチーなのか?
  • 神社の鳥居というものは、元々どういう由来なんですかと人に聞かれた。私が神道学を専攻した、神職の資格も持っているお坊さんだと、ご存知の方からの質問だ。仏教界では、インドの仏跡・サンチーのストゥーパに付属するトラナと呼ばれる門が日本の鳥居の原型だと思っている方が多い。ガイドブックなどのサンチーのページにも、大概そんなことが書いてあって、中にはかなり断定的な口調のものもある。私が小僧修行をさせて頂いた日 [続きを読む]
  • タイの破戒僧報道で私が気になった2点について
  • 2013年にタイで僧籍を剥奪された破戒僧、俗名ウィラポン・スクポン(元の法名=ルアンポー・ネンカム)が、国外逃亡していたアメリカで逮捕されたニュースが2017年7月現在、日本でも報じられている。2013年時点の報道に関しては、私の手元に新聞の切り抜きもあるのだが、今回の事件の詳細については、事情に詳しい在住者の方のサイトなどを待つとして、さて、私が気になったのは、今回、逮捕後の犯人が白いTシャツを着 [続きを読む]
  • 藤田一照師「坐禅読本」のこと
  • このブログの母体となった「ホームページ アジアのお坊さん 本編」は、今から10年ほど前に、私がタイやインドのお寺で修行させて頂いた記憶の薄れぬ内にと思って、記させて頂いたものだ。その中の「瞑想」という章に、当時、私はこんな風に書かせて頂いた。ヴィパッサナもチベット式瞑想もたくさんの日本語書籍が出ているし、日本各地にセンターもできているが、特に少し前まで日本ではほとんど知られていなかったヴィパッサナ [続きを読む]
  • 「テレビ番組海外展開60年史」におけるアニメ「一休さん」
  • 偉そうにタイトルに掲げておきながら誠に申し訳ないことながら、私はこの「テレビ番組海外展開60年史」(大場吾郎著・人文書院)という本を読んでいないだけでなく、その上、あろうことか、本屋で該当ページをちょっと立ち読みしただけでこの文章を書いている。ただ、アニメの一休さんに関する事柄は出来る限り記録として残しておきたいので、覚え書きのつもりで失礼を承知で記させて頂くのだが、さて、タイトルを読んで字の如く、日 [続きを読む]
  • 夏安居のことを英語で何と言いますか?
  • このブログのアクセス解析というサービスを見させて頂いていたら、「お坊さんを英語で何と言うか」という検索から入って下さる方が多いらしく、頻繁にその結果が表示されるのだが、一体どなたが何のために「お坊さんの英語」を検索しておられるのか、ちょっと気になる。仏教英語にはキリスト教からの援用語が多いのだが、さて、例えば「安居」(あんご、夏安居=げあんご)という仏教語を英語では、「Buddhist Lent Day」と言う。こ [続きを読む]
  • 坊主狂歌…世の中は
  • 有名な一休道歌「世の中は 食うて糞して 寝て起きて  さてその後は 死ぬるばかりよ」という狂歌には、「食うて稼いで 寝て起きて」というバージョンもあるが、要は「糞して」でも「稼いで」でも、さほど世の中の有様を描写するのに、変わりはないということなのだろう。我執たっぷりにこの世を謳歌してきりきり暮らすのも、悩みや辛さにさいなまれつつくよくよ暮らすのも、その本質はこの歌の内容以上でも以下でもない訳だけ [続きを読む]
  • 坐蒲功徳…アジアの坐蒲 決定版
  • 坐禅の時に使う坐蒲(ざふ)と呼ばれる丸いクッションについて、以前に何度か書いたことを整理してまとめてみることにした。足の長い体型のインド人は、子どもであっても簡単に結跏趺坐で坐ることができるから、本来、この坐り方は坐禅のために無理して坐る特殊な坐法だったのではなく、インド人にとっては、ごく普通に安定して坐れる坐り方だったのだろう。インド人のように足の長くない中国や日本などの東アジア人の体格では、坐禅 [続きを読む]
  • 日本の巨木伝説
  • 日本の伝説においては、巨木を切ることが必ずしも悪い結果をもたらすとは限らない。仁徳天皇の時代に河内の国に生えていた大楠の影が、朝には淡路島に届き、夕方には高安山を越えたという話が古事記に見えるが、似たような話は今昔物語集巻31にもあって、近江の国の巨木の影が朝には丹波国に、夕方には伊勢国に届いたとのことだ。どちらの話でも巨木は切られてしまうが、それで帝の船を造ったり、巨木が無くなったので日が射すよ [続きを読む]
  • 天才少年棋士は江戸川乱歩を読んでいるのか?
  • ・それがなんと僥倖にも、犯人逮捕の端緒となったのである。 −「二銭銅貨」・せめてわれわれは、どんな微細なつまらない点にも、犯罪フィルムのある重要な一コマにぶつかることを僥倖するほかはありません。 −「何者」・望外の好評を博するは、余のひそかに欣快とするところである。 −「蜘蛛男」昨今、話題の少年棋士の語彙が豊富だと、世間の人たちが褒めている。近頃はなるべく難しい言い回しを止めて、他の言葉に言い換え [続きを読む]
  • タイのお経…ITIPISO GATHA
  • 自分一人でお勤めする時の勤行儀は大体こんな感じだという話を、しばらく前に書かせて頂いたことがあるのだが、私が日本語のお経の前にパーリ語で上げている経文を、まずは以前の記事と重複するけれど、以下にもう一度挙げてみる。アラハン サンマー サンプットー パカワー プッタン パカワンタン アピワテーミ (礼拝)サワーガットー パカワター タンモー タンマン ナマサーミ (礼拝)スパティパンノー パカワトー サ [続きを読む]
  • 酒井雄哉師のお噂
  • お坊さんになりたての頃、私の宗派は天台宗なので、酒井雄哉大阿闍梨のお噂をよく耳にしたものだ(酒井師は2013年の9月23日にご遷化された)。私の法名が酒井師に似ていなくもなかったことと、小僧修行させた頂いたお寺が、酒井師の拠点である飯室谷とちょっとご縁があったためか、よそのお坊さんに、あなたは酒井阿闍梨のお弟子さんですか? などと聞かれたこともあってから、私は酒井師のお名前を意識するようになった。そ [続きを読む]
  • アジアから来た道
  • 2、3日前、久々にゆっくりと古本屋さん巡りをすることが出来た。色々と発見があったけれど、その中で講談社学術文庫の「ダルマ」という本を見つけた時に、ちょっと思うことがあった。この本は柳田聖山師が、中央アジア、中国、日本に渡る達磨大師及びダルマ信仰について説いた本なのだが、実を言うと、今まで私は読んだことがなかった。そう言えば、タイのお寺で修行させて頂いたのが私の初めての海外生活だったのだが、ご多分に [続きを読む]