クミコ・ロッテンマイア さん プロフィール

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クミコ・ロッテンマイアさん: 読書日記PNU屋
ハンドル名クミコ・ロッテンマイア さん
ブログタイトル読書日記PNU屋
ブログURLhttp://ameblo.jp/bookfed/
サイト紹介文ミステリ、SF、ホラー、エッセイ、ノンフィクション等本を読みまくる書評ブログ。漫画感想もあり。
自由文MYベスト本はこちら。
http://ameblo.jp/bookfed/theme-10010396500.html
著書、あります。
http://ameblo.jp/bookfed/entry-10197232043.html
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供125回 / 365日(平均2.4回/週) - 参加 2009/02/05 19:54

クミコ・ロッテンマイア さんのブログ記事

  • 久田樹生「「超」怖い話 ひとり」
  • 「超」怖い話 ひとり (竹書房文庫)久田 樹生 竹書房 2017-04-28Amazonで詳しく見る 重々しい内容のルポ怪談で知られる著者の新作。 今回もまた、呪いや不条理な祟り、一族にとり憑く業病など救い無き暗い話が目白押し。 お気に入りを下記に。「白帷子」類話は多々あれど、着物の存在感が強くてゾクゾク。「承知のことぞ」耳に残って離れない歌。いわれが失われてしまったからこそ、怖くなった話だと思う。「ぐんぐん」怪異 [続きを読む]
  • 我妻俊樹「奇々耳草紙 憑き人」
  • 奇々耳草紙 憑き人 (竹書房文庫)我妻 俊樹 竹書房 2017-04-28Amazonで詳しく見る 一つひとつはとらえどころのないようでいて、読み終えたとき確かな怪異の手触りを残す奇書。  今回、奇々耳シリーズラストとのこと。そのせいか、いつにも増して読み応えある話が多かったように思う。 印象的な話を下記に。「黄色い女」匿名のインターネットがオフ会でリアルになったとき、怪異は爆誕する。意味がありげで理解及ばぬ、不条理な [続きを読む]
  • 宇津呂鹿太郎「怪談売買録 死季」
  • 怪談売買録 死季 (竹書房文庫)宇津呂 鹿太郎 竹書房 2017-04-28Amazonで詳しく見る 100円払って怪談を聞くか、100円もらって怪談を話すか…。今夜も、怪談売買所には怪異を愛する人々が集う。 春夏秋冬、季節ごとのイベント順に掲載された実話集。 お気に入りを下記に。「眠りに就く前に」怪異はありがちなタイプかもしれないが、お母さんを照らした光の描写があたたかく素敵に思えた。「水の人」美しい怪異で、一度この目で見 [続きを読む]
  • 小原猛「琉球奇譚 キリキザワイの怪」
  • 琉球奇譚 キリキザワイの怪 (竹書房文庫)小原 猛 竹書房 2017-03-29Amazonで詳しく見る 沖縄怪談で名高い著者の新作。 近年よく見られる通り魔的怪談ではなく、クラシックな趣ある因果応報談がメインとなる一冊。 かといって新味がないわけではなく、現代も棲息するらしき妖怪話「釣り人の背中には」は、妖怪の馬鹿正直なほどの律儀さと、人間ならではの体験者のアバウトぶりが噛み合わず悲劇を呼ぶ様が、恐ろしかったり滑稽に [続きを読む]
  • 暗黒グリム童話集
  • 暗黒グリム童話集多和田 葉子 長野 まゆみ 穂村 弘 千早 茜 村田 喜代子 松浦 寿輝 酒井 駒子 宇野 亞喜良 及川 賢治(100%オレンジ) 田中 健太郎 牧野 千穂 ささめや ゆき 講談社 2017-03-29Amazonで詳しく見る ダークよりのイラスト付き、大人のためのグリム童話オマージュ集。村田喜代子・酒井駒子「手なし娘協会」 手なし娘ってどんな話だっけ…という読者でも、あらすじ的なものが作中で語られるので安心。ヒロインは [続きを読む]
  • 2017年4月の読書まとめ
  •  小説同人誌『HeNoVe』にホラー短編を書き下ろしたり、挿絵を描いたりしていてあまり本を読まない月だった。読了本リスト(50音順)かあさんの暮らしマネジメント狩人の悪夢騎士団長殺し 1・2救急病院恐怖実話 狂葬恐怖箱 死縁怪談ざるそば(かわいい)仕事が速い人の手帳・メモのキホンスマホ世代のためのパソコン入門人間じゃない母は娘の人生を支配するハリー・ポッターと呪いの子めっきらもっきらどおんどん琉球奇譚 キリキ [続きを読む]
  • 渋川紀秀「恐怖実話 狂葬」
  • 恐怖実話 狂葬 (竹書房文庫)渋川 紀秀 竹書房 2017-03-29Amazonで詳しく見る 心霊とサイコのミクスチャー、第三弾。「狂」シリーズ、と呼べばよいのだろうか。人間が怖いサイコ話と死霊が恐いオカルト話をブレンドした一冊だ。 惜しまれつつシリーズ完結した、福澤徹三「忌談」シリーズの系譜を継いでくれたら、と個人的に思っている。 本書のお気に入りを下記に(読み物としてという意味で、決して実際には体験したくないが…) [続きを読む]
  • 有栖川有栖「狩人の悪夢」
  • 狩人の悪夢有栖川 有栖 KADOKAWA 2017-01-28Amazonで詳しく見る ベストセラー作家の家に招かれたアリス。ところが、近所で殺人が発生し、急遽、火村を呼び出すことに…。 火村シリーズ。前作「鍵の掛かった男」が合わなかったためどうしようかと思っていたが、結局読んでいる…。 本作の真相はシンプルストレートなのだが、作家の心持ちや火村・アリスの掛け合いなど楽しめた。悪夢のイメージが作品の底流になっていて素敵。た [続きを読む]
  • 川上弘美「ぼくの死体をよろしくたのむ」
  • ぼくの死体をよろしくたのむ川上 弘美 小学館 2017-02-28Amazonで詳しく見る まるで夜見る夢のような、不思議で切なくて、とらえどころのない短編集。 いかにもこの著者らしい、ふわふわとして鮮烈な作品ばかりが収録されている。 それで終わりなの、と思った〈ななお〉に後に再会できてうれしかったり、和田明子と言われると芸能人の和田アキ子のイメージしか浮かばなくてヤバかったり、「二百十日」の真相にしんみりしたり、 [続きを読む]
  • 綾辻行人「人間じゃない」
  • 人間じゃない 綾辻行人未収録作品集綾辻 行人 講談社 2017-02-24Amazonで詳しく見る 綾辻行人単行本未収録作品集 どのシリーズの前日もしくは後日譚であるか、著者解説がついているのだが、記憶力の危うい読者にはブタに真珠であった。「赤いマント」都市伝説に怯える少女が、実際に襲われ…?! 怪談ファンには〈赤いちゃんちゃんこ〉の方がなじみがあるかも。フーダニットは明らかなので、ホワイダニットのみが問題か… [続きを読む]
  • 橘百花「恐怖箱 死縁怪談」
  • 恐怖箱 死縁怪談 (竹書房文庫) Amazon  一見淡々とした描写の中に、暗い情念のにじむ怪談集。 一人の困った男の妄執を描く「伯父の業」に、えもいわれぬ迫力があった。「鳴き女」は、生きている人々の酷さ、恐ろしさがじわじわくる。  終盤、瑠璃さんの一連の体験、そして或る嫌な人物(自称・霊能者)のエピソードが印象に残った。はっきりとした因縁は不明のまま、オープンエンドなのがとてもリアルだ。 [続きを読む]
  • 2017年3月読書まとめ
  •  低調だった。脳の調子がいまいちで活字がすべり、アタマに入っていかないのだ。マンガは絵がダイレクトだから読めるのだけど。 そんなわけで、月間読書量は20冊(実用書含む)に終わった。 以下、読了本タイトル50,音順。読了本リスト 20冊闇黒怪談失われた地図おかえり! アンジー学校で知っておきたい著作権 1髪は見た目が9割恐怖箱 醜怪化粧品成分表示のかんたん読み方手帳毛の人類史子育ち・子育て 被ばくカットマニュア [続きを読む]
  • 田中康弘「山怪 弐」
  • (山怪 続編) 山怪 弐 山人が語る不思議な話 続編田中康弘 山と渓谷社 2017-01-19Amazonで詳しく見る 取材色濃厚な、山の怪異譚。前作に引き続き、狐狸妖怪、山の神のエピソードがあってうれしい。 印象に残った話を下記に。「蛇の鳴き声 」ワクワクするUMA譚。「闇に笑う男 」「犬を入れた訳」どちらも体験者が豪傑!「二度と行かない小屋」火葬の話は怪異ではなく死体現象と思うが、なんともやりきれない話である [続きを読む]
  • 黒史郎「実話蒐録集 闇黒怪談」
  • 実話蒐録集 闇黒怪談 (竹書房文庫)黒 史郎 竹書房 2017-02-28Amazonで詳しく見る 圧倒的な読みやすさが光る怪談集。ただ文章が平易なのではなく、描写されたシーンがふわりと脳裏に浮かぶ、その表現力が〈ぱないの〉だ。  お気に入りの話を下記に。「スナックMの後悔」『ママ飯』というネーミングがすごい。一度食べてみたい。「朱」きれいなような、忌まわしいようなビジュアルが印象的。「白額」読者は怪談を期待してい [続きを読む]
  • 川奈まり子「実話怪談 穢死」
  • 実話怪談 穢死 (竹書房文庫)川奈 まり子 竹書房 2017-02-28Amazonで詳しく見る 怪異の起きる場所、発端となる惨劇発生の日時が明記され、実話性が強調された一冊。 印象的だった話を下記に。「髑髏の呼び声」史実と怪異の両輪が回転し、過去から現在までを駆け抜ける、本書を象徴する一作。「ホルモン饂飩」心霊譚ではないので、好みが分かれるかもしれないが残忍な結末が苦い読後感を残した。饂飩を女が作って当然と思う [続きを読む]
  • 神沼三平太「恐怖箱 醜怪」
  • 恐怖箱 醜怪 (竹書房文庫)神沼 三平太 竹書房 2017-02-28Amazonで詳しく見る 残酷だったり、救いがなかったり…嫌な後味だが、だからこそ怪談ジャンキーにはたまらないシリーズ。新味ある海外ネタや、後半立て続けにくる大ネタに身震いした。 私的お気に入りを下記に。「ペンション」上司の最後の一言が嫌すぎる。「されこうべ」理由のわからぬ呪いはなんともいえぬ気味悪さ。「俺のものになれ」男性には痛々しく、女性に [続きを読む]
  • 東日本大震災を生きぬいた犬の物語
  • おかえり! アンジー東日本大震災を生きぬいた犬の物語 (集英社みらい文庫)高橋 うらら 原田 京子 集英社 2014-03-05Amazonで詳しく見る 3.11なのでこんな本を読んだ。一般家庭で幸せに飼われていた犬が、住民の避難により取り残され、きわどいところでアニマルレスキューにより保護、のちに家族のもとに帰るまでのノンフィクションである。 児童書ながら、多頭飼育ブリーダーの崩壊、避難所で他人の食料をくすねる醜い人々 [続きを読む]
  • こだま「夫のちんぽが入らない」
  •  文学フリマで同人誌が話題となり、改稿を経て刊行された本だという。 私も以前、文フリに参加していたのだけれど、度を越した呼び込みに嫌気がさして足が遠退いていたので、著者のことはこの本を読むまで存じ上げなかった。夫のちんぽが入らないAmazon ざっくばらんな印象のタイトルとはうらはらに、セックスレス夫婦の交際前から現在までの軌跡を描いた、重たい本である。 まず、著者…というか、ヒロインの母が典型的な毒親 [続きを読む]
  • 2017年2月読書まとめ
  • 2017年2月の読書は26冊。今年に入って、マンガを246冊、小説などそれ以外の本は41冊読んだ。そして、今年復活させようとした読書メーターに早くも挫折した。ただ単に、こまめに登録するのが面倒になったのである。活字本いちばん危険なトイレといちばんの星空夫のちんぽが入らない怨-誰かに話したくなる怖い話かぐや姫はいやな女恐怖実話 怪の足跡さてさて、きょうのおはなしは……さまよえる古道具屋の物語七月に流れる花新編  [続きを読む]
  • 近藤史恵",「マカロンはマカロン」
  • マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)近藤 史恵 東京創元社 2016-12-12Amazonで詳しく見る フレンチレストランのビストロ〈パ・マル〉で働く高槻青年。彼が見つける謎を、三舟シェフが推理力で解く日常の謎系連作集。 たぶんシリーズ3冊目。前作を読んだかどうかも定かではない読者の私だったが、読めばあたたかで居心地の良いレストランの雰囲気に包まれ、楽しい時を過ごせた。 とくに、アレルギーと人間模様がテ [続きを読む]
  • 2017年1月の読書
  •  本来なら読書メーターに付けようと思っていたのだが、検索して書込むのも面倒ゆえ、こちらに一覧にしておく。◎活字本○小説恋のゴンドラシャルロットの憂鬱珍妙な峠○海外翻訳オリンポスの神と7人の英雄 外伝 ヘルメスの杖○怪談恐怖箱 酔怪霊感添乗員Momoの幽霊の出る宿霊能者と事故物件見てきました○ノンフィクション・実用書介護殺人片づく家のアイデア図鑑華麗なる微狂いの世界すばらしい黄金の暗闇世界楽しい動物化石 [続きを読む]
  • 加納朋子「我ら荒野の七重奏」
  • 我ら荒野の七重奏加納 朋子 集英社 2016-11-04Amazonで詳しく見る 我が子のことになると暴走してしまうキャリアウーマンの陽子。息子が吹奏楽部に入り、理不尽な部のしきたりに反発する陽子だが…働く母・陽子の活躍を描く第二弾。↓第一弾はこちら。 シリーズ一作目ほどの感動やサプライズはなかったけれど、母親の非日常的な日常をコミカルに描いていて楽しめた。 吹奏楽部の{す}の字も知らない(というか興味無い)私で [続きを読む]
  • 恩田陸「八月は冷たい城」
  • 八月は冷たい城 (ミステリーランド)恩田 陸 酒井 駒子 講談社 2016-12-20Amazonで詳しく見る 夏流城という特殊な町で、選ばれた少年少女たちが城で合宿することに。性別で区切られた合宿所には、先客の気配が…?「七月に流れる花」と対をなす、少年たちの物語。 本作の方が、殺人未遂やらが起きてミステリーぽかったと思う。ただ、終盤明かされるあの感冒の設定についていけなかった。 川から這い出す理由も不可解だし( [続きを読む]
  • 恩田陸「七月に流れる花」
  • 七月に流れる花 (ミステリーランド)恩田 陸 酒井 駒子 講談社 2016-12-20Amazonで詳しく見る 転校生の少女が謎の城に招かれ、望まずして夏の合宿をすることに。謎めいた他の少女たちに戸惑うヒロインだが…。 装画はとても美麗。 いつもの著者らしく、不思議に満ち満ちた設定。だが、謎の魅力に対して、真相が魅力に欠けるのもいつも通り。 謎はとても良かった、こういう、その土地ならではの謎風習があり、余所者にはな [続きを読む]
  • 加藤一・編著「「超」怖い話 酉」
  • 「超」怖い話 酉 (竹書房文庫)加藤 一 竹書房 2017-01-28Amazonで詳しく見る 実話怪談干支シリーズ。 最近読解力が弱まっているのかいくつかオチがよくわからなかったりもしたが、いつも通りには楽しめた。 しかし、誰がどれを執筆したのかがわからない…この重く苦しい読後感はあの方かな?などと、想像はできるけれど。「見なければよかった」呪術系の話に特有の(*)わけのわからなさが漂っていて、エキサイティング。 [続きを読む]